ランスの孫。ウィルの忘却編   作:神崎風水

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6話 カジノの裏事情

 

 

―カジノ―

 

 

美樹の部屋を出た後、ランスを探しカジノに到着する。

 

「さて、ランスのヤツは何処で遊んでるか」

 

先ほど牢屋前を通過した時、スリープが切れてるはずなのに寝てる牢番を見た。

メイドたちの方に行ったが、既に行き違いだった。

残る場所はカジノだけと、デル姉妹の妹アキが働くカジノに到着する。

ランスを探してると、都合よく聞き覚えある声が聞こえてきた。

 

「がははは! よしっ! 当たりだ。 約束だぞ、最後の一枚! 脱いでもらおうか!」

「あ~ん、おかあさーん!」

「「「うおおおぉーー!!」」」×群がる男達

 

カジノ奥のタイマン脱衣ルーレットに、ランスと応援というなの傍観男達が群がっている。

赤1~5番の青6~10を当てるルーレットは、一体一で行うだけに勝率が低い。

ただし、勝利すればセーラー服女子が脱衣し、五回勝つとまっ裸にひん剥ける。

普通はいくらつぎ込んでも厳しいが、ランスの強運なら最後まで辿り着いたくのは必須。

強運の持ち主は中々居ないようで、男達が盛大な声上げて興奮している。

 

しばらく鑑賞時間が過ぎると、少女はパープル襟のセーラー着なおし、服の中に入った青髪お下げを首から両手で掻き分ける。

すると、次は俺だと言わんばかりに、周りの男の一人がルーレット卓座る。

 

「ぐふふふ、いいもん拝めた……む? やっと来たのか」

「ああ、遅れてすまんな。いくら儲けた?」

「がははは。勝率は3割だから、微々たるものだ」

「……なに? お前が3割だと?」

 

口元に手を当てて、ランスはだらしない顔して此方にやってくる。

ウィルを見つけると真顔に戻り、勝率を答えて少し負けた程度という。

すると、ウィルが不可解な顔してルーレットについての説明を聞く。

強運の持ち主であるランスが賭けで負けるはずがない、つまり意図的に当り目を外すイカサマをしてると推測する。

ウィルは賭けで金を儲ける事に興味がなく、とっととアキを探そうとするがランスの一言で足が止まる。

 

「しかし、葉月ちゃんは可愛かったぞ。もう一度やるか」

「っ!?……は、葉月だとっ!!」

「! お、おう。そうだが? どうした」

 

ランスの言った名前にウィルが驚愕した顔してバッ と振り返る。

驚いた顔をし、珍しくコレほど取り乱すウィルにランスも戸惑う。

ルーレット卓の横に座る少女を見て、髪の色はちがうがJAPAN人で何処となくある女性に似ている。

ウィルが12才の時、世話になった道場の若妻に。

昔一緒に料理をしたり、剣の稽古をつけてもらった女性。

一度だけ、一緒に風呂に入った記憶が明確に思い出される。

気付いた時には、ルーレットの順番を待つ列に並んでいた。

 

「貴様もやるのか? 聞き込みは、どうするんだ」

「ああ……俺が何とかする。スロットかポーカーでも、やっててくれ」

「むぅ、別に構わんが。貴様も好きだな~」

 

ランスの問いに答え300Gを手渡し、他の賭けゲームをするように進める。

一度葉月の裸を見てしまえば特に気にもならないようで、金を受け取ると手を振ってその場を後にする。

順番を待ちウィルの番が来ると、席に座り3万Gをルーレット卓の上に置く。

 

「君の名前は、何て言うんだ?」

「甲州院葉月ですけど……お客様、この大金は一体?」

「脱衣をオマケにしてるようだが、君を賭けてやるのは可能か?」

「ちょっ!? こ、困りますよ! お客様!」

 

葉月に名前を聞いて、大金をつんでお触り禁止を破ろうとする。

イキナリの貞操の危機に葉月は慌てて断りを入れて、後ろのちょび髭ディーラーの方を向いて援護を求める。

ディーラーは卓にある呼び出しボタンを押して、警備とオーナーを呼び出す。

じきに黒服とオーナー達がルーレット場にやって来て応対する。

 

「お客様。揉め事は困りますよ」

 

オーナーはこの場に来るまでは、強引な客かと思い黒服で追い出そうとしていた。

しかし、来て見れば、それなりの身なりのイケメンな優男。

よくある、金でモノをいわせるVIPに成りえる客なので、なんとか取り繕うとする。

 

「オーナーだな? 此処はカジノだ。3万をそのまま、全額プッシュで五回連続で賭ける。一回でも外れれば負けで良い。どうだ?」

「むむ……(葉月もVIPが接客させろと煩いし、五回連続は100%不可能。まあ、良い余興か)分かりました、良いでしょう」

「お、オーナー。そんなぁ!!」

 

ウィルはオーナーらしき、蝶ネクタイの男に3万Gを見せつけ、勝率の少ない賭けを持ちかける。

その申し出に、最近人気でた葉月を求め、VIPが裏の接客させろと圧力が掛かってる事を思い返す。

同時に、唯でさえ10/1の確立に五回連続、ディーラーの腕や奥の手もある。

3万Gを簡単に手に入るならばと、申し出を受ける。

葉月の願いも虚しく、見捨てられて涙目になる。

 

3万G連続プッシュによる、葉月を賭けた勝負は始まる。

そして、ウィルは見事、2連続で目を当てる。

 

(むぅ、これは、いけませんね……次、外しなさい)

(……了解……)

 

当る確立の低いのを見事に当てるのを見て、早急に手を打とうとオーナーがディーラーに、次で外す様に目で合図する。

すると、『リーダー』で二人の意識を呼んでたウィルは、ルール変更を申し出る。

 

「ああ、次から玉を入れて、3秒以内に俺は賭けるようする」

「なっ! 駄目です! ルール違反ですよ」

「あん? 別に止まりそうな時に変えるべく言うわけでも、賭けた後に変更とかじゃないんだ。問題あるまい?」

「んぐっ! わ、分かりました。良いでしょう(こ、この客、知ってるのか!?)」

 

本来は止まる当り目を先に決め。

その後、ディーラーがルーレットを回し玉を投げる。

それを、イカサマを出来ないように投げて3秒以内に決めると言い、一般的な反則ではないと主張されて押し込まれる。

まさか、リーダーで表面意識を読まれてるとは知らず。

オーナーが焦り迷う間に、4回まで当りを許してしまう。

 

(――後がありません。最後の手段をやるのです)

(了解しました……お任せを……)

(はぁ、入れる場所操作だけでなく、当りをボタンで外すとは。汚い奴らだ……まぁ、俺も他人の事は、全然言えんが)

 

最後の一投を終えると、オーナーが最後の手段を合図し、ちょび髭はさり気なくボタンに指を運ぶ。

二人の思考を読み、今まで行われてた所業に悪態を吐くも、自身も似た者だと独り納得する。

 

(あ~、止まりそうだな……んじゃ、まぁ……『ストップ』)

(んっ!?……か、体が、指が動かない……)

(……何をしてるのです?……もう直ぐ止まりますよ!?)

