真・恋姫†無双~一人で三人、三人で一人~   作:やまかっちゃん

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今回はまた、北条刹那(魏)に戻ります。

そして今回はいつもよりも短いです。

今回の話しは刹那(魏)と華琳がメインです。


第十話

 ~刹那(魏)side~

 

俺達は、いまだに華琳の家がある沛国の街まで歩いていた。

 

「そういえば刹那?あなた真名がなかったわよね?」

 

「ああ、そうだが、それがどうしたんだ?」

 

(これは、華琳、俺に真名を与えるつもりかもな!)

 

俺はここまでの道で華琳と喋っていて何となくだが、華琳の言いたいことがわかるようになっていた。

まあ、まだ大概外れていることのが多いのだが。いつか言いたいことが、全てわかるようになりたいものだ!

 

「ええ、私の御母様達に刹那のことを教えるのに真名がないといろいろ不都合でしょ?刹那にとって」

 

そうなのだ。俺はできるだけ俺の前世や未来から来たことなどを話さないようにして欲しいと頼んであったのだ。

 

「そうだよ。俺達の今後の関係や俺のことを話して、もしも大人達が、俺のことを危ない子と、判断してしまったら華琳と一緒にいられない可能性があるからな。それは、華琳も嫌だろ?」

 

「そんなの当たり前でしょ!私が、ここまで愛した人は過去でも、そして、未来においても刹那、あなた一人しかいないのだから!私は刹那さえ、いれば何もいらないわ!だからもし、私の家族が反対をするというのなら私から家を出て行ってやる!!」

 

(俺のために、ここまで言ってくれるのか。俺、華琳から愛されてるな~。その分俺も華琳のことを愛してやりたい!でもちょっと今の華琳暴走してるな~。でもそんな、華琳も可愛いよ~)ブレーキのレバーどころかブレーキの部分がなくなっています。

 

もはや華琳よりも刹那(魏)の方が暴走してしまっていた。

 

「流石に家族まで捨てるなよ!とりあえず、そうならないように対策を考えてたんだよな」

 

「そうよ!でも、もし本当に話が失敗したら、容赦なく実行するから!もしも私に家族を失わせたくないのなら頑張らなくちゃね♪」

 

「これは、責任重大だな。でも、華琳も協力はしてくれよ?」

 

「それは、勿論よ!それで、話は戻すけど今、刹那の真名を考えない?」

 

「今ってここでか?そりゃあどこでもいいけどさ!」

 

「なら、この話しは決まりね!それでは、どうしましょうか?」

 

「そういえば、ここの世界でも四神獣はいるとされているのか?」

 

「ええ、確かにいると、されてるけどそれがどうかしたの?」

 

「いや、ちょっと気になったことがあってな、中央にいるのは、麒麟、黄龍、鳳凰、どれだ?」

 

「どれもがいるとはされているけど、一番有力なのは鳳凰かしら?」

 

「そうか、なら鳳凰の鳳の字を使って欲しいな!」

 

「何か刹那に考えがあるのね?」

 

「そうだ」

 

「なら、真名はそうね、鳳に私から一字の華を取って華鳳ってどうかしら?」

 

「良い名だ!なら、ここでもう一度、華琳に名乗ろう。姓名は北条、字は刹那、真名は華鳳、全ては御身のために!」

 

「ありがとう、確かに刹那の真名は預かったわ!それと鳳の字を使った真名の意味も教えてくれるかしら?」

 

「勿論だ!何気に華琳が自分の字も使ってくれて、助かったが、鳳凰は中心にいることから家やその人自体を守る意味がある。だから華琳を守るって意味が俺の真名になったわけだよ」

 

そして、華琳の顔を見ると、華琳は驚いたような表情で固まってしまっていた。

 

 ~刹那(魏)side out~

 

 ◆◇◆◇

 

 ~曹操side~

 

