魔法少女リリカルなのは ~朱槍の魔道士〜   作:がっしー

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第43話投稿です

サブタイトルでわかると思いますが、なのはさん墜落回。Strikersにて魔王と呼ばれる原因となる事件のきっかけ。あの時はマジでなのはさん怖かった

それはともかくどうぞ


雪の世界、流れるは鮮血

新暦67年。アースラの会議室ではなのはにヴィータ、ミハルがエイミィから今回受けた任務の説明が始まろうとしていた

 

「それじゃあブリーフィングを始めようか」

「おう」

「お願いします」

「お願い…します」

 

エイミィがウィンドを出しながら聞いてきたので頷くミハル達、だがなのはだけは眠そうな瞼を擦りながらなんとか答える

 

「大丈夫か、なのは?」

「うん…大丈夫」

 

その様子にミハルが心配するがなのはは自分のほっぺたを叩き眠気を覚ます

 

「今日の任務はある次元世界の調査、人のいない無人世界なんだけど。自然保護隊の報告で犯罪者集団のアジトを発見。今回はその犯罪者の捕獲が任務になるよ、何か質問は?」

「相手の人数は?」

 

任務の内容の再確認をし、質問がないか聞くエイミィにミハルが手を挙げながら質問する

 

「正確な人数は分からないけど少なくとも10人はいるみたい。それと質量兵器を所持してる可能性があるから警戒は怠らないように」

「でもこんな星で何してんだろうな?」

 

犯罪者の人数を答えるエイミィ。するとヴィータがウィンドに映る氷の世界を見ながらそんな事を呟く

 

「そうなんだよね。管理局から見つかりにくいって言うのは分かるんだけどそれなら別に無人世界を選ぶ必要はないと思うんだけど……」

「まぁ、それは犯罪者を捕まえて聞けばいい事ですよ」

 

考え込むエイミィにミハルが返す

 

「とりあえず、気をつけてね皆」

「「「はい(おう)」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無人世界、犯罪者集団のアジト

 

「畜生が!こんなガキ共に…!」

「よし、これで全員かな?なのは、ヴィータ!そっちはどうだ?」

 

組み伏せた男を氷で拘束しながらミハルは2人に確認をとる

 

「こっちにいた人は全員捕まえたよ」

「あたしの方も叩きのめした」

 

別の部屋から出てきたなのはとヴィータはバインドをかけた数人の犯罪者を連れてやってくる……ヴィータに関しては引きずるとゆう表現が正しいが

 

「よし、エイミィさん。作戦終了、隠し通路等もありませんから全員確保完了です」

[了解。本局に連行するから局員が来るまでそこで待機お願いね]

「分かりました。…局員が来るまで待っててだってさ」

「了解」

「うん、分かった」

 

犯罪者達を1箇所に集め監視としてなのはが着き、ミハルとヴィータは施設にあった椅子に座り休憩する。

しかしミハルは休憩しつつも犯罪者達、と言うよりはなのはを見つめる

 

「心配すんなって、なのはならあいつら逃がしたりなんかしねーよ」

「……俺が心配してるのはそこじゃないんだ」

 

ヴィータが心配ないと言うがミハルは首を横に振る

 

「最近のあいつは無茶をしすぎだ、この前のキリエさん達の時も………あれじゃあいつか倒れる。リンディさんに頼んで長めの休暇を取らせないとな」

 

最近のなのはは睡眠もあまり取れてはいない。現にブリーフィングでも眠気が出ていた

 

「心配し過ぎだって」

「絶対なんてありはしないんだ。何かあったあとじゃ遅すぎ…「と、止まってください!」!?」

 

突然なのはの大声が部屋に響きミハルとヴィータはなのはの方を見る。するとそこにはバインドを解いた一人の犯罪者が逃げ出そうとしていた

 

「止まらないなら……シューート!」

 

静止を聞かない犯罪者になのははアクセルシューターを放つが普段のスピードと精度が無く、犯罪者には当たらない

 

「あばよ!ガキ共!」

「ま、待ちなさい!」

 

外へと逃げる犯罪者をなのはが追いかける

 

「待て、なのは…!チィ!ヴィータ。なのはを追いかけてくれ。俺は残ってる奴らにバインドを掛け直してから向かう!」

「お、おう!分かった!」

 

ヴィータになのはを任せミハルは未だ拘束している犯罪者達に追加でバインドをかけていく。そして、ミハルが全員のバインドを終えた時、外から何かを叩いたような音と衝撃が施設を揺らす

