最後の後書き見ておいてください。
ちなみにこの作品の主人公はギルガメッシュ本人ではなくオリ主です。
色々あって少し適当に書いてしまったかもしれません。
気軽に読めるシリーズ第3弾
ではどうぞ。
これは俺が初めてを体験した日の話だ。
「オイラを弟子にしてください!」
うん、まさか原作の主人公に会う前にこいつに出会うことになるとは…こいつの名前は峰田実。皆さんもご存知だろう。変態の中の変態である。個性は「もぎもぎ」、髪の毛?のブドウみたいな物をもぎって投げてくっつける…正直、どうやって雄英受かったん!と突っ込みたくなる。そんな奴がどうして俺の弟子なんかになりたいと?
「実はオイラ…モテたいんです!」
はぁ?と目が丸になってしまう。なんでそんな事で弟子入りを志願する奴がいるか?頼むから恋愛相談所にでも行ってくれ。切実に。
「ギルガメッシュ速報<ギル速>の空中庭園の時の女子アナを口説く腕前!非常に感銘を受けました!」
うんうんそれで?口説いてはいないがな。頭を撫でただけだ。
「それでギルガメッシュさんの真似をして見たんですけど…「あんたごときがギルガメッシュ様の真似しないでよ!」と頬に紅葉型をつけられ、汚物を見る目で見られて…」
なるほど。
「こうして悩んでいたところに貴方が現れて…これは正に運命の出会いです!」
俺はこんな運命の出会いは嫌だな。絶対に。
「お願いします!モテたいんです!なんでもしますから!どうか、どうかご慈悲を!」
やべぇこいつ土下座しだしたぞ。一応、周りにも人がいるんだぞ?俺良くも悪くも目立つから…こいつ男としてのプライドはないのか?
「モテるためなら!男としてのプライドなど!屁も同然です!」
ここまでくればもはやカッコいい。やべぇイケメンだ。
「オイラは女の子と○○○したいんです!お願いします!」
言い切っちゃった…
「色男になりたいのであれば繁華街まで出向き、女を口説いてくるがよい」
とりあえず適当に答える。
「それがモテ男の第一歩っすね!わかりました!師匠!うひょー!」
その言葉を真に受け、一目散に繁華街へと向かっていく峰田実。それを生暖かい目で眺める俺。師匠とは認めないがな。
「さて、帰宅するとするか」
最近、空中庭園で寝るのにはまっている…帰ろうとヴィマーナを取り出した時、オールマイトがこちらを見ていた。どうやら今回の騒動を全て一から十まで余す事なく見物していたらしい。ずんずん、と近づいてくる。さては?切れているのかな?
「見ていたぞギルガメッシュ。あの少年…可哀想だとは思わないのか?」
さすがNo.1ヒーローオールマイトだ。あの見知らぬ少年も心配するとは…だが…
「かまわぬ。あれはもう手遅れであろう」
「むっ確かに…」
これはこの世界に来て初めて俺(ギルガメッシュ)が諦めを覚えた瞬間だった。
果汁ジュース作れそうな勢いでブドウ