魔法少女リリカルなのは ~朱槍の魔道士〜   作:がっしー

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第22話投稿です

Fgo三蔵の復刻イベ楽しんでやってます。Apocryphaコラボまでゆっくり待ちたいです

それではどうぞ


救うために戦え

ミハルの出現にメイヴの兵士は武器を構え交戦の準備に入る

 

「スカサハ…?、!スカサハだと!?あの伝説とまで言われた戦士の息子だと?!」

 

そんな中、月村海斗はスカサハの名を聞き数歩後ずさる

 

「ミ、ミハルさん…どうして…」

「良かった、すずかちゃん。無事みたいで」

 

現れたミハルにすずかは信じられない顔をしている

 

「ちょと待ってて。必ず助けるから」

 

優しく声をかけ、海斗を睨みつけるミハル

 

「お前が親玉だな?」

「グッ、社長!敵だぞ!さっさと排除しろ!」

 

顔に冷や汗を流しながら海斗はメイヴを見るがメイヴは真っ直ぐにミハルを見つめている

 

「…やってくれたねメイ姉」

「言っておくけど、今回の仕事の内容を知ったのはミハくんに会った後よ。ただの偶然」

「どうでもいいよ。けど…すずかちゃんは返してもらう」

 

静かに構えるミハル

 

「おい!何をしている!早くそのガキを殺れ!」

 

後ろから聞こえる海斗の声にメイブは鬱陶しそうな目をしながら自分の兵に声をかける

 

「行きなさい、あなた達」

「「「ハ!」」」

 

3人の男がミハルを囲む

 

「3対1か…」

 

呟きながら敵の獲物を確認するミハル。

 

(正面の男は手に持った西洋剣以外には目立った武器は無し。右は両手にクローか、仕込み武器を隠してるかもしれないな。左は…クロスボウ!?アイツは最初に倒さないと厄介だな)

 

すると正面の男が口を開く

 

「はぁ…、本来ならグリーが正面だと言うのになぜあいつの役割をを私がしなければいけないのだ」

 

悲観した言葉を口にする男。すると右から笑い声が上がる

 

「ハハハ、そう言うなサン!相手はスカサハの弟子。体力バカのアイツにはキツい相手さ。まぁ、楽しもうじゃねぇか。なあ!オクス!」

 

クローの男がクロスボウの男、オクスに話を振る

 

「クアル、お前はそうやって敵の前で直ぐに名前を出す。いつか復讐しに来るやつが来たらどうしてくれる」

「テメェも俺の名前言いやがってるじゃあねぇか!」

「お前がバラしたからだ」

 

ミハルを挟み会話する2人、するとサンがため息をつく

 

「2人とも、そこまでだ。メイヴ様が待っている」

 

メイヴの名が出ると途端に静かになるクアルとオクス

 

「…では―――」

「ッ!」

 

するとサンが一気に間合いを詰め剣をかかげていた

 

「―――始めるとしよう」

「グウ!」

 

振り下ろされる剣を両手のナイフを交差させ受け止める

 

「脇がガラ空きだぜー!」

「クッソ!」

 

クアルが走りクローをミハルの脇腹目がけて突撃してくるのをジャンプして避ける

 

「それは悪手だろ」

 

しかしオクスがクロスボウを構え、空中のミハルに向けて放つ

 

「フッ!」

 

だがミハルも手に持ったナイフを投げ矢を弾く、着地し腰に付けていた残りのナイフを取り出す。

 

「オラオラオラァ!」

 

オクスが真っ先にミハルに接近し、クローで斬りかかるが、ミハルはナイフを使い捌いていく

 

「そいや!」

「くうッ!」

 

するとオクスの靴底から仕込みのナイフが飛び出し首を狙い蹴りを放つ。ミハルはとっさ後ろに飛びかわす。しかしオクスから距離をとった瞬間クロスボウの矢がミハルを襲う

 

「ッ!マズっ…」

 

矢をナイフで弾き飛ばそうとすると矢の先には小型の爆弾が付けられており、ミハルの顔がひきつる。クアルは小さく呟く

 

「ボン」

 

次の瞬間、爆弾が爆発しミハルを包んだ

 

ドゴォォォォオン!!!

