魔法少女リリカルなのは ~朱槍の魔道士〜   作:がっしー

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第37話投稿です

スカサハ=スカディ当たりました!しかも2人!…10連で虹回転が2回するなんて都市伝説と思ってましたよ。次の水着イベ頑張るぞー

それはともかくどうぞ


暴かれる思惑と闇の書の意志との戦い

アースラ艦内のある一室

 

「…闇の書がついに目覚めましたか」

 

シャマルが消えたことにより張られていた結界が消え映る映像を椅子に座りながら呟く男がいた

 

「あのお二人が失敗するとは思いませんが。万が一のため、私も向かうとしましょう」

 

そう言うとその人物は椅子から立ち上がり部屋を出ようとする。しかしその前に部屋の扉が開き数人の武装隊の魔道士と共にユーノが突入する

 

「おっと!どうしました皆さん。何か問題が?デバイスの整備はしっかりとしていたはずですが……」

 

部屋に押し入ってきた局員たちを見て手を挙げる男

 

「時空航行艦アースラ、デバイス整備主任カルノ・アルキメデス!貴方をロストロギア、闇の書に関する重要証人として拘束させてもらいます!」

「!………ククク、ククっ」

 

男に向かいユーノが罪状を言いあげる。すると男―――カルノ―――は少し目を見開いた後、小さく笑い始めその声は次第に大きくなる

 

「クハハハハハハハ!!!!!」

 

部屋中に響く笑い声。突如笑い始めたカルノにユーノを含め武装隊の局員たちは僅かに距離をとる

 

「ハハハハハ…………ふぅ、」

 

一通り笑い終わり短く息を吐くカルノ。それを見てユーノが1歩前に出る

 

「大人しく捕まってください。カルノさん」

「……まさかバレてしまうとは…気づいたのは貴方ですね?ユーノ・スクライア君」

「…はい」

 

ギロリ!と効果音が着きそうな顔でユーノを見つめるカルノ。それにユーノは言葉をつなぐ

 

「無限書庫で闇の書の情報を探していた時に感じだ違和感。…まるで誰かが闇の書について調べていた様な跡。あれが始まりでした。気の所為かもしれない…でも、僕にはそうは思えなかった。だから調査と同時に無限書庫への出入りの記録を調べました。……そしてここ十年近く、無限書庫に頻繁に出入りしていた人物。それが貴方です」

「…素晴らしい!」

 

ユーノの話を聞き拍手をするカルノ。だが直ぐに拍手をやめユーノを睨む

 

「ですが、それだけでは私が闇の書を個人的に調べていただけだとなる。つまり…既にバレてしまっていると言う訳ですね?」

「はい。今頃、クロノが仮面の男達を…いえ、彼女達を捉えている頃です」

 

確認を取るように聞いてくるカルノにユーノは首を縦に振った―――――

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――闇の書の魔法が発動しミハル達を飲み込む様子を仮面の男達は離れたビルの屋上で見ていた

 

「…飲み込まれたように見えたが大丈夫か?」

「問題ないだろう。暴走開始の瞬間までは持って欲しいが………なっ!」

「こ、これは!?」

 

2人がそんな話をしていると周囲に無数の光が現れ、バインドにより体を拘束される

 

「ストラグルバインド」

「「!!!」」

 

抜け出そうとする仮面の男達の頭上から声が聞こえ2人が声の主を見るとそこにはクロノがいた

 

「相手を拘束しつつ、強化魔法を無効化する。あまり使い所のない魔法だけど、こういう時には…役に立つ」

「「ぐぁッ!ぐぅ……」」

 

魔法の説明をしながら屋上に降り立つクロノ。すると仮面の男達が苦しむ声を上げる

 

「変身魔法も、強制的に解除するから」

「「ぐああぁぁぁ……!!!」」

 

叫び声を上げながら体から光を放つ2人。光が消えると男達は女性の姿に変わり――否、戻り。仮面が落ちる

 

「クロノ!このぉ……!」

「こんな魔法、教えてなかったんだけどね……」

「1人でも精進しろと教えたのは君たちだろ…アリア、ロッテ」

 

