真・恋姫†無双~一人で三人、三人で一人~ 作:やまかっちゃん
そのため、今日は続けて投稿します。
今回も北条刹那(呉)がメインです。
~刹那(呉)side ~
「蓮華大丈夫!?」
「「っっっ!?!?!?」」
謎の女の子の登場により、結局刹那から接吻をすることはできなかったのであった。
「えっ!?姉様!?」
「姉様!?」
「ええ、でもなんで姉様完全武装しているのかしら?」
「いやいや!完全に御主の為だろうに!?御主先程まで、賊達に捕まっていたじゃろ!もう忘れたのかや!!
」
「…あっ!……そうだったわね。忘れてたわ」
もはや、蓮華にとって、賊達に襲われたことは、遠くの過去の話しになっていたらしい。
「それと御主の姉、わしのこと、何故か親の敵のように見てくる‥いや、睨んでくるんじゃが、わし何かしたかの?」
「知らないわよ!それともう、私の真名は教えたんだから、御主じゃなくて蓮華って呼びなさいよ!!」
「それもそうじゃな!蓮華、このあとのことは、どうするつもりかの?」
「なっ!蓮華っあなた!そいつに真名まで教えているの!?」
「ええそうよ!姉様!何より私この人、刹那の妻になりたいもの♪接吻もしちゃったし♪」
「「つ、妻ーー!?」」
「何刹那まで驚いてるのよ?何?私と接吻しときながら結婚はしたくないの!?」
「いや別にそういうわけじゃないのじゃが。さっき恋人になったばかりなのに、もう結婚の話しなったから驚いただけじゃ。なにより、わしらまだ、8歳じゃぞ!」
「あ、あの、蓮華に、男友達すらいない、蓮華に恋人!?ましてや妻ー!?蓮華っあなた!そいつに何か弱味を握られているんでしょ?!そうでもなきゃ、いきなり蓮華に恋人ができるはずがないもの!大丈夫よ、蓮華!とっととそいつをぶっ殺して助けてあげるからね!!」
この姉、何気に実の妹にひどいことを言っている。
「なんかもうわしの話し、絶対に聴いてもらえぬだろ?この状況」
「ちょっ、ちょっと待ってよ姉様!私、刹那に助けてもらったのよ!それに弱味なんて握られてないわよ!!」
「そんなの嘘よ!そいつを別に庇う必要なんてないわよ。大丈夫私が助けてあげるから、蓮華は安心してなさい。」
「どうやら、実の妹の話しもしっかり聴くつもりはなさそうじゃな」
「ごめんなさい、刹那。姉様、私のせいで暴走しちゃってるみたいなの」
「まあ、仕方ないじゃろ。実の妹に何かあったのではと、慌てていることはよくわかるからの」
「孫策様!部隊50人全て揃いました。次の指示を!」
「わかったわ。そこにいる男をとっとと殺して蓮華を連れ戻し、下邳国に戻るわよ!」
「「「「「ははっーー」」」」」
「どうやら、話して解決する問題じゃ、なくなったようじゃな」
「ごめんなさい!でもどうか!皆を殺さないで!!」
「そのようなことは、わかっておるわ。しっかし、これは少しばかり骨がおれそうじゃな!」
そうして、刹那は刀から金属バットに変形させた。
「刹那…‥何‥…それ?」
「うん?…あぁこれは、非殺傷武器に変形させただけのことよ」
「刹那が持ってる武器?って変わってるわね」
「まあ、なにかと便利じゃぞ。これっと!きたようじゃな。とりあえず、大丈夫じゃとは思うが、念のため後ろに下がっておるのじゃ!」
「それじゃあ、姉様と皆のこと、頼むわね」
「任せておけい!気絶程度ですませておくわい。殺しはせんし、殺されもせんわ!」
「っっ!!舐めやがって!!皆かかりなさい!」
そうして、刹那の非殺の戦が始まった。
しかし、確かに賊達よりも、孫策の兵達は強かったが、50歩100歩でそこまでの大差はなかった。
そのため、非殺とはいえ全ての兵を気絶させるのにそこまで時間はかからなかった。
だが、孫策は別だった。
「確かにあなた強いわね。これなら、その辺の賊なら問題は、ないでしょう。先程のことは、謝ります。ですが!あなたが蓮華を脅していることには、なんの変わりはありません!ですから死んでください!」
そう言った孫策は、刀を構えた。そして、刹那も金属バットを構えた。その瞬時から周りの空気がピリピリとし始めた。
(蓮華の御姉さん、気配だけでもわかるが強いのお。これは、久しぶりに血が滾るような戦ができそうじゃな!)