「神様……お願い、外れて……」

 

ルーレットが止まりそうな所を見計らい、ウィルが『ストップ』の魔法でディーラーの動きを止める。

部下に動きが見えないのをオーナー内心焦り、両手を組み目を瞑り祈る葉月。

無情にもルーレットは5連続大当たりを果たし、729万Gと葉月をゲットする。

 

「当りだな。んじゃ、VIPルームの鍵を貰おうか」

「くっ! 分かりました。どうぞ……此方です」

「あっ、あ。あぁ……やだぁ……」

 

悔しそうに鍵を渡すオーナーに、今から襲われる脅威に怯える葉月。

部屋の鍵を受け取ると、葉月の肩を抱き寄せVIPルームに向かう。

奥の部屋に向かう途中に女性店員と出会い、葉月の様子に声をかけられる。

 

「ちょっと、葉月どうしたの?」

「アキちゃん……私……」

(あ、いけね……アキ・デルの事、すっかり忘れてた)

 

青髪ショートの店員を見て、葉月の言葉にアキ・デルと言う事を理解する。

ついつい葉月を欲しくなり、当初の目的をすっかり忘れてた。

こうなると、手順が面倒になり序に連れて行こうと思い立つ。

 

「アキ君、君は仕事に戻りなさい。葉月君は初仕事(裏接客)をするのだから」

「っ! 待ってください。葉月は、まだなんですよ! 私が代わりにします」

「アキちゃん……」

 

オーナーの言葉に、葉月を目の前の男に差出し餌食されると理解する。

アキも保釈金のお金欲しさに、デブ貴族相手に裏の接客で稼いでいた。

葉月は恋人が出来たばかりで、先日何度かデートして、今日やっとキスしたばかりと聞いていた。

葉月を抱き寄せ、アキが代わりにVIPルームに行くと申し出る。

友人の気遣いに、嬉しさと申し訳なさが込み上げる。

しかし、そんな女の友情を砕く一言を言って、オーナーに認めさせる。

 

「オーナー、この子も一緒にいいな? 返金は200万で手をうつぞ?」

「おおぉ! 分かりました。アキ君、君も行きたまえ。(二人で529万も浮けば、嬉しい限りだよ)」

「え? 待って下さい! そんなの、酷い!」

「アキちゃん……ごめんなさい。私のせいで……」

 

元は3万Gが、カジノで今や729万と大金になり、金の力は偉大。

二人を差し出す事で、支払い額が多く減るのなら万々歳と、喜んで店員のアキを差し出すオーナー。

二人の手を引いて歩くウィルに、アキは反抗を見せるも命令に従うしかない。

一時は友人を身代わりにして助かろうとした罰だと思い、葉月はアキに謝りながら手を引かれ後に続く。

 

 

―VIPルーム―

 

 

裏接客用のVIPルームは、大きなベットと魔法冷蔵庫の完備された部屋。

賭けで儲けた金にモノを言わせ、気に入った女性店員を食う部屋。

大金を落とす貴族達を呼び込む、カジノの裏の顔。

アキもこの部屋で貴族を相手に、チップを多く弾んでもらい保釈金の貯蓄に当てていた。

 

ウィルがシャワーを浴びてる最中、アキと葉月は話をしていた。

今のうちに逃げれば良いのだが、扉には外から鍵が掛けてあり逃げ出す事は出来ない。

泣きじゃくる葉月に、アキがなんとか落ち着かせようと励ましていた。

 

「葉月、私が最初に抱かれるから。よく見てて……大丈夫、酷くされないように、お願いするから」

「うっ、うぅ、健太郎君。ごめんなさい……アキちゃん、ごめんね……」

 

シャワーを終えたウィルがバスローブをまとい、戸を開けて来てベットに腰掛ける。

 

「で、心の準備は出来たか? シャワー使うか?」

「こ、このっ! 鬼畜! 外道! 最低男!」

「あ、アキちゃん。怒らせたら駄目だよ……」

 

ウィルの清ました態度と口ぶりに、アキが思わず怒りをぶつける。

葉月がアキを宥め、怒らせたら酷い目に遭うと心配する。

シャワー室に行く気配の無い、二人の肩に手を置き。

 

「じゃあ、先輩であるアキちゃんから、始めるか」

「くっ、好きにすればいいじゃない!」

「アキちゃん……」

 

葉月と自身の肩に置かれた手を払いのけ、アキがベットに横になる。

ベットから降り、椅子に座り二人を見つめる葉月。

部屋に入って直ぐに「俺はウィル・ライン。二人の体を奪う男だ、覚えておけ」と、名乗った。

目を閉じず、お互い様をしっかり見ていろと、命令されて仕方なしに従う。

一寸先は我が身と思いながら、葉月は悲しそうに二人の行為を見続ける事となる。

 

 

―3時間後―

 

 

「んっ! あ、ああぁ~ん♪」

「はぁ、はぁ、いいなぁ~……葉月……」

 

息を荒く自身の上に倒れ込む葉月を、最後を選ばれ羨ましそうに見上げるアキ。

もう、何度目になるか、同時や交互にウィル抱かれ、今に至る。

 

 

―3時間前―

 

 

当初、反抗的なアキを失神するまで、何度もイカせてダウンさせる。

アキのあられもない姿を見せつけられ、葉月の体にも熱が宿る。

熱が冷めないように体をまさぐりながら、恐怖と拒絶心を砕こうと試みる。

何故、脱衣ルーレットをしてるのか聞き、床に伏せる母の薬代18000Gの借金を返す為にカジノで働いてると聞き出す。

 

「――ふむ、その借金返済と母親の病を治してやろう」

「え? んっ! でも、それは……あっ」

「なに、まだ200万もあるんだ、容易い」

 

ウィルの申し出に、葉月の『恐怖』と『拒絶』が……『期待』と『迷い』に変わる。

ここで心が揺れれば、ウィルにとって後はお手の物。

甘い言葉に、葉月の現状を解説しながら攻め立てるので、自ら頷くまで至りそのまま流される。

初めてなのに頭が真っ白になる思いをした葉月。

その後、水風呂の心地よさと、お腹の痛みが引くのを感じ身を委ねる。

その水風呂の中に、失神中のアキを叩き込み水風呂制御にいそしむ。

目が覚めたアキは二人とも裸で、水の中に居る事に驚き慌てもがく。

慌てるアキを葉月が落ち着かせ、自身がウィルを受け入れた感想と母の病と借金返済の旨を伝える。

そして、アキの姉の話があがり、保釈金を援助して欲しいと申し出る。

 

「お願いします! 姉を、ユキ姉さんの保釈金、30万Gを出してください!」

「……んぅ? ユキって、ユキ・デルか? 俺が牢屋から脱走させて、安全なトコとに匿ってるぞ?」

「?……え?……ぅ?……え、えええぇ!!!」

「……うそぉ~ん……(あれ? けど、なんだろう……変な感じする)」

 

両手を組みウィルに懇願するアキに「おや?」と、白々しい顔して、既に助けたしてある事を伝える。

駄目もとで願った言葉の返答に、一瞬の思考停止と鳩が豆鉄砲食らった顔した後、大声で叫ぶアキ。

葉月も、願いの肩透かしを横でみながら、唖然とする。

 

その後は見事に、二人揃って溺れた。

アキはブタ貴族とは比べ物にならない手腕に素直に溺れる。

葉月は話しに聞いてたのと、実際との違いに驚きつつも気持ちよさに溺れ今に至る。

 

 

―現在―

 

 

水風呂で二人を癒した後リックサック(倉庫腕輪)から取り出したパリス学園の服を手渡し、着替えるアキと葉月。

最初の険悪な関係から、仲良い二人は嬉しそうに着換え終える。

二人とも、抱えてた問題を解決されて、心も体もスッキリした顔と肌が艶やかだ。

 