バインドで拘束されながらクロノを睨むのはクロノの魔法と格闘技の師でもあるリーゼアリアとリーゼロッテだった―――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「―――――なるほど、確かにクロノ執務官ならば不意をつけばアリアさんとロッテさんを捕まえることが出来るでしょう」

 

フムフム。と、1人納得した顔をするカルノ。すると武装隊の1人がカルノの前に立つ

 

「詳しい話は本局の方で聞かせてもらう。大人しく来ててもらおう」

 

そう言い取り出した手錠でカルノを捉えようとする

 

「申し訳ありませんが。……遠慮させてもらいます」

「は?グハッ!」

『ッ!!! 』

 

カルノの言葉に首をかしげた局員が吹き飛び壁に激突し、ユーノを含めた武装隊は直ぐに戦闘態勢をとる。見るとカルノの背後には歯車の様な形をしたデバイスが2つ、浮かんでいた

 

「カルノさん…そのデバイスは…」

「ユーノ君。私を捉える為に自分一人ではなく局員も連れてきたのは素晴らしい判断です。しかし…」

 

驚くユーノにカルノは話しかけながら左手を振る。すると左側に浮遊していたデバイスが手の軌跡をなぞるように動きカルノを捕らえようとした局員数名が吹き飛ばされる

 

今の(・・)私を唯のデバイス技師と考えたのは失敗です。せめてアルフさんを連れてくれば及第点でしたが」

「くらえ!バインド!」

 

カルノの評価に苦い顔をするユーノ。すると1人の局員がリングバインドでカルノを拘束する

 

「よし!捕まえた!」

「あまい。殺戮機構…その1」

 

喜ぶ局員にカルノは小さく吐き捨てるとデバイスの形状が変わり巨大な天秤になる

 

「な、なんだあれは…」

「…アルキメデスの天秤(ウィザード・オブ・テンバランス)

「なっ…!スフィアプロテクション!」

 

天秤からの攻撃を危険と判断したユーノは自分や武装隊の人達に障壁を張る。そして障壁がユーノ達全員を包むと同時に大きな衝撃がアースラ全体に響いた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方その頃、海鳴市上空では闇の書の意志である管制人格マスタープログラムが空中で辺りを見回していた

 

「……隠れたか」

 

周囲に人影が見当たらずそう判断する闇の書の意志。そこから少し離れたビルの裏側に3人の人影があった

 

「はぁ…はぁ…あ、危なかった…」

 

額に流れた汗を拭いビルの角から僅かに顔を出し相手の様子を伺うミハル

 

「うぅ…イタタ…」

「なのは大丈夫?」

「うん。大丈夫」

 

その横で先の一撃を1番強く受け右手をさするなのはと、それを心配するフェイトがいた

 

「……流石にさっきの技は連続で使えないみたいだな」

 

向こうが先程の魔法を再び使う様子がなく少し安心するミハル

 

「あの子、広域攻撃型だね。避けるのは難しいかな…?バルデッシュ」

<yes,sir. Barrier jacket, Lightning form.>

 

フェイトが闇の書の意志との戦いに備えマントを身に纏う

 

「出来ればあいつが気づいてない今のうちに距離を……無理みたいだな」

 

体制を立て直そうと考えていたミハルだが自分たちを覆う結界が張られたことでその考えを切り捨てる

 

「やっぱり。私達を狙ってるんだ」

「ど、どうしよう…!?」

 

退路を断たれ慌てるフェイトとなのは。ミハルは2人を落ち着かせようと1度深呼吸をする

 

「大丈夫だ2人共、今頃アリシアがリンディ提督に状況を知らせてくれてるだろうし。そうじゃなくてもアースラでこの結界を見つけてくれる。…増援が来るまで何とか3人で持ちこたえるぞ」

「「……うん!」」

 

意を決してミハル達は闇の書の意志に向かって行った

 

 

 

 

 

 

 

