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いつからこんなに退屈になったんだろう。
何も無い。色あせた毎日。
灰色でどこかここが自分のいるべきじゃない場所みたいに。
あぁぁ、退屈だ。
いつもそう言って空を見ていた。
本来は青く澄み渡り、白い雲が優雅に空をただよっているはずなのに。
俺の目にはいつも何も無いモノクロに見えたんだっけ。
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とりあえず、あれからある程度能力のことを試してみた。
俺が考えたとおりなら、この能力は強い。
だから、どこまでできるかの確認をした。
最初にしたことは机にあった鉛筆に能力を使うことだった。身近にあったもので簡単に試したのだ。
さて、結果はどうなったかと言うと。
鉛筆は一つから二つになった。
2倍ということで、鉛筆の「数」が2倍になったのだ。
これは自分が数を意識したために起きた結果だ。
次に、鉛筆の「長さ」を意識して能力を使った。
結果は、鉛筆の長さが2倍になった。
あ、一応ここで言っておくと、数のほうを意識して2倍にした最初の鉛筆は能力がかからなかった。
これは、どうやら1度能力がかかったものには2回目の能力がかからないらしい。
だから数を2倍にした方の鉛筆で長さを2倍にした。
ここで少しまとめると。
「数」や「長さ」などを意識して二倍にすると、意識したのが二倍になる。おそらく「重さ」や「体積」なんかも2倍にできるだろう。
そして、1度2倍にしたものは2倍にならない。
次に、中身の入ったものが2倍になるのかどうか調べた。
正直、これができるか出来ないかによって、この能力が強いかどうかが決まる。
対象としたものは、冷蔵庫に入っていた水の入ったペットボトルだ。
これは、中身である水と容器であるペットボトルとに分かれている。
ペットボトルを2倍にしたら、容器だけのペットボトルだけが2倍になると思うので、水が入ったペットボトルを2倍にする、と意識して能力を使う。
結果は、水の入ったペットボトルの「数」が2倍になった。
一応、容器だけのペットボトルを2倍にする、と意識して能力も使ってみた。
容器だけのペットボトルが2倍になった。
どうやら、意識次第でどんなものでも2倍に出来るらしい。
そこでふとある考えが浮かんだ。
能力の書かれた紙には、すべてのものを二倍にすると書かれていた。
もしかして、この能力って概念的なことも二倍に出来るのでは?
例えば、よくアニメや漫画とかで、「俺の能力はお前らの何倍だ!」、とかって聞くよな?
具体的にどう何倍なのか。
それは身体能力だったり、能力の出力だったりすると思うのだ。
つまり目に見えないもの。
結論から言うと、2倍にできた。
できてしまった。
「これはちょっと強くないか?」
俺は壁に突き刺さった鉛筆を見てひとりでに呟いた。
俺がやったことは簡単だ。ダーツみたいに鉛筆を投げただけ。その仮定にいろいろと2倍にした。身体能力、威力、投げる速さとか。
これは強い。
なにが強いって、弱点と言える弱点がない。
ほかのヤツらの能力はどうだが知らないが、たとえば魅音が使った「手を大砲にする能力」は大砲故に若干のタイムラグが生じて隙ができるという弱点がある。
なのに俺の能力はそんなわかりやすい弱点がない。
まぁ俺が気づいてないだけで、あるのかも知れんが。
「ん?」
とそこで、俺は気づいてしまった。
あぁ弱点あったのな。
今まで2倍にしていたものが消えていた。
鉛筆や、ペットボトル、その他もろもろ。
綺麗さっぱり消えていた。
ということは、時間制限、もしくは回数制限。
なので、一応調べてみた。
どうやら、時間制限と回数制限の両方らしい。
時間制限のほうは、大体で十五分間ぐらい、回数制限のほうは1度に二倍に出来るのは3回までのようだ。
回数制限は、3回まで上限に達すると先に2倍にしたものが消え、新しく2倍にしたもので上書きされるらしい。
そして、ここで新しい情報。
どうやら制限時間15分が経つとリセットされるので、1度能力を使った対象のものが、もう1度能力を使うことができるようだ。
これは応用性がありすぎる。
「弱点が弱点になってないな」
辛うじて回数制限のほうがちゃんとした弱点になっているだけ。
これは面白いな。
使える手札が多い能力ってことだ。
やっぱりここは外の世界よりも楽しいところになりそうだ。
俺はそう思いながら、少し笑うのだった。
次回予告
「俺って頭使うの嫌いだけど、基本スペックは高いんだぜ?」
「うわっ、あぶなっ!なにそれチートやん!!」
「助けて、ド〇エもーーーん!!」
「ふっ、神は死んだ」
次回予告って嘘になるの知ってた?