「――さて、そろそろオーナーを呼ぶが、良いか?」

「本当は着る筈だったのよねー、この制服。ええ、大丈夫よ。早く姉さんに会いたい」

「わ、私は憧れてまし。夢みたいです、この制服着れるの。早くお母さんの病気を治して欲しいです」

 

インターホンを持つウィルの言葉に、制服に着換え終えた二人が肩を引き寄せたり、くるりと回り制服の状態を確かめた後、椅子に腰掛ける。

呼び出して、数分でオーナーがVIPルームにやってくる。

 

「もう、宜しいでしょうか?」

「ああ、終わった。でだ、葉月の借金返済と身請けをするが、いいか?」

「あ、私はカジノを辞めます。お世話に成りました」

 

手揉みしながら、ウィルに問いかけるオーナー。

すっきりした顔しして事を終えた事を伝え、葉月の借金返済と身請け話しを申し出る。

アキも、やっとこの嫌な仕事とおさらばできる「清々するわ」と、言いたげな顔して退職を申し出た。

すると、オーナーは口元引きつり顔を渋らせる。

 

「葉月君をですか……痛手ですが、分かりました。しかし、アキ君に辞められては困ります」

「え? 私は別に借金とか、縛られる理由ないじゃない」

 

オーナーの言葉に、葉月は嬉しそうにウィルに抱きつく。

けれど、オーナーはアキの方を向き手を振って、ヤレヤレと言った感じにアキの退職を却下する。

オーナーにとって、これから裏の接客で稼ぐ葉月の痛手はあるが、また他を探せば良いと思っている。

しかし、アキに関して自分の管轄から逃げられては困るのだ。

そんな事を知らないアキは、どうして自分が自由になれないかと机をダン! と叩いて講義する。

 

「困るのだよ、君に此処を出て行かれては……(王女に『約束の期日まで飼い殺せ!』と、言われてるからね。後、半年程残ってる)」

「なんでよ! まだ私に、ブタ貴族の相手をシテろって言うの!!」

「ンギャ! いつつぅ~」

(んんぅ? アキも良い感じに、負の感情を熟むな……来年の1月までか。ふぅ~……王女も、いや、コレは侍女だな。用意が良いことで)

 

「コレだから若いものは」と、いいたげに手の平を上に「ふ~、ヤレヤレ」と、首を振ってアキの言葉を蹴る。

その態度に怒り心頭なアキは、過去のおぞましい記憶に体を身震いさせて、机に置かれてたグラスを手に持ち顔面に向かって投げつける。

オーナーの額にクリーンヒット! したグラスが、じゅうたんに落ちる。

そのやり取りを眺め、呼吸をする様に(リーダーを使用して)ナニを考えてるか表面意識を読む。

そして、ユキの拘束とアキの身を犠牲にした苦労をあざ笑ってたであろう、王女とその侍女に関心する。

アキに保釈金という目的をぶら下げなければ、家族はナニをしでかすか分からない。

的確で効果の高い方法と、手段が非道であっても称賛に値する。

ウィルも方法が違えど、似たような事をしてるのだから。

 

オーナーに対し、正攻法で駄目なら裏道を使うかと、奴隷の首輪と魔法契約書を取り出して机に置く。

 

「アキ、この奴隷契約書にサインしろ」

「奴隷!? ふざけないで! 何を言い出すのよ。絶対に! 嫌よっ!」

(あれ? まただ……違う事を言ってるみたい……)

 

ウィルの言葉に怒り心頭なり、怒鳴りながらそっぽ向いて嫌がる。

その反応は当然だろう。

何がどうしてこの身を奴隷に落とし、姉に会えなくなるように成らなければいけないのだ。

しかし、葉月はどうしてだろう? と、首を傾げ理由を考え様子を伺っている。

 

「一年間奴隷として拘束されれば、”此処”に居なくてもいいよな?」

「(この若僧、何者?)……確かに。その効力を発動し終えた契約書を、此方に譲っていただければ……可能ですな」

 

ウィルの言葉にオーナーは目を見開き、ギョっとした顔をする。

しかし、直ぐに冷静になって提示された条件に、必要なモノを言ってウィルの意図を読み答える。

別に奴隷の絶対服従首輪やアキは必要ない。

奴隷として、一年間姉を助けれない状況を王女に説明できればいいのだ。

 

「はぁ!? 何、二人で話を進めてるのよ!! 私は嫌って言ってるでしょっ!! まだ、私を犯したりないの! んっ、んぅ~~!?」

「――あ~、ずるーい(ウィルさん、さっきから楽しんでる……それと、犯すって、アキちゃん自分から動いてたのにねぇ)」

 

アキの意思を無視して話を進められ、今まで貴族を相手してきた時の憎悪と怒り思い出し、そこまでして私の体を好きにしたいのか! と二人に怒りを爆発させる。

これでは、最初の時の様に強引に襲った時と変わらない。

姉を助けたなんて嘘だったんだと思い、虚偽を言われ裏切られたと負の感情は強く大きくなる。

良い感じに育った負の感情を、口付けで吸収するウィル。

その行為を、羨ましそうに葉月が文句を言う。

そのくせ、内心は二人の様子をしっかり観察している。

一方アキは、強引に口付けされてキスを奪われたのに、何故か胸がスーっと軽くなるのを感じそのまま流される。

口が離れた時は「ぽわーん」として、ため息を漏らす。

 

「んっ……はふぅ~……何、するのよ」

「いいから俺を信じろ”奴隷になった”という、証拠の契約書だけ。必要なんだ」

「……分かったわよ。書くわよ……嘘だったら、コロスわよ」

 

冷静さを取り戻しウィルの言葉に素直に従い、アキは契約書に名前を書きだす。

やはり、まだスッキリしないのか、書く手は止めず文句をいいつつも名を書き留める。

絶対服従の首輪をつけて発動した時点で、主人に反抗などできないのに殺すと宣言するが。

 

「ああ、好きなだけ刺してくれ。俺も挿してやるから」

「っ!……ば、ばか言ってんじゃ、ないわよっ」

((……何、やってる? この馬鹿な二人は……))

 

刃物を自身に刺す手振りをして、次に指を立て輪を作り両手を使い挿す動きをする。

両方の意味を理解し、前半より後半の手話に反応し顔が真赤になりながら顔を背ける。

ウィルとアキのやり取りを、なに馬鹿やってるんだろうと呆れて眺める二人。

 

そして、契約書にサインをし終えると、絶対服従効果のある奴隷の首輪をはめる。

次にアキが契約書に手を置くと、首輪の効果が発動して同時に契約書がただの領収書と化す。

契約書をオーナーに手渡し、アキはウィルの方へと向き直る。

 

「――で? 私にナニさせる気? また抱きたいの?」

「ヤラセるのも抱くのも楽しそうだ。だが、その前に……ンンッ! ハァッ!」

「んなっ!? そ、そんな馬鹿な! 奴隷の首輪を、意図も簡単に……」

 

アキの言葉のニアンスに対し、面白そうに受け答えるウィル。

奴隷の首輪に手を当て、宝石の部分に膨大な魔力を流し込み中心部を砕き外す。

外した首輪をそのまま両手に収め、プレス圧縮して粉々に金属片にして跡形もなくす。

オーナーは、目の前で起こった出来事に驚愕する。

主人となるものが首輪を外すことはあっても、首輪事体を破壊する事はまず出来ない。

ルーレットの時もそうだが、目の前のピンク髪の優男は何者だと疑問を抱く。

その答えは、すぐに葉月の言葉で解決した。

 