(相対したからこそ、わかるけどこいつ、強いわね。でも蓮華のために負けられない!)
そうして、どちらが先に動いただろうか?どちらが先に動いたと判断しにくいほど二人は同時に動いていた。
キャキィンギギ!
普通なら金属バットごと刹那は切り捨てられるところだったが、金属バットになっているキューブは普通の金属ではできていなかったため、切り捨てられることはなかった。
一撃で仕留めようとしていた、孫策はその状況に驚いていた。しかし、孫策が驚いている隙を逃すほど、刹那は甘くなかった。
「しまっ!?」キンッ
「ふっ!」ゲシッ
「キャアッ」ツルッ
「これでも、まだやるかの」ピト
刹那は孫策の顔面に金属バットを振るった。しかし、それに対し、孫策はすぐさま刀で金属バットを払ったが、その金属バットは囮だった。刹那は無理に金属バットを払った孫策の崩れたバランスの身体の脚を自分の脚でかけ転ばした。そして、尻餅をついた孫策の首筋に金属バットを添えたのだった。
「まだ、やるというのであればこのまま気絶させる。しかし、やらないというならばここで終わりじゃ。さて、御主はどちらを選ぶのじゃろうな?」
「くっ!しかし、このままじゃ蓮華を救えない!!」
「だから、姉様、人の話しを聴いて!全て姉様の誤解なの!」
「あなたはこいつに、騙されてるのよ!蓮華!!」
「だ・か・ら~ひ・と・の・は・な・し・をき~け~この馬鹿姉様があっ!!」ブンッ
「ひぎっ!?!?」バギャッ
蓮華の話しをなかなか聴かない孫策に対して、苛立った蓮華は、孫策の左頬に右ストレートを決めてしまい、結局孫策を気絶させてしまった。
「」キュ~
「おいおい、結局気絶させてしまってどうするのじゃ!?」
「あっ!ごめんなさい」ショボーン
そのあと、孫策が目が覚めるまで待ち、目が覚めてからは、これまでの全ての事情を話した。
「そう、………私の誤解だったのね。刹那さん、ごめんなさい」
「いや、わしも久しぶりの血が滾る戦ができたから満足じゃ!それと、一応もう一度名乗るが、わしは、北条刹那8歳じゃ」
「私も自己紹介するわね!姓名は孫策、字は伯符、真名は雪蓮、10歳よ!でもまだ、蓮華との仲を認めたわけじゃないからね!」
「何故ですか!?姉様!?」
「だって~、私も刹那が気に入っちゃったんだもん」
「何が!気に入っちゃったんだもんですか!!刹那は私のです。姉様であろうと渡す気はありませんよ!」
「あら?蓮華あなた、姉である私に喧嘩売るの?だったらいいわ!買ってあげる!!」
「刹那は私のことが、好きなんです!姉様のような年増には刹那が好きになるはずがありませんよ!!」
「ムキーッ!実の姉に年増だなんて!というか私あなた達よりも、年上でもまだ、10歳よ!!」
「ねえ刹那?あなた、私のことが好きなんでしょ!ここではっきり姉様の前で言ってちょうだい!!」
「あら?私のことはどうかしら?蓮華よりも先に大人の身体つきになるわよ!」
「「さあ!どっちを選ぶの!!」」
(こういうの修羅場というんじゃっとのぉ)現実逃避
「わしにとって、蓮華が一番これは、変わりようはない。しかし、雪蓮も選ぶと言うのはやっぱりなしかのお?」
「まあ、私が一番っていうのなら、姉様だしいいわよ!」
「私もまあ、選んでもらえるのならいいわ!」
「すまない、ひどいことを二人に言っていることは、わかっとる。しかし、どちらかだけを選んでもう一人のほうを悲しませなくはないのじゃ」
「それじゃあ、御母様達にも刹那のことを伝えるために早く下邳国に行きましょ?ねえ刹那!!」
「もう、蓮華ったら、でもそれもそうね!行きましょうか?刹那!」
「なんかもう、わし、今の時点で緊張で腹が痛くなってきたのだが!」ダラダラ
そうして、蓮華と雪蓮に連れられ刹那は、下邳国にある蓮華達の家がある街に向かったのだった。
キューブ
現代にいた北条刹那の手によって造られた物
タングステンとベリリウムの合金で、できており、それぞれ、刀、槍、弓、巨大な鎚、非殺傷の金属バットに変形させることができる