この間マスターランクが139になりました。でも前にランク129の時に上限解放されたのでもしかしたら今度の生放送で上限が150になるんじゃないかと思ってる自分がいます
それはともかくどうぞ
アースラに転移したミハルとアルフはフェイトをクラフ達、医療スタッフに渡した後。アースラの会議室でリンディ、クロノ、なのは、ミハル、アルフ、エイミィ、アリア、アレックスの8人が椅子に座っていた
「医療班の報告では、フェイトさんはリンカーコアに酷いダメージを受けてるけど命に別状はないそうよ」
「私の時と同じように闇の書に吸収されちゃったんですね…」
「アースラが稼働中で良かった。なのはの時以上に救出が早かったから」
「だね…」
フェイトの無事を聞き安心するなのは達、すると俯いていたエイミィが口を開く
「…ミハル君を転移させた後、駐屯所の管制システムがクラッキングであらかたダウンしちゃって。それで指揮や連絡が取れなくて……ごめんね。あたしの責任だ…」
エイミィの謝罪に少し静まる会議室。それを破ったのはアルフとミハルだった
「んなこったないよ!エイミィがすぐシステムを復旧させたからアースラに連絡が取れたんだし、仮面の男の映像だってちゃんと残せた」
「エイミィが直ぐに転移させてくれたから俺のランサーにも仮面の男との戦闘中の映像を録画できたし」
「2人とも、ありがとう」
アルフとミハルの言葉で少し元気を取り戻したエイミィ
「でもおかしいわね?向こうの機材は管理局で使っているものと同じシステムなのに…それを外部からクラッキングできる人間なんているものなのかしら…?」
空中に現れた仮面の男の映像を見ながら呟くリンディの言葉にエイミィが反応する
「そうなんですよ!防壁も、警報も、全部素通りでいきなりシステムをダウンさせるなんて…」
「少しありえない事ですよね」
アレックもエイミィ同調する
「ユニットの組み換えはしてるけど。もっと強力なブロックを考えなきゃ…」
顎に指を当て考え込むエイミィ
「それだけ凄い技術者がいるって事ですか?」
「仮面の男は2人居た…なら、あの2人をサポートする奴が居る可能性はもちろんあるね」
なのはが目の前に座るアリアに聞くとアリアもそれを肯定する
「アレック!アースラの航行に問題は無いわね?」
「はい。問題ありません」
「では、予定より少し早いですが、これより司令部をアースラに戻します!各員は所定の位置に」
『はい!』
リンディの決定に全員が返事をする
「と、なのはさんとミハル君はお家に戻らないとね」
「はい」
「あ、はい。でも…」
思い出したように2人を見るリンディ。ミハルは直ぐに返事をするがなのはは少しためらう様に返事をする
「大丈夫よ。フェイトさんのことは私たちが見ているから」
「…はい」
リンディに諭されなのはは少し悩んだ顔をするがしっかりと返事をした
「それじゃあ、会議は終わりです」
リンディが締めの言葉を言うと全員が席から立ち上がり扉に向かって歩き出す
「クロノ」
「ん?なんだミハル?」
その中、ミハルは前を歩いていたクロノを呼び止める
「実は仮面の男と戦って分かったことがある」
「!…本当か?」
ミハルの発言に驚くも、クロノは部屋をあとにした
フェイトが目を覚ました頃、クロノ、エイミィ、アリアがモニターに視線を送っていた。画面には無限書庫で情報を集めているユーノと手伝いのロッテが映っている
「それじゃあ、これまでの調査で分かったことを報告するね?」
「ああ、頼む」
頷くクロノを見てユーノは話し始める
「まず、闇の書ってのは本来の名前じゃない。古い資料によれば正式名称は『夜天の魔導書』。元は各地の偉大な魔導士の技術を蒐集して研究するために作られた主と共に旅する魔導書。…破壊の力を振るうようになったのは歴代の持ち主の誰かがプログラムを改変したからだと思う」