アースラ艦内、ユーノ達がいた部屋は荒れ果てていた。天井には所々に穴が開き、壁は破壊され隣にあった部屋と繋がり。その部屋も無残な有様となっていた

 

「ぐぅ…」

「ゲホッ、ゲホッ」

「い、痛てぇ…」

「ほぉ…、全員生きているとは、流石ですねユーノ・スクライア君」

 

だがこの様な状況でも局員達に死者は愚か、重傷者がいなかったのはユーノが使った防御魔法のおかげであった

 

「はぁ…はぁ…そのデバイスは一体……それに、これだけの魔力。どうやって……」

 

ダメージを堪えながら天秤から再び歯車に戻ったデバイスとカルノから感じる魔力にユーノは質問する

 

「そうですね…、では貴方の優秀さを見込み特別に教えてあげましょう」

「優秀…?」

「えぇ」

 

するとカルノは指をたて、まるで教師の様に話し始める

 

「君の言うとうり私は10年という年月をかけ闇の書の情報を少しずつ探していました。…しかしユーノ君、貴方は僅か2週間で私の捜索量を優に超えた。デバイス技師の仕事の合間での捜索だったとはいえ驚くべき事です」

「それは、調査用の魔法が得意だったから…」

 

褒めるカルノにユーノはそんなことは無いと言うがカルノは「いえいえ」と、立てた指を左右に振る

 

「だとしてもです。おっと…、話が逸れてしまいましたね。……ユーノ君も無限書庫に入り捜索したのなら分かるでしょう。あそこは各次元世界から図書館ごと書籍が収められる事もあります。無論、その中には闇の書とは言わずとも危険な本もある――」

『なっ……!』

 

言葉を切りカルノは自身の上着を脱ぐ。そして顕になったカルノの上半身を見てユーノはもちろん、比較的軽傷の局員も言葉を失う

 

「カルノさん。その体は…」

「…これが私の魔力の正体です」

 

ユーノ達が見つめる左手をカルノは前にかざす。その左腕は黒く染まりまるで生き物のように蠢いている

 

「調査中、手に取った一冊の本。それに触れた瞬間、この呪いは私を新たな宿主として寄生した」

「呪い…」

 

ポツリとカルノの腕を見ながらユーノが呟く

 

「その通り。この呪いは魔力を持つ生命に取り付き、魔法を使う度その宿主の体を蝕み、最後には命を奪う…ッ…!」

 

するとカルノの話を証明するように左腕で止まっていた呪いが肩まで侵食し、カルノの顔が苦痛に歪む

 

「カルノさん!」

「…しかし、その代償として宿主の魔力量は大幅に向上…っ、殺戮機構その3!」

 

突如話すのをやめデバイスに命令を下すカルノ。するとデバイス再び変形し歯車から巨大クレーンになる

 

アルキメデスの鉤爪(シラクソン・ハルパゲー)!」

「スティンガースナイプ!」

 

振り下ろされるクレーンの一撃と魔力弾がぶつかり魔力弾がかき消される

 

「はぁ、…これはこれはクロノ執務官、お早いお戻りで。そして、遅かったですねリンディ提督」

 

危機を脱し安堵したカルノは自分を攻撃した人物、クロノに大袈裟なお辞儀をする。クロノとリンディが現れカルノの前に立つ

 

「カルノくん。貴方は……」

「おや?随分と懐かしい呼び方をするのですね」

 

悲しげな顔をするリンディにカルノはおどけた顔をする

 

「カルノ主任。貴方を拘束させてもらいます。抵抗するならそれなりの対処をさせてもらう」

 

自身のデバイスを強く握り構えるクロノ

 

「ふむ、流石に現役の執務官と提督相手に戦うのは面倒ですね…。ならばここは、逃げるとしましょう」

「させると思うか!」

 

カルノが転移魔法を使うのを見てクロノは一気に近づき

デバイスを振る。カルノはそれを自身のデバイスを使い防御した

 

「殺戮機構…その2」

「!?」

 

互いのデバイスがぶつかり合う中、カルノのデバイスが再度変化し歯車からスクリューに変わる

 