「――わぁ~、ウィルさんて、凄いんですね」

「ふ、ふん。コレくらいして当然よ。奴隷なんかになって、たまるものですか」

「んっ?(ウィル?……ああぁっ!!)ぴ、ピンクデビル……そうでしたか……」

「おっ? 腹黒いとは思ってたが、その二つ名を知ってるとは。そうとうな悪党だな、オーナー?」

 

一般的知識から、魔法の呪い術式を組まれた、奴隷の首輪を破壊するありえないとされている。

それを破壊するのを見て、葉月は手を叩いて称賛する。

アキは内心ビクつきつつも、奴隷にならなくて良かったとホッ としている。

奴隷になると言う事は自由を奪われ、体や殺生権を好きにされては堪らない。

オーナーは二人の会話を聞きながら「ウィル」の名を聞いて裏の顔を言い当てる。

何故、初見の時点で気付かなかったのかと、オーナーは口惜しさで一杯だ。

最初から知っていたら賭けを受けなかったし、葉月とアキを失って金の損害や、王女の命に苦労する事もなかったのだ。

ウィルは、イカサマやVIPに対する裏接客と黒いと思っていたが、自分が裏で暴れる二つ名を知ってると分かると「ニヤリ」と笑う。

 

ピンクデビルとは、名の如くピンク髪の悪魔そのままである。

奴隷商人、不正娼婦館(ロリータハウス等)、マフィア等の裏で暗躍する人や組織を潰し続ける存在。

目立つその長い桃色の髪と悪魔のような残酷さ、それを恐れ付けられた二つ名。

壊滅目的は勿論、誘拐・騙され・借金のカタ等の理由で捕まった女の子を解放と介抱する為。

勿論、保護した子はメープル街に移送して住まわせているし、場合によっては親元に帰している。

後は”トイレ消臭”人形甚振り、悪徳商法つぶしが趣味。

 

つまり、そういう裏の者に付けられた名を知ると言う事は、ソッチの付き合いがあることを意味する。

 

「ど、どうか! 命ばかりは、お許しを!……この通り!!」

「「オーナー?……え?」」

「……まあ、これ以上詮索しなのと。今後、彼女たち4人に、一切構うなよ?」

「はっ、ははー! 勿論です。王女には上手く言って置きますので! 何とぞ!」

 

椅子から飛び降りて、床に手を置き土下座するオーナー。

アキと葉月はイキナリ変貌に驚き、ナニが起きたのか流石にわけが分からない様子。

腕と脚を組み、見下ろして命令するウィルは正に悪党そのものに見える。

ウィルの正体が分かった以上、オーナーはどうにか穏便に帰ってもらおうと必死だ。

 

4人とはデル姉妹と甲州院親娘であるのは直ぐに理解した。

アキがカジノを辞めるのは、既に救出してあるものと推測する。

そうなれば、必ず王女から追求されるのは必須。

それを上手く取り繕わねば、王女かウィルに殺されるからだ。

 

その様子を見ていた葉月は何となく理解するも、欠けた情報を求め問いかける。

 

「ウィルさん。ピンクデビルって、何ですか? オーナーは、どうしてこんなに怯えるの?」

「あ、ソレは私も知りたい。オーナーの怯えようは異常よ?」

「あ~……まぁ、いっか」

 

ウィルの雰囲気とオーナーの態度も相俟って、二人はウィルの背後に移動して肩に両手を置き隠れ見下ろし覗き込む形になる。

まるで、肩に掴みのるマスコット的な二人。

アキも覗き込みウィルの顔を見ながら同じ様に問いかける。

左手の人差し指で頭部後ろ、首と髪の襟足をポリポリ と、かきならがら、軽く息を吐いて先文に上げた裏の顔を説明する。

その説明に、確かにVIP専用裏の接客は酷いものだが、チップは多く普通の娼婦より稼げるとアキが言うと。

 

「――だとよ。葉月の”今の”借金と、アキをさっき辞めさせなかった理由。教えてやりな」

 

二人はオーナーを、一応カジノでの雇い主と認めている。

何故、マフィア等を駆逐する、ウィルに怯えるのか分からない様子だった。

しかし、ウィルが葉月の10日間たった今13日目の借金利息の現状と、アキの退職を拒否して、一度は奴隷にさせられた理由を説明させる。

 

「は、はぃ……分かりました。19800Gで「ええ!?」と、王女から来年の1月まで監視を「なんですって!!」……後、推測ですが、ユキさん来年には自殺(処刑)してたかも、知れませんね」

「酷い……それじゃぁ、普通に給料で借金を返せない。VIP相手に体を好きにさせて、稼がないと……それでも、無理かも」

「お~! な~!「ひぃ!」……そ、れ、よ、り、も……お・の・れ……王女、だからっ!……てぇ!!」

(うむ、葉月の悲しみの負の感情も、アキの怒りの負の感情もいいかんじに熟み出すなぁ)

 

オーナーの言う金額に葉月が驚き、王女の息がかかっていた事にアキ怒り、殺されるだろうという憶測に激怒する。

葉月は両手を口に当ててショックを受けた顔して、半永久に返せない謝金の利息を初めて知る。

アキの言ってたチップ額と、毎日何人の相手をと計算をするが、娼婦と違い裏接客は大当たりした客への払い出しを減らす為のシステム。

現金で買われる事はなく、賭けで勝ったときのみで、レア度を示し客の目的にさせている。

しかも、VIP対応女性は他にも多くいるので、かならず葉月が相手するとは限らない。

葉月を使命されなければ意味を成さないので、半永遠に近い間借金に負われる日々の事実を知る。

早い話が、VIP客に相手にされなくなるまで飼い殺されるようなもの。

一方、アキはゴゴゴゴ! と、バック音が聞こえるような威圧感をオーナーに放ち怯えさせる。

そして、キッ! と城の方角を睨み、怨霊のような気配を感じさせアキの髪がゆらゆらと揺れている。

王女に対する、怒り・憎しみ・憎悪・殺意を乗せて言霊のように怒りを言葉に表す。

 

一方、相変わらず酷い男なウィルは、二人の負の感情を嬉しそうに眺めている。

全くもって外道である。

負の感情を生み出させそれを吸収し、その苦しみから解放したという”恩”をきせるのだから。

オーナーたちは”金”で女性を縛り、ウィルは”恩”という見えないもので縛っているだけの違いで、ピンクデビルとは的を得ている二つ名だ。

二人の負の感情を口付けでご馳走になった後、二人の肩を抱きながら部屋を出る前に、もう一つの”まき餌”を撒こうとする。

 

「ああ、オーナー。そこに置いてある、200万はくれてやる」

「は? よ、よろしいので?」

 

ウィルは賭けで奪い取った、729万Gを全てオーナーに返却する。

それは、つまり最初に賭けた3万も渡す事になる。

葉月の借金19800Gと、アキの奴隷契約1万Gを口止め料と手間賃と言う事だ。

 

「ああ、今回の必要経費だろ? それと、明日ネイル・アートとして、俺はパラパラ杯に出場する。VIP客対応の残りの女性達に、優勝する俺へと賭けさせろ……分かるか? 上手くやれよ」

「!?……な、なるほど……彼女たちを失うのは痛手ですが……はい、分かりました」

「へ? え? どう言う事?」

「……!……そう、なんですね……」 

 

