前話に続き遅くなってすいません!今回でサウンドステージ01は終わりで、次回ホテルアグスタになります。多分また週1投稿に戻ると思うのでこの作品をよろしくお願いします
「ごっはん!ごっはん!」
「こらー、アリシアちゃん暴れない」
テスタロッサ家の車をエイミィ運転のもと待機所になっているコテージに向かうミハル達。後部座席でワクワクしているアリシアにエイミィが注意する
「でもでも!久しぶりにフェイトやなのは達とご飯食べれるんだよ!?早くつかないかなー!」
「だから今向かってるんだろ、もう少し大人しくしてろ」
「むー、わかった」
だがいまだ興奮しているアリシア。そこに助手席に座るミハルが諌めると頬を膨らませながら渋々納得する。すると翠屋で乗せた美由紀が後ろからミハルに話しかける
「それにしても久しぶりだね、ミハル君。帰ってきてたなら、なのはみたいにウチにも来ればよかったのに」
「せっかくの家族の再開に水を指すのも悪いと思っただけですよ」
「でもスバルちゃんとティアナちゃんもいたから関係なかったかもね?」
「それはまぁ……仕方ないかなと……」
「そろそろ着くよー」
美由紀と話しているとエイミィが車に乗る全員に声をかけ、ミハルもそれにつられ外に視線を向けると鬱蒼と繁る森の木々が等間隔に並び整地されており、森を抜けると湖とコテージとスターズとライトニング分隊が見えた
ちょうどその時任務から戻ったなのは達もこちらにやってくるミハル達の乗る車にスバルとエリオがいち早く気づいていた
「あれ?」
「車が…」
2人の声になのは達も車に視線を向け、車は駐車場所に止まる
「はーい!」
「とうちゃーく!」
「みんなー、お仕事してるかー?」
「お姉ちゃんズ、参上!」
「エイミィさん?」
「アリシアさんに、アルフ!?」
「それに……美由紀さん?あ、ミハルさんも」
車から降りて手を振るエイミィ達にスバル達は驚く
「さっき別れたばかりなのに」
「いやー、エイミィがなのは達の所に行くって言うから。あたしもちょうどシフトの合間だったし!」
「そうだったんですか」
「エリオ、キャロ。元気だった?」
「「はい!」」
「2人共、ちょっと背伸びた?」
「うーん、どうだろう?」
「少し伸びたかも…」
「ふんふん」
スバル、ティアナは美由紀と、エリオとキャロはエイミィとアリシアにアルフ。それぞれ面識のある人達と会話を始める。
「お姉ちゃーん!アルフー!」
「「フェイトーーー!」」
フェイトがアリシアとアルフに声をかけると2人は嬉しそうにフェイトへ近ずくと、抱きつく
「久しぶりお姉ちゃん。アルフ、元気そうだね」
「ホントだよー!フェイトー!」
「元気!」
するとミハルが車のバックドアからスーパーの袋を両手に抱え、なのは達の元に行く
「ほらほら、日も暮れてきたし家に入ろうぜ。それにもう始めてるみたいだしな」
「この音…」
ミハルを先頭に歩き始めたメンバー、するとキャロがコテージから聞こえてくる音に気づき、他の者達も気づき始める。ドアを開けるとそこにはエプロンをつけ、料理をするはやての姿があった
「あっ!みんなお帰りー!」
「お帰りなさーい!」
『や、八神部隊長?!』
戻ってきたミハル達に気づき声をかけるはやてとシャマル、スバル達4人は料理をするはやての姿に驚く
「部隊長みずから鉄板焼きを!?」
「そ、そんなの。あたし達がやります!」
「あーでもなぁ、待ち時間あったし。お料理は元から趣味なんよ?」
「はやて隊長の料理はギガうまだぞ?ありがたく頂けよ」
「みんなはお箸やコップを並べてね」
『は、はい!』
シャマルに呼ばれ食卓の準備を手伝うスバル達。ミハルはレジ袋をキッチンに置く
「さて、俺も作るとするか」
「おぉ?ミハ兄の料理は久しぶりやなぁ。何作るん?」
「あぁ、デパートがニュージランドフェアをやってて、いい羊肉が売ってたからな、故郷の料理を作るつもりだ」
袖をめくり包丁を取り出すミハルに、はやてが話を聞くとレジ袋からラム肉を取り出し見せる
「ほほー、まぁ?先に無くなるんはウチの料理やろうけどなぁー?」
「……言ったなはやて、いいだろう。夕食、どっちの料理が先に無くなるか勝負だ」
「ええで。勝つのはウチやからな」
フフフ…と、不敵な笑い声をもらしながらミハルも素早く料理を始めた