 

「ヴィータのギガント?外で何が起きてるんだ!?」

 

慌てて施設を飛び出し辺りを見回すミハル。すると煙が上がっているのを見つけ急いでそこに向かう

 

「ヴィータ!一体何が………」

 

目的地に近づくとそこには何か機械の残骸らしき物に囲まれたヴィータがなのはを抱えており、ミハルは何があったのかヴィータの隣に降りると言葉を失った

 

「ミ、ミハル……。なのはが…なのはが……」

 

同じ言葉を繰り返すヴィータ。その腕には頭部と腹部から血を流すなのはがいた

 

「……ッ!なのは!(!、これはまずい…)エイミィさん緊急事態!なのはが負傷、重体です!直ぐに救護班を!」

 

突然の事に呆然としていたミハルだったが直ぐになのはの容態を確認しエイミィに報告をする

 

[へ?え、エエ!?ちょ、ちょ待って!一体何が…]

「早くお願いします!事態は一刻を……!」

 

現場の状況が飲み込めないエイミィは詳細を聞こうとするもミハルにそんな余裕はなく救護班の要請をするが突如、ミハルの動きが止まる

 

「ヴィータ…、なのはを連れてアースラに向かうんだ」

「……どうしたんだよミハル?」

 

辺りを警戒するミハルにヴィータが虚ろな目をしながら問いかける

 

「…何かいる。姿は見えないけど囲まれてる」

「!、ミハルまさか1人で……」

 

状況を聞きヴィータはミハルが何をしようとしているのかを理解し止めようとする

 

「早く行け!なのはが死ぬぞ!!」

「っ!……!」

 

だがミハルの雄叫びのような言葉にヴィータは何も言えずなのはを抱えアースラに向かう

 

「……ランサー」

<Fang from.IceCreate>

 

1人になったミハルはランサーを三節棍に替え、氷によってリーチが伸び、鞭のようになる

 

「はァ!」

ランサーを何も無い場所に振るうミハル

 

ヒュン…バシ!

「ハアアァァ!」

 

するとランサーは空中で何かに巻き付き、ミハルは背負い投げの容量で捕まえた何かを投げ飛ばす。

 

ドゴォォォン!

 

見えない何かが地面に叩きつけられ地面に積もった雪が舞い上がる。

 

ビ、ビビ…

「……ステルス迷彩。見た目からして転がってる残骸と同じ奴か……」

 

叩きつけられた衝撃なのか謎のロボットが姿を露わにする。それにつられてミハルの周囲に同じように隠れていたロボットが現れる。蜘蛛を彷彿とさせる姿、その数およそ10

 

「悪いが、なのは達の元には行かせない」

 

ファングフォームのランサーを構えるミハル

 

「追いかけたいなら、俺を倒してからにするんだな!」

「――――――」

 

そう言うと飛びかかるミハル。対するロボット達も鎌のような足をミハルに向け迎撃の構えを取る

 

「オオオオオオオオオオオオ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――数十分後

 

「ミハル君!ミハルくーん!」

「ミハル!聞こえていたら返事をしろ!」

 

大量に破壊された機械の残骸の中、殿として残ったミハルを迎えに来たシャマルとザフィーラがいた。2人はミハルの名を呼ぶがそれに応える声はない

 

「……ダメか、シャマルそっちはどうだ?」

「こっちもダメ…! ザフィーラ!アレって!?」

 

シャマルが指を刺す方を向くザフィーラ。そこには雪に埋もれかけた待機状態のランサーが落ちていた

 

「間違いないミハル君のデバイスよ。ランサー、ミハル君は?」

<…コチラです>

 

ランサーを拾い上げたシャマルがミハルの居場所を聞くとランサーは穂先を木々の方に向ける。よく見ると降り積もる雪で見えにくいが血に染まった赤い雪が木々の中に続いていた

 

「…行くぞシャマル」

「ええ……」

 

唾を飲み込みランサーの示した木々の中、血に染った雪を目印にに進む2人。暫く歩くと少し開けた場所に出る。そこにはミハルの後ろ姿があった

 

「見つけた。ミハル!」

「…………」

 

ザフィーラがミハルの名前を呼ぶがミハルは振り向くこともせずただそこには立っている。

よく見るとミハルの体はバリアジャケットを切り裂き、足元は鮮血で染まっていた

 

「あれはまずいわ!ミハル君!」

「………………ガァ!」

 