ウィルは明日の大会で優勝する事を当然の様に言い放つ。

オーナーも、ピンクデビルの凶悪さ知っている。

ある時、場所が他の建物より離れてるからか、そこに有った建物が跡形もなくなり更地になってたとも聞く。

そんな相手が、リーザス将軍達を相手するならまだしも、剣闘士程度に負ける筈がないと確信する。

そして、プロフィールで見た写真と”趣味”を思い出し、男性社員が賭けるのは不審に思われても、女性店員なら問題ないと判断する。

ネイルの優勝オッズは13倍で、当るとわかっているのなら、万額をかければ利益は絶大だ。

それを元に彼女たちの借金返済として、自由になるか残るかの判断させればいいと知る。

アキは何がなんだか分からず、二人の顔を交互に見続けている。

葉月は先ほどから察しがよく、ウィルとオーナーの会話の意味を理解する。

ウィルさんは優しい良い人なんだぁ~……と、思うのも一瞬。

オーナーの顔を見て、「え゛っ!?」と思う。

オーナーが両手を擦り合わせている。

それは、VIP客にアキや他の女性店員を差し出す、その時の表情と作法と判断する。

気のせいだよね思おうとするが、次の言葉で葉月とアキにも理解できた。

 

「それでは、彼女たちが選んだ後。ネイル様への感謝をするよう、場を設けましょう」

「ふっ、分かってるじゃないか。三日後だな、それまで用事がある。その日がたの、ぐぶっ! ごほっ!」

「良い度胸ね。私たちの肩を抱いて”はべらかして”おいて。次は、私たちの同僚を食う算段?」

「感謝はしています。ですけど、それはあんまりです!」

 

オーナーとウィルのやり取りを横で見て、面白いはずがない。

アキがリバーブローを打ち込み、葉月はみぞおちに肘鉄を打ち込む。

しかし流石ウィル、苦しむのも一瞬で直ぐに立て直し。

 

「すまないな。けど、俺も男だ据え膳、い゛てぇっ!!」

「ふんっ! そんなの知らないわよ!」

「もうっ! 知りません!」

 

誤りの言葉を言うが、懲りずに女性店員を食う事は止めないと宣言しようとする。

すると、今度は両足の小指部分を踏みつけ、二人は部屋を出て行った。

流石の痛みでしゃがみ込み、靴にヒールをプレゼントしないで良かったとのん気だ。

 

「あの……本当に、ピンクデビル、なのですな?」

「なはははぁ、まぁな……んぅ~、んじゃ、ここは、一つ…………剣舞斬!」

「え? ひっ!…………おや?……気のせい?……なぁ!?」

 

オーナーは先ほどから、若い娘に一方的にやられて情けないと思う。

ホントに悪名高い男かと問いかけると、軽く笑い答える。

そして、一気に剣を持つ時の顔になり、どこからともなく【真・氷山の剣】を手に持ち構え一閃する。

一体、何時、現れたかの分からない剣を見て戸惑うのも、殺されると怯え、オーナーは今一瞬斬られた気がした。

しかし、何事もなく「勘違い?」と思って居たが、服に複数の線が入りバラバラになる。

その服の切れ端が、全て凍り付き床に落ちて砕ける。

ペタンと床に膝を付き、遅れてキタ恐怖に体を振るわせる。

ウィルは満足気に剣を鞘に収めリックサックに仕舞い、背負って部屋を出ようとする。

 

「んで? 解ってくれたか?」

「!!……カクカク、カクン(首を縦に振る)……」

 

ウィルの言葉に声も出ず、必死に「分かりました!」という事を首を振って表現する。

片手を上げてバイバイをし、ウィルは部屋を出て待ってるであろう二人の後を追った。

 

 

―カジノの入り口―

 

 

入り口では、アキと葉月が話をしてウィルを待っていた。

アキは先ほどしてしまった行為に戸惑い「どうしよう」と困った様子。

一方、葉月は意外に冷静で「大丈夫ですよ」と、逆にアキを落ち着かせている。

どっちが先輩後輩で、年上年下かわかりゃしない。

 

葉月にはウィルが自分達のカンシャク受け、楽しんでるように見えた。

再度宣言した時「俺は止めん、どうする?」と聞かれてる気さえしたのだ。

結果、二人は怒って出てきたが、ウィルを置いてきてどうなる。

二人の守るべき者の救い、心配と不安を完全に取り除く事ができるのは、ウィルだけなのだ。

アキはその事に怯え、楽しんでたと分かる葉月は安心しているのだ。

 

しばらくすると、ウィルは此方に向かって来た。

その姿を確認した葉月は手を振り此処だ表現し、気付いたアキはバツ悪そうに顔を反らす。

 

「よっ、お待たせ。んじゃ、行くか」

「はい。ほら、大丈夫って、言ったじゃないですか」

「う、うん。さっきは……ごめんなさい」

「ははは。気にするな。二人を怒らせ傷つけた罰だ、たいした事はない。当然の報いだ」

 

ウィルはシュピッ! と手を挙げ、笑顔で二人の元に着くと外に出ようと言う。

葉月も笑顔で答え、手を繋ぎながら不安げなアキに大丈夫と再度安心させる。

アキは後に続いて歩くながら、先ほどの行為を謝り頭を軽く下げる。

アキの頭に手を置いて撫で「俺が全て悪い、気にするな」と撫でた手で、そのままアキの手を繋ぎ両手に華をする。

パリス学園生徒を二人を連れる姿に、周りの視線が集まるが気にもした様子もない。

逆にアキが照れて、それを誤魔化すべく姉の話題をだそうとすると。

 

「は、早く、おねぇ、むぐっ「まった」んぐ? んぐぶぅ?」

「はい、そのまま行きましょう」

「いいか、何処から洩れるか分からない。名前も呼ぶな。黙って付いて来い」

「ぷはぁ~……分かったわよ」

 

アキが言おうとしたことは、後に足が付くと不味い内容。

誰が聞いて他者に話すことで目にとまり(情報提供者等)、人の道が形成されて足取りが付いてもおかしくない。

アキと繋いでた手放して口を塞ぎ、一度足を止め説明する。

ただ、葉月は本当に察しが良い。

ウィルが説明する前に、何を言うおうとしたか理解したようで、そのまま歩き出す。

葉月に釣られる形でアキも後に続き、口を開放されて渋々納得する。

そのまま、3人は黙ったまま情報屋『NET』に到着する。

 

 

―情報屋『NET』の地下室―

 

 

情報屋に入ると、毎度の如くお菓子を加えながらキーボードを打つドロシー。

二度目の学生を二人引き連れたウィルを見て、一瞬口元がヒクつくが今回は押し留まった。

ご丁寧に同じ制服なのは「嫌味?」と思うが、二人の顔はデータにあったので、地下室の開閉ボタンを押して案内する。

 

「――本当に、この先の地下室にいるの?」

「ええ、いるわよ。多分、まだ寝てる」

「そんなに心配するな、大丈夫だ」

「……ジー……(むぅ、この人もなんだ)」

 

4人は暗い階段を降りて地下室に向かう。

アキは早く姉に会いたいと先を進み、ドロシーが後ろに続きユキの状況を伝える。

ウィルがその後に降りて行き、アキの不安を取り除こうとする。

ただ、葉月は最後尾でドロシーを見ながら、先ほどの感じと今を見て、自分と同じ関係にあると見抜く。

部屋に着くとユキは幸せそうに眠っており、ホントに牢屋から出たばかりかと思える程爽やかに寝言を言っている。

 

「うに~……アキちゃん、駄目ぇ~……」

「お姉ちゃん、起きて! 何の夢見てるのよぉ~」

「そのパン、私の~……んに? アレ? アキちゃん、ご飯は?」

「もう! お姉ちゃん!」

 

