真・恋姫†無双~一人で三人、三人で一人~   作:やまかっちゃん

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今回は刹那達と華琳がメインです。


第二十話

 ~曹操side~

 

数週間前、刹那達がこの世界に来た時に華琳は何かに感じていた。

 

「何かしら?今日は何か良いことがあるかもしれないわね!こう胸が大きく音がなるような、そういえば華鳳と初めて逢った時もあの時はわからなかったけど似たようなことがあったわね。華鳳と別れてもうはや8年になるのね。最初のころは悲しくて何をするにも涙が止まらなかったけど、部下の春蘭とその妹の秋蘭ができてからは涙も出なくなったわね。でもやっぱり貴方に逢えないことがとても寂しく感じるわ。華鳳、貴方はいつ戻って来るの?私がこんなにも逢いたいと思っているのだから早く戻って来なさいよ!」

 

そう言って華琳は、今日も華鳳のことを待ちながらもやるべきことをやり始めた。

 

 ~曹操side out~

 

 ◆◇◆◇

 

 ~刹那達side~

 

「やばい、本当に緊張してきた。………ん?」

 

「どうかしたのですか?」

 

「いや、俺が居たときは門番が居なかったからな。今いることに少し違和感を感じただけだ」

 

「それは、時間もそれなりに経てば曹操さんなんですから偉くなっていて警備もそれなりに厳しくなっていますよ」

 

「とりあえず、門番に話しかけて華琳に逢えるようにしてもらおう!」

 

そうして、俺達は門番に華琳に逢えないか話しかけた。

 

「すみません、俺達曹操さんの知り合いなのですが逢わせてはもらえませんか?」

 

「なんだお前達は?俺達はそれなりに曹操家の門番をしているがお前達のことは知らない。また、曹操様に言い寄ろうとしている者達だろ!早々に立ち去れ!」

 

「そこをなんとか逢わせてはもらえませんか?」

 

「ならんと言ったらならん!早々に立ち去らなければ切り捨てるぞ!」

 

かれこれ数分頼んでみたが、何度言っても駄目らしい。どうしようかと俺達が悩んで居たときに彼女が現れた。

 

「どうかしたのですか?どうやら騒がしいのですが?」

 

そこに現れたのは華琳御付きの侍女その1の人だった。

 

「は!これは鞍山殿、どうやらまた曹操様に言い寄ろうとしている輩のようです。しかし、私達が早々に追い払うのでご安心ください。」

 

「そうですか。なら頼みましん?………」

 

彼女がどうやら鞍山さんということをこの時初めて俺を含めて知った。

そして、こちらをじっと睨み付けるように見詰めるまま固まってしまった。

 

「あちらの者達を見詰めて、どうかなさいましたか?」

 

「いえ、私の勘違いなのかしら?…すみませんが彼らに質問があるのでそこを通ってもいいですか?」

 

「「は!」」

 

「すみませんが質問があるのですがよろしいでしょうか?」

 

「はい。大丈夫です。ただあまりそこにいる女性には聞かれたくないので小声でお願いします!」

 

「わかりました。では質問させていただきます。貴方は、お嬢様の真名、及びお嬢様が好きな御方でお嬢様が待ち続けている御方の姓名から字、真名とお嬢様の朝の癖を知っていますか?」

 

「ええ、勿論知っています」

 

「ほう、自信があるようですね!ではお答えください!」

 

「まず、お嬢様というのが曹操であれば真名は華琳だ。そして、自意識過剰になってしまうが待ち続けているのは俺で、姓名は北条、字は刹那、真名は華鳳だ。それと、華琳の朝の癖は寝ぼけて接吻魔になることだな。これがまたその時の記憶がなくなっているんだよな。まだ

直ってないのか?」

 

「そうですよね。答えられるわけがえ?え?本当に?本当に華鳳様なのですか?」

 

「俺はそのつもりだし、俺の他にも真名が華鳳のやつがいるのか?華琳御付きの侍女その1の鞍山さん」

 

「…………」ポロポロ

 

「うおうい!何故泣き出す!?どうかしたのか?どこか体調の悪いところでも?大丈夫か?鞍山さん」

 

「はい、大丈夫です。ただやっと戻って来ていただけたのですね。どれだけお嬢様が悲しみ、待ちわびていたことか!」

 

「そのことについては本当にすみません!」

 

