誤字がないか作品を読んでいて思ったことが1つ。
『あれ?ミハルの勝率低くない…?』
大抵状況が変わってその戦いが引き分けに終わったりしてて明確に勝ちを取ったのが夏休みの三人衆でそれもその後意識失うし…うわっ、ウチの主人公弱すぎ…?
これはA's編終わった後にミハルの俺TUEEEEな話を作らないといけないないかもしれない
それはともかくどうぞ
少し時は巻戻り、管理局本部。ある一室でリンディはグレアム提督と話をしていた
「久しぶりだね、リンディ提督。闇の書の事件、進展はどうだい?」
「なかなか難しいですが…上手くやります」
闇の書の件について聞かれそれとなく答えるとカップを手に取り口に運ぶ
「君は優秀だ。…私の時の様な失態はしないと信じているよ」
「夫の葬儀の時、申し上げましたが。あれは提督の失態ではありません」
カップを机に戻しグレアムに視線を戻す
「あんな事態を予測できる指揮官なんていませんから 」
「…………」
穏やかな口調で話すリンディ。それをグレアムは無言で見つめるのだった
その頃、無限書庫で闇の書に関する情報を集めるユーノ。手伝いとしてロッテがベルカ関係の書籍の山を運んでくる
「へー、器用なもんだね。それで中がわかるんだ」
「えぇ、その…まぁ」
驚くロッテに少し苦しそうな顔をしながら答えるユーノ。今、ユーノの周りには開かれた10冊程の本がユーノを囲むように回っている
「リーゼロッテさんは前回の闇の書の事件を見てるんですよね?」
「うん、ほんの11年前の事だからね」
「……その、本当なんですか?その時にクロノのお父さんが亡くなったって…」
闇の書を調べるにあたりユーノが最初に目を通したのは、前回の闇の書の事件。その報告書から知った事をロッテに聞く
「……ほんとだよ。私とアリアは父様と一緒だったからすぐ近くで見てた」
書籍を宙に浮かし当時のことを話すロッテ
「封印したはずの闇の書を護送中のクライド君が、あっクロノのお父さんね?
………クライド君が護送艦と一緒に沈んでいくところ」
「…すいません。嫌な事を聞いてしまって」
暗い顔をするロッテを見て謝るユーノ
「ううん、一応けじめは付けてるからね、っと…」
特に気にした様子も見せないロッテ。するとロッテの通信用の端末がアラームを鳴らす
「…あ〜、ごめん。もう教導の時間だから戻らないと」
「いえ。元々忙しいのに付き合ってもらってありがとうございます」
「いいのいいの。それじゃ頑張ってね〜」
手を振りながら無限書庫を後にするロッテ。それを見送りユーノは再び手がかりを探し始めるのだった
時間は戻り転送ポート前
「…………」
なのはがヴィータの元に転移した後ミハルはモニターでなのは達の様子を見ていた
「フェイトはシグナムと善戦。アルフもザフィーラを上手く抑えてる。なのはは……」
『ディバイン…バスターーー!!!!』
フェイト、アルフと戦闘の状況を見るミハル。そしてなのはが映るモニターを見るとなのはが2キロ以上離れたヴィータを撃ち抜く
「おぅ…、カートリッジのおかげでまた威力が上がってるよ…」
立ち込める煙を見て冷や汗を出すミハル。だがそれは煙が晴れ現れた人物によって消える
「!、出てきたな…!」
ミハルは鋭くなった目でヴィータの前で障壁を張り、なのはの砲撃を受けきった仮面の男を見る
「ミハル君!なのはちゃんの援護に!」
「分かってます!」
エイミィに言われ直ぐに転送ポートに向かって走り出すミハル。しかし
「……え?」
「うそ……」
視界の端に捉えた映像に足を止め、それを見たミハルとエイミィは言葉を失う
「フェイト!」
ただ1人アリシアだけがその映像。胸から人の手をはやすフェイトの名前を叫ぶ。そのフェイトの背後から仮面の男が現れた
「ッ!エイミィさん!」
「…ハッ!うっ、うん!直ぐにフェイトちゃんの方に転送先を変更するよ!」
アリシアの声で正気に戻ったミハルは直ぐにエイミィに声をかける。エイミィも少し遅れながら、すぐさま転移先変更を行う
「仮面の男は2人いたのか…、クソ!やられた……」
「ミハル君準備出来たよ!」
苦い顔をするミハル。だが直ぐに気を取り直し転送ポートに立つとフェイトの元に転移する。
転移しあたりの光景を見るミハル、周りは砂漠が広がるだけでフェイト達の姿はない
「ここは…[エイミィさんフェイトがいるのはどっちの方角ですか?!]」
焦りながらも念話で確認をとるミハル
[フェイトちゃんはそのま、ま真っ…ぐ進、ブッ…先に……―――]
[エイミィさん?エイミィさん!]
