新年あけましておめでとうございます。
今年最初の投稿はあの原作第8話。なのはが全シリーズ通して1番怖いシーン、実際自分は初めて見た時は恐怖で鳥肌が立ちました。
Fgoの福袋ガチャ。ゴールデンが召喚に応じ、新年ピックアップで英雄王が、あぁ……また育成に火種と宝物庫を回らないと、やっとスカディがこの前スキル上げ終わったのに……やっぱりFgoは最高だぜ!
ちなみに新イベは後でやろうと思っていたら一日の獲得上限があると聞いてやる気がなくなり初の不参加になりました。ミンナガミンナ シンネン ヒマナワケジャナインダゾ
それはともかくどうぞ
「みんなお疲れ様。じゃあ午後の訓練はお休みね」
「明日に備えて、ご飯食べてお風呂でも入って、ゆっくりしてね?」
『はい!』
日が沈み始めた頃、任務が終わり六課に戻ってきたミハル達。最後になのはとフェイトの話を聞き敬礼をして解散する
「……スバル。あたしこれからちょっと1人で練習してくるから」
「自主練?私も付き合うよ!」
「じゃあ、僕も!」
「私も!」
「『ゆっくりしてね』って言われたでしょ?あんた達はゆっくりしてなさい。それにスバルも……悪いけど1人でやりたいから」
「あっ…うん……」
隊舎に戻る途中、ティアナの自主練習に参加しようとするスバル達。しかしティアナはそれを断り訓練所に向かおうとミハルとすれ違う
「ティアナ。あんまり思い詰めるなよ?ヴィータは短気だが、なのはも含め、ちゃんとお前のこと見ている」
「…………はい」
「………」
そのすれ違いの間にミハルはティアナのフォローをするもティアナからは短い返事だけが返ってくるだけだった――
「………なるほどね、それがティアナが強さに執着する理由か」
[うん。さっきもヴィータに聞かれて同じ話をした所]
[殉職した兄の魔法を証明するため……か]
隊舎に戻ったミハルはティアナの様子を気になり。フェイトに事情を聞き、その理由に思わず天井を見上げる
「……ちょっとマズイな」
[? ミハル。何か言った?]
「いや、何でもない。悪いなまだ仕事中なのに」
[大丈夫、ちょうど休憩してた所だったから]
「そうか、じゃあまた」
[うん。またね]
念話を終えたミハルは天井から視線を戻し、椅子に座り考え込む
(ティアナの焦りは前々から感じてはいたが、亡くなった兄のためだったのか……このままだと昔の俺みたいに無理な訓練を続ける可能性がある。――けど…たぶん俺が言っても聞かないよなぁ……)
昔、スカサハに拾われて日の浅い頃。槍を振ることで母親の死を紛らわせようとしたことがある。その時はスカサハを初め多くの人達に支えられた
「(実働部隊のメンバーじゃなく、1度2度顔を合わせた後方部隊でも無い。程よく互いに顔を知ってる奴…)…諸々含めてヴァイスしかいないか。……ヴァイス、今いいか?」
[ありゃ、ミハルさん。どうしたんですか急に?]
「実はな――」
結論を出したミハルはヴァイスに通信を開き、ティアナの過去を深くは語らず、少し気にかけてくれてとヴァイスに話す
[了解しやした。ヘリの整備しながら時々見てみます]
「悪いな」
[構いやせんよ、それじゃあ]
「……ふぅ。上手くやってくれよ、ヴァイス」
ヴァイスとの会話を終えミハルの呟きが空気にとけた
数日後、訓練場
「よーし!それじゃあ午前の訓練のまとめ、2on1で模擬戦やるよ。先ずはスターズからいくよ」
「「はい!」」
「エリオとキャロはあたしと見学だ」
「「はい、ヴィータ副隊長!」」
「ミハル。お前もだぞ」
「分かってるよヴィータ」
もはや見なれた朝練の光景。その様子をミハルはガジェットを破壊しながら答え、4人はビルの屋上に移動する
「やるわよ!スバル!」
「うん!」
訓練服からバリアジャケットを纏い気合十分の2人。
なのはとの模擬戦が始まり少しするとフェイトがミハル達の元にやってくる
「あっ!もう模擬戦始まっちゃってる?私も手伝おうと思ってたんだけど」
「フェイトさん!」
「さっき始まった所だ」
「今はスターズの番」
「本当は、スターズの模擬戦も私が引き受けようと思ったんだけどね」
「あぁ、なのはもここん所訓練密度濃いからな。少し休ませねえと」
模擬戦を眺めながら会話を始める5人
「なのは、部屋に戻ってからもずっとモニターに向かいっぱなしなんだよ。訓練メニュー作ったり、ビデオで皆の陣形チェックしたり」
「…なのはさん。訓練中もいつも僕達のこと見ててくれるんですよね」
「ほんとに、ずっと」
「……ぉ、クロスシフトだな」
和やかな空気になる中、ミハルの言葉で全員が模擬戦に集中する
「クロスファイヤーシュート!」
放たれたティアナのクロスシフト。その軌跡にヴィータとフェイトが眉を寄せる
「なんか、キレがねぇな?」
「コントロールはいいみたいだけど…」
「それにしたって…」
その違和感をなのはも感じ取ったのか魔力弾を避けつつ移動する。すると、進行方向からウイングロードが敷かれると、なのは目掛けてスバルが突撃してくる
(! フェイクじゃない、本物!?)