「いえ、華鳳様もお嬢様と別れねばならない状況になってしまい悲しい思いをしたのはわかっていますからその事ではありません。ただこれでやっとお嬢様はずっと待ちわびていたことが報われ、悲しい思いをしないですむと思うと涙が出てしまいました。なので華鳳様が悪いということではありません」

 

「そうか。それで、俺は華琳に逢いたいのですか。逢わせていただけますか?」

 

「勿論でございます!むしろ逢わせるどころかこれからはずっと一緒に居てもらわなくては困ります!」

 

「よかった。長い間待たせてしまったから下手すると他にも婚約者ができてしまったのかと思ってしまっていました」

 

「何を馬鹿なことを、お嬢様が華鳳様のことを忘れ、他に婚約者を作ろうなどとするはずがあるわけないではないですか!」

 

「そうですか。それを聞けて安心して華琳に逢うことができる」

 

「ただ、華鳳様がいない間に悲しみを紛らわすためか、ちょっと変な癖がでてしまいました」

 

「え?なんですかそれは?」

 

「それは逢っていただいてのお楽しみということでお願いします」

 

こうして俺達は華琳に逢うことが可能になった。

 

「鞍山殿、この者共を通してよろしいのですか!?」

 

「ええ、安心してください。この人、華鳳様は華琳様の大事な方ですので大丈夫ですよ!」

 

「貴方、本当に何者なのよ!?」

 

「だから言ったろ、曹操とはちょっとした仲だって」

 

「これは!?先程は申し訳ございませんでした」

 

「いや、しっかり仕事をしていることがわかったから良いよ!ただ次からはすぐに追い払わずに少しは華琳と話しをさせてやって欲しい!もしかしたら華琳のお目にかかる才能を持つものがその中にいるかもしれないからな!」

 

「「は!」」

 

「それでは、お嬢様のいる部屋へ御案内しますので、ついてきてくださいませ」

 

俺達は、華琳に逢うために鞍山さんについていった。そして、華琳の部屋まで行く道中で鞍山さんに質問をされた。

 

「そういえば、華鳳様失礼ながら質問をさせていただきたいのですがよろしいでしょうか?」

 

「ええ、構いませんが」

 

「それでは、何故そちらの方々も同じような顔をされているのでしょうか?」

 

「少し複雑な話しなので、できれば華琳がいるときに一緒に聞いていただきたいのでその時でもいいですか?」

 

この話しは何度も話すのは得策ではないし、できれば纏めて聞いて、質問などをして欲しかったため華琳と一緒に聞いてもらうことにした。

 

「そういうことならば構いませんが」

 

「ではそれでお願いします」

 

「もうそろそろお嬢様の部屋へ着きます」

 

そう聞いた俺達はキューブを使い被り物をしているようにした。

 

「何故馬の頭の被り物をし始めたのですか?」

 

「そうよ!いきなり馬の頭の被り物なんかして今から曹操様に会うのに、ふざけているの!」

 

(((今、馬の頭なんだ!!!)))

 

「いや、ちょっと逢うときに驚かそうと思ってな!」

 

「ふふふっ!なるほどそういうことですか!ならば私もご協力いたします」

 

「曹操様を驚かせようなんて貴方何を考えているのよ!」

 

「だが、曹操の驚いた顔なんてめったに見れないぞ」

 

「そう言われると見たくなってきちゃうじゃない!わかったわ、でもどうなっても知らないわよ!」

 

「大丈夫だよ。たぶん、きっと、でもあいつ切れるときは俺にでも普通に切れるしな、何もないといいな!」

 

そうこう話している間に華琳の部屋に着いた。ただ部屋の中で華琳以外の女性の声が聞こえているんだが、その声がちょっとあっちの声なんだよな。男としてここにいるのが今、とても気まずい!

 

「この声ってもしかして?」

 

「駄目じゃ桃鶴!それ以上は言ってはいかん!」

 

「お嬢様!お客様達がお見えになりました。ご部屋に失礼してもよろしいでしょうか?」

 

「今日の予定に私に用のあるやつはいないはずよ!」

 

「急用らしく、できれば今すぐお会いしていただきたいのですが!」

 

「チッ、今春蘭と秋欄とお楽しみなのに邪魔してくれたわね!わかったわ着替えるからそうつらをそこで待たせておきなさい!!」

 

(((あっ!やっぱりそういうことなんだ!)))

