魔法少女リリカルなのは ~朱槍の魔道士〜   作:がっしー

5 / 75
今回から無印編に突入です!

あと今回オリキャラが出てきますが主人公の話し相手が欲しくて作っただけなので大した絡みはありません…たぶん。

今後も登場する時は主人公の親友の立ち位置で行きたいと思います。


無印編
魔法少女誕生!


「「ふっ、ふっ、ふっ、」 」 ヒュ、ヒュ、ヒュ、

 

道場に一定のリズムで呼吸と風を切る音が聞こえてくる。音の主ーーーミハルと美由希ーーーは朝練として型の練習をしている。ミハルと美由希は恭也に見てもらいながら練習を続ける。

 

「お兄ちゃん達おはよー」

 

しばらく練習していると道場の扉が開き声をかけてきた少女ーーーなのはーーーが声をかけてくる。

 

「よし、じゃあ朝はここまでにしよう」

「うん、続きは学校が終わってからね」

「美由希さん木刀ありがとうございます」

 

そう言いながら先程まで使っていた木刀を美由希に返す

 

「いいのいいの、たまには違うものを使ってみるのも息抜きになるでしょ」

 

美由希は笑いながら木刀を受け取る

 

「2人とも早くしないと時間無くなるぞ」

「はいはい、今行きますよー」

 

既に道場を出ようとしている恭也が2人に声をかけ、2人はすぐに恭也となのはの後を追っていく。

部屋に戻り練習服から学校の制服に着替えて6人全員で朝食をとる。

 

 

「んー、今朝も桃子の料理は美味しいなー。特にこのスクランブルエッグがたまらないよ」

「本当!トッピングのトマトとチーズとそれとーー」

 

士郎と桃子の会話を流しつつ朝食をとる、この2人のラブラブさは見ているこっちが恥ずかしくなる。

 

「ごちそうさまです」

「あら、もういいの?ミハルくん」

「はい、美味しかったですよ桃子さん」

 

自分の分の食器を台所の流しに運び学校のバックを取りに部屋に戻る

 

「なのはちゃん早くしないとバスの時間、間に合わなくなるよ」

「え!?本当だ!ハム、ン、ん。プハァ、ごちそうさま!ミ、ミハルさん待ってー!」

 

ミハルに言われ急いで食べ終えミハルの後を追いかけるなのは

 

「気おつけてねー」

「「行ってきます」」

 

桃子に返事をして家を出る。バス停につくとちょうどバスがやってきて乗る。

 

「なのはちゃん、ミハルさん」

「なのは、ミハル、こっちこっち」

「すずかちゃんアリサちゃん、おはよ」

「おはよう2人とも」

 

2人に呼ばれてなのはは一番後ろの席に座る、ミハルは一つ前の席に座る

 

「ム、ちょとこっちに座んなさいよ」

「いや、いいよ。それに考えたいこともあるし」

 

アリサの誘いを出来るだけ丁寧に返すとアリサは少々不満そうな顔をする

 

「何よまったく」

「まぁ、まぁ、アリサちゃん」

「ミハルさんも考えたいことがあるみたいだし」

 

なのはとすずかになぐさめられ「まったく」と言いながらイスに座り直す。一方ミハルは今日見た夢のことを考えていた

 

「(何だったんだろあの夢は?変な毛玉にそれと戦っている少年...今まで夢なんて師匠の練習くらいしか見なかったのに)」

 

考え込むうちに学校前のバス停に到着し、バスから降りる。なのは達と別れ自分の教室ーーー『6ー2』ーーーに入る

 

「おはよう」

 

ドアを開け先に教室にいた生徒達にあいさつをする

 

「お、ミハルおはよー」「ミハルくんおはよう」

「うん、おはよう」

 

返事をしてくれたクラスメイトに再びあいさつをしながら自分の席につく、バックから教科書とノートを机の中に入れていると後から声をかけられる

 

「よおミハル、おはよう!」

「ああ八瀬、おはよう」

 

声をかけてきた少年ーーー八瀬直樹(はせなおき)ーーーはミハルの横に立ちながら話しかける

 

「今日もあの子達と登校してきたんだろ?」

「まあね、けど2人はなのはちゃんと登校したいから、俺とも一緒に登校してるだけだよ」

「そうだとしても、羨ましいもんだよ。アリサちゃん達この学校で人気者だからな、お前のこと羨ましいと思ってるのもいるぞたぶん」

「そんなもんか」

「そんなもんだよ」

 

