─────────財力で貸し切られたキャンプ場─────────
富樫「おぉ～いい景色だな！！」
七宮「これは大物の天使がいる予感！！」
富樫「山奥にいる天使ってなんだよ・・・」
小鳥遊「見て！勇太！！既に魔人召喚の祭壇の準備も整っている！」
丹生谷「キャンプファイアーでしょ。へえ～結構大きいわね。ホントにお金払わなくて良かったの？せめて食費くらいは・・・」
凸守「ニセサマーの施しは受けないデスよ！」
丹生谷「なんですって！あんたホント可愛くないわね！」
執事「早苗お嬢様はこのお出かけを心より楽しみにしておりました。お嬢様は大切なご友人の為に自らキャンプ場を探されておりました。どうぞ心置きなくお楽しみください」
丹生谷「へえ～あんたがね～」
凸守「あぁ～///！！余計な事は言わなくていいデース！！」
五月七日「凸ちゃんもみんなの事が大好きなんだよね～！」
凸守「う・る・さ・いデース！！！！！」
七宮「にーはっはっはっ！！！賑やかでいいね～！！」
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丹生谷「よし！じゃあ富樫君は小鳥遊さんと一緒に枝を集めてきてくれる？私たちで野菜切っておくから。」
富樫「そっか、ご飯も自分たちで用意するんだな。よし、六花・・・ってあれ？」
五月七日「あぁ、六花ちゃんなら凸ちゃんと一緒に、ほら」
富樫「え？」
小鳥遊「ガン・トゥインクル！！！」
凸守「ニョルニルシルド！！！」
小鳥遊＆凸守「てやああああ！！！」
富樫「・・・はあ。一人で行くか」
五月七日「う～ん。それは危ないんじゃないかな～。私が一緒に・・」
丹生谷「あんたは私と一緒に調理！！う～ん、しょうがないな、七宮！！！富樫君と一緒に枝集め行ってきて！！！」
七宮「え？う、うん。」
富樫「七宮、そっち滑りやすくなってるから気をつけてな」
七宮「うん、大丈夫。」
七宮（ただ枝集めするだけなのに、ちょっと緊張しちゃうな～・・私と二人きりで大丈夫なのかな・・・）
富樫「まったく、山に来てまで戦闘するんだな、あいつら。他にもっとあるだろ・・」
七宮「普段来れない場所だからこそだよ。表面世界の景色の変化も、私たちが活動する世界に少なからず影響するからね」
富樫「つまり、楽しんでるってことだな。まあ、良いことか。」
七宮「勇者も、今日くらいはゲルゾニアンサスらしく、天使と戦ったらどう？邪王真眼もきっと喜ぶよ。」
富樫「遠慮しとくよ。あれに付き合ってたら夜まで体力持たないって。中学の時はよくあんなはしゃげてたよな、俺。」
七宮「私が先にばてちゃったことがほとんどだったよね。まあ、大体は勇者が眠たそうにしてたから、終わってあげてたんだけど」
富樫「・・・まじで・・？」
七宮「眠たいのに頑張るからこけちゃったこともあったよね。可愛かったな～勇者・・・あ」
富樫「可愛いってなんだよ。せめてカッコいいって言ってくれ。」
七宮「に、にはは、勇者はカッコよくは無いかな～」
富樫「うっ。やっぱそうなのかな」
七宮（むぅ。私の「可愛い」には照れてくれないのか・・・）
富樫「あ、そっちも滑りやすくなってるぞ」
七宮（さすがに勇者にカッコいいなんて言えないよ・・）
富樫「七宮、聞いて・・おい！七宮！」
七宮「えっ、何？きゃっ！！」
つるん！がしっ！
富樫「っあぶねー。大丈夫か？」
七宮「はわわ///だ、大丈夫、大丈夫だから、、」
七宮（これはちょっとベタすぎないかな///なんかダンスしてるみたくなってるし・・）
富樫「ん？あ！ごめん！！」
七宮「え、うわ！」
すってんころりん！どてん。
七宮「ゆ、勇者・・・」
心音、聞こえちゃってないかな・・・
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