 

「わかりました。それでは準備ができましたらお呼びください」

 

 ~ここからは小声です~

 

「嘘だろ!俺がいなくなってからそっちに目覚めちゃったの華琳!」

 

「そうなのでございます。華鳳様はどう思いますか?」

 

「いろいろショックなのですが、俺が不甲斐ないばかりに華琳もそういうことに目覚めてしまったと思うと、俺は華琳に何も言えません」

 

「蓮亀、これはやっぱり下手すると、僕達のところもいろいろショックなことが待っているかもしれないね」

 

「想像したくないのじゃ!」

 

「俺、やっぱり見捨てられたらどうしよう?」

 

「「きっと、たぶん大丈夫でしょう(じゃろう)」」

 

「全然安心できねー!」

 

 ~小声終了~

 

「準備ができたから入って来ていいわよ!」

 

「では失礼させていただきます!」

 

俺達は華琳の部屋の中に入った。華琳は中央に座っており、その左右に女性が2人立っていた。華琳達の顔を見たらこちらを見て固まっていた。

 

「鞍山!何馬の頭の被り物を被っているやつを3人もいれてくるのよ!」

 

「ですがこちらの方々が本命でございます」

 

「私の知り合いに馬の頭の被り物なんて被るやつなんていないわよ!」

 

「そうでございましょうか?」

 

「そうよ!まあ、もういいわ!そちらの女の子からにするわ!ところで貴方何をしにここへ来たの?」

 

「は!私は姓名は荀彧、字は文若、真名は桂花と申します。ぜひとも曹操様の元で軍師として働きたくと存じます」

 

「そう、そういえば貴方袁紹のところで軍師をしていたわね!………いいわ!貴方の力存分に私のために振るいなさい!」

 

「は!ありがとうございます!」

 

「さて、そちらの馬の頭のをしている方々は私にどのような用件があるのかしら?」

 

「この服を見てどう思う?」

 

「どう思うって服だけの話しをしに来たの?まあ、いいわ。そうね変わって……貴方達はそれをどこで手に入れたの!?」

 

華琳は、何かに気づいた用に俺に詰め寄ってきた。

 

(こんなに顔を近付けて来ちゃって8年間の間にまた一段と可愛くなったな華琳)

 

「何かしら?貴方に近付いて気付いたけど何だかとても懐かしい匂いがするわね貴方!ってそんなことよりどこで手に入れたのよ!?」

 

「こういうときは、内緒って言いたいけど、華琳がわかる風に言えば華琳の待ち人と同じ国の服だよ!」

 

「な!?何故貴方が私の許しもなく真名を呼ぶのかしら?殺されたいの?それとも貴方真名の意味を知らないの?それに貴方が何故あの人のことを知っているの!古参の曹家の者しかあの事は知らないはずなのに!」

 

華琳がそういった時に後ろに控えていた女性2人も少し驚いていた。聞かされてなかったのだろう。

 

「真名の意味は知っているし、華琳の真名は許しを昔に許されていたはずだがまだ気付かないかな?なんなら待ち人と逢った時からのことも話せるぞ!」

 

「貴方は何を言っているの?私が昔に真名を教えた人であの事を話せる者なんてあの人ぐらいしかい‥な‥い…………え?嘘よね!?貴方なの?……華鳳!」ポロポロ

 

やっと逢えると思ったのか華琳は泣き出してしまった。その時点で部下になった桂花を含めて部下が驚いた顔で華琳を見ていた。

 

(((そろそろ頃合いだな(ですね、じゃな)))

 

そう思った俺達は、華琳達に正体を明かすことにしたためキューブを取り出し機能を停止させて被り物を脱ぐように見せた。

 

「やっぱり、そのキューブを持っている貴方は!?」ポロポロ

 

「そうだよ。待たせてしまって本当に悪かった。もう離れるようなことはないようにするよ。だから華琳!これからはずっと一緒だ!!華琳愛しているよ」

 

「華鳳、華鳳、華鳳やっと、やっと貴方に逢えた!私ももう離さないわ!お願いされたって離れないもん!華鳳、私も愛しているわ」ポロポロ

 

そして、お互いに顔を近付けて接吻をした。そして、その光景を見ていた部下達は顎が外れてしまうのではないかと言うほど口を大きくあげて驚いていた。

 

 ~刹那達side out~

 




〈鞍山〉

華琳御付きの侍女その1の人
8年後にやっと姓名が判明

現在、27歳

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