アルキメデスの螺旋(シュクラーシア・メトドス)!」

「うわぁ!」

 

そしてスクリューから大量の水流が吹き出しクロノは水圧でリンディのいる場所まで押し戻され、その隙にカルノは転移魔法を完成させる

 

「くっ、待て!」

「ではこれにて失礼。あぁ、それとクロノ執務官、早くミハル君達の援護に行った方がいいですよ。―――全て間に合わなくなってしまう」

 

クロノの静止を聞かずカルノは邪悪とも、親切心とも取れる笑みを浮かべその場から消えた

 

 

 

 

 

 

カルノがクロノ達の前から消えた頃、ミハル達は闇の書の意志との戦いは激化していた

 

「はぁぁあああ!」

「オリャ!」

「………」

 

フェイトとミハルが自身の機動力を活かし闇の書の意志とドッグファイトを繰り広げる

 

「ランサー!」

<Ring Bind>

 

闇の書と交差する瞬間、バインドで手足を拘束する

 

「…砕け」

<Breaker>

 

だが闇の書は直ぐにバインドを解いてしまう。だがバインドを解くために僅かだが動きが止まる

 

<Plasma Lancer>

「ファイヤ!」

<Divine Buster Extension>

「シュート!」

 

そこにフェイトとなのはの攻撃が左右から放たれる

 

「盾」

<Panzergeist>

 

しかし闇の書は防御魔法を使い2人の攻撃を受け止める

「2人同時でもダメか、なら俺も!」

 

デバイスを構え直し闇の書に突撃する

 

「刃以もて、血に染めよ」

<Bloody Dagger>

「ナイフ?…ヤバい!」

 

闇の書の周りに現れた10数本の短剣にミハルは次の攻撃を理解し急停止する

 

「穿て、ブラッディダガー」

 

短剣は赤の軌跡を描きミハル達へと殺到し、触れた瞬間爆発する

 

「「「っう……、」」」

 

爆発のダメージにより動きが鈍るミハル達。そこに闇の書はさらなる追撃をかける

 

「咎人達に、滅びの光を」

 

闇の書の前に魔法陣が現れる。すると辺りの魔力が集まりだす

 

「おい、おいおい……まさかそれって………」

 

その現象にミハルは頬を引き攣らせる

 

「星よ集え、全てを撃ち抜く光となれ」

「スターライト…ブレイカー?」

 

自らが使う魔法を目にし驚くなのは。その間にも魔力を集め巨大化する

 

「なのは!ミハル!」

「!、ああ!」

フェイトの声にミハルは頷きすぐさま距離をとる

 

「貫け、閃光…」

 

離れていく3人を他所に魔力球は尚も巨大化を続ける

 

「フェイトちゃん!こんなに離れなくても…」

「至近でくらったら、防御の上から落とされる!回避距離を取らなきゃ!」

 

全速力で離れるミハル達、するとランサーが喋り出す

 

<左方向300ヤード、一般市民がいます。人数は3人>

『なっ!?』

 

 

 

 

 

ランサーが示した場所。そこにはどういう訳か結界に入り込んだアリサ達がいた

 

「ダメ!すすか!やっぱり誰もいないよ」

「こっちもだ!人どころか猫もいない!」

「そう……」

 

辺りを調べていたアリサと八瀬が誰も見つけられずすずかの元に戻る

 

「辺りは暗くなるし。なんか光ってるし!一体何が起きてるの!?」

「ていうかあの光、何だかデカくなってないか!?」

 

空に浮かぶスターライトブレイカーの魔力球の光を見上げる3人、するとアリサがすずかの手を握る

 

「とりあえず逃げよう。なるべく遠くへ」

「う、うん!」

「あ、おい!ちょ、待てよ!」

 

光から離れるアリサとすずか、それに遅れた八瀬が2人を追いかける

 

 

 

 

 

 

 

<Distance:70…60…50…>

「2人共、この辺り」

「うん」「ああ」

 