パン屋での生活を満喫する夢の中、アキに体を揺すらされて目を覚ます。

どうやら、夢で食事中だったらしく、白パンの奪い合いをしていたようだ。

目を擦りながらベットから上半身を起こし、妹を見ても夢の続きと思っているようだ。

幻想希欲薬は現実と間違えるほど、リアルに思える夢を見せるもの。

アキに抱きしめられて、やっと先ほどのが夢で、現実がこちらで姉妹の再会を認識する。

幸せな求めていた生活の夢を見たお陰か、感情が戻ったユキは、アキと抱き合い互いに「えんえん」と泣いて涙を流す。

しばらく、二人だけにしようと、3人はそっと扉を閉めて上階に上がった。

 

「デル姉妹は私に任せて。葉月ちゃんの母親を治してあげなさい」

「ん、そうだな。葉月も早く安心させてやらないとな」

「ありがとうございます。けど、ドロシーさん”も”知ってるんですね。やっぱり、私たちと”同じ”だからですか?」

「「!?」」

 

ドロシーは二人は自分がキチント守ると言って、次の目的地に追だそうとする。

今この場に居てもしょうがないので、葉月の母親の元へ向かおうとする。

葉月は腰を折ってお礼を言い、意外な言葉を事実を二つ語り、二人を驚かせる。

一つは、ウィルとドロシーが葉月の借金と両親の病気を前もって知ってたと言う事。

二つ目は、ドロシーも葉月とアキ同様、何らかの形で救われて男女関係にあること言う。

ただ、一つ訂正する事は母親の病気や葉月の存在はドロシーだけが知り、ウィルは知らなかったこと。

でなければ、葉月を見て本来の目的を忘れ、ルーレットの賭け事などしていない。

本来は、さり気なくアキを探して雑談し、姉の事を伝え連れ出すだけの筈だったのだ。

しかし、今はどうでも良いこと、問題は話してない事を葉月が見抜いたと言う事実。

 

「ねぇ、この子の引き上げてない?」

「あ~、ちょっと待て……『洞察力2と刀、薙刀、接客、料理、掃除、洗濯、看護』……うお、すげーな、おい」

「……技能? その指輪ですか?」

「ええ、正解よ。……勿体無い。ちょっと鍛えれば化けたわよ?」

「……いや、俺も”今”知って、そう思った」

 

ドロシーの言葉に、腕輪から【ヒューマンモンスター・リング】を取り出し、葉月の技能を調べる。

葉月は、何時の間にか指にはめられた指輪を見て、自身の技能一覧と理解し、それを調べた指輪を言い当てる。

ドロシーは葉月の言葉を肯定して、それだけの素が有れば奪う前に鍛えれば戦闘と家内の戦力になるとため息を付く。

まさか、似てるとは思ったがソッチの才能まで眠っているとは思わず、ウィルも首裏を指でかきながらを同意する。

 

「はぁ……ウィル、貴方は外でまってなさい。葉月ちゃんと話しがあるから」

「んぐ! まあ、任せた。外で待ってる」

 

ウィルを蹴り飛ばし、外に追いやり葉月と話があると言うドロシー。

アキレス腱を蹴られても、特に気にした様子もなく後を任せて外に出る。

 

「最初に訂正して置くわね。ウィルは貴女達、親娘の事は知らなかった。けど、貴女の可愛さに手を出したのよ」

「そうなんですか? 確かに最初、私を見てませんでした。私を通して別の誰かを見てました……」

「はぁ、う~ん。JAPANにも出入りしてるからね。手に入らない誰かを重ねたわね、あの馬鹿……」

 

ドロシー自身は葉月の経歴と状況を理解しており、ウィルは知らなかったと説明する。

その言葉にカジノでの出来事を思い出し、納得するものを見い出しウィルの状況を語る。

ドロシーはため息付きながら額に手を当てて頭痛を感じながら、過去の行動を説明して当りを伝える。

 

その後、葉月の技能から全てを伝えた方が早いと、ウィルの技能や女性関係を伝える。

判断するのは葉月だが、母親を治した後どうした方が良いか、先の事も話して説明する。

その後、顔を少し赤くした葉月とウィルは、甲州院家の住む長屋へと向かった。

 

 

―貧民外の長屋―

 

 

情報屋を出て公園経由で、アイテム屋を南下した先にある貧民外。

整理された道と違い、でこぼこやゴミが散らかる異臭がする長屋。

その一つに、甲州院親娘が住む家がある。

 

「お母さん、ただいま。体調は大丈夫?」

「ごほっ、葉月かい? 大丈夫よ。あら? 其方は何方?」

「初めまして。俺はウィル・ラインと言う、冒険者だ……ちょっと、失礼(う~ん、過労と栄養失調だな、これは)」

 

葉月の声に、布団から上半身を起こして此方を見る母親。

その顔色や状態を看て、18000Gの薬が眉唾物で、葉月を飼い殺す為のものだったと推測する。

自己紹介を終えた後、甲州院・文月に歩み寄り診察を開始、触診や心音や諸々調べ病気を導き出す。

そして、コレなら栄養剤を3日間と、きちんとした食事で治ると診断する。

しかし、流石にここに来て、そんな三日間も待たせるのは性に合わない。

リュックサック(倉庫の腕輪)から【元気復活薬】を取り出し母親に飲む様に言う。

 

「あの、この薬は、如何程でしょうか?」

「安心しな。葉月ちゃんから御代はもう”貰ってる”。飲めば3分もしない内に完治する」

「ポっ……大丈夫よ、お母さん。ウィルさんの言う事に、間違いはないから」

 

薬は嬉しいが、今の財政ではお金を払う余裕はない。

お金を心配する文月に、葉月からお金に換わったモノを頂き済みと言い、薬を飲むよう勧める。

葉月は何を意味して御代と言ったか容易に理解し、顔を赤めながら文月を安心させて早く治るようにと飲ませる。

すると、軽く発光する文月の体は光が収まる時には、コケタ頬や顔色も元に戻りスクリと立ち上がる。

 

「――え? う、嘘? 体が軽い、本当にもう治りました?」

「やった! 良かったね、お母さん!」

 

文月はスクッ と立ち上がり、頬に手を当てたり、両手の平を見たり状態を調べる。

病気が治った文月に飛び付く、葉月を支える体力までも戻っていた。

それはそうだろう。

【ALICEの秘薬】を研究して作った【元気復活薬】だ、過労等一瞬で治す効果は十分にある。

すると、今度は水風呂で文月を包み、病弱で風呂に入れなかっただろうと、体を清める。

それが終わり、カジノの儲けを使い酒場で楽しんでるであろうランスと合流すべく、長屋を出ようとする。

 

「じゃあな、元気でやれよ」

「待ってください。まだ、お礼してません!」

「ちょ、葉月!?」

「……おーい、おい。何脱いでるんだ?」

 

部屋を出るウィルを呼びとめ、服を脱いで下着姿になる。

娘がイキナリ脱ぎ出すので、文月は慌てて自身の上着物を脱ぎかける。

葉月の行動に仮面の表情を作り、文月にばれるだろうと行動の真意を問いかける。

 

「お母さん、病気治ったけど働き口ある? 私たちこの後どうするの?」

「何を言ってるの。私がまた働いて、苦労するけど一緒に「無理」葉月?」

「同じ事の繰り返しよ。また倒れるのがオチだし、私も働くけど、先はどうなるか分からないのよ」

「でも、だからって、何で脱ぐの?」

 

