真・恋姫†無双~一人で三人、三人で一人~   作:やまかっちゃん

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今回は華鳳、桃鶴、蓮亀をまとめて刹那達にしています。

今回は刹那達がメインです。
それと今回から新しい章に入りました。


第壱章 それぞれの再会と婚前旅行
第十七話


 ~刹那達side~

 

「此処は?……病院か」

 

最初は此処がどこかわからず辺りを見回していると病院だということがわかった。

 

(なんで俺、病院にいるんだ?)

 

(これはどういった現象なのでしょうか?)

 

(ふむ、雪蓮達は泣いておったのう。はて、此処はどこじゃ?)

 

(は?…いやどういうこと?なんで俺の中に俺達がいるんだよ!)

 

何故かは知らないが俺の中にあの世界に行っていた他の性格の俺達がいた。

 

(やはり、僕の最初の仮説は合ってましたね)

 

(これはまた、摩訶不思議なことよな!)

 

(なんか俺が体験してない記憶があるんですけどー!)

 

そして、各々が体験したことなどは記憶として融合してしまっているらしい。俺、華鳳の体験が一番他の俺よりも恥ずかしいことが多かったこともこれでわかってしまった。

 

(それは僕達もありますよ。僕はてっきりまた、今世の意識と融合するものかと思っていたのですが)

 

(しかり、だがどうやらあちらの世界にそれぞれの性格に別れて行ってしまったがゆえにそれぞれの性格に人格が独立してしまったようじゃな!)

 

(いつもは俺達よりも思考が働いていないのにたまに前前世の俺は俺達以上に思考が働くことがあるよな)

 

(そうですね。いつもは思考が働かなくて女の子の気持ちにも気づかない鈍感野郎なんですけどね)

 

(お主らわしのくせに、わしに酷くないか?)

 

(俺の中で俺達が呼びあうとわかりづらいし、せっかく別々の真名があるんだから真名で呼びあおうぜ)

 

(そうですね。そうしましょうか、蓮亀もいいですね?)

 

(勿論じゃよ、あと本体の表に出る人格は華鳳でよいな?)

 

(え?俺でいいの?)

 

(勿論ですよ。なんせ今生きているのは今世の性格であった華鳳なんですから)

 

(そういうことじゃ。わしらはわしらの時代でしっかり生きたからのう)

 

(わかった。この体を動かすのは俺がやる。でも意見があったらしっかり言えよ。桃鶴達だって俺なのだから)

 

そういうことでこの体を動かすのは華鳳である、今世の性格になりました。そして何故、病院にいるのかという疑問は、桃鶴が教えてくれた。

 

(たぶん、1人の脳に3人分の体験した記憶が入ったことにより脳の整理が追いつかなくなり倒れ、そして病院に運ばれたのでしょう)

 

(そうすると今はもう大丈夫じゃということかの?桃鶴)

 

(その考えで合っていると思いますよ。蓮亀)

 

(なら明日には退院できそうだな!)

 

(ええ、だから今は今後どう行動するかを考えましょう)

 

(そうじゃな。一刻も早くあの世界に戻りたいのだからな)

 

(だが時間が解決してくれるみたいだからあちらに戻った時に役に立つことをして時間を潰そう!)

 

(では退院したら三國志の関わる本をたくさん読み知識を蓄えましょう!)

 

(知識も必要じゃが、あちらに行った時に、満足に身体も動かせばなるまい!)

 

(なら稽古をより厳しくするしかないな!)

 

(では、今後の方針は親の目を盗み稽古をより厳しくし、親の目がある時は三國志の関わる本をたくさん読む、これでいいですね?華鳳、蓮亀)

 

((ああ!それでいい(よい))

 

(さて、今後の方針がこれで決まったわけですが、病院にいる今はもうやることがありませんし、あちらの世界の話しをしませんか?)

 

(またなんで?記憶としてはあるだろう?)

 

(でもその時の感情はありませんよ。まあ、一種の暴露話しといきましょうよ!)

 

(桃鶴が生き生きしておるの!お主、恋バナとか好きなのか!)

 

(面白そうだしいいぞ!誰から逝くよ?(誤字ではない))

 

((一番面白そうな華鳳からです(じゃ))

 

(マジか!)

 

こうして今後予定を俺達は決めた。ただ今現在が暇だったため、恥ずかしい思いをする暴露話しをすることになった。そして、暴露すればするほど暴露した本人が恥ずかしさのあまり悶絶することになった。

 

 ~翌日~

 

(すんなり退院できたな!)

 

(それでは早速図書館に行きましょう!)

 

(いやいや、退院したばかりで親が許してはくれまい。ここは、自分の部屋で筋トレじゃあ!)