バルデッシュの案内で一般人の付近にやってきたミハル達は飛ぶのをやめ道路に降り立つ

 

<18>

 

かなり近い距離にいるらしく辺りを見回す3人、するとなのはが歩道を走る人影を見つける

 

「あのー!すいません!危ないですから、そこでじっとしてて下さい!」

 

なのはの声を聞き人影は立ち止まる

 

「あれ?」

「今の声って…」

「もしかして!」

 

聞きなれた声が聞こえ、アリア達は振り返り、声が聞こえた方を見る

 

「なのは…?」

「フェイトちゃん?」

「ミハル……?」

「「「…………」」」

 

なのは達の姿を見て驚くアリサ達、一方なのは達も探していた一般人がアリサ達という事に驚いていた。

 

だが、その時遠くにおり、聞こえるはずのない闇の書の声が聞こえた

 

「スターライトブレイカー」

 

放たれた魔法は地面へと向かい、落ちると大きな爆発を産み、ゆっくりと、しかし確実にミハル達に迫ってくる

 

[フェイトちゃん!アリサちゃん達を!ミハル君さっきみたいにお願い!]

 

なのはの念話を受けすぐさま3人ともカートリッジを2発撃ち込み魔力を底上げする

 

「3人共!そこでじっとして!」

<Defensor Plus>

 

アリア達の周りに膜上のバリアが張られフェイトはその前に立つと手をかざし障壁を出す

 

「レイジングハート!」

<Wide Area Protection>

 

次になのはが最前列に立ちバリアを展開する

 

「ランサー!」

<shot form. Ice Hole.Ice Wall>

 

最後にミハルがランサーを杖に変形させ、なのはの後ろに立ち6人全員を包む氷のドームとその前に3つの氷の壁を作る

 

「……来るぞ!」

 

ミハルの声と同時に圧倒的とも言える魔力が押し寄せる

 

「ぐぅぅぅ…!」

 

最初にぶつかった氷の壁は僅かに攻撃を押しとどめるが耐えきれず破壊され。次に氷のドームとなのはのバリアがぶつかる

 

「うぅぅぅ……」

「踏ん張れ!なのは…!」

 

衝撃に押されるなのはの背を押し支えるミハルはドームに魔力を送り補強し続ける。しかし、ゆっくりと氷にビビが入り始める

 

「ぅ、ぉぉおおおおおおお!!!」

 

するとミハルは更に追加のカートリッジを撃ち込み 増えた魔力を全て補強に回しヒビを直す

 

そして爆発の威力が弱まり、消える

 

「…もう、大丈夫」

「「「…………」」」

 

フェイトがアリサ達に声をかけるが3人は呆然としている。だが震える体を起こしミハル達に質問を投げかける

 

「あの…なのはちゃん、フェイトちゃん?」

「ねぇ…ちょと!」

「おいミハル!なんだよそこ服は!それとさっきのも何だ!」

 

3人の質問に答える間もなく足元に魔法陣が現れる

 

「ミハル!なんか言ぇ……」

 

こちらに近づいてくるが転移魔法によって3人が消える

 

「バレちゃったね…」

「うん…」

 

先程までアリサ達がいた場所を見ながら少し落ち込むなのはとフェイト

 

「……まぁ、ちゃんと話して、隠してた事謝れば許してくれるさ」

「そう、だよね」

 

ミハルに頭を撫でられ小さく頷くなのは

 

[3人とも!大丈夫!?]

[エ、エイミィさん!]

 

念話から聞こえてきたエイミィの声に驚きつつも喜ぶフェイト

 

[クロノ君から連絡!闇の書の主に…はやてちゃんに暴走の停止を呼びかけてって!]

[…はい!]

 

クロノからの連絡を聞き念話を使い停止を試みるなのは達

 

[はやてちゃん。それに闇の書さん!止まってください!ヴィータちゃん達を傷つけたの私たちじゃないんです!]

[シグナム達と私達は…[我が主は、]…]

 

だか、その試みは失敗する

 

[この世界を、自分の愛する者達を奪った世界が……悪い夢であって欲しいと願った。…我はただそれを叶えるのみ]

[じゃあ、今やってる事は、はやての願いなのか?]

