真・恋姫†無双~一人で三人、三人で一人~   作:やまかっちゃん

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今回は蓮亀と蓮華がメインです。

1話が長くなってしまいました。


第十五話

 ~蓮亀side~

 

雪蓮達の母親殿、炎蓮殿に雪蓮達の仲を認めてもらうことができた。

その後は、大変だった。雪蓮と蓮華がどちらの部屋で一緒に寝るのか、から始まり夕食もどちらの隣で食べるのかや、明日はどちらから武術の稽古をするのやらで大喧嘩を始めたからじゃ。

まあ、結局炎蓮殿が喧嘩両成敗ということで、雪蓮達に拳骨を落として話しは終わったのじゃがな。

そして、今現在わしは、風呂に入っておる。これだけならまあ、わしが初めて来たこともあり毎日は入れない風呂を今日は、沸かしたという話しで終わるのじゃがな~。

何故かは知らぬが、わしの両隣には雪蓮と蓮華が入っておった。

 

「ところで、なんで雪蓮と蓮華は入っておるのじゃ?わし、先に入っておったよな?」

 

「だって、蓮亀が入っているのよ!なら入るしかないじゃない!」

 

「いや、そんな自信満々に言われてものう」

 

「姉様一人だけで入らせるわけないじゃない!」

 

「で、本音は?」

 

「蓮亀が入ってるのなら私も入るしかないじゃない!」

 

「御主らは本当に似ている姉妹じゃな!」

 

「「えへへへ」」

 

「別に褒めてるわけじゃないぞ。それと入って来るならマナー違反じゃが、布でせめて身体を隠してこぬか!」

 

「「私に隠すような恥ずかしい身体はしてないわ!!」

 

「それ、他のやつの前でもそうするのかのう?」

 

「「そんなことするわけないじゃない。私の身も心もあなたの物なのだから!!」」

 

「それならわしの時も出来れば隠して欲しいのじゃが、まあ、わしも雪蓮や蓮華の裸を他のやつには見せたくはないからな。そして、わしだけのためというのも悪い気はしないのう」テレテレ

 

「このままずっと一緒に入っていたいけど、流石にのぼせてくるから先に私は出るわよ」

 

「私も出るわ姉様!蓮亀も早めに出ないとのぼせるわよ!」

 

「これぐらいの温度じゃのぼせはしないが、長湯も身体に悪いし、わしも出るとするかの」

 

わしらが風呂から出ると今度はやはりどちらの部屋で一緒に寝るのかの話しなったが、先程のような喧嘩にはならず、淡々と話しをしておった。

そして、結局二人一緒に寝ることになった。ただ日替わりで、雪蓮と蓮華の部屋を交互に寝ることの話しだったようだ。

 

「そして、やはりわしは、真ん中で寝るのじゃな」

 

「これが一番平等なのよ!」

 

「私達だって別に喧嘩したいわけじゃないもの、だから出来る限り平等にしたいのよ!」

 

「そうか、御主らの間で話しがついておるのなら別にかまわないからな」

 

「じゃあ蓮亀、お休みなさいの接吻をしましょ!」

 

「ふむ、こちらでもこれはあるのじゃな!」

 

「あっ!ずるいわよ蓮華!あなた洞穴にいたときもしていたそうじゃない!私は一度もしたことがないのだから先に譲りなさいよ~!」

 

「姉様正妻は私です!なら先にするのも私のはずです」

 

「どちらともするのじゃから喧嘩するでないわ!寝るときぐらい落ち着くのじゃ!」

 

「「だって蓮華(姉様)が」」

 

「だってもない!喧嘩するのであれば今日はなしじゃ!それでもよいのか!」

 

「「ごめんなさい」」

 

「ふむ、わかればよい。さて結局どちらから先にすればよいのじゃ」

 

「蓮華から先にしなさいな。そちらのほうが後々しっかりとした順位をつけることができるしね」

 

「出来れば皆平等にしたいのだが」

 

「見せかけだけでもやっぱり必要なのよ。だからほらさっさと蓮華しなさいよ」

 

「うん、蓮亀お願いね♪」

 

「うむ、…んっん……ん、」

 

「んっん……ん、」

 

「見てるとこっちが恥ずかしくなってくるわね」

 

「「んっ…ちゅっ……ぷはっ」」

 

「それじゃあ、今度はこっちにお願いね♪」

 

「初めてなのじゃから無理しないようにのう、んっ…んっん…ぷはっ」

 

「んっ…んんん…ぷはっ、接吻って意外と難しいのね、息継ぎとか」

 

「それはまだ慣れていないだけじゃよ」

 

「そういうものなのね。さてと、お休みなさい」

 

「お休みなさい」

 

こうしてわし達はいろんなことのあった一日を終えた。

 

 ~翌日~

 

次の日、朝食の時間に炎蓮殿から古参の重臣との紹介をすると話しを聞かされた。そのため今日の予定は午前中は、その人達と会うことになった。また、午後は雪蓮と蓮華との武術の稽古をすることに決まった。

そして、今は紹介される人物がいる所に向かっている最中じゃ。

 

「それにしてもどんな人達なのだろうかの?」

 