 

(いや、ここは三國志に関わる本を帰り買って貰って家で読もう!)

 

(うぐぐ、そうですね。図書館は明日からにしましょう!)

 

(筋トレは!?)

 

(それは、本を読みながらでいいだろう)

 

(そうですね。本を読むことに集中は僕がしますから、華鳳は身体を動かすこと、蓮亀は効率よく筋肉がつくように指示を華鳳にしてください)

 

(うむ、ならば腕立て伏せといこうかの!それならば本も読みやすかろう)

 

この日からこのような毎日が始まった。朝は稽古、昼は図書館等で知識を蓄えたり、学校へ、夜は筋トレ等をしながら読書という毎日を送った。勿論学業も疎かにはしない。

高校に入ってからはキューブの新たな機能を追加などもした。それは、キューブにあるスイッチを入れることで認識を妨げる被り物をしているように見せるものだ。ただキューブを持っている者はその事を認識をできないので何を被っているかは他の人にしかわからない。そして、声も誰のものかはわからないようになっている。ただし、これもキューブを持っていれば関係ない。

 

 ~現世に戻って来てから8年後~

 

あれから俺は高校3年生の18歳になった。そして、こちらに戻ってきてからは8年の月日が流れていた。

また、いつ喚ばれるかもわからずにいたため、キューブとキューブを改造するための道具をいつも学ランなどにしまい込んでいた。

そして、その時は来た。

 

『刻は満ちた!』ピカッ

 

(((来たーって眩しい!!!)))

 

またもや何かのフラッシュで目潰しをされた状態で喚ばれたらしい。もう喚ばれる時は目潰しをされるものだと思ったほうがよさそうだと、この時の俺達は思った。

 

 

 

 

 

「また目潰しかよ!そして、此処は何処だよ?ってん?」

 

「あれはたぶん、もうあのようなものでしょう!っと別れましたね」

 

「あの眩しさはどうにかならんのか!ふむ、身体の感覚があるの」

 

どうやらこの世界に来れば自動的に別れるらしい。

 

「戻ってこれたみたいだな。それに皆同じ顔かよ!怖いわ!」

 

「瓜二つどころか瓜三つのようですね。それにしても前は気づきませんでしたが、キューブも服も別れてますね」

 

同一人物と言っても理解できてしまうほど俺達は似ていた。遺伝子もきっと同じなのだろう。性格は違うが。

 

「そのようじゃの!今疑問に思ったのじゃが、わしらの内に誰か一人でも死んだら他の者はどうなるのかのう?」

 

「それもそうだな!現世では一緒だったわけだしな。別れたといえ元は同じだからな!」

 

「最悪なのは、一人でも死んだら全員死んでしまうことですね。それと三國志の知識を得たことでわかっていますが、僕達はこれからは敵同士になる可能性も高いですしね!」

 

その仮説が正しい場合、俺達は俺達で殺し合うことはただただ悲しみを生むだけになってしまうだろうな。

 

「それから、現世に居たときは真名で呼びあっておったからこちらでも真名を交換しようぞ!」

 

「そっちのほうが呼びやすいしな!最初は俺からだな。姓名は北条、字は刹那、真名は華鳳だ」

 

「次は僕ですね。姓名は北条、字は刹那、真名は桃鶴です」

 

「最後はわしじゃな。姓名は北条、字は刹那、真名は蓮亀じゃ」

 

「では僕達は敵同士になるかもしれませんが、自分達では殺し合いはなしでいきましょう!殺した瞬間に自分達が死んでしまったら元も子もないですからね!」

 

「そうじゃのう。それに全員で警戒もして、わしらの内一人にでも殺しにかかってくる敵は全員の敵じゃしの!」

 

「これから、僕達のキューブを若干改造して軍事など秘密のことはわからないようにして人間関係だけはわかるようにしましょう。それなら、他の陣営の視点から敵対するものがわかったり、自分の陣営から敵対していることもわかりますからね」

 

「よし、次に今いる場所や時代がわからないから、人がいるであろうあそこに見える街に、改造が終わったら行ってみよう!」

 

 ~数十分後~

 

「そろそろ改造も終わりますし、移動しましょう」

 

「そうじゃな。とりあえず向かうとしようぞ」

 

「ああ、それと今後の予定は街に着いて人に話しを聞いてから考えよう」

 

こうして俺達は街が見えるほうに向かって歩いていった。

 

 ~刹那達side out~

 




〈北条刹那(集合)〉

各々の人格が独立をしたが一つの身体に入っている状態の刹那

現在、肉体年齢18歳、精神年齢、173歳

時間が流れ、肉体は変化したが精神的には今更ほぼ変わらないため精神には変化なし

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