僕がロキ・ファミリアを憎むのは間違っているだろうか? 作:ふっ!それは残像だ!
何時間いや何日経っただろうか。
僕は窓から差し込む光が眩しくて目が覚めた。
少しの間、視界がぼやけていたが数分したらそれも無くなった。
「...知らない天井だ。」
とりあえず起き上がろう体を動かすと体中に激痛が走った。それを耐えれず、悶えていると襖が開いた。
そこには3人の僕と同い年ぐらいの人がいた。
「...」
「...」
何が何だか分からずに真ん中の髪の毛が長い女の子をジッと互いに数秒見つめあっていると、
「タケミカヅチ様ー!!おきたよー!!」
と言いながら、ドタドタと廊下を走り去っていった。
「命ちゃん...置いていかないでぇ...」
そう言い残し、髪で右目を隠している女の子が命ちゃん?の後について行った。
残り一人の男の子はとういうと...
「...」
ポケーっとしていて天井を見ている。
少しすると一人の背の高い男の人が出てきた。
「おっ!もう目が覚めたか。良かった良かった。」
そう言い僕の隣に座る。そしてさっきの3人はその男の人の後ろに座った。
「俺は武神のタケミカヅチだ。好きな様に呼んでくれ、こいつらは左から千草、命、桜花だ。」
「僕はベル・ウチハ・クラネルです。好きな様に呼んで下さい。タケミカヅチ様、千草さん、命さん、桜花君、よろしくお願いします。」
お互いに頭をぺこりと軽く下げ、挨拶を済ます。
「さて、ここで本題なんだが...ベルの家はどこだ?薪拾いの帰り道にベルが血だらけで倒れているのを見て、慌ててここに連れてきたんだが、もう三日も経つ...ベルの家族も心配しているだろう。」
その言葉に優しさが感じられたが、今の僕には苦痛でしかなかった。
「...家族は殺されました...家も...。」
そう言い、グッと拳を握り震える僕をタケミカヅチ様は少しの間じっと見つめていた。
「じゃあ、俺たちの家族にならないか?行くあても無いのだったらここで俺たちと暮らそう。」
とてもありがたい話だが...僕は素直にはいと言えずにいた。
「とてもありがたいんですけど、迷惑もかかりますし...。」
そう言いやんわり断ろうとした僕の言葉は遮られた。
「ベルはまだ子供だし、自分の気持ちを我慢しなくていい年だ。俺たちは迷惑だなんて思わない。ベルはどうしたい?」
そう言われ、少し考えた僕はその提案をありがたく受け入れることにした。
「よろしくお願いします。」
こうして僕はタケミカヅチ様の家族になった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ベル殿〜!!朝の特訓の時間だ〜!」
「わぷっ!」
そう言いながら僕が寝ている布団にダイブしてきて思わず変な声を出してしまう。
「眠い...」
そう言いながらもささっと着替え、命ちゃんについて行く。
朝の特訓とは何かというと、何かあってもいい様にとタケミカヅチ様に武道を教えてもらう事だ。
けど、僕を含めた命ちゃん、千草ちゃん、桜花君はまだ体が出来上がっていないので、成長に支障が出ない筋トレをやるのだが、割とこれが本当にしんどい。でもやるしかない...。ある目的のために...。
数分で神社の庭に行くと僕以外の人は全員揃っていた。
「遅いぞ!ベル!早く始めるぞ!まずは腕立て伏せ30回を3セット。よーいスタート!」
みんなで一斉に腕立て伏せを始める。
やはり、昔からしている命ちゃん達は速い。
あっという間に僕より早く1セット目を終わらして2セット目に入った。
そして数分後、命ちゃん達が終わり、そのまた数分後に僕が終わった。
「よし!次は〜〜!!」
少し休むとタケミカヅチ様が次の筋トレ内容を僕たちに言いわたす。
まだまだ終わりそうもないこの特訓は1時間近くもあった...。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー「つ、疲れた〜」
そう言いながら、僕たちは地面に倒れこむ。なんとか食らいつくことができた。
「筋トレは同時に精神も鍛えられる。だがまだまだだな!このままでは恩恵は与えられん!」
そう言われ、僕たちはガックリする。
そう、タケミカヅチ様曰く、
早い段階から恩恵に頼ってばかりだと素の力がつきにくく、それに頼りすぎてしまうらしい。なので、タケミカヅチ様が認めたら、恩恵を貰えるのだ。
「お疲れ様〜みんな〜西瓜だよ〜」
そう言いながら、ツクヨミ様とクシナダ様が疲れた僕たちのために飲み物と西瓜を持ってきてくれる。
「ありがとうございます。ツクヨミ様。」
「いいよ〜。家族になって早々頑張るね〜。」
と言い、ツクヨミ様は命ちゃん達にも西瓜を配りに行った。
そう、ここはひとつの神社に神様が3人もいるのだ。それは大丈夫なのか?と考えたりもしていたが、今はあまり気にしていない。
西瓜にかぶりつくと、疲れた体を癒す様に体全体に西瓜の旨味が行き渡った気がした。
「朝食はできてるから行きましょ。」
そう言いながら、クシナダ様は台所へと向かっていった。
だんだん僕たちは体力が回復して、居間へと向かう。
「ベル...少し話がある。朝食が終わったらきてくれ。」
「?分かりました。」
そう返事をして、居間に向かい、食卓に着く。
そこには、豪勢とまではいかないが普通の家よりは良い物が並んでいた。
ここは孤児院らしいのだが、こんな物を作れるのか?と疑問に思ったが、命ちゃん達は目をキラキラと輝かせていたし、僕もお腹が減っていたし、そのことは後回しにした。
「「「「「「「いただきます!」」」」」」」
僕たちは並べられているおかずにかぶりついた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
朝食を食べ終わり、タケミカヅチ様と一緒に部屋を移る。
そしてタケミカヅチ様がドスンと床に座り、真剣な顔つきをする。
「ベル...命達もいたからあえて言及しなかったが、お前の家族は殺されたと言ったな...。そのことについてどう思っている?」
そう聞かれ、様々な負の感情が押し寄せてきた。
「どう思っている...とは?」
そう言うと、タケミカヅチ様はふむ、と考えてもう一度僕に問うた。
「お前は今後どうしたい?」
僕がしたいこと...あの人を馬鹿にしたかの様に笑う
「誰よりも強くなりたいです。」
そう言い切った。そうするとタケミカヅチ様はしばらく僕の瞳を見つめていたが、
「そうか...。もう戻っていいぞ。」
と言い、話を終わらせる意思を示した。
分かりました、と僕は襖を開け、出ていった。
改めて意思を確認した...。僕は強くなりたい。誰よりも強く...。
僕はそう心に誓った。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
1人の少年が出ていったあとに2神がタケミカヅチのもとに訪れた。
「ベルはどうだったの?」
そうクシナダに問われ、思わず詰まる。
「...強くなりたいとベルは本心を、目標言ってくれた。...だがそれは、ある目標のための目標にすぎない。おそらく、その目標は...。」
「...まだあんな子供なのにね〜。私達がフォローしていかなくちゃいけないね〜」
3神は互の目を見て頷き合った。
「そうだな...俺たちがしっかりと守ってやろう...」
3神の今後ベルへの方針の話し合いは昼食の時間に命達に呼ばれるまで続いた。
区切り悪いけどここまでで!
続きはまた今度書きます!
一個言い忘れてました。
クシナダ、ツクヨミはモンストのキャラをイメージしてください。