「ロストロギアを使って、無闇矢鱈に莫大な力を得ようとする輩は今も昔もって事ね…」
ユーノの話にため息をつくロッテ
「その改変のせいで、旅をする機能と破損したデータを自動修復する機能が暴走してるんだ」
「転生と無限再生はそれが原因か」
「古代魔法ならそれ位はアリかもね」
闇の書の無限再生に納得するクロノとアリア
「1番ひどいのは、持ち主に対する性質の変化。一定期間蒐集が無いと持ち主自身の魔力や資質を侵食し始めるし、完成したら持ち主の魔力を際限なく使わせる…無差別破壊の為に……だからこれまでの主は完成して直ぐに…」
「あぁ…。停止や封印方法についての資料は?」
「それは今調べてる。だけど、完成前の停止は多分難しい。闇の書が真の主と認識しないとシステムへの管理者権限を使用できない…つまり、プログラムの停止や改変が出来ないんだ」
「元は健全な資料本が、なんと言うかまぁ…」
「闇の書、夜天の魔導書も可哀想にね…」
ユーノの報告を聞き顔を暗くするアリアとエイミィ
「報告は以上か?」
「現時点では…、あっ。実は調べていて気になることが」
クロノが聞くと何も無いと言いかけるが、何かを思い出すユーノ
「気のせいかもしれないんだけど何だか闇の書に関する情報の見つかり方が気になるんだ」
「?、見つかり方が気になる?」
ユーノの言葉の意味がよく分からず首を傾けるエイミィ
「うん。時々、闇の書やそれに関する資料が1箇所に固まって見つかる時があるんだ。…まるで誰かが見つけた資料をまとめて置いてたみたいに」
「もしかしたら、昔の人間が闇の書をどうにかしようと私達みたいにここで探してたのかもしれないね」
ユーノの話に考え込む面々
「…分かった。一応後で無限書庫にで入りしていた局員のリストを確認してみる。引き続き調査を頼む」
「うん」
話を終えユーノを映していたモニターが消える
「さて、次は仮面の男達に着いてだ。エイミィ」
「ハイハーイ」
ユーノからの報告が終わるも直ぐに次の問題に話は進む。エイミィがパネルを操作し仮面の男の姿が映される
「この2人、実際かなり凄いよね。片方はなのはちゃんの砲撃を防いで遠距離バインドを簡単にしてるし。フェイトちゃんの方も気付かれずに背後から一撃、その後のミハル君との戦闘もほぼ一方的に攻めてたし」
次々と映り出す仮面の男達の映像を見ながらエイミィがそう呟く
「実は会議の後、ミハルから戦った仮面の男について分かったことがあると言ってきた」
「!本当なのかいクロノ?」
クロノの言葉にアリアは驚く
「ああ。だが本人の勘違いかもしれないから会議では話さなかったようだか」
「で、なんなの?分かったことって?」
少し勿体ぶるクロノに急かすエイミィ。アリアも口には出さないがじっとクロノを見る
「ミハル言うには、仮面の男は女性かもしれないそうだ」
「えっ?それって変身魔法で姿を変えてるってこと?」
「何でその子はそう思ったの?」
驚きつつもなぜその様な考えになったのか気になるエイミィとアリア
「どうやら戦っている最中、相手の体の動かし方が男性ではなく、女性に近いものだったらしい」
肩をすくめながら根拠を話すクロノ
「あ、あの戦闘中にそんなことに気づいたの?」
「ミハル君スゴいねー」
少し呆れた顔をする2人に軽く咳をして仕切り直すクロノ
「という訳で念の為に女性の魔導士で当てはまる人物がいないかの確認を、エイミィ頼めるか」
「うん!わかったやってみるね!」
ガッツポーズを取り早速調べ始めるエイミィ。それを横で見ながらクロノは顎に手を当てる
(さぁ、どうなるか…)
「もう少し、もう少しだ……クライド。あと一歩で君の仇がとれる…」
事件の終幕はゆっくりと訪れようとしていた