七宮「星が瞬くこんな夜に」   作:秋野親友

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勇者の隣にいたい魔王が、流れ星にお願いをします。


願い事

富樫「おぉ、結構多くなってきたな。」

 

丹生谷「ふぁ~あ。そろそろ見頃よね。なのにこいつらと来たら・・・」

 

凸守&小鳥遊「zZZ・・・」

 

七宮「にはは、ぐっすり寝ちゃってるね」

 

五月七日「チョモランマの大統領・・・治外法権です~・・・」

 

丹生谷「・・・こいつの頭の中が一番不思議ね。まあ普段から寝てるこいつは良いとして、こっちの二人は何で寝ちゃってるわけ?」

 

富樫「さんざんはしゃいでたからな。着いてからぶっ通しで暴れてたよな」

 

丹生谷「それでメインイベントの前にばてちゃったら世話無いわよまったく」

 

七宮「起こしてあげた方が良いのかな。」

 

富樫「いや、寝かせておこう。寝ぼけられても面倒だし。丹生谷、凸守をテントまで運んでくれ。俺は六花を連れてくから」

 

丹生谷「はぁ~しょうがないわね。よいしょっと。『何で起こしてくれなかったの?』なんて愚痴は受け付けないわよ」

 

凸守「ん~ニセサマ―の手は借りないデスよぅ~むにゃ」

 

丹生谷「寝てる時くらい黙りなさいよ可愛くないわね」

 

七宮「くみん?先輩はどうするの?私が運ぼうか?」

 

富樫「悪いけど頼めるか?天体観測はいったんお開きだな。」

 

七宮「オッケー。よいしょっと。お、あれだけ食べるだけあるね~」

 

丹生谷「・・・重いってことで良いのよね?」

 

七宮「いや、あんな風に遠慮なく食べられるのが納得の軽さ、ってこと」

 

丹生谷「ちっ。努力するのがバカバカしくなるわ」

 

 

───────テント前─────────

 

 

丹生谷「富樫君、なに突っ立ってんの?」

 

富樫「いや、どっちが六花のテントか分からないし、考えたら寝室みたいなもんだろ?勝手に入ったらまずいかなって。」

 

丹生谷「はいはい、紳士ね、えらいえらい。小鳥遊さんと中坊はこっちのテント。さっさと入れて寝かせましょ」

 

富樫「オッケー。お邪魔しますよっと」

 

 

 

七宮「モリサマー、くみん先輩も寝かせてきたよ」

 

丹生谷「ん、ごくろうさま。あとモリサマ言うな。はあ、疲れちゃったわ。私ももう休もうかしら」

 

七宮「そうなの?私はもっと見てたいな~」

 

丹生谷「別に好きな時に寝れば良いんじゃない?テント入るときは静かにね。じゃ、お休み」

 

冨樫「六花も寝かせてきたぞ。ん?丹生谷も休むのか」

 

丹生谷「いつ寝ようと私の勝手でしょ。」

 

冨樫「まあ、そうだけど。」

 

────────焚き木のまわり───────

 

冨樫「おお!これを見逃すなんてあいつらも勿体ないことするよな~」

 

七宮「流れ星がいっぱいだね。これだけ流れていたら、一つぐらい願い事叶えてくれるかな」

 

冨樫「魔王魔法少女が流れ星に何を願うんだ?世界征服とか?」

 

七宮「ははっ、そんなんじゃないけどさ。魔王魔法少女も願い事をするんだよ」

 

 

七宮(勇者の隣にいられたら・・・勇者と二人きりで、こんな綺麗な星空を見られたなら・・・でも、それは叶っちゃいけないことだから、叶わないほうがみんなしあわ・・・・え?)

 

 

冨樫「七宮、寒くないか?風邪ひきたくないだろ?ほら、毛布」

 

七宮「う、うん、ありがと」

 

冨樫「騒がしいのもいいけど、こうやって静かに見るのもいいもんだな~」

 

七宮「そ、そうだね」

 

 

七宮(・・・・・え、えええ~~~!!!!)

 

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