真・恋姫†無双~一人で三人、三人で一人~ 作:やまかっちゃん
~曹操side~
私達はやっと逢えたことによる嬉しさで人目を気にせずにその場で接吻をしてしまった。まだ華鳳はいいだろう。これから部下になるよう春蘭と秋欄に見られてもそういう人なんだと思われるだけなのだから。
だけど私はかなりの間こんな素の自分を出したことがなかったし、部下の前で出せるはずもなかったのだが、それを見られてしまった。実際に春蘭と秋欄、さっき部下になったばかりの桂花も驚いた顔でこちらを見ているし。私はつい華鳳がそばに居たことでその視線に耐えられず華鳳の背中に隠れてしまったのも私の失態だわ!
「とりあえず華琳、まだあの時の曹家との話しは無しにはされていないのか?」
(きっとこの空気を壊そうとしてくれたのね。そういうところが優しいんだから)
「おっほん!ええあの話しはいまだに有効になっているから安心して、御母様達も貴方の帰りを待っていたわ!それと後ろにいる貴方と同じ顔の人達のことも紹介してくれる?」
「そうかそれは有り難い!御義母さん達は元気でいるんだな。あと俺達の事情は皆が纏まっている状態で話しをしたい!」
「わかったわ!それなら前に御母様達と会った場所で話しをしましょう。春蘭、秋欄、桂花もついてきなさい!鞍山、貴方もね!」
「は!しかし、この男、信用できるのでしょうか?」
「秋欄の言う通りだ!いきなり現れた男を曹嵩様達に会わせてよろしいのですか?華琳様!」
「あら、私の指示に従えないの?でもそうね、貴方達はまだ事情を知らないものね。その話しはあちらの部屋で話すわ。それと桂花、貴方は何も言わないのね」
「は!私はこの者達とここまで来たので何かしらの事情はあるのことは存じていたので、それに初めて会った時も曹操様とちょっとした仲とは言っていましたので」
(何がちょっとした仲なのよ!隠すためとはいえ、これは何かお願い1つね!)
「そういうことね。ならいいわ!華鳳も構わないわね!」
「ああ、今後のことで重要な話しだからな重臣達には聞いていて欲しいからな!」
「そう、ならさっさと向かいましょう!」
私達は初めて華鳳が御母様に会った部屋に向かった。
~曹操side out~
◆◇◆◇
~刹那達side~
俺達は今話し会う部屋に着いた。それとどうやら御義母さん達はもう部屋にいるらしい。
「あら、貴方また緊張しているの?大丈夫よ今回は御母様達も最初から喜んで迎えてくれるわよ!」
「そうか、ならいいんだけどな。ここ最近の俺は緊張しかしていない気がする」
「なんでよ?」
「ひさしぶりに華琳に逢うと思うと、他の男がいたらどうしよう?とか
あの事が無しにされていたらどうしよう?とか
そもそも逢ってくれなかったらどうしよう?とかでね。実際に俺が居ない間に悲しみを紛らわすためか女性同士のあっちに目覚めちゃってたし」
「もう!そういうことは心配しなくてもいいのにって、え?さっきの聞こえてたの!?嘘よねー!お願いだからなかったことにして!」
「いや、無理だろ!あと俺達もあそこにいたんだから聞こえてるに決まっているだろ!あの時はこっちのほうがいろいろ驚いたわ!」
「嫌よ!せっかく逢えたのに、お願いだから嫌わないで!直すからだから私を捨てないで!!」グスグス
「今更俺が華琳のことを離すわけないだろ!あと今さっきの発言は部下2人に失礼だから!そういうことを含めて華琳のことを愛しているっていたんだよ!だから泣き止めよ。な?」
「グスグス、うん!本当に貴方を裏切るような行為をしてしまってごめんなさい」
「だからいいって、それとできればそういう行為は減らしてくれると助かる。そうでもないと華琳と逢う回数が減るし」
「あら?なら貴方も一緒にすればいいじゃない!」
「いや、それはいろいろまずいし、その相手に失礼だろ!」
この時俺と華琳の後ろにいた秋欄と春蘭がめちゃくちゃ縦に首を振っていた。
「私の命令はほぼ絶対よ!」
「どこの暴君だよ!!華琳後ろを向いて見ろよ!部下2人がめちゃくちゃ涙目だぞ!それに華琳の部下達が俺に馴れるまでは、できれば2人っきりでいたいしな」テレ
「もう華鳳ったら、でもそうね。なんなら今日からでも」イチャイチャ
そうこうさらに数十分間華琳とイチャイチャしていたら部屋の中から御義母さん達から
「「いい加減に早く入って来なさい!」」
と怒られ、俺達は後ろを振り向くと何かを吐いて気持ち悪そうにしている皆がいた。とても申し訳なかったです。このあと蓮亀と桃鶴に文句をかなり言われた。
そうして、やっと俺達は部屋の中に入った。
「貴方達は何をやっているのですか!大事な話しがあると言うので集まって待っていれば、扉の前でイチャイチャと、そういうことは話しが終わってから華琳の部屋でやっていなさい!」
ごもっともなことを言われてしまった。
「すみません。それと無事に戻って来ることができました」
「それはよかったです。それで今後の話しと華鳳君の後ろにいる同じ顔の人達のことの話しですね!」
「はい!まず、全部話すので質問はその後でお願いします!」
「わかりました。それでは皆さんもそれでよろしいですね?」
「「「「「「はい!」」」」」」
「それではまず、蓮亀と桃鶴は俺でもあります。あちらに戻った時に知ったのですがどうやら俺はここに来た時に俺を含め3つの性格の俺に別れたようなのです!戻った時に各々が経験したことが記憶として入って来たことでわかりました。まあ、華琳との経験が一番激しかったこともそれで知りました」
「華鳳!皆がいる前で言わなくてもいいでしょうが!」
「次に僕から話します。僕は前世の時の性格が出てきた華鳳です。姓名、字は華鳳と同じで真名は桃鶴と言います。
僕は華鳳がここに居たとき、幽州にある涿郡の涿県の外れにある桜桑里と言うところにいました。そこにいる僕にとって華鳳にとって曹操さんにあたる人と逢い、桃鶴と言う真名を貰いました」
「次にわしは、前前世の時の性格が出てきた華鳳じゃ!姓名、字は先程と同じく真名は蓮亀と申す!