数十分後……アリサ達とスバル達の顔合わせと自己紹介を終え。テーブルに並んだ料理を前に全員が座り、はやて達がイスから立ち上がる
「よしっと…食事と飲み物は行き渡ったかな? えー、それでは皆さん。任務中にもかかわらず何だか休暇みたいになってますが」
「ちょうど、サーチャーの反応と広域探査の結果待ちということで少しの間休憩出来ますし…」
「六課メンバーはお食事で英気を養って引き続き任務を頑張りましょう!」
『はい!』
「現地の皆さんは、どうぞごゆっくり!」
『はーい!』
挨拶も程々にコップを手に持つはやて達。それに合わせミハル達もコップを持つ
「それじゃあ……乾杯!」
『乾杯〜!』
はやての掛け声を復唱しコップを掲げるミハル達その後は料理を食べ始めた
「今回は俺の負けかぁ…調理時間が少なかったとはいえ結構自信作だったんだがな」
「ふふ、でもミハ兄の料理も美味しかったで?羊肉って匂いがキツイって言うから手へ出さへんかったけどあのグリルとシチューは美味しかったわ……ありゃ、ジュースもうないくなってもうた?」
楽しい食事が終わり、なのはが翠屋で買ってきていたケーキで食後のデザートを堪能しているとはやてが飲み物が少なくなっていることに気づく
「まだ何本か残ってるわよ。湖の水で冷やしてるの」
「あっ、それなら私達が」
「エリオ、キャロ。手伝って」
「「はい!」」
それにコテージの持ち主のアリサが答えるとスバル達が素早く立ち上がり飲み物を取りに行く
「さてとちょっと一服…」
「久しぶり、ミハル君」
外に出ていったスバル達を見て同じように外に出ようと立ち上がろうとするミハルをすずかが呼び止める
「ああ、久しぶりだなすずか」
「うん。久しぶり」
「恭弥さんと忍さんは元気?」
「うん。たまに連絡くれるよこの前もドイツからノエルと一緒に帰ってきてて…その時スカサハさんに会って試合をしたって言ってたよ」
「義母さんと?どっちが勝ったんだ?」
「恭弥さんの負けだって」
「そうか、恭弥さんも勝てないのか」
挨拶をする2人。恭弥達のことを聞いてみると師匠の名が出て驚きつつも話の内容を聞いて天井を見上げるミハル
「ミハル君はスカサハさんに勝てるの?」
「義母さんにね……」
すずかに脳内で自分とスカサハの勝負をイメージ。両者、槍の激しい打ち合いが繰り広げられる―――12回殺された
「ダメだ、勝てるイメージがしない。……魔法ありならいけるか?」
再度イメージ。氷剣や氷槍を飛ばし氷壁で守りを固め、足を凍りつかせ動きを止める―――6回死んだ
「……奥の手は」
2回死亡
「…………1度も死なずに勝てない」
「あはは、スカサハさん強いもんね」
自分のイメージの中とはいえ20回も殺されたことに頭を抱えるミハルに悪いことをしてしまったと思うすずかが苦笑いをしながら肩をなでた
それから少しして食事も終わり雑談をするメンバーにはやてが声をかける
「さて、サーチャーの様子を監視しつつお風呂済ませとこか」
『はい!』
「あー、ただここお風呂ないし、湖で水浴びって季節でもないし…」
お風呂と聞いて声がワントーン上がる女性陣にアリサがコテージに風呂がないことを説明する
「そうすると…」
「やっぱり…」
「あそこでかね?」
「あそこでしょ」
するとシャマルやアリシアなどが小声で何かを話し合うとなのはとフェイトに視線を向けると2人も分かったのか頷きスバル達を見る
「それでは六課一同。着替えを用意して出発準備!」
「これより市内のスーパー銭湯に向かいます」
「スーパー…」
「銭湯?」
聞き慣れない言葉にスバルとティアナは首を傾げるのだった
スーパー銭湯にやってきたミハル達。はやてが人数分の料金を払っている間、ロビーにある長椅子に座るミハル。するとエリオが近くの看板に近づき書かれている文字を読む
「良かった。ちゃんと男女別だ」
内容を見て安心したエリオにキャロが話しかける
「広いお風呂だって。楽しみだねエリオ君」
「あっ、うん。そうだねスバルさん達と一緒に楽しんできて」
「…ぇ?エリオ君は?」
「え!?僕は…ホラ! 一応男の子だし!」
まさかの言葉にエリオは顔を真っ赤にして慌て一緒に入れない事を説明する
「うん。でも…ほら。アレ!」
するとキャロは先程エリオが見ていた看板を指さす。そこには何か書かれている
「注意書き?えっと…女湯への男児入浴は11才以下のお子様のみでお願いします?」