私は、刹那がいえ、華鳳が言っている意味が一瞬何を言っているのかわからず固まってしまい、意味がわかるとまた固まってしまっていた。

私は、何となく華鳳に私の名を入れたいと思い入れただけだったが、刹那の真名がとてつもない意味になってしまった。

華鳳はきっと何かしらを守るという意味で鳳の字を使いたかっただけだと思うがこれでは、まるで

 

「………真名を華鳳に名付けたのは私なのだから、これじゃあ私が、独占欲の強い女みたいじゃない」プンプン

 

「ん?それじゃあ俺に対して独占欲はないの?」笑顔

 

「もう~華鳳のいじわる~」クスッ

 

華鳳はわざとらしく私に尋ねてきた。でもそれもからかって、言ってきていることがよくわかっていたので、逆に私も華鳳に甘えることにした。

 

「でもこれで、私また、華鳳の初めてをもらうことができたのかしら?私は、できるだけあなたの初めてをもらいたわね♪」

 

「やっぱり、なかなか独占欲が強いじゃないか!でもそうだな。俺の初めてを華琳にできるだけ、あげるよ。その代わり俺もできるだけ華琳の初めてが欲しいな?くれる?」クビカシゲ

 

あぁ、たまにでてくる華鳳の甘えは可愛いわね。何でもしてあげたくなっちゃう!ちょっとした母性でも働いているのかしら?まあ、何だっていいわ、私と華鳳が幸せならばね♪

 

「あなたになら、わたしの物なら何だってあげるわよ」

 

「そっか、嬉しいよ!」

 

「このあとの予定を決めて動きましょう」

 

「そうだな、とりあえずこの後はどう動こうか?」

 

「一先ず、私の家族と話し合いね!その話し内容によって行動が変わってくるわね」

 

「そうか、そういえば華琳の家族構成はどうなっているんだ?」

 

「あら?てっきり私話してたと思ってたわ!じゃあ教えるわね」

 

「お願いするよ」

 

「まず、今曹家の当主である御祖母様、次期当主の御母様よ」

 

「祖父と父親はどうしたんだ?」

 

「私が、産まれる前に起きた賊との抗争で亡くなったらしいわ。でも私は、その存在を知っていても、見たことはないから実感ないのよ」

 

「そうなのか。すまない、話しずらいことを聞いてしまった」

 

「別にかまわないわ。私達は未来に生きているのだから過去ばかり振り返っているわけにはいかないの!」

 

「本当にすまない。ん?あのうっすらと、見えるのが門か?でかいな~」

 

「ええ、そうよ。さっきも言ったけど前に賊との抗争があってからはより厳重に警備されるようになったのよ!ただそのせいで、私は、油断してしまって今回、賊の襲撃に会ったのだけれども。でもそういうこともあって華鳳に逢えたのだから私は、後悔はしないわ!」

 

「俺も華琳と、逢う切っ掛けをつくってくれた、賊には感謝はするが、華琳を襲ったことは許しはしない。それと、もう油断だけはするなよな!」

 

「わかってるわ、………あっ!もし私の家で居候が決まったら、武術の稽古を私につけてちょうだい!私は、強くなりたいの。いいでしょ?」

 

「かまわないよ、俺自身の稽古にもなるしな!ただ、華琳が使ってるその大鎌をしっかり教えられるかが心配だな!」

 

「闘うための基礎は変わらないはずだから大丈夫のはずよ」

 

「じゃあとりあえず、堅苦しい話しはここまでにしてここからはのんびりと行かないか?」

 

「それもそうね!こうしながらのんびりと行きましょ!」ギュッ

 

そうして、私は、華鳳の左腕にしがみついて華鳳に甘えながらのんびりと門まで歩いた。

 

 ~曹操side out~

 




 〈注意〉

今回の話で北条刹那(魏)は華琳から真名を貰い、華鳳と名乗ることになったので次回から刹那(魏)sideが華鳳sideになります。
ただ名前が変わっただけで人が変わるわけではないので混乱しないようお願いします。

次回は北条刹那(蜀)の話しです。
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