わしの場合は徐州の下邳国におった。そこで賊の捕虜になっていた者を助けそこの家で世話になっとった。次いでに華鳳にとって曹操殿にあたる者もおる。
まあ、捕虜になっていた者とその姉なのじゃがな。真名もあやつらから蓮亀という名を貰った」
「ここからが大事なんだが、俺達は1人でも死ぬと多分他の俺達も死ぬことになると思う」
「「「「「「!?!?」」」」」」
「あちらの世界に戻った時に俺達は1人の中に戻った。この事から3人合わさってあちらに生きていた俺という1人の人間だったんだ。だけどこちらで3人に別れたせいで独立した人格が出来てしまったんだ!
だからあちらに戻っても1人の体の中に俺達は3人とも意識しっかりした状態でいたんだ。そして、多分1人が死ねば他の俺達も死ぬことになることの仮設が建ちそれがあっている感覚が俺達はあったんだ」
「今後の予定は僕が話します。ここにいる一部の人は知っていますが僕達は未来に戻りました。その時に歴史を調べてあることがわかりました。
それは、歴史通りにいけば僕達3人は愛する人のために争うことです。要するに愛する人同士が対立するから僕達も戦う訳なのですが。
しかし、先程華鳳が言っていた通り1人が死ねば3人死ぬ。それは回避したいし、曹操さんもそれは望みませんね?そこで婚前旅行をしてみませんか?」
「早い話し、わしらの愛する人達と合流して婚前旅行をしながら今後の話しをしないか?と言う話しじゃよ!」
「俺達の話しはここまでだ。質問は?」
そこからは俺達以外で話しをしていた。そこで一応部下達にもこれまでのことを話し、部下達も納得はしてくれたようだ。ただ荀彧は途中驚いた様な顔でこちらを見てきたが。
そして、御義母さん、華琳が質問をしてきた。
「まず、どのような婚前旅行にするつもりで何日間の予定ですか?」
「まず、僕達は歩いて婚前旅行をするつもりなのでかなりの月日がかかると思います。なのでその間は曹操さんの仕事を引き継ぎをしてもらいたいです。
道はここから徐州の下邳国に行き、蓮亀の愛する人達を連れ、青州と冀州を通り、幽州の涿郡にある桜桑里にいる僕の愛する人を連れ、そのまま冀州と兗州を通り、ここに戻って来ます。他の僕達はまた通った道を行きそれぞれの元いたところに戻ります。以上です」
「わかりました。準備はしておきます!なので話しも大切ですが、ぜひ楽しんできてください」
「「「はい!」」」
「次にわたしよ。婚前旅行には部下達はなしよね?」
「そのつもりだ」
「ならいいわ!春蘭達は私がなんとかしておくわ!」
こうして婚前旅行への計画が始まった。そして、俺達の後ろでは華琳と華琳の部下達がそれなりに揉めていた。だが、結局華琳に言い負かせられていた。
~刹那達side out~
〈夏侯惇元譲(春蘭)〉
華鳳が居ない間に部下になっていた曹操(華琳)の従姉であり、夏侯淵(秋蘭)の姉でもある
心と身体すべてを曹操に捧げており、その前に立ちふさがる敵はいかなるモノでも両断する
現在、22歳
戦場での立ち位置、魏の猛将軍
〈夏候淵妙才(秋欄)〉
曹操(華琳)の従姉であり、夏侯惇(春蘭)の妹でもある
姉と同じく、曹操に心身すべてを捧げている
性格は対照的に、常に沈着冷静、暴走しかしない姉をクールに補佐している
現在、20歳
戦場での立ち位置、魏の知将軍