次回からStrikers編に入っていく予定です。
ギル祭皆さんやってますか?自分は10箱まで開けてそこからはチケットを貯めてますイベント終わったら何箱開けれるか楽しみです
それはともかくどうぞ
新暦71年 4月29日―ミッドチルダ臨海 第8空港―
そのロビーでミハルはある人と通話をしていた
「――と言う訳で予定より早く戻ってきたんですけど、一旦部隊の方に戻って報告書提出しましょうか?」
『いえ、流石に時間も時間ですし明日で構いませんわ。カエサル様には私から伝えておきます』
「分かりました。ありがとうございますクレオパトラさん」
モニターに映る女性に礼を言うミハル
『いいえ、では良い夢を。御機嫌よう』
「はい」
最後に挨拶をして通話を終了する
「さてと、それじゃあ俺も家に帰るとするか。今から帰るとなると…食事はここで済ますか。ランサー」
<空港のマップになります>
独り言をこぼしながら空港の地図をランサーに表示してもらい飲食店を探す
「美味しそうな店は『ドゴン!』!? 今のは!?」
地図を見ながら歩いていると空港全体が爆発音と共に揺れる
<上の階層からの爆発音と想定。原因は不明…!マスター!>
「! なっ!?」
ランサーの警告に上を見上げたミハルが見たのは、建物の吹き抜けから爆発によって降り注ぐガラスやコンクリートの破片。
無論、周りにはミハルだけではなく多くの一般人がいる
「ランサー!」
<Set up.Load cartridge>
「アイスウォール!」
瞬時にランサーを展開しカートリッジによって増えた魔力を使い吹き抜けを埋める大きな氷を作り被害を防ぐミハル。だが、燃え上がる炎や鳴り響く警報に一般人はパニックになり悲鳴が上がる
「クソ!手が足りない!」
空港の職員達が避難誘導を行っているが混乱は収まらす現場は混沌としていく
「…ランサー、はやてとクレオパトラさんに連絡を。増援が来るまで俺達で何とかするぞ」
<Be careful>
「分かってるよ」
ランサーの警告に頷きながらミハルは再びカートリッジを打ち込み空を飛ぶ
「避難誘導は職員の人に任せよう。俺達は上層の逃げれなくなった一般人の救助をするぞ」
<Yes,sir>
先程爆発があった階まで上昇し、爆発で開いた穴から中に入る辺りは火の手が回り始めており危険な状況だ
「誰か!誰かいませんか!?いたら返事を!」
「助け…て……」
「!」
生存者がいないか声をかけると炎の音に混じり男性の声が聞こえる。ミハルはその声がした方を探すと瓦礫の下敷きになっている男性を見つけた
「大丈夫ですか?俺の声が聞こえますか!?」
「あ、足が……」
すぐに駆けつけ意識の確認を取る。男性は少し虚ろな目でミハルの応答に答え、ミハルは男性の瓦礫に埋もれた下半身を見る
「……今から瓦礫を持ち上げます。少し、じっとしていてください」
「……あぁ………」
男性に許可を受け床と瓦礫の間に氷を油圧ジョッキのように使いゆっくりと瓦礫を持ち上げ、出来た隙間から男性を引きずり出す
「ううぅ…痛い……」
「(足に鉄筋が刺さってる。抜くのは危ないか…)すいませんがこのまま運ばさせてもらいます」
助けた男性を背負い入ってきた穴から飛び降り避難誘導を行っていた職員に引き渡す
「それではその人をお願いします。自分はまだ逃げ遅れた人がいないか確認してきます」
「これ以上は危険です!お客様も避難を!」
「大丈夫です。これでも管理局員ですから」
引き留めようとする職員を振り払い建物の中に戻る途中ではやてから通信が来る
『ミハ兄!無事!?』
「はやてか、無事にきまってるだろ。今何をしてる?」
『なのはちゃん、フェイトちゃんと一緒に現場に到着したとこ。2人は、被害の酷い区画に突入して。ウチは今現場の指揮をとってる』
「本局からの救援は?」
『まだかかりそう…』
「そうか、はやて指示をくれ流石にこの広さをしらみつぶしに探すのはキツイ」
『分かってる。そっから2ブロック先に救助者の反応があるからお願い!』
「了解だ」
1度通信を切り指示されたポイントにミハルは向かった
―――そして火災は、なのは達エースの活躍により民間人の死者を出さないと言う成果をなしとげた―――
翌日―――
「たくっ…何で俺がはやて達に今回の火災の報告書なんて持って行かなきゃ行けないんだよ。カエサル隊長め…」