そんなことを話しているとに先生が教室に入ってくる。

八瀬も先生に気づき自分の席に戻っていく

 

「みんなおはようございます」

『おはようございます』

「はい、じゃあ授業を始めます。教科書の82ページを開いてください」

 

ミハルは教科書とノートを開き鉛筆を握る

 

 

 

 

ーーー昼休みーーー

 

 

 

「ミハル、弁当一緒に食おうぜ」

「ごめん八瀬、実はなのはちゃん達と約束しててさ」

「なんだよ、じゃあ明日一緒にな」

「ああ、約束するよ」

 

八瀬との会話を終え、弁当を持ったミハルは教室を出て屋上に向かう。屋上へのドアを開けると風と一緒に声が聞こえてきた

 

「大体あんた理数系の成績は私よりいいじゃないの、それで取り柄がないとかどの口が言うわけ!この口かーーー!!!」

「ううぅ、だってなのは文系苦手だし体育も苦手だし」

「2人ともダメだよ!ねぇ、ねぇったら!」

 

声のするほうを見ると人だかりが出来ており近づくとアリサがなのはの上に乗り口を引っぱり、すずかは止めようとしているが止まる気配のないアリサに困ったている

 

「何やってんだよ...」

 

ミハルが頭を抱えているとすずかがこちらに気づき「ミハルさん!」と声をかけてくる。

 

「え、ミ、ミハル...」

 

すずかの声で気づいたのかアリサがゆっくりとこちらに振り向くその顔はどう説明するか迷っていた

 

「まぁ何があったか聞こうか」

 

その後4人で長椅子に座り直し何があったか経緯を聞く

 

「なるほど、自分のなりたいものね...」

「ミハルさんは将来何になりたいですか?」

 

ふと零した言葉に対してすずかが将来について聞いてくる

 

「うーん、そうだね、なりたいものとは違うけど強くなりたいかな」

「え、でもミハルさん今でも十分強いですよね」

 

ミハルの言葉に少し戸惑うなのは

 

「ううん、今のままじゃ恭也さんには敵わないし、士郎さんにたっては逆立ちしても勝てないと思う。」

 

自分の手を見つめながら再び口を開く

 

「でも、さっき言った『強くなりたい』は力のことだけじゃないけどね」

「力じゃないものですか?」

「うん、それだけは自分で選ぶものだって師匠に言われてね」

 

よく分からないのか悩んだ顔をする3人、

 

「それより早くお昼食べよう昼休みなくなっちゃうよ」

 

話を切り弁当を食べ始めるミハルを見てなのは達も食べかけの弁当を食べるのだった。

 

 

 

 

 

 

午後の授業も終わり放課後の時間、ミハルはクラスの男子と運動場でサッカーをしていた

 

 

「ミハル!」

 

味方からのパスをもらいそのままシュートする。

ボールはカーブの軌道を描きながらゴールのネットを揺らした

 

「ヤッター!オレらの勝ちだー!」

 

3点先取ルールの試合が終わり最後にゴールを決めたミハルに味方のクラスメイトが肩や背中を叩いて勝利を喜んでいる

 

「ナイスシュート、ミハル」

 

敵チームだった八瀬がそう言いながらやってきた

 

「ありがと、八瀬」

「お前やっぱりすごいな、サッカークラブとか入んないの?」

 

さっきのシュートを見て誘ってくる八瀬

 

「今は色々したいことがあるからいいや」

 

それを残念そうに断るミハル

 

「そっか、残念ミハルがいれば次の試合絶対勝てるのに」

「悪いな、そう言えばどこのクラブに入ってるんだ?」

「ん?お前もよく知ってるよ『翠屋JFC』って言えば分かるだろ」

「士郎さんがコーチをしてる所のか」

 

八瀬に言われ納得するミハル

 

「じゃあ次の試合応援に行くよ、それで興味が出たら入ってみるよ」

「マジか!よーしゼッテー面白いところ見せるぞ!」

 

そんな約束をして家に帰るミハルであった

 

 

 

 

夕食前の時間、なのはが塾に行く途中に見つけたフェレットを飼えないか士郎達に聞いていた

 

「それで、そのフェレットさんをしばらく家で預かるわけには行かないかなて、」

「うーんフェレットか...ところで何だフェレットって?」

 

士郎の突然のボケにガクリとなるなのは

 

「「イタチの仲間だよ(ですよ)父さん(士郎さん)」」

 