エイミィが方向を教えてくれようとするが突如念話にノイズが入り最後には何も聞こえなくなった
「くっ、とにかく真っ直ぐだな…」
念話を諦め僅かに聞こえた『真っ直ぐ』という言葉を信じミハルは飛ぶ
「…見つけた!」
飛行魔法を自身が出せる全力の速度で飛びおよそ1分。フェイト達をついに見つけたミハルはフェイトの後ろに立つ仮面の男に速度を落とさず突撃する
「!」
ミハルに気づいた男はその場を離れるがミハルは構わず突っ込む。そして地面にぶつかるギリギリで急停止し、フェイトを抱きかかえシグナムと仮面の男からある程度の距離をとる
「フェイト!無事か!?」
「…………」
2人から視線を外さずにフェイトに語りかけるがフェイトからの返事はない
「既にその少女のリンカーコアは蒐集した」
「ッ!」
フェイトの代わりに仮面の男が答える。それを聞きミハルは仮面の男を強く睨む
「行け、時間は稼ぐ」
「……」
仮面の男は指を鳴らしながらシグナムに話しかけるがシグナムは無言でフェイトを見つめるとミハルに視線を向ける
「たしかミハル…だったか?悪いが、テスタロッサが目覚めたら『すまない』と伝えてくれ」
それだけ言うとシグナムは何処かへと飛んで行く。
「「…………」」
立ち去るシグナムを見送りながらミハルはフェイトをゆっくりと地面に横にすると仮面の男にデバイスを構える
「お前を捕まえて目的と、もう1人の仮面の男について話してもらうぞ」
「悪いがそれは…不可能だ!」
仮面の男が言うが早いかミハルとの距離を詰め、首を狙い手刀を振るう
「フッウ!」コン!
それをミハルは即座にランサーを使って受け止めると甲高い金属音が鳴る
「デェャ!テェイ!」
「ッ…ハァ!」
しかし仮面の男は攻撃の手を緩めず手刀と足技を使い攻め続ける。ミハルもランサーを巧みに扱い男の攻撃をいなし続け反撃の隙を探す
「チィ…いい加減、沈め!」
攻撃をいなされ続け痺れを切らした仮面の男は片足を上げるとその足に魔力が集中する
「!」
<Protection,Daburu>
それに危険を感じるミハル。するとランサーが障壁を二重に展開する
ドォォォオオオンンン!!!
仮面の男の魔力の纏ったかかと落としが障壁にぶつかると大きな爆発を生む。それにより、辺りは砂が宙に舞い視界が悪くなる
「(手応えはない…)どこに消えた!?」
見失ったミハルを探そうと砂煙の中、首を左右に振る仮面の男
<Fang from>
「!、フン!」
背後から聞こえたデバイスの音声に仮面の男は素早く反応し、回し蹴りを放つ
ガッキン!
男の脚と三節棍に変形したランサーがぶつかり、その衝撃で砂煙が吹き飛ぶ。2人は5メートル程の距離を取り、睨み合う
「(分かっていたけど強い…士郎さん程じゃないけど少なくとも恭弥さんクラスの実力者)…随分と頑丈な脚だな」
内心では相手の実力を測りつつも悟られないように皮肉を言うミハル
「フン、貴様の攻撃など私には効かん。捕まえるなど諦めろ」
「なんだと?」
仮面の男にとっては、ただ皮肉に皮肉で返しただけであった。だが男の言葉はこれまでの自分の鍛錬、そして師であるスカサハの武を軽く扱われたように聞こえ―――それがミハルの怒りに触れた
「…そうか、ならば受けてみろ。今の俺が出せる最大の一撃を」
<Lancr from>
ランサーを三節棍から再び槍に戻すと構えをとるミハル。
「なんだ、その構えは…?」
仮面の男はその構えを見て疑問に思った。
ミハルの構えは背中を男に向け、槍も自身の体に隠すように持ち、デバイスであるランサーを片手で持つのではなく両手で、力強く握っていた
「フゥ―…」
<Load Cartridge>
男の問にミハルは答えずランサーがカートリッジをロードするとミハルは鋭い目で相手を睨む
「その心臓…貰い受ける」
「ッ!」
ミハルの言葉に殺気を感じた仮面の男は自身の前に障壁を作り上げる。だがそんなことはお構い無しとミハルが動く
「
ランサーを大きく振りかぶりきる直前、アルフが大声をあげ止めに入る。ミハルは攻撃を無理矢理止め、体のバランスを崩す
「……ハ!フッ!」
アルフの登場に毒気を抜かれていた仮面の男は正気を取り戻すと足元に魔力弾を放ち砂煙が舞い上がりる。
土煙が晴れる頃には仮面の男の姿は影も形も無かった
「ア、アルフ…『ガン!』イッつ!」
無言で頭を殴られ頭をおさえるミハル
「何してんだいミハル!相手を殺す気かい!?」
「!」
それを気にせず怒鳴るアルフ。ミハルは目を見開き、頭が冷え思考が冷静になる
「……ごめんアルフ。ありがとう」
自分が先程までしようとしていた事を振り返り謝るミハル
「…はァ、反省してるならあたしからはもう何も言わないよ。早くフェイトを運ぼう」
怒りを収めたアルフはフェイトを抱き上げる。すると2人の前にモニターが現れたエイミィが映る
「!良かった、やっと繋がった!皆、大丈夫って、フェイトちゃん!?」
通信が繋がり安心した顔をするエイミィ。だがその顔はアルフに抱えられたフェイトを見て青ざめる
「エイミィ、フェイトがやられた。早く転移させておくれ」
「う、うん!待ってて、艦長にも連絡を入れるからアースラに転移させるね!」
そう言い残し通信を切るエイミィ。暫くしてミハル達はアースラに転移しフェイトは直ぐに医療室に送られた