今回からA's、Strikers間の話を投稿します。
一応時系列を確認しながら書くので無茶苦茶なことにはならないと思います
それはともかくどうぞ
DSAAへの参加
闇の書事件から半年が過ぎ、平和な日常を送りつつも嘱託魔導師として戦う日々を過ごすなのは達。
そんな中ミハルは夏休みにある大会に出場していた
『ご観覧の皆様、並びに選手の皆様!お待たせ致しました!これよりディメンジョン・スポーツ・アクティビティ・アソシエイション…DSAA都市本線、開幕です!』
『ワァアアアアアア!!!』
「おー、さすがに都市本線まで来ると観客の熱気も上がってくるな」
開会式の列に並びながら盛り上がる会場を見回すミハル。ことは半月ほど前にさかのぼる――――
アースラのデバイス整備室、そこでミハルはある男性と話をしていた
「DSAAに出場したいね…、それで?僕にそんな話をしてどうしたいんだい?ミハル君?」
「コーチは師匠の名前を使おうかと思ってるんですが、セコンドが知り合いの皆さん忙しくて、ですからアヴィケブロンさんにお願い出来ないかと……」
「ふむ…」
ミハルの申し出に少し考えると男性―――アヴィケブロン。彼は闇の書事件で亡くなったカルノ・アルキメデスの後任としてアースラの整備主任となった―――は手のひらをこちらに向ける
「申し訳ないが断らせてもらう。確かに今は忙しい訳では無いが、そこまで暇という訳でもないからね」
そう言いながらアヴィケブロンが操作するモニターでは彼が専門とする傀儡兵、ゴーレムの設計図が表示されている
「そうですか……」
「済まないね、このゴーレムの完成は僕の夢なんだ。そう簡単に「引き受けてくれたらプレシアさんに魔力炉の件、俺からも進言を」本当かね!?」
「ぇ、ええ」
先程までモニターを見ていた黄金の仮面を被った顔がミハルの眼前に迫り、ミハルは思わず後ずさりする
「確かDSAAの地区予選は来週だったね?よろしい。引き受けよう」
「い、いいんですか?」
「もちろん!だだし、先程の話を守ってくれるならだがね」
仮面で表情は良く分からないが高揚した声でアヴィケブロンは答えた―――
『―――それではこれより第1試合を開始します。選手の皆さんは、会場にお願いします』
「お、時間か。さてと…選考会じゃあそこまで強い選手と当たらなかったからな。楽しみだ」
開会式を終え控え室で精神統一をしていたミハルはアナウンスを聞き立ち上がる
「大丈夫!ミハルならどんな相手でも1発KOだよ!」
「頑張りな!私達も応援するからさ!」
「ありがとうアルフ、アリシア」
そこにミハルにエールを送るアルフとアリシア。2人はミハルのセコンドとして居る――最も、アリシアがついて行くと駄々をこね、仕方なくアルフがお目付け役として同伴してもらっているのが事実である
「さて、対戦相手を待たせるのも悪い。早く向かうとしよう」
「はい」
アヴィケブロンに言われ控え室を後にし会場に足を踏み入れる
『さあ!Dブロック1回戦、去年の都市本線では4位という好成績を残したジーク選手!対するは、なんと驚くことに今回が初参加、地区予選では見事な槍術で快進撃を披露したミハル選手!注目の試合です!』
「なんか凄い紹介のされ方だな……」
リング前で体をほぐしながら司会の言葉にそんな事を呟く
「まぁ、当然だろうDSAA初参加で本線まで進む選手は稀だ。周りからすれば君は突然現れた期待のルーキーと言ったところか」
観客の盛り上がりを見ながらアヴィケブロンは答える。既にリングには相手選手が上がっている
「どうやら向こうは準備万端のようだ」
「よし…行くか!」
「頑張ってね!ミハル!」
「負けんじゃないよ!」
「おう!」
アリシア達の応援に答えミハルはリングに上がる
「君がミハル選手か、初めまして、俺はジーク。いい試合にしよう」
「(礼儀正しい人だな)いえ、こちらもベスト4の選手と戦えるのは光栄です。互いにベストを尽くしましょう」
「もちろんだ」
短い挨拶を終え両者が構える
『……それでは試合、開始!』
「ハアァ!」
試合開始のコングが鳴り先に動くのは――ジーク。獲物である両手剣がミハルに迫る
「ほっ」ガキン!
「まだまだ!」
しかしミハルはそれをランサーで受け止めジークは一瞬驚いた顔をすが、直ぐさま連撃を繰り出すも全てを受け流すミハル
「(綺麗な太刀筋だ。それに重くてキレがある)……でも!」ガン!
「! グッ!」
攻撃の隙をつきジークの鳩尾に蹴りを入れるミハル。ジークは咄嗟にガードし吹き飛ばされるがダメージが予想以上なのか膝をつく。ミハルはそれを見逃さず今度はこちらの番と言うようにジークに接近する
「…ケイレス!」
「なっ!?」
しかしジークが片手を床に触れるとリング全体に模様が浮かび、ミハルの足元が崩れ姿勢を崩す。ジークは飛び上がり上段で斬り掛かる
「剣よ、満ちよ!」
「(大技か!)ならこっちも!」
だがミハルもさるもの。直ぐに崩れた足場を氷で補強し体制を立て直すと自身の手を氷で纏う
「
「リオート・ブリューナク!」
両手剣と氷槍が衝突する―――
ガキイィィィィィン!!!
