敵(ヴィラン)の名はギルガメッシュ!   作:ドライヤー

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起きて見たらあらびっくり、お気に入り1000突破!

ありがとうございます!

これからも頑張りたいと思います

オールマイトとギルガメッシュの親友感出していきたい…

この話は次のオールフォーワン戦に向けての前編みたいなものです。




イレイザーヘッド

「久しぶり!ギルガメッシュ!私が来た!HAHAHAHA!」

 

呼ばれた方をちらりとみる。この前、秘湯の場所がバレてしまったのでヴィマーナで日本から飛び出し国外各地の秘湯を堪能し、日本に帰国した直後だ。俺をこのようにフランクに呼べる人間は1人しかいない。オールマイトその人だった。

 

「久しいな、オールマイト。いや俊典と言った方がよいか?」

 

少しからかうような感じで言った。するとオールマイトは大袈裟に腕をクロスしバツマーク作り、首を激しくふる。

 

「NO!やめてくれ!今はパトロール中だ!」

 

「パトロール中とな、なるほど我を捕らえにきたというわけか!」

 

口が弧を描き、臨戦態勢をとる。俺はこの男と絡むのは嫌いではない、むしろ好きな部類に入る。もともと原作でオールマイトはぶっちぎりで好きなキャラではあったが理由はそれだけではない。この身体、つまりギルガメッシュもこの男を認めているというわけだ。

 

「だが、いつも捕らえきれていないではないか!捕らえられるはずもないがな!フハハハハ!」

 

「チッチッチッ、今日は秘策を用意してある!」

 

指を一本立て横にふる。秘策、とオールマイトはいった。彼が策を立てるのはとても珍しい。なぜならばその圧倒的な実力でいつもHAHAHA!とか言って解決までこじつけてしまうからだ。

 

「ならばこの我に見せてみよ!その秘策とやらを!」

 

…この慢心は私のせいでは決してありません。この慢心でいつもいつも足を何度もすくわれるのがオチだ。オレンジ髪の投影野郎に一方的にボコボコにされたのもこの慢心のせいなのに!

 

「Come on!相澤くん!」

 

指を鳴らし、1人の男を呼ぶ。この人物は原作で主人公達に綿密に関わってくる相澤消太、ヒーロー名はイレイザーヘッド、個性は『抹消』目で見たものの個性を目が開いている限り止める。つまり使えなくするといった。この超常世界にとって相澤の個性は反則級である。まあドライアイが欠点であるのだが…

 

「俺が陰から個性を消して、貴方が捕縛すればいいだけでしょう。実に合理的ではない」

 

「まあそんな固いこと言うなって!彼ならば逃げないさ!」

 

「はぁ…」

 

肩をバンバン叩くオールマイトに、溜息をつく相澤。この通り彼らの性格は水と油、砂漠と南極の温度差くらいの開きがある。相澤はメディアに出ることを嫌い、オールマイトは平和の抑止力のために積極的にメディアに出ている。本来なら関わりを持つことのない2人だが、ある事をキッカケに関わる事になる。それを暗示するのは…

 

「とっととやりましょう。時間は有限、これ以上は合理性に欠きます」

 

「急な呼び出しすまなかった相澤くん!」

 

「いえ…いつかは奴も捕まえなければならないヴィランなんで」

 

そう言って俺の方を見る。実は前から気になっていたのだ。俺の能力は神様特典なのか個性という種類にみなされるのか、どちらなのか?という問題だ。もし、個性としてみなされるのであれば、俺は決してオールフォーワンと相対してはならない。個性だった場合、万に1つとして奪われるとは思わないが、その万に1つの奇跡が起こってしまった場合、今後のストーリーがめちゃくちゃになってしまう。それこそ緑谷が出てくる前にオールフォーワンの理想の世界へと変わってしまうだろう。

 

それはもはや僕のヒーローアカデミアではない。タイトルごと変更になる大惨事を招く事になるだろう。タイトルは「私の理想の世界」って感じになるんじゃね?オールフォーワン表紙の、死柄木with黒霧…見て見たい気はするが、堀○耕平さんの仕事を取ってしまっては立つ瀬がない。

 

「では、いきます」

 

俺の心臓はギルガメッシュの傲慢不遜な態度に反して物凄い速さで鼓動する。この結果が俺の後の行動全てを決定してしまうのだ。頼む!お願いします!

 

そして、相澤の髪の毛が逆立つ。これは個性を発動した証拠だ。スーパー○○○人3の変身途中みたいな感じだな。フリー○ァァァーーー!って怒れば変身できんじゃね?とか思ってみたり。ハハハハハ、…そんなことよりも確認せねば。

 

「バビロン」

 

王の財宝は難なく発動した。その宝物庫の中から酒瓶とお猪口を取り出し、そのまま注ぎ一杯飲む。

 

「……」

 

「……」

 

「……」

 

静寂が辺りを包む。個性を消しているはずの相澤は目を大きく開き、オールマイトは俺を見たり相澤をみたりしてアワアワしている。そして俺はもう一杯お猪口に注いで飲み、そのまま王の財宝を発動して酒とお猪口をしまった。静寂は続く。その雰囲気に耐えきれられなくなったのかオールマイトが相澤に向かって話しかけた。

 

「ねぇ相澤くん。ちゃんと個性消してる?」

 

「はい、消しているはずです。つまりあいつの能力は個性ではない、もしくは私の個性を無効化している。どちらかに限ります。前者はありえませんが」

 

「我をそこらの有象無象と一緒にするな」

 

その言葉に相澤は頭をかき、オールマイトに一言。

 

「帰ります。あとは頑張ってください。私がいても時間の無駄です」

「相澤くーーーーーん⁉︎」

 

オールマイトの必死の叫びも虚しく、相澤は帰って行った。

 

「……」

 

「……」

 

再び静寂に包まれる。俺はニヤニヤとオールマイトを見、その目線に気づいたオールマイトはごほんっ!と咳払いをして気を取り直し、

 

「今日こそはお縄について貰うぞ!ギルガメッシュ!」

 

「言葉のレパートリーが少ないのではないか!オールマイト!」

 

鬼ごっこが始まった。

 

 

 

 

 




どうでしたか?ギル様とオールマイトの仲の良さは。

この話は次のオールフォーワン戦に向けての前編みたいなものです。

次回はVSオールフォーワン

感想返すのめっちゃ楽しいです!多分今なら100件くらいきてもまじ余裕だから(つД`)ノ

でもみんなから認められる作品って作るの難しいですね…

投票の低評価が溜まっていく…
私は悲しい…ポロロロン

一度でもいいからランキング載ってみたい笑

感想待ってます。

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