真・恋姫†無双~一人で三人、三人で一人~   作:やまかっちゃん

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今回は、桃香がメインです。


第四話

 ~劉備side~

 

私が住んでいる里、桜桑里は、幽州にある涿郡の涿県の外れにあるため、とても田舎の場所だった。

そして、桜桑里には、子供が少なかったことや、私がかなりの人見知りといこもあり私には友達といえる人達はいなかった。

そのため、私は、いつも家の手伝いをするか、家を出て里の中央で、他の人達や、私以外の子供達が遊んでいるところを眺めていた。

そして、今日も私は手伝いを終え、里の中央に向かった。

しかし、今日はいつもとは違っていた。なぜなら中央には年が私か、少し大きいくらいのこの辺では見かけない男の子がいつも私がやっているようなことをしていたからだ。私は、その時点で、その男の子が今日この里に来たのだろうと察した。

そして私は、その男の子が、私と被って見えたため、私は勇気を出して話しかけた。

 

(私だって勇気を出して話しかければ、一人ぐらい友達もできるよね)

 

「ねぇねぇ、そんなに辺りを見渡していて、何をやってるの?」

 

「っっ!?」ビクッ

 

男の子は、私を見ると驚いたような顔でこちらを見ていた。でも顔をこちらに向けていても何の反応もなかった。私はこれで心がぽっきり折れかけてしまった。しかし、もう一度勇気を出して話しかかることにした。

 

(きっと驚いたように見えたから、それできっと私の話が聞こえなかっただけだよね?無視されているわけじゃないんだよね?)

 

「ねぇねぇだから、何やってるの?ねぇねぇ?……グスッ」ポロポロ

 

しかし、話しかけても何の返事も返ってこなかったため、私の心はぽっきり折れてしまった。

 

(なんで何回話しかけても返事が返ってこないの?ねえなんで?せっかく勇気出して話しかけたのに。無視されてるのかな?)ヒクヒク

 

 ~数分後~

 

 

「えっと、ごめんよごめんよ、一つだけ言うこと聞くからお願いだから謝るから泣き止んで~」

 

私は、このとき私の心がまた元通りになった。

 

(これで私にも友達ができる)

 

「グスッグスッ…ほんと?」クビカシゲ

 

「うんうん、ほんとほんと」

 

「ならいいよ~」ニパ~

 

「ええっと、ところで、一つだけ言うこと聞くけど、何を聞けばいい?」

 

この言葉で、友達になって欲しいということが恥ずかしくなってしまった。そのため、返答を長引かせてしまった。

 

「えーとね~~あっ!そうだ!あれにしよ」

 

「えっと、だからあれって何?」

 

「えーとね~わ、わ、私と友じゃちにアウ、‥友達になってくだしゃいぅぅっ」モジモジ

 

勇気を出して言おうとした言葉を私は噛んでしまいより恥ずかしくなってしまった。また、それから彼からの返答がなかなかこなかったため、友達にはなってくれないのではと考えてしまっていた。

 

「やっぱり…駄目?」グスッ

 

「いえいえ、大丈夫ですよはい、僕と友達になりましょう」

 

このとき友達になることが否定されていたわけじゃないことがわかりとても嬉しかった。

 

「よかった~、此処の里って私ぐらいの子供が少ないことや、私がかなりの人見知りのせいで友達がいなかったんだ~」

 

「そうだ!此処は里なんですか?」

 

「そうだよ!此処は桜桑里って言うんだよ?知らなかったの?」

 

(やっぱり彼、今日ここに来たばっかりなんだ。それじゃあ、いつかまた別れちゃうのかな?)

 

「ええ、知りませんでした。ところで、桜桑里はどの辺にあるか、わかりますか?近くの地名や山などでもいいので」

 

(あれ?彼ここまで来たのになんで桜桑里の周りのことも知らないんだろ?親からどのような所なのか聞かされてないのかな?)

 

「えっとね、桜桑里はね、幽州にある涿郡の涿県の外れにあるんだよ」

 

「涿郡って!もしかしてこの国は漢って名前だったりしますか?」ズイ

 

(顔が近いよ!)

 

「そ、そうだよ!」ヒキッ

 

「そうですか」ヒョイ

 

「あっ!まだ、自己紹介してなかったよね?さっそくしようよ!」

 

「ではまず僕から、僕の名前は北条刹那といいます。今年で8歳になります。これから宜しくお願いしますね」

 

(へ~名前、刹那って言うんだ!あと年はやっぱり私より一つ大きいだけなんだ)

 

「うん!よろしくね!私は、姓名が劉備で、字が玄徳、真名が桃香だよ。今年で7歳になるよ」

 

(あれ?なんか私の名前言ったら溜め息つかれたけど、なんでだろう?少し悲しいな)

 

「すみません、僕のいた場所では真名といのは聞き慣れない言葉で、どのような意味があるのですか?」

 

(真名が無いなんてこの国の人じゃなかったの!)

 

「えっ?そうなんだ~。真名っていうのはね、私達の真の名のことでね。真名を許可なく呼べば、誰であろうと殺されても、文句は言えないんだよ。それほど尊いものなんだよ」

 

「それほどのものを僕に?」

 

(だって私にとって初めての友達で、嬉しいんだもん)

 

「うん!だって私にとって初めてできた友達なんだもん!」

 

(何か彼、深刻そうな顔をしているけど、どうかしたのかな?)