「ミハルさーん!!!」

 

爆音と共にすずかの声が響く

 

「殺ったかい?」

「分からない。オクス、確認しろ」

 

サンの問いに首を横に振るクアルは爆発現場から1番近いオクスに命令する

 

「チッ、わーたよ」

 

オクスが愚痴をこぼしながらも煙に近づきミハルの生死を確認しようとする。すると煙の中から何かが飛び出してくる

 

「!、フラッシュ…」

 

オクスが言い終わらい内に飛び出してきた物、スタングレネードが閃光を放つ

 

「ぐっ!」

「コレは…」

「こんな物まで…」

 

光によって視界が塞がれる3人、メイヴ達も光に目を細める。その瞬間煙の中からミハルが飛び出した

 

「フッ!」

「がっ!」

 

近くに居たオクスに新たに手に入れた武器で顎に一撃だけ打ち込みそのままクアルとの距離を詰める

 

「!、しまっ…」

「ソイヤッア!!!」

 

気づいた時には既に遅くクアルはミハルの連撃をくらい大きく吹き飛び倒れる

 

「く、フゥ!」

 

フラッシュバンの光が弱まりミハルの姿を捉えたサンが剣を横薙ぎに振るうが受け止められる

 

「な…に?!」

 

ミハルの持つ武器を見て驚くサン。その手に持っていたのは建設現場などで使われる鉄パイプだった

 

「そんな物で私の剣を…」

 

信じられないとゆう顔をするサンにミハルは静かに答える

 

「…お前の剣より士郎さんや恭弥さんの剣の方がよっぽど重いよ」

「ッ!ぐぅ、カッ、カハッ」

 

剣を弾き鉄パイプを鳩尾に叩き込むとサンは呼吸が出来ずに苦しみ、うずくまって倒れる

 

「最後は…大丈夫みたいだな」

 

残っているオクスを見るが顎に与えた一撃が脳震盪を起こしたのか、立ち上がろうとするが直ぐに倒れている

 

「じゃあ、残りは2人だな」

 

そう言いながらメイヴと海斗を見据えるミハル。すると海斗が声を上げる

 

「クソ、クソ、クソ、クソっ!なんだこの結果は!?ふざけるな!!ふざけるなァ!!!おい、社長!なんとかしろ!」

 

息を荒らげながらメイヴを見る。だがメイヴは海斗の方を見ずにミハルを見ながら両手を上げた

 

「降参よ、駒が全員やらてたら仕方ないわよね。それに私は戦うの苦手だし」

 

そんなことを言うメイヴにミハルは内心「嘘つけ、飛んできたラクレットチーズ蹴り飛ばせる位のパワーあるくせに」と突っ込んだ

 

「とゆう訳でお暇させて貰うわ。さようならミスター海斗」

 

そう言うと優雅にその場をあとにするメイヴ。ミハルの倒したグリー達も体を引きずりながらメイヴの後を追いかける。そしてミハルとすずか、海斗のみが残った

 

「あの女ァァぁあ!」

「……」

 

海斗は近くに落ちていたダンボールを蹴り飛ばす。そしていつの間にかミハルは海斗の目の前にいた

 

 

「まっ待て!お前はこの子の正体を知っているのか?」

「?、なんの事だ」

 

要領を得ない言葉に首を傾けるミハル

 

「ッ!やめてください!おじ様!」

「お前は黙っていろ!…そうか、知らないのだな」

 

ニヤリと笑う海斗、両手を広げると面白おかしそうにすずかの、月村家の秘密を話し出す

 

「この子と忍、この2人は『夜の一族』という存在…。わかりやすく言えば吸血鬼だ!」

「吸血鬼…」

 

言葉を反芻するミハルに海斗は更に畳み掛ける

 

「そうだ!アイツらは人間ではない!人の血を吸う化物だ!…そんな奴を助けてなんになる?いつか貴様の血を吸われるだけだぞ!」

「………」

 

チラリとすずかの方を見るミハル。すずかは下を向き小さく蹲りながら泣いていた

 

「分かっただろ?お前がしているのは賢い事では「分からないな」…なに?」

「ミハルさん?」

 

海斗の言葉を遮るミハル。すずかも顔を上げてミハルを見る

 

「『夜の一族』だか吸血鬼だか知ったことか。俺はただ、『月村すずか』って名前の友達を助けに来ただけだ。…それに俺も狼人間の知り合いがいるから吸血鬼が増えたところで関係ないな」

「な、何ぉ……」

 

まだ何か言おうとする海斗の腹を殴り意識を奪う

 

「さてと、待っててねすずかちゃん。すぐこれ解くから」

 

そう言うとすずかの後ろに周りワイヤーを外そうとするミハルにすずかが話かける

 

「なんで…。怖くないんですか?」

「ん?あぁ、さっきの事?別に何ともないよ。お、いいの発見」

 

すずかの質問に答えながら近くに落ちていたペンチを拾う

 

「(まぁ、魔法やアルフなんかを見てなかったら少し迷ったかもしれないけど)よし、外れた…」

 

ワイヤーが切れ自由になるすずか

 

「ありがとうございます…ミハルさっ!…ミハルさん!」

 

お礼を言おうと振り返るすずかが見たのは仰向けに倒れたミハルだった

 

「どうしたんですか!?ケガをしたんですか!?」

「アハハ。やっぱあの爆弾、結構な威力だな…」

 

意識が遠のくなか、すずかを安心させようと頭を撫でる

 

「大丈夫、…もうすぐ士郎さんと、恭弥さんが…くるはず…だか、ら…」

 

そう言い残しミハルは気を失った

 

 

 

 

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