 

闇の書の話にミハルは、はやての意思なのかを問う

 

[…主には穏やかな夢の中で、永久の眠りを]

『!!!』

 

永久の眠り。その言葉の意味は、小学生のなのは達にも理解出来き、闇の書はいつの間にか3人の近くまで来ていた

 

「そして、愛する騎士達を奪った者には―――永久の闇を!」

「闇の書さん!」

「……お前も、その名で私を呼ぶのだな」

「っ……、」

 

「闇の書」と呼ぶなのはに悲しい表情をする闇の書の意志になのはは言葉を詰まらせる。そんな時、

辺りの地面に亀裂が走り中から地球にいないはずの魔道生物が現れなのは達を縛り上げる

 

「それでもいい。私は主の願いを叶えるだけだ」

「願いを叶えるだけ?そんな願いを叶えて、はやてちゃんはホントに喜ぶの!?心を閉ざして。何も考えずに、主の願いを叶える為の道具でいて、貴方は!それでいいの!?」

 

闇の書の言葉になのはは声を荒らげ訴えかける

 

「我は魔導書…ただの道具だ」

「だけど、言葉を使えるでしょ!?心があるでしょ!そうでなきゃおかしいよ…本当に心がないなら…泣いたりなんかしないよ!!!」

「この涙は主の涙。私は道具だ、悲しみ等…無い」

 

なのはの訴えにも闇の書は動じることなく、己を道具であると言う

 

「バリアジャケット、パージ!」

<Sonic form>

 

フェイトがバリアジャケットのマントを解除しマントに使っていた魔力を放出しなのは達は拘束から解かれる

 

「『悲しみ等無い』…そんな言葉を、そんな悲しい顔で言ったって誰が信じるもんか!」

「貴方にも心があるんだよ!悲しいって言っていいんだよ!貴方のマスターは、はやてちゃんはきっとそれに答えてくれる優しい子だよ!」

「……お前の過去がどんなのだったかは少しだけ知ってる。でもはやてならお前を道具だなんて思わない!」

 

フェイトが、なのはが、ミハルがそれぞれの思いを伝える

 

「だからはやてを解放して…武装を解いて!お願い!」

「…………」

 

しかし闇の書は3人を見つめるだけ。すると突然、地震が起こり道路のアスファルトを突き破り火柱が昇る

 

「早いな…もう崩壊が始まったか。」

 

驚くミハル達を他所に冷静に状況を見る闇の書

 

「私もじきに意識を無くす。そうなればすぐに暴走が始まる…意識のあるうちに主の望みを叶えたい」

<Blutiger Dolch>

 

なのは達各々の周りに短剣が現れ囲まれる

 

「闇に沈め」

 

ほぼゼロ距離からの攻撃。だがフェイトは持ち前のスピードを活かしなのはを抱え、ミハルもギリギリ躱す

 

「この…駄々っ子!」

「ガキが……!」

<Sonicw Drive.Ignition>

<Lancr from. Load Cartridge>

 

怒りが頂点に達したフェイトとミハルが闇の書に飛び込む

 

「「言うこと…聞け!」」

「……お前達も我が内に眠るといい」

「「ハアアアア!!!」」

 

デバイスを闇の書に振るうが障壁によって弾かれる

 

「っう…!なっ!?」

「コレは……!?」

 

すると体が光に包まれ次の瞬間2人が消える

 

「フェイトちゃん!ミハル君!!」

<吸収>

「全ては…安らかな、眠のうちに」

 

残されたなのはは消えた2人のいた場所を見つめ続けていた

 

 

 

 




A'sも遂に佳境に入ってきました。
頑張って見て下さる皆さんに満足して頂けるのを書きたいです

それとFgoの水着イベ、配布で邪ンヌとは驚きました。でもラストが恐らくフォーリナーなのに配布がバーサーカーなのは結構キツイのでは…でも明日からなので楽しみです!

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