宙を舞うのはジークの両手剣。だがミハルの氷槍も相手の一撃に耐えきれず砕け散る
「(相殺された!けど、ランサーを持ってる分こっちの有利)決める!」
「ッ…まだだ!」
迫るランサーにジークは懐に飛びみミハルに掴みかかる
「!?何を…」
「フゥッ!!」
投げ飛ばすわけでも、組み伏せるでもないジークの行動に疑問を感じたミハルだったが、ジークから溢れ出る魔力――雷を見て戦慄する
「魔力変化!?この感じ…自滅覚悟か!」
「悪いが、我慢比べといこうか……
次の瞬間、リングに雷の巨木が現れる。暫くすると雷は消えその余波によってリングからは煙が上がる
「凄いな……ミハル君の実力を過信していた訳では無いがさすが上位選手。強いな…」
「褒めてる場合かい!ミハルは無事なのかい!?」
「ミハル……」
相手の実力を冷静に判断するも、アルフがツッコミつつミハルの心配をする
「何を言っている。そんな事は私よりも君たちの方がよく知っているだろう?ほら見たまえ」
嘆息をつきつつリングを指さすアヴィケブロン。すると煙が消え視界がクリアになる
「ハァ……ハァ……」
「……ダメだったか……降参だ」
そこには息を荒らげながらも立つミハルが、ジークの喉元にランサーを突きつけていた
『……こ、降参です!この試合、ミハル選手の勝利!』
『オオオオオオオオオオ!!!』
勝敗が決し盛り上がるギャラリーの中、ミハルはランサーを待機状態に戻しジークと握手をする
「ありがとうございました。……最後の魔法、過去の資料ではありませんでした。もしかして奥の手だったのでは?」
「こちらこそ。……その通り、ただ威力はあるんだけどまだコントロールが上手く行かなくてね。使用した後は上手く体が動かいくなるんだ。本当はチャンピオンとの時に温存しようと思ってたんだけど、君が想像以上で思わず使ってしまったよ」
「いえ、こっちも咄嗟に氷で避雷針を作らなければ危ないところでした。また、戦いたいです」
「俺もだ。……次の試合も頑張ってくれ」
先の大技について語り合い最後にもう一度握手をしてリングを降りる
「やったねミハル!1回戦突破だよ!」
「ヤッター!ミハルが勝ったー!」
まるで自分の事のように喜ぶ2人にミハルも笑顔を見せる。そこにアヴィケブロンがやってくる
「技術者の僕から見ても素晴らしい試合にだったよ、ミハル君」
「アヴィケブロンさん」
「去年のランキングから見てジーク選手以上の選手はこのグループにはいない。準決勝までは問題なく進めるだろう。が、油断は禁物だ」
「ええ、分かってます」
アヴィケブロンの注意に顔を引き締め頷くミハル
「さっきのも、ジーク選手の隠し玉に対応できなかったら負けてました。他の選手もそれが無いとは限らない」
ミハルは震えていた。少なくともジークよりも上の選手が3人いることに、ミハルはその震えを拳を強く握り打ち消す
試合が終わり会場を後にするミハル達。するとそこに小さな少女が声をかけてきた
「あ、あの!」
「ん?」
ブロンドの髪を腰まで伸ばしエメラルドのような目がこちらを見ている。身分が高いのか後ろには両親らしい2人と執事がいる
「どうしたの?俺に何か?」
「あ、あの………サインを!」
「へ?」
腰を落とし同じ目線になったミハルに少女は顔を赤くしながら色紙を差し出し、サインを要求する。突然のことにミハルは声が裏がえる
「ダ、ダメですか?」
「い、いやいや。大丈夫!ちょとビックリしただけだから!」
目を潤ませる少女にミハルは慌てて色紙を手に取り即興でそれっぽいサインを書く
「……こんな感じかな?…!そうだ、君の名前は?」
「えっと、ヴィクトーリア・ダールグリュンです」
「ヴィクトーリア……ダールグリュン…と、はいこれでいいかな?」
少女の名前を右端に書き色紙を渡すミハル。少女はそれを見て笑顔を見せる
「あ、ありがとうございます!次の試合も頑張ってください!」
「ありがとう。次も応援よろしくね」
「はい!」
大きく頷き少女は両親の元に戻って行った
「どうやら先程の試合を見て君のファンになったようだね」
「みたいですね……」
「お〜ミハルもてもて〜?」
「茶化すなよアリシア。でも、こうやって応援してる人がいると思うと嬉しいもんだな」
先程の少女の笑顔を思い出しながら立ち上がる
「よし…!このまま2回戦も勝つぞ!」
「「「おお(うむ)!」」」
ミハルの言葉に全員が掛け声を上げた
―新暦66年 DSAA都市本線 優勝 ミハル=クリフトス―
はい、という訳でFateからアヴィケブロンとジーク君。リリカルなのはからヴィクトーリアの登場です
自分、vividだとヴィクターが一番好きなんですよね。strike!の8話予告の時のハリーとエルスからのお母さん呼びに「誰がですか!」って怒るのめっちゃ好きなんですよ。かなりのオカン、はっ!まさかヴィクターはエミヤだった!?