「そうね~、紹介される人は三人よ。張昭、程普、黄蓋というわ」

 

「張昭は、生真面目な堅物で口うるさく、ことあるごとに怒鳴り声を上げることが多いかな。理屈っぽいし。でも私達のために言っていることはわかってはいるから嫌いにはなれない人物かな!そんな感じじゃない姉様?」

 

「そうね、あと程普は、公私を明確に使い分けてて職務には忠実なんだけど私生活はズボラなのが玉に瑕ね。性格は少々のことには動じないおおらかな性格で、皆のお姉さん的存在になっているわね」

 

「そして黄蓋は、昼間から豪快に酒を飲み、堂々と職務をサボってみせるかと思えば、働いていることは働いていたり、武術も特に弓術が優れているわ。他人を唸らせるほどの料理の腕もあるから、武人としてだけではなく、女としての部分でも皆から一目置かれているわね。御母様はほら、武術に優れてるけど料理はできないし」

 

「各々の悪い部分、良い部分を皆に理解されておるのか。これは、是非とも早くに会いたいものよな!そして、炎蓮殿は料理ができないのか」

 

「この話しは秘密よ!御母様それで悩んで知恵熱出したことあるし。姉様もこの事は秘密でお願いしますよ」

 

「わかってるわよ!あ!着いたみたいね。孫策です!入ってもよろしいでしょうか?」コンコン

 

「入って来てよいぞ」

 

そして、中には炎蓮殿と高身長の女性が2人と、低身長の女性が1人いた。

 

「ほう、身長が他の2人よりは、低いと思っても馬鹿にしているわけではなさそうじゃな!」

 

思っていることをそのまま当てられてしまったようだ。わしもまだまだ甘いようじゃな。

そして、そのままその人物は自己紹介を始めた。

 

「ぼー、としていても時間の無駄じゃ。とっとと自己紹介をするぞ。私は、姓名は張昭、字は子布、真名は雷火

じゃ。御主とは長い付き合いになりそうじゃから真名を教えたぞ」

 

次に高身長でも肌が白い人物が話し始めた。

 

「お姉さんは、姓名は程普、字は徳謀、真名は粋怜というはよろしくね!」

 

最後に高身長で肌が黒い人物が話し始めた。

 

「わしは、姓名は黄蓋、字は公覆、真名は祭という、これからはよろしく頼むぞ!」

 

「では、次はこちらの番じゃな。わしは、姓名は北条、字は刹那、真名は蓮亀、こちらこそよろしくお願いいたしますぞ!張昭殿、程普殿、黄蓋殿」

 

「それでは、自己紹介はこの辺でよいだろう。では解散だ!」

 

そう言って炎蓮殿はわしらも含め皆を解散させた。

 

「次は稽古といこうかの。まずはどちらからやるのじゃ?」

 

「私からよ!やっぱりリベンジしたいじゃない!」

 

「蓮華もそれで、よいのかの?」

 

「ええ、それで大丈夫よ。ただ姉様が終わったら私の番よ!」

 

「勿論じゃよ」

 

それから、昼飯の時間になるまで、稽古を続けた。雪蓮も蓮華も戦ってみてそれぞれの弱点もよくわかった。

雪蓮は、炎蓮殿と同じく早さを武器にしている分力が弱い。そのため武器同士のぶつかり合いで硬直したときに力で押しきられやすい。また、炎蓮殿よりもまだ早さもないためまだまだ成長の余地はある。

蓮華は、逆に炎蓮殿よりも力を武器にしているが、まだまだ弱くまた、早さでは勝負できていないため力もつけながら、早さにも対応できるようにしていかなければならなかった。

 

「とりあえず、午前中の稽古はここまでじゃの。御主ら立てるか?」

 

「「無理」」

 

「仕方ない、肩を貸してやるから昼飯を食べに行くぞ!」

 

「「無理無理」」ブンブン

 

「吐かない程度に食べるのじゃ!それが力となり、後に自分の力になるのじゃからな!!」

 

そして、雪蓮と蓮華には吐かせない程度に食べさせた。食べさせたら気持ち悪いと言いながらも喜んで食べておった。わしもわし自ら食べさせただけでここまで食べると思ってなかったため午後の稽古は少し間を開けてから始めることになった。

 

「次は蓮華から先なのじゃな」

 

「そうよ、それじゃあお願いするわね!」

 

「ふむ、それじゃあ始めるとうぐっ!」ガク

 

(足腰に力が入らん!それに頭も)

 

「どうしたの蓮亀!?お願い返事をして蓮亀!!」

 

(どんどん意識もと……お…の……い……)

 

こうしてわしは倒れてしまったらしい。そして、わしも謎の女性の声を聞く夢を見た。

 

 ~蓮亀side out~

 

 ◆◇◆◇

 

 ~孫権side~

 