「ふふ、エリオ君10才!」
「うん。せっかくだしエリオも一緒に入ろうよ」
「フェイトさん!」
書かれていた内容を読んだエリオに眩しいほどの笑顔を見せるキャロ。そこに話を聞いていたフェイトも加わる
「い、いぃや。あ、あの、ですね!それはやっぱり、スバルさんとか、隊長達とか、アリサさん達もいますし!」
「別に私は構わないけど?」
「てゆうか、前から頭洗ってあげようか?とか言ってるじゃない」
「う、うぐ…」
慌てながらもながらも何とか女湯に入るのを断ろうとするエリオにティアナとスバルの許可が出る
「私らもいいわよ。ね?」
「うん」
「いいんじゃない?仲良く入れば!」
「そうだよ。エリオと一緒のお風呂は久しぶりだし、入りたいな」
更にアリサ、すずかになのはが肯定し逃げ道がなくなるエリオ
「あっあの、お気持ちは…その非情に……なんですが……すいません!遠慮させてもらいます!先にあがってこの辺で待ってますので、失礼しまーす!」
ジリジリとフェイトとキャロに間合いを詰められ慌てふためくエリオは自慢のスピードで男と書かれた暖簾をくぐり奥へと消えていった
「行っちゃった……」
「お待たせー、チケット買ってきたよ…あれ?エリオは?」
エリオが消えていった通路を見ながら少し残念そうに呟くフェイト。そこに人数分の券を持ったはやてがやって来る
「色々あってな。先に風呂の方に行ったよ。はやて、エリオの分の券もくれ。今頃立ち往生してるだろうからな」
「その色々が面白そうな匂いするけど…まっ、今はええか。はいミハ兄とエリオの分、直樹さんもどうぞ」
「おう。ほら行くぞ八瀬」
「わかってるって。じゃみんなまた後でー」
はやてからチケットを貰いミハルは八瀬と共に男湯に向かった
「ほななー!…よし、じゃあこっちもお風呂入ろうか」
『はーい!』
2人を見送りはやて達も女湯へと向かう
「えっと……」
「それでこの鍵を回すと閉じる。開ける時は閉じた方と逆に回す。わかったか?」
「はい。ありがとうございます八瀬さん」
男湯の更衣室でロッカーの使い方を八瀬から教わるエリオ
「それじゃ、さっさっと脱いで入るか」
「おう」
「はい」
説明が終わりミハルが声をかけると3人とも服を脱ぎ始める
「はい、どうぞ」
「ありがとうございます」
「…ん?」
すると更衣室の出入口とは違う扉が開き従業員の女性とよく知る声が聞こえた
「エリオ君♪」
「なっ…!キャ、キャロ!?」
3人が振り向くとそこにはタオルを体にまいたキャロがいた
「ふ、ふ、服…!」
「うん。女性用更衣室で脱いできたよ。だからほらタオルのし「見せなくていいから!!!」…エへへ、ごめん」
「と言うより!あのっ、こっち男性用!」
「女の子も11才以下は男性用の方に入ってもいいんだって。係の人が教えてくれたから」
「っ……いや、その……」
その姿を指摘されタオルを取ろうとするキャロをエリオが大声で止める
「……それじゃエリオ。俺ら先に行くから2人でゆっくりしな」
「…?……! そうねぇ、あとは若い子に任せて大人は早くいきましょうか」
「ミハルさん!?八瀬さん!?」
その状況を見てミハルは服を脱ぎ終わるとエリオを置いて浴場に向かう。最近はクエスチョンマークを浮かべていた八瀬も理由に気づいたのか、わざとらしくオネエ口調でミハルの後を追う。エリオの悲痛そうな声が聞こえたが無視を決める
「ふむ。将来に期待か…」
「いまの発言、後でアリサにチクッとくからな」
「やめてください。死んでしまいます」
あごに手を当てながら何やら問題発言をする八瀬にアリサの名前を出すと八瀬は、それはそれは綺麗な土下座を行った
「ア"―――気持ちい〜〜」
「まったくだ」
体を洗い終え湯船に浸かるミハルと八瀬はその心地良さに表情が和らぐ
「エリオとキャロちゃんはどこいった?」
「さっき外に出ていくのを見たぞ」
「あぁ、子供用の露天風呂か」
2人を探し周りを見回す八瀬にミハルが答えると納得し、肩まで湯に浸かりミハルの体を見る
「しっかしまぁ……改めて見てもすごい傷跡だよな」
「そうか?士郎さんも身体中ギズだらけだったと思うけど?」
八瀬の言う通りミハルの体は至る所に切り傷があり、特に左肩から鳩尾まである傷跡が目立つ
「バッカお前、周り見てみろ怖がって誰も近ずかないぞ」