恭也とミハルが士郎への説明でハモる

「しばらく預かるだけならカゴに入れてなのはがしっかり面倒見るならいいわよ。恭也、美由希、ミハルくんもどう?」

「俺は特に異存はないけど」

「私も」

「大丈夫ですよ」

 

それを見て士郎は頷いてなのは見る

 

「だそうだよ」

「良かったわね」

「うん!ありがとう!」

 

預かる許可をもらって嬉しそうな顔をするなのは

 

「さ、冷めないうちに食べちゃってね」

「「はーい」」

「いただきます」

「桃子サラダ取ってくれ」「俺も」

「はいはーい」

 

そして、夕食を食べ始めるのだった。

 

 

 

「じゃあ、少し走り込みに行ってきます」

「はーい、気おつけてね」

 

食器洗いをしていた桃子に走ってくると伝え家を出るミハル、ジョギング程の速度で走り、折り返しの公園についた時それは聞こえた

 

キーーーン、キーーーン

 

(何だ?耳鳴りじゃないよな)

 

『聞こえますか?僕の声が、聞こえますか?』

 

「なっ!?」

 

突然頭に話しかけられ驚きの声を上げるミハル

 

『お願いです。僕の声が聞こえるあなた、僕に少しだけ力を貸してください』

 

(この声、昨夜の夢と同じだ)

 

『お願いです!時間が…危険が…もお…』

 

ザ、ザザザ...

 

声が消え一瞬体から力が抜けるがなんとか踏ん張るミハル

 

「なんなんだ、今のは...」

 

驚きの連続で混乱している頭を強めに左右に振る

 

「あっち...か?」

 

感にも似たものでその方角を見る

 

「……行ってみるか(何か嫌な感じがする)」

 

しばらく走っているとまた金属を擦り合わせたような音が聞こえ思わず身構えるミハル。次の瞬間、周りが僅かに灰色になり風が突然消える

 

「く、今度は何だよ」

 

不思議なことの連続で不安を超えて苛立ちがつのる。

すると突然近くで大きな衝撃と音が響く

 

「あっちか!」

 

音のした方に全力で走る。家の塀や屋根の上を最短距離で走る。

目的地についた時ミハルが見たのは巨大な毛玉のような化け物が女の子ーーーなのはーーーを襲う瞬間だった。

 

「ーーーーー!!!!」

 

ミハルの頭に何かの記憶が流れる。『膝をつき両手を広げる後ろ姿の女性』『銃を持った兵士』『発砲音』『…のう…』『……泣き…』

 

「あぁァぁあ! ハア!」

 

流れる記憶を無理やり断ち切り毛玉の化け物の顔に蹴りを放つ。化け物は『グォオォオォオ!!!』と鳴きながら体を仰け反らせる

 

 

「なのはちゃん!大丈夫!?」

「ミハルさん!どうしてここに?!」

 

突然現れたミハルに驚くなのは

 

「も、もう一人いた!魔法の才能がある人!」

「え、フェレットが喋った!?」

 

なのはの抱えるフェレットが喋ったことに驚くミハル

しかし今は深く考えず、毛玉の化け物に向き直る

 

「なのはちゃん逃げて!」「え、」「早く!」

 

なのはに逃げるように言うが腰が抜けているのか動かないなのは、しかし抱えているフェレットと何か話しているとよく通る声で何かを言い始めた

 

「我、指名を受けし者なり」

「我、指名を受けし者なり」

 

なのはの手が赤い光を放つ

 

「契約のもとその力を解き放て」

「えっと、契約のもとその力を解き放て」

 

「風は空に、星は天に、」

「風は空に、星は天に、」

 

「そして、不屈の心は」

「そして、不屈の心は」

 

「「この胸に!」」

 

「「この手に魔法を!」」

 

なのはが手を上に突き出す。その手には赤い真珠のような宝石があった

 

 

「「レイジングハート、set up!!」」

 

機械的な女性の声が響く

 

<stand by Lady,set up>

 

大きな桜色の光があたりを満たす

 

「な、何だ一体!」

 

光の発生源を見るそこには

 

「成功だ!」

「ふぇ?ふぇ!?なんなのこれ!?」

 

純泊の服と機械の杖を持ったなのはがいた

 




読んでいただきありがとうございます。

レイジングハートの変身口上間違ってませんよね?
基本アニメ1話分の内容をこちらで1話分にしていくつもりです。

次回も頑張ります!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。