 

「そうですか。では僕には、真名がありませんから、真名の代わりに、僕自身のことを教えることにしますね。ただ、もしかしたら話しを聞いたあとに、僕のことを気味が悪く感じることになるかもしれませんが、それでもよろしいでしょうか?」

 

(初めてできた友達のことだもん気味が悪くなんて感じないよ!何より刹那、さっき深刻そうな、思い詰めたかな顔をしてたんだから、ここで否定すると刹那が壊れてしまう感じがする)

 

「うん、たぶん大丈夫だよ。何より私にとって初めてできた友達の刹那のことを、私知りたいもん!」

 

「僕のことを可笑しな人だと思うかもしれませんが、どうやら僕は、1900年近く前の世界に迷い混んでしまったようなんですよね。

まあ、信じるかどうかは、桃香次第なんですが。

また僕には前前世と前世の記憶があるんです。だから今世の記憶もたぶん引き継ぐ可能性が高いと思うんです。

実際に今の僕の性格は、なぜだか前世の時の性格が強く出ているんです。

なのである意味今の僕は今世の僕とは言いづらいのですが」

 

私は刹那の話を途中まで聞いていたとき

(刹那は凄いな、私と似ているのにこんなにも最善の事を考えて行動に移せるなんて!)

と思う様になり、

そして私は、刹那の事を考えると胸が締め付けられる様にドキドキするようになっていた。

そして私は、自分が刹那に恋をしていることを自覚した。

 

(ああ、私今、刹那に、いいえ、御主人様に恋してるんだ!)

 

そして私は御主人様がまだ話をしてる途中で御主人様を抱き締めていた。

 

(こんなにも、御主人様は心の中で抱えてたんだ!どうにかして、御主人様を安心させてあげたい)

 

「うんうん、大丈夫だよ。私は御主人様を信じるから。ずっといつまでも私は御主人様の近くにいるから!だから!!」ポロポロ

 

 

 

        『泣かないで!!』

 

 

 

「えっ?…なんで……涙‥が…出てきてるいるのでしょうか?」ツー

 

(御主人様は気づいてなかったんだ)

 

「ってうん?ってなんで僕の呼び方が御主人様なんですか!?普通に先程と同じように刹那でいいじゃないですか!!桃香まで、泣いてますし!あと若干怒ってませんか?」

 

(御主人様は御主人様自身が御主人様の存在を否定していることに対して私が怒っているのをわかってないんだ!!それならしっかり今の私の感情を気持ちを伝えないと)

 

 

 

       『だって!!』

 

 

 

「御主人様の話しを聞いてたら、どこか私と似ていて、でも私の様な馬鹿と違って頭が良くて、普通の人だったらきっと認められないことでも、すぐにそのことを認めて、次はどうしたらいいか?って最善のことを考えて行動に移せるのが凄いな、かっこいいなって、私もいつか御主人様の様になりたいなって思って、

途中から胸が締め付けられる様にドキドキしてきて、ああ、きっとこれが恋なんだろうなって自覚してきて、

でも御主人様はこの世界で独りしかいなくて、心細いはずって気づいて悲しくなり始めたら、

今度は御主人様が、自分で自分を否定するようなことを言い始めたからじゃないですか!!そんなに自分のことを、否定しないでください!今私の目の前にいる御主人様は御主人様しかいないのだから。

だから‥だから、お願いだから!私が好きになった御主人様の存在を否定するようなことを御主人様自身が言わないでくださいよ~~ぅぅっ」グスッグスッグスッ

 

 ~数分後~

 

「だから、今の御主人様の存在を御主人様であったとしても否定することは私が許しません!!」プンプン

 

 

「桃香?」

 

「なんですか?」プンプン

 

「今さっき、僕に告白したことは、気づいてますか?」

 

「えっ??………っっ!?!?」プシュー

 

 

「だから、僕も今の気持ちを桃香に伝えたいと思います」

 

「ひゃっ、ひゃい」カオマッカ

 

(絶対、今の私の顔真っ赤だ)

 

「僕も桃香のことが好きです。付き合っていただけますか?」

 

(うそ、えっ?本当に?今日まで友達すらいなかったのに!本当に今日御主人様に声を掛けて良かった!!)

 

「は、は、はひっ!?」カオマッカ

 

「それじゃあ、これからお願いしますね。桃香」

 

「はい、こちらこそお願いします。御主人様」

 

(あっ!)

 

「「……んっ……んんっ……」」

 

「「ぷはっ…はあ、はあ、」」

 

「「………んっ………」」

 

そうして御主人様は、私の頬に手を添え口づけをした。それも何度も。このとき私も御主人様も顔は真っ赤だった思う。

そうして、気づくべきだった。私達のいる場所を。そう、初めて御主人様と逢った場所から私達は動いていない、つまり、私達は里の人達がよく通る場所で、泣いたり、怒ったり、照れたり、悲しんだりしていた。

そして周りにたくさんの人達がいることに気づかずに、キスをしていたのだ。それも何度も!!

それはもう、周りからの視線が痛いことになっていた。

 

 

「桃香、僕の呼び方どうにかならない?」

 

(絶対変えません!!)

 

「なりません」

 

「そこをどうか」土下座

 

(土下座されても変えません。だってこんなにも私を恥ずかったけど変えてくれたんだもん)

 

「無理です♪」めっちゃくちゃ笑顔

 

「はあ~」諦め

 

(このあと、お母さんに相談と御主人様のこと紹介しなくっちゃっ♪)

 

そうして私達はとりあえず私の家に行くことにした。

 




〈劉備玄徳(桃香)〉

北条刹那(蜀)のメインヒロイン、刹那(蜀)のことを憧れの存在であり、好きなため、御主人様と呼んでいる

現在、8歳

刹那(蜀)に逢うまでは、極度の人見知りだったため、友達がいなかった、しかし、刹那(蜀)逢ってかは人見知りがなくなり、そのため、いろんな人達との絆をつくりたいと思っている

性格、頑固で、若干天然

戦場での立ち位置、蜀の総大将
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