魔法少女リリカルなのは ~朱槍の魔道士〜   作:がっしー

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第34話投稿です

もうすぐ消えぬ炎の快男児が始まる。そして今年の水着イベントに夏祭り福袋召喚が列を成している。つまり………金がかかる

嫌だなー呼符でサッと出てくれないかなー

それはともかくどうぞ


信頼とお見舞いと

次の日、なのはとミハルはアリシアと目を覚ましたフェイトと共に学校へと向かうバスを待っていると、なのはがフェイトに話しかける

 

「体の方はもう大丈夫なの?フェイトちゃん」

「うん。リンカーコアは回復に時間がかかるけど体の方はもう平気」

「本当、無事で良かったよーフェイトー」

「お、お姉ちゃん。恥ずかしいよ…」

 

フェイトに抱き着き頭を撫でるアリシアに顔を赤くするフェイト

 

「そう言えば俺達は今後どうするんだ?」

「あっ、当面私達は呼び出しがあるまで静かに生活しててって」

 

ミハルの質問にフェイトが答える

 

「出動待ち…みたいな感じかな?」

「まぁ、ここ2週間近く色々とあったし。ゆっくりと羽を伸ばそうか」

「あ、みんなバスが来たよ」

 

話を程々にミハル達はバスに乗って学校へと向かった

 

 

 

 

 

 

「なぁミハル。お前なんか隠し事してないか?」

「は?」

 

昼休み、ミハルは八瀬と一緒に教室で弁当を食べていると突然、八瀬がミハルにそんなことを聞いてきた

 

「ビックリした…何だよいきなり。何もないぞ、隠し事なんて」

 

内心で慌てながらも適当に話を返すミハル。だが八瀬のしっかりとミハルを見据える

 

「バカ言え、お前とは8ヶ月程度の付き合いだけどな。親友の悩んでる顔くらい分かるぞ」

「………」

 

真剣な顔でそう言う八瀬。だが魔法関係のことを何も知らない八瀬に話すわけにはいかずミハルは黙ってしまう

 

「……もーらい」

 

数秒の沈黙の後、ミハルは八瀬の弁当にあったエビフライを奪いそのまま食べる

 

「え…?あーーー!おま、テメェーーー!!!」

 

何が起きたかわからない顔をしていた八瀬だったが状況を理解すると叫び声をあげる

 

「ハハハ!取られる方が悪いんだよ!」

「おめぇ、やりやがったな…!最後の一口に取っておいた俺のエビフライを!」

「悔しかったら俺の弁当から何か取ってみろ。ま、出来たらだがな」

 

好物を取られて怒る八瀬にミハルは挑発するように笑う

 

「…いいぜやってやる!テメェなんか怖かねぇ、野郎!ブッコロシテヤルー!」

 

それから暫く弁当を狙う八瀬とそれを守るミハルの箸を使った攻防が繰り広げられたのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

「お見舞い?」

 

放課後になり下校しようとしたミハルと八瀬になのは達が話しかけてきた

 

「うん。すずかちゃんのお友達で昨日から病院に入院したみたいでみんなで一緒にお見舞いに行こうって話になったからミハル君達もどうかなって」

「俺は別にいいけど。直樹、お前はどうする?」

 

なのはから事情を聞き頷いたミハルは八瀬に行くのか聞いてみる

 

「いいぜ。帰ってもやることないしな」

 

サムズアップをしながら応える八瀬

 

「それじゃあ行こうか。そう言えばその入院してる子の名前は?」

「八神はやてちゃんって子だよ、? どうしたのミハル君」

 

見舞いに行く相手の名前をなのはから聞いたミハルは驚いた顔をした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

海鳴大学病院。その一室でベットに座っているはやては窓から外の様子を眺めていた

 

コンコン

「はーい!どうぞー」

 

部屋のドアを叩く音が聞こえ、はやては中に入るように声をかける。するとドアが開き、なのは達が入ってくる

 

『こんにちはー』

「こんにちは!いらっしゃい!」

 

部屋に入ってきたなのは達を見て笑顔になるはやてにすずかが挨拶をする

 

「はやてちゃん。体大丈夫?」

「うん平気や。みんなもありがとぉ…あれ?」

 

来客用のイスに座るように促すはやて。すると、なのは達の後ろにいたミハルに気づいた

 

「もしかして…ミハルさんですか!?」

「久しぶりはやてちゃん。夏休み以来だね」

 

驚くはやてに軽く手を振るミハル

 