目頭を抑えながらミハルは数刻前の会話を思い出す
「実はかのエース達に今回の事件の報告書を渡すように言われたのだが、私もこれから仕事で別の次元世界に行かねばならならないのでな。済まないが貴様から渡しておいてくれたまえ。…あぁそれと、第6管理世界の報告書は午前中に提出しておくように」
「え、いや!ちょっと待ってくださいカエサル隊長!ははやてに報告書を持っていくのはいいですけど。第6管理世界は半月も行ってたんですよ!そのレポートを午前中にまとめて提出って、無理ですよ!」
告げられた内容に思わず反発するミハル。だがカエサルはさも当然のように返す
「何を言う、私の陸士205部隊のモットーは『情報は速さが命』。貴様も分かっているだろう?」
「そ、それは…そうですが」
「ならば早く行動することだ。報告書はクレオパトラに渡しておいて構わん」
そう言うとカエサルは席を立ち隊長室を出る。残されたミハルは
「……大体なんで陸上部隊なのに執務官も真っ青なレベルで色んな次元世界に行ってお偉いさんと話し合いなんてするんだよ。ここの部隊はおかしいだろ…」
そんなことを呟くのだった
「ウーン…はやてに渡した後すぐに取り掛かればギリギリ間に合うか?」
腕時計を見ながらホテルの廊下を歩いていると、ロビーの受付で聞いた部屋に着きミハルはノックをせずにドアを開ける
「おーい、はやて起きてるか?昨夜の火災のレポート持ってきた……ぞ………」
「「「え……?」」」
ドアを開けた先でミハルが見たのはベットに座り話をしていたなのは達。その姿は昨夜の1件で疲れ果てた為かタイトスカートとシャツといったかなりラフな格好であり、なのはに至ってはスカートすら履いていない
『…………』
4人の間で沈黙が続く
「……とりあえず資料はここに置いとくぞ」
「「「…………」」」
ミハルは何事も無かったかのように近くの机に資料を置きドアに向かう
「あぁそれと、寝るならちゃんと寝巻きに着替えて寝ろよ服にシワがつくからな」
そう言い残しミハルはなのは達のいる部屋を後にし――
「ちょい待てや!ミハ兄!」
――ようとしたがはやてがバインドを使いミハルを拘束する
「チッ!誤魔化せると思ったがダメか!」
「誤魔化せるわけあるか!そっち向いたままちょっと待っとけ!」
暫くし、ミハルは拘束されたまま、着替え終えたなのは達3人に説教を受ける
「まったく…ミハ兄、普段は頼りになるのに偶にこういうポカするからなぁ……」
「ホントだよ」
「ウンウン」
「だからずっと俺が悪かったって言ってるだろ。どうすれば許してくれるんだよ?」
かれこれ30分程の説教が終わりバインドから開放されたミハルは縛られていた手首を擦りながら未だ機嫌を直さないなのは達に質問する
「そーやなー……! なぁミハ兄、さっき2人にも話してたんやけど今回の災害救助で思ったねん。
緊急時にも迅速に動ける少数精鋭の部隊。うちがそんな部隊を作ったらミハ兄の力、貸してもらえへん?」
「ふむ……いいぞ。貸してやる」
はやての願いにミハルは少し考えそれを引き受ける
「ホンマに!?よし!なのはちゃん、フェイトちゃんにミハ兄。これだけでも十分、強力な部隊になる!」
「2人は何かあるか?」
グッと拳を握りしめるはやて。ミハルは残る2人にも聞いてみる
「それならミハル君!今度、時間があったら模擬戦の相手お願いしていい?今教育してる人達のいい刺激になると思うの」
「まぁそれ位ならいいぞ。確か来週の水曜が空いてたからその日でいいか?」
「うん。その日なら大丈夫だよ」
「フェイトは何かあるか?」
なのはとの模擬戦の約束をしたミハルはフェイトを見る
「私は……今は特にないかな?いつか困った事があったら頼んでもいい?」
「そうか?フェイトがそう言うならそれでいいが」
「そう言えばミハ兄、部隊の方は大丈夫なん?」
「へ?」
不意に聞いてきたはやての言葉にミハルは部屋に掛けられた時計を見る。時計の針は10時を少し過ぎた時刻を指していた
「!? ヤバっ!戻って報告書提出しないと!3人とも、俺もう戻るわ!」
「頑張ってなー」
「模擬戦のこと忘れないでよ」
「またねミハル」
「おう!」
時間を見て焦ったミハルはそれだけを言い残し部屋を慌ただしく出ていくのだった