親娘が今後を口論してるのを、ウィルは黙って見続ける。

何をする気か大体理解するが、何でこんな行動に出るか悩みどころ。

その答えは、意外に簡単な分かる事になる。

 

「ドロシーさんに聞いたの。この先、仕事と生活や食事を安全に長生きしたいなら。ウィルさんに取り入るのが一番の方法だって」

「ぐぉ……ドロシーのヤツ、そんな事いったんかよ」

「葉月。まさか貴女、ウィルさんに? 御代って、そいう事なの?」

 

葉月の告白に、ウィルが額に手を置いて頭痛がするかの様に手を当てる。

流石、葉月の母である文月はこれまでの過程を理解した。

 

夫を亡くし、苦労させまいと必死に働き体を壊し、今や逆に娘にカジノなので働かせていた事実。

葉月の言い分も理解できる、初めて会う人を信じて言いものかと悩むが、先ほどの薬は見事なものだった。

医者が渡した薬とは比べ物にならない高価な薬。

飲んではっきりと分かる、アレはそこらのモノとは比べられない一品だと。

それに、昔世話にもなった、自身の馴染みある陰陽術まで組み込まれていた薬。

そうと心が決まれば後は、行動有るのみ。

下着着物の帯を解き、葉月に並び恥ずかしくも頭を下げる。

 

「見るに耐えないでしょが、おねがいします」

「お、お母さん……ううん、大丈夫。ドロイーさん曰く、最高の食ネタとして問題ないらしいから!」

「ぶほっ! アイツ、何言ってくれやがった……まあ、ご馳走になるか」

 

文月と葉月の行動と言葉に、咳き込む。

そして、ドロシーの手腕に嬉しいと思うと同時に、どういう目で俺を見てるのだと頭を悩ませる。

しかしだ、目の前に容易された極上の一品のご馳走に、美味しく親子丼を頂く事にしたのだった。

 

 

―宿屋【あいすくりーむ】―

 

 

あの後、二人甲州院親娘を働かせる安全な場所として宿屋を選んだ。

しかし、意外にも文月はパラパラ杯の前後に増員として働いた事があるらしく、ここに来た事に驚いている。

世間は狭いものだと縁の繋がりを感じながら、宿の戸を叩くウィルの後に続く。

 

「はーい、あ♪ ウィルさん……え! 二人って、文月さんでしたの!?」

「ん? 知り合いか? いや、この二人を奈美のところで、雇って貰おうと連れて来たん、ぬをおぉぉ!!」

「ええっ!!」

「あ、痛そう……(えっと、ドロシーさんが、もう話しを通してたんだ……)」

 

戸を開けて、ウィルの帰宅を喜ぶ奈美。

しかし、後ろの居る見覚えある、文月を見て驚きを隠せない。

奈美と文月が知り合いとは知らないウィル、二人を雇って欲しいと言うとしたら、奈美に投げ飛ばされた。

いきなりの背負い投げに文月は驚き、葉月は奈美の反応と様子を見て自分達の情報が既に伝わってる事を洞察力で理解する。

 

「いっつー、奈美。イキナリどうしたんだ?」

「もうっ、知りません! ホントだったんですね! ウィルさんの女になると、他の女を連れて来るって。今日、二人連れてくる筈だと。今朝、ドロシーさん伝えにが来ましたよ!」

「なにぃ!? ドロシー……恐ろしいな、アイツ」

「「……お世話になります」」

 

投げ飛ばされ、背中を地面に打ちつけ痛がりつつも、何をするんだと問いかける。

頬を膨らませ、奈美はご機嫌斜めな様子。

よく手伝ってくれる知り合いが、ウィルの毒牙にかかった事への怒りをあらわにする。

一方、ウィルはドロシーが既に朝の内に話を通してた事に驚き、天才にもほどがあるだろうと驚いている。

文月と葉月は奈美が同類と知り、軽く顔を赤めながら頭を揃って下げる。

 

その後、奈美に二人を任せて通行手形を渡し、酒場のオヤジにも思い出の手形を手渡しに行く。

 

 

―酒場【ぱとらっしゅ】―

 

 

酒場に着くと、予想どおりにカジノでぼろ勝ちしたランスが、ご機嫌に「ゴロッチとへでろんぱ」を飲み食べている。

 

「よ、オヤジ。通行手形返すぞ」

「すまねぇな、聞いたぞ。パラパラ杯に出場するんだってな。頑張れよ」

「頑張って下さいね、応援に行きますよウィルさん。けど、手形はもういいんですか?」

「あんがとよ。手形か? なーに、ホレまだ5個有るから問題ない。コロシアム観戦中の貴族から盗んできたからな」

「「へ、へー……凄い(フララちゃんが言ったとおり、盗賊顔負けになれるんだ《盗賊になれるな》)」」

 

ウィルが手形を手渡し、オヤジが嬉しそうに記念の手形を受け取る。

ランスよりパラパラ杯の出場を聞いており、明日応援に行くと二人が言い、失った手形を心配するパルプテンクス。

手形を懐から取り出し、オヤジと交換と奈美に渡した2個を除き、残り5枚を見せつける。

そして、宿屋がパラパラ杯の影響で部屋を相部屋にしても足りない状態を説明し、酔ったランスを酒場に止めてくれるよう頼む。

 

「なんだ、そんな事なら、お安い御用だ」

「はい! 任せてください!!(よし! コレでランスさんと……ふふふ)」

「んじゃ、頼むよ。俺はフララちゃんや他の親御さんに、明日コロシアムに行ける様、手形を渡しに行くんでな」

「は? お前さん知らないのか? パラパラ杯の時は、入城フリーだぞ?」

「……マジか? 折角多く盗んだのに……ま、いいか。フララとミリーや親御さん達と……パティにやるか」

 

オヤジ達にランスを任せ、酒場を出ようとするが意外な事実に出足を挫かれる。

明日、コロシアムのVIPルームに招待して、ウィルやランスに賭けさせ儲けさせようと思っていた。

しかし、オヤジから当日は手形不要としり、落胆を隠せない。

持ってても仕方ないので、武器・アイテム・平民達に手渡す事にした。

すると、酔ったランスが近づいてきた。

 

「がははははは! よう! ウィルじゃないか、儲かってるか? 俺様は大もうけしたぞ。がはははは」

「あー、ぼちぼちだ。それより、コレをお前にやるよ。《ヒララレモン》だ」

 

ご機嫌だったランスが”久しぶりにウィル”の名を呼ぶ。

あの後、他のスロット等で大もうけして、懐が多いに膨らんだようだ。

そんなランスに、明日の対戦で必須の果物を手渡すと急に激怒する。

 

「! 何!? 貴様かぁ! ユラン対策のヒララレモンを買い占めてたヤツというのは! 探したんだぞ!!」

「あ~、そいつは悪い事をした。くれてやるんだから、鎧に塗って機嫌直せ」

 

パンメイドからユラン対策を聞き、アイテム屋に行ったが入れ違いで買い占められていた。

情報屋にヒララレモンの場所を聞いても、サーレン山頂上かJAPANの蜜柑農園と言われて困ってたらしい。

酔った勢いと怒りに我を忘れ冷静さを欠いたため、ウィルが”鎧に塗って”といった事実に気付かない。

レモンを奪い取り、去ろうとするランスに。

 