その姿を見て駆け寄ろうとするシャマル。すると今まで身動きひとつ取らなかったミハルが右手をこちらに向ける

 

「! シャマル下がれ!」

「キャ!」

 

危険を察知したザフィーラがシャマルの肩を掴み自分の後ろに引っ張り障壁を作る。次の瞬間ザフィーラの障壁に地面から飛び出した氷がぶつかる

 

「アアぁ、ア!」

 

誰が見ても正気を失ったミハルはさらに氷を作り出し飛ばす。ザフィーラの障壁が少しずつ削れていく

 

「落ち着けミハル!俺たちだ!」

「ミハル君!」

 

障壁で身を守りながら必死に呼びかける2人、すると攻撃の間隔が長くなり、やがて止まる

 

「ァあ……?ザフィーラ、シャマ…ル……」

「! ミハル君!良かった、正気に戻ったのね!」

 

意識を取り戻したミハルに喜ぶシャマル

 

「俺は……なのはを逃が…そう、と…………」バタ…

「「ミハル(君)!」」

 

気を失う前の事を思い出しながら倒れたミハルに2人は駆け寄る

 

「ッ!これは……」

「そんな……」

 

倒れたミハルに近づいた2人はミハルの体を見て息を呑む。ミハルの体は左肩から心臓に届きそうな程に切り裂かれた傷があり、応急処置なのか傷口は氷で固められていた

 

「シャマル。直ぐに治療魔法を!」

「分かってる。クラールヴィントお願い!」

<了解>

 

直ぐシャマルが魔法によって傷を癒していく。その間にザフィーラはエイミィに連絡を入れる

 

「こちらザフィーラ。ミハルを発見……こちらも重症だ。今、シャマルが治療をしているがアースラでも受け入れの準備を頼む」

[了解。そっちに救護班を送るね、到着までおよそ15分……ミハル君は持ちそう?]

「あぁ……聞いたなシャマル」

「えぇ、湖の騎士の名にかけて持たしてみせる」

 

10分後、予定より早く着いた救護班に連れられミハルはアースラに運ばれた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「――――――…………ここ、は……」

 

意識が戻り視界に写った天井を見つめるながらありきたりなセリフを呟くミハル

 

「目が覚めたか?」

「……クロノ」

 

声がした方に視線を向けるとそこにはクロノが椅子に座っていた

 

「…なのははどうなっ、いっ!」

 

ベットから体を起こそうとしたミハルは全身に走る痛みに顔を歪める。

 

「無理に動くな。閉じた傷がまた開くぞ!」

「悪い」

 

怒りながらも起こすのを手伝うクロノにミハルは謝る

 

「まったく……なのはの方だが、重症だが命に別状はない。…ただ、これから先。自分の足で歩くのは無理かもしれない」

 

困った顔をするもすぐに真剣な顔に変わり、先の質問に答えるクロノ。その顔は暗く沈んでいる

 

「……なのははどうするって?」

「僅かな可能性にかけてリハビリをするらしい」

「そうか、…なのはが自分で決めたならやり通すさ。……で、俺はどうなんだ?」

 

なのはの意思を確認し納得したミハルは、次に自分の容態について聞く

 

「……日常生活は問題ないらしいが左手は痺れが残るらしい。だが、なのは同様、リハビリで直せる可能性がある」

「なら、やる事は決まったな」

 

クロノの説明を聞き決断するミハル

 

「おそらくなのはよりも長いリハビリになるぞ?」

「バカ言うなよ。なのはが諦めないのに俺が諦めてどうする」

 

クロノの確認にミハルは笑って答える

 

「分かった、それについては僕の方から伝えておく。……戻ってこいよ」

「ハッ、当たり前だ」

 

クロノの言葉にミハルは答えある程度自由のきく右手で拳を合わせた

 

 

 




能登麻美子さんのご結婚と妊娠
驚きましたがファンとしては嬉しい限りです

能登さんの声を初めて聞いたのは多分「犬夜叉」のりんか、「ケロロ軍曹」のアンゴル=モア。『この人能登麻美子って言うんだ』っとなったのはやはり「君に届け」の黒沼爽子。
もちろん、アインハルトや型月でのキャラは大好きです

しかしTwitterでも呟いてる人いましたが能登さんの声で絵本読んでもらったり叱られるとかホント子供の耳は大丈夫なのだろうか……

いつかゆかりさんや水樹さんの結婚の報告も聞きたいものです
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