その行動に驚きながらもなのはは魔力弾をスバルに向け放つ
「うぉぉおおお!ッウ! うりぁあああ!!」
「!」
それをスバルはバリアで攻撃を受け、スピードを殺さずなのはに右手のリボルバーナックルをふり抜く。が、なのはもバリアを展開し受け止めるとそのままはじき返す
「こらスバル、ダメだよ!そんな危ない軌道!!」
「すいません!でも、ちゃんと防ぎますから!」
「……!ティアナは!?」
先の捨て身の行動を怒るなのはは視界にティアナがいないことに気が付き周囲を見回す。するとミハル達とは違うビルの屋上、そこにティアナの姿が
「砲撃!ティアナが!?」
「へぇ…思い切った策を使うな」
驚く面々の中、ミハルだけがその動きに「面白い」と笑う
[特訓成果、クロウシフトC。行くわよスバル!]
「おう!」
ティアナの指示を受けスバルはカートリッジを撃ち込みなのはに向かって突撃する
「デェリァアアアア!!!」
なのはのシューターを躱し、再びスバルの拳となのはのバリアがぶつかり2人の足が止まる。それと同時に砲撃を行おうとしていたティアナがその体を霧のように霧散させる
「あっちのティアナさんは幻影!?」
「本物は?」
「あそこだ」
幻影の偽物と分かり慌てながら周りを見るエリオとキャロに、ミハルは指を指す。その先にはスバル達とは別のウイングロードを駆け上がるティアナがいた
(バリアを切り裂いて、フィールドを突き抜ける!)
ティアナがクロスミラージュのトリガーを引くと銃口から魔力刃が出現する
(一撃必殺!)
刃を構え、死角となる上からの奇襲をかける。
『とった!』
ティアナが内心そう確信する
「レイジングハート……モードリリース」
<All Right>
「おかしいな……」
ティアナの一撃によって生まれた煙の中、なのはの声が嫌によく聞こえる
「2人共、どうしちゃったのかな?」
「あぁっ…」
「えっ……」
『…………』
煙が晴れるとそこには、ティアナの魔力刃とスバルの拳を素手で掴むなのはの姿があり。ミハル達も思わず無言になる
「頑張ってるのは分かるけど……模擬戦は、喧嘩じゃないんだよ?」
そんな中、なのはの声だけが訓練所に響く
「練習の時だけ言うこと聴いてるフリで、本番でこんな危険な無茶するなら…練習の意味、無いじゃない……」
ティアナの魔力刃を掴む手から血がにじみ出る
「ちゃんとさ、練習どうりやろうよ…ねぇ?」
「あ、ぁの……」
スバルが何か言おうとするも恐怖で言葉が続かない
「私の言ってる事…私の訓練、そんなに間違ってる?」
「…ッウ!」
<Blade erase>
魔力刃を消し、自由になったティアナがウイングロードに飛び移りクロスミラージュをなのはに向ける
「私は!!……もぅ…誰も傷つけたくないから!無くしたくないから!!!だから……強くなりたいんです!!」
「ティア……」
普段の冷静沈着な姿とは違い、涙を流しながら溜まっていた感情を吐き出すティアナ
「……少し、頭冷やそうか……」
だが、なのはは、全く感情のない声でそう呟くとティアナに指を指す
「クロスファイア…」
「うぁぁああああ!!!ファントムブレ――「シュート」っ!」
ティアナが魔法を撃つよりも早くなのはのクロスファイアが放たれたれティアナに直撃する
「ティア! っバインド!?」
咄嗟に駆け寄ろうとするスバルになのはのバインドがその動きを止める
「じっとして、よく見てなさい」
「!?なのはさん!」
直撃を受け、立っているのがやっとのティアナに向け、なのはは再びクロスファイアを放つ
「ティアーーー!!!」
煙に消えたティアナの名前を叫ぶスバル。
静寂が辺りを――
「おい……」
――包むはずだった
「なのは…お前、何してる?」
「………ミハル君」
煙が晴れる。そこには気を失ったティアナを支えるようにミハルが立っていた