私達と午後の稽古を始めるとき突然蓮亀が倒れてしまった。私は突然のことで慌ててしまったが、姉様は冷静に判断して私は親達を呼びに行った。

そこからは私達には何もできずにただひたすら親達が蓮亀にしていることを見てることしか出来なかった。

蓮亀ほどの体力がある者が突然高熱で倒れるのは考えづらいという話しになったが、何かあっても困るので孫家の医師に診せたがやはり何もわからなかったようだ。

そこからは、原因不明の病気かもしれなかったが、親達がやめろと言っても私達は蓮亀の隣で看病を続けた。

そして、高熱で倒れてから2日後、何もなかったように蓮亀は朝練をしていた。このとき私はいろんな感情が爆発してしまい蓮亀を殴ってしまった。このとき初めて蓮亀を殴れたと思う。

 

「なんであなた病み上がりなのに朝練なんてやってるのよ!殴るわよ!」

 

「いやもう殴られておるのだが!?」

 

「今のあなたが、私に意見言える立場なの!」

 

「ごめんなさい」

 

「蓮華、その辺にしときなさい。でもそうね、私達を心配させといてこれはないんじゃない?」

 

「すみませんでした」

 

「「今日はおとなしく部屋で私達と一緒に寝てなさい!!」」

 

「はい、仰せのままに」

 

そして、今日は姉様の部屋で一緒に寝ていた。寝ていたとき突然蓮亀が高熱を出していたときに夢を見ていたことを言い始めた。そして、その内容に私達は驚いてしまった。

 

「わしが高熱で倒れたとき夢を見ていたらしい」

 

「そうなの?それはどんな夢だったのかしら?」

 

「それがな、聞いたことのない女性の声が途切れ途切れ聞こえてのう」

 

「ほう、私達が大変な思いをしていたときに、聞いたことのない女性の声を聞いていたと?」

 

「怒るでないわ。わしだって聞きたくて聞いていたわけではない。ただその時のわしは、一文字も聞き逃してはならんという感覚があったのよ!」

 

「そう、なら良いわ!それでどんな内容だったの?」

 

「ここからは伝えづらいが御主らも関わってくるのでな伝えるが、ショックは受けるじゃろうが取り乱してならぬぞ!」

 

「「……」」ゴクッ

 

「わしはどうやら一度この地を去らねばならないらしい」

 

「「え?」」ボーゼン

 

「先程も言ったが女性の声が途切れ途切れだったため聞こえた部分は最後と最後から2番目じゃった。」

 

「でもそれだけでは蓮亀が未来に帰る話しに繋がらないわよ!」

 

「そうよ!それに全部を聞き取れたわけじゃないんでしょ?それなら未来に帰らなくてもすむかもしれないじゃない!」

 

「話しを最後まで聞け!内容は、げ、ん、せ、に、て、ち、か、ら、を、ち、を、た、め、よ、と、き、が、み、ち、た、と、き、こ、の、ち、に、も、ど、ら、ん、要するに、現世にて力を智を溜めよ刻が満ちた時この地に戻らんというわけじゃ」

 

「そう、でもその内容ではいつ戻ることになるのか、逆にいつ戻ってこれるのか全然わからないわね」

 

「そうなのじゃよ。不親切なことよな。そんなに泣くでないわ蓮華よ」

 

「だってだって、初めて自分の運命の人だと思える人に逢えて、御母様にも認められてこれからだって時にこれなのよ!私、私蓮亀とあなたと別れたくなんてない!姉様だって悲しくないの?」グスッグスッ

 

「何を言ってるのよ蓮華、私も悲しいに決まっているわ、でもねそれ以上にこんなことをしてくれたやつに対して怒りがね治まらないのよ!」

 

「とりあえずだ、このままいつ起こるかも悩んでいても仕方あるまい。逆にいつ戻っても悲しくないようにできることをしていこうぞ!」

 

「そうよね。そうしましょう!でも今日は部屋でゴロゴロするわよ!」

 

「そうよね姉様!蓮亀明日からはよりいっそう想い出作りと稽古をしていきましょ!」

 

「蓮華はいつの間にか泣き止んでおったのか。だが明日からはそのようにしていこいかのう」

 

こうして私達の蓮亀が居なくなるまでの予定が決まった。

この日は、出来るだけ部屋で皆でゴロゴロしながら蓮亀に私達は甘えていた。

先程の話しでいつか戻って来ることがわかってはいても、それは私達が生きているときとは限らないことを私達はわかっていたからだ。だからその事を意識したくなくて誤魔化すかのように甘えた。

そして、次の日からほぼ毎日、稽古をしては休憩で甘え、稽古をしては休憩で甘えてを繰り返した。 

そして、あの出来事から今日で2年の月日が経つことになる。私は初めよりはそれなりに弱点を克服できたと思っているが、蓮亀からするとまだまだらしい。

今日は、起きたときから皆今日で蓮亀とは離れることになるような感覚をしていた。そのため、今日だけは稽古をしないでのんびりとその時が来るのを待っていた。

そして私達は、蓮亀が消えてその体温を感じられなくなりまでひたすら蓮亀に抱きついていた。だが、蓮亀は私達の前から消えてしまった。その事に私達は、ひたすら号泣した。

私達と逢ってから2年の月日が経ち蓮亀は私達の前から消えてしまったのだ。

 

 ~孫権side out~




次回は華鳳と華琳の話しです。
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