「何だ?知り合いだったのか?」

「夏休みに、怪我で入院した時に1度だけ会ったんだよ」

 

首をかしげながら聞いてくる八瀬に応えるミハル

 

「あ、お客さんに立たせたままなのも失礼やな。みんな座って座って」

 

はやてに促されベット横のパイプ椅子にミハル達は座る

 

「あぁそうだ、お見舞い品のケーキ」

「これねウチで作ってるケーキなんだよ」

「へぇー!ありがとう」

 

それから雑談に花を咲かせる中、病室のドア越しに話し声を聞く人物がいた

 

(…どうやらはやてちゃんが闇の書の主なのは気づかれてないみたいね…)

 

盗み聞きをしていた人物、シャマルはなのは達の様子を見て安心したのか息を吐く

 

(まさか、すずかちゃんのお友達が管理局の子だったなんて。これからはあの子達とは病院で鉢合わせにならないようにしないと)

 

警戒するシャマル。そんなことには気づかずになのは達は会話に花を咲かせる

 

 

 

 

 

「それじゃあ、そろそろ帰るか」

 

窓から見える夕日を見て立ち上がるミハル。なのは達も同じく席を立ち、各々がはやてと挨拶をする

 

「じゃあまたねー!ばいばーい」

「みんな来てくれてありがとう。また来てなー!」

 

手を振り病室を後にしたなのは達。少ししてシャマルがはやての病室を訪れた

 

「お友達のお見舞いどうでした?」

「うん。みんないい人達やったよ楽しかった!また時々来てくれるて」

「それは良かったですね…」

 

お見舞い品の花束を花瓶に入れながら聞くと笑顔で応えるはやて。その手にはクリスマスに関係する料理がのった本があった

 

「そやけど、もうすぐクリスマスやなー。皆とのクリスマスは初めてやからそれまでに退院してパッーと楽しく出来たらええねんけど…」

「そうですね。出来たらいいですね」

 

守護騎士達とのクリスマスが待ちどうしいはやて。相づちをシャマルは視線をカレンダーに向ける

 

 

―――12月13日。その日付を見てシャマルは顔に影を落とす

 

 

 

 

 

 

 

とある次元世界。雨が降り、雷が走る天候の中ヴィータは海の上を飛んでいた

 

(何かがおかしいんだ…こんなはずじゃないんだって私の記憶が訴えてる…)

 

心に何か、大事な事を忘れていると、引っ掛かりを感じるヴィータ。だが、それを振り払うようにアイゼンを構える

 

(でも…今はこうするしか無いんだよな…)

 

海の流れが不自然に変わり、大きな渦を巻く

 

「はやてが笑わなくなったり、死んじゃたりしたら…やだもんな!」

<Ja>

 

ヴィータの叫びにアイゼンが応えると渦の中から巨大なタコのような魔導生物が現れる

 

「やるよ!アイゼン!!!」

<Explosion>

 

柄が伸縮しヴィータの魔力が爆発的に増える

 

「ギガント!!!ブッ潰せーーー!!!」

 

巨大化したアイゼンを振りかぶりヴィータは魔導生物に向かう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………………」

 

時空管理局本局、ギル・グレアム提督は自身の書斎で闇の書のデータを見つめているとアリアとロッテが入ってきた

 

「父様。あんまりコンを詰めすぎると体に毒ですよ」

「そうだよ」

「2人か、どうだい様子は?」

 

働きすぎを諌められ肩を竦めながらグレアムは2人に現状を聞く

 

「まぁ、ボチボチですね」

「クロノ達も頑張っていますが闇の書が相手ですから、一筋縄では…」

「そうか。…すまんな、お前達まで付き合わせてしまって」

 

突然、グレアムは俯き2人に謝るとアリアとロッテは身を乗り出す

 

「何言ってんの父様!」

「私達は父様の使い魔。父様の願いは私達の願い」

「……ありがとう。2人共」

 

励ましてくるアリアとロッテにグレアムは笑顔を見せる。するとドアが開き1人の男が入ってくる

 

「失礼します…おや、アリアさんにロッテさんもいたのですか。てっきりクロノ執務官の方にいるものと」

「来たか…デュランダルは?」

 

グレアムは男に鋭い視線を送る

 

「完成しました。申し訳ありません本来なら既に完成していたはずが最終調整に手こずり、ギリギリになってしまいました」

「間に合ったのなら問題は無い。……闇の書もあと一週間程で完成するだろう。3人ともその時は頼んだぞ」

「「「はい」」」

 

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