指摘され周囲を見るミハル。それなりの利用客がいるにも関わらずミハルと八瀬の周りは明らかに人がいない
「……まぁ、日本じゃこんな傷跡してる奴なんて普通の一般人とは思わねえよな」
「つまりヤ⚫ザだな」
「おい、言わないようにしてた俺の努力を返せ」
「ハッハッ、悪いわるい」
睨みつけるミハルの視線に八瀬はカラカラと笑い返す
「たく…、それで?アリサとはどうなんだ?」
「上手くやれてるよ。尻に敷かれてるのは変わらないがな。そっちはどうなんだ?」
「ぼちぼちかねぇ、はやてが作った機動六課も問題なく回ってるよ。この前初出動があったんだが―――」
その後しばらく、ミハルと八瀬は互いの近状を話し合った
「んーー!いいお湯やったーー!」
「やっと出てきたか」
「あ、ミハ兄に八瀬さん」
「先に上がって待ってたぜ」
風呂から上がり、銭湯のロビーで缶コーヒーを飲みながら女性陣を待っていた2人。そこにはやて達がやって来る
「しかし、まだ見つからないのか?ロストロギアは?」
「うーん。そろそろ索敵に引っかかってもいいと思うんやけどなぁ……って言うたそばからかかいな」
今回の目的であるロストロギアの話をミハルがした途端、まるで図ったかのようにミハル達のデバイスが光を発する
「エリアスキャン。ロストロギアの反応検知!」
リインが素早くモニターを開き、六課メンバーが目標の位置を確認すると動き始める
「さて…仕事を始めますか」
「あっ、ミハ兄ちょっといい?」
「?なんだ、はやて?」
ミハルもコーヒーを飲み干し、現場に移動しようとするとはやてに呼び止められる
「さっき報告が来たんやけど。今回のロストロギアは攻撃性は無いものや、それでなのはちゃんとフェイトちゃんと話し合ったんやけど、ロストロギアの確保にはフォワード陣だけで任せてみようと思うんよ」
「…なるほど、隊長達がいなくても自分達で動けるかの確認か」
「そや、だからミハ兄。フォワード陣に可能な限り手助けせんと4人の動きを見てもらいたいんよ」
「俺に合否を決めろってことか?」
「うん。2人ともミハ兄なら任せられるって」
「わかった。それじゃあ結界なんかは任せた」
会話を終えるとミハルは先に出たなのは達を追ってロビーから飛び出した
「……問題なく確保完了か」
10分後、目標のスライム型のロストロギアをスバル達が倒したのを確認したミハルはロストロギアが創り出した大量のスライムが消えていくのを見ながらつぶやく。
「シャマルさん出来ました」
「……うん、問題なし。しっかり封印できてるわ」
そして現在、キャロがロストロギアに封印処置をほどこしている
「お疲れ様ミハル君」
「なのはか。別に疲れてないさ、後ろから見てただけだからな」
その様子を見ていると空からなのはが降りてくる
「あはは…それで、どうだった?スバル達は」
「……問題なし。ティアナをリーダーにしっかり統率が取れてるし、ほかの3人も指揮に従いながら自分の意思を持って行動してる」
「そっか。なら今度の任務は私が近くにいなくても大丈夫かな?」
「それは、隊員の俺が決めることじゃないさ。フェイトとはやてにも報告してくる」
そう言うとミハルはその場を去りフェイトとはやての元に向かった
「ん?ティア、せっかく任務完了なのになんでご機嫌ななめなの?」
「いや…、今回は私、どうもイマイチね……」
任務が終わりミッドに帰る準備をするフォワード陣。するとスバルが1人暗い顔をするティアナに声をかける
「そんな事ないと思うけど…」
「隊長達や副隊長、それにミハルさんならそれこそ一瞬だったろうなって」
「うーん、それはそうかもしれないけど……ティア進歩してるよ!大丈夫!」
「うん……」
落ち込むティアナをスバルが励ますがティアナの顔は晴れない―――これが、後に悲劇を産むことになることを知るものはいない―――
「それじゃあ皆。ミッドに戻るよ!明日も朝から練習だからね、頑張っていこう!」
『はい!』
こうして海鳴市での探査任務は幕を閉じたのだった
2部3章。虞美人が当たると項羽を、項羽が当たると虞美人が欲しくなる恐ろしいストーリーとガチャ内容。これからクリスマスと正月が控えてるのにここで搾り取るかFGO。あと、絆解放はオルタニキにしました
項羽 機械の体+それをベースにした大量の傀儡兵+CV山寺宏一 =マクスウェル所長!(違う)