「ああ『あいすくりーむ』は満員御礼で、今日は酒場に寝泊りを頼んだからな」

「む? そうなのか? まあ、いい。パルプテンクスちゃん、世話になるぞ……ぐふふ、楽しみだ」

「はい♪ 任せてください!」

 

ウィルの言葉に怒ると思われたが、パラパラ杯の所為で酒場や町が人が多くいるのは知っている。

素直に聞きとめ、パルプテンクスに世話になると鼻の下を伸びして言うと、パルプテンクスは喜んで笑顔で答える。

ウィルが何処に泊まるのかは聞き忘れてるが、どうせ同じだろうと思ったようだ。

ランスが結婚にリーチをかけたようだが、まあ、大丈夫だろう。

 

ウィルも軽く料理を注文して平らげた後、宿に帰ろうとすると、何処から現れたのかフララが宿屋について来た。

 

 

―宿屋の女将の部屋―

 

 

奈美の部屋には、布団が5枚敷かれている。

そして、目の前に居るのは、奈美、ソウル、文月、葉月、フララの五人。

 

「……なんで、こうなってる?」

「何って、見たままですよ?」

「そうだよー、兄ぃ」

「一番高齢とお嫌でしょうがですが、よろしく、お願いします」

「大丈夫ですよ、皆、納得してますから」

「洞窟で言いましたよ? 『またの機会に。誘われたら、構わんがな』って、誘いに来ました♪」

 

各々答え考えを述べ、揃って布団の上で畏まっている。

普段なら喜ばしい事だが、明日はパラパラ杯に出場する身。

格下の対戦に遅れを取る気はサラサラないが、葉月とフララ以外の3人を同時に相手をするのは……はっきり言ってキツイ!

奈美は一ヶ月の間にかなり開発しており、柔術との技能の為と、また柔道の乱取りにをして経験値を高めウィリスに元に連れて行きレベルも高く体力がハンパない。

ソウルのH好きは、そのまま体力に直結して先日レベルも上げて体力おう盛。

文月は流石未亡人なだけに、久しく付いた火は中々のもの。

葉月は戦闘系才能を持つだけに体力はたいしたものだが、まだ初心者なので”多分”大丈夫。

フララについては分からないが、この5人を相手をすると今日寝れるか分からない。

寧ろ、徹夜するのが確定してるようなもの。

 

「明日、大会に出場するんだが……つか、声洩れるぞ。他の客に聞かれるだろう、バウンドはどうした?」

「大丈夫です。ウィルさんなら、負けません♪」

「森でも、やってたじゃんかぁ♪ 兄ぃが『防音結界』を陰陽術で、張ればいいでしょぅ?」

「あ、バウンドさんは、一緒に助けられた親御さんの家に泊まりに行きました。なんか、皆に好かれてるみたいで」

 

ウィルの「今夜は止めにしないか?」と言う申し出は、無情にも却下される。

奈美には負けるわけないと確定され、ソウルが森での事や全て話したようだ、結界を説明して普通心配される喘ぎ声についての対策を言う。

バウンドは助けた少女達に好かれており、本人はその気はないが光源氏計画をしているようだ。

むしろ、少女達がイケメンなバウンドを捕まえ育ててるみたいでもあるが。

 

「……(ソウルか、全部ばらしたの……はぁ、ヤルしかないか)」

「「「「「……ジー……」」」」」

 

今朝の今夜で、奈美がこんな事を容認するのはおかしい。

宿の手伝いをしながらソウルが奈美に話し、森での経験と事情を酒場に行ってる間に、ここに居る面子に話したことを理解する。

その際に、葉月がドロシーに何を吹き込まれたか不明だが、そういうことだろう。

ジーッ と見つめられて、観念するしかないと腹を決める。

 

「よし! お前達! (奈美)(ソウル)(文月)(葉月)(フララ)!!」

「「「「「きゃぁ~♪」」」」」

 

ウィルが服を脱ぎ、5人にを順に指差し覚悟を決める。

戦闘開始の声に、黄色い悲鳴を上げて喜ぶ五人。

皆それぞれに似合った着た着物を脱ぎ出し、素っ裸になる。

まだ、関係のないフララを最初に、とても長い、ウィルとって嬉しくも辛くある長い夜が始まった。

 

 

 






    ≪武器≫

  【真・氷山の剣】(半オリ)

氷属性の切れ味が鋭い剣で、魔法剣でもある。
青白く冷たく輝く刀身は美しく、斬った箇所から氷付かせる付与効果もある。
元は氷山の剣から生み出された剣。
3万体という、人やモンスターを斬り血に染める事で表の刀身が砕け、真氷山の剣となる。
攻撃力が二倍以上になって、本来は氷属性だけなのが、氷結効果付与が追加されて非常に強力。

今回は、普段女性に何を言われても、暴力や何されても気にもしないウィル。
しかし、オーナーに「本当にピンクデビル?」と馬鹿にされ、軽く怒って恐怖を染み込ませる為に選んだ剣。



    ≪アイテム≫


  【ヒューマンモンスター・リング】(半オリ)

元は、闘神都市2の『モンスター・リング』

指に嵌める事で、相手の現在のLVや才能限界を知ることは勿論。
技能のLV0まで計る優れもので、弱点や生態情報を知る事も出来る。
伯叔父でもあり、義兄のダークスから譲り受けた大事な指輪。


  【元気復活薬】(オリ)

AL教団の【ALICEの秘薬】一本100万Gの薬を基に研究して作った薬。
アーヤ・藤ノ宮と女の子モンスター達、クスシの『弥生』イヤシンスの『スージィー』はりまおーの『元子』メイドさんの『リサ』達と研究を重ねた薬。
神魔法と陰陽に材料費77万Gを掛けた【元気復活薬】は、ゲンフルエンザや弱体病などを一時期とは言え回復傾向に向かわせる代物。
命に関わる重傷や過労や軽い病気等、一瞬で治す効果がある。


  【ALICEの秘薬】(オリ)

高価な薬品と司教や司祭クラスが神魔法を合わせて作った秘薬。
実質材料価格50万Gなのを、100万Gの寄付金で売ってるモノ。

ゲンフルエンザや弱体病など回復傾向に向かわせる事は”出来ない”。
大怪我や過労等、一瞬で治す効果がある程度。
それでも、ハピネス製薬で売ってる薬より効果は絶大。



    ≪技能≫

   【家事】(オリ)

料理・洗濯・掃除の技能がまとまって昇華した技能。
子を成す事で技能レベルと合わさり、生まれる技能。

まあ、前に説明した用途より。
*アリスソフト公式ブログ。*
*ランス・クエスト=ランスチーム近状=7月6。*
*【野球技能】 ピッチャー、バッターなど得意とする物が違う。*
から、投手と打者の違いだろうと独自解釈。

少し意味合が違うが、料理とかの技能3個を20個制限を減らす為に1個にしたろる!
と生み出した【家事】技能。

技能性能を分割する事で、人が持てる20個の技能を少しでも出そうと考えた代物の一つ。
他に見覚えない技能が分割してあるのはそのため。
例に上げると、剣戦闘と刀戦闘が良い例。

もう一つ、たくさん技能を一般人に持たせますが、10個以下を目安にしてます。


  【洞察力】

相手の体調、心理状態など、目に見えない部分を見抜く力(推理する)
本来は観察力の力あっての意味になりますが。
観察力の相手の服装、髪型、癖、顔色など、目に見える部分を細かく見る力等の複合上位技能という意味とします。
服装、髪型、癖、顔色など、目に見える部分を細かく見て、相手の体調、心理状態など、目に見えない部分を見い出す技能って事で。


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