はーい、プリヤイベ終わりましたよ。バレンタインイベだからまた周回しましょうね。新イベだからガチャも回しなさい。さすれば紫式部が当たりますからね。
え、俺?……ねだるな、勝ち取れ、さすれば与えられん
それはともかくどうぞ
1週間後――
「すげー爽やかな気分だぜ。新しいパンツをはいたばかりの正月元旦の朝の様にな〜」
寮の部屋。窓を開け、独特なポーズを取りながらそんなことを言うミハル。その後ろでヴァイスが少し呆れながら声をかけてくる
「ミハルさん。謹慎終わって嬉しいのは分かりますけどやめて下さいよ。俺まで変な目で見られちまう」
「おいおい、それじゃあ俺がバカなことしてるみたいじゃねえか、ブチャラティ」
「誰っすか、ブチャラティって。……それより大丈夫なんすか?なのはさん達と気まずい空気になるかもしれませんよ」
やれやれと肩をすくめるミハルに冷静にツッコミをするヴァイスが疑問に思ったことを口にする
「なに、なのはとティアナの問題も本人同士で解決したんだろ?なら後は、俺がなのはに謝れば済む話だ」
「そりゃそうかも知れませんけど…」
苦い顔をするヴァイス。ミハルはそれを気にせず制服の上着に袖を通し、ボタンをつける
「ま、なるようになるさ。ほれ、仕事に行くぞ」
「はいはい……分かってますよー」
会話も程々にミハルとヴァイスは部屋を後にした
「………………」
「………………」
『……………………』
六課のデスクワークルーム。机に向かい無言でパソコンを操作するなのは、その横で気まずそうな顔で立つミハル。その光景は周りのスバル達にも重い空気がのしかかる
「あの、なのは?」
「なんですかミハルさん?」
やっとの事で名前を呼ぶミハルになのはは事務的な返事を返す
「…先週の事はその、悪かった。……すまない」
「……今回のこと、お父さん達に報告するから」
謝罪し、頭を下げるミハル。そこになのはが爆弾を投下した
「いや、ちょ、ちょっと待て、なのは!それは無いだろ!?」
「……」ツーン
慌てて糾弾するもなのははそっぽを向き、取り付く島もなく。ミハルは慌てる
「(ま、まずい…士郎さん達になのはを怪我させたなんて知られて、地球に帰ったら……3対1の殺し合い。その後、桃子さんの説教地獄…それだけは回避しなくては!)わ…分かった。クロノに連絡して、ユーノとお前の休みを合わせてやる」
「……」ピクン
命の危機に直面しミハルは最大の交渉カードを斬り、なのはの肩が僅かに反応する
「その日はユーノと2人っきり、つまりデートだ。……どうだ?」
「………ユーノ君と、デート! …ハッ!んっ、ンン!」
天井を見上げ周囲に花を咲かすなのは。勝利を確信したミハルが笑みを浮かべ、それに気づいたなのはは咳払いをする
「ま、まあ、いいでしょう。この前のことは水に流します。……さっきの話、クロノ君にちゃんと言っといてよね?すぐユーノ君に仕事させるんだもん」
「わかった、わかった。ちゃんと言っとくよ。(じゃないと俺の命が危ないからな…)」
後半、小声で催促するなのはにミハルは承諾する
「それとコレ、ホテルアグスタで戦った人型のレポートだ、目を通しておいてくれ」
「うん。分かった、ありがとミハル君」
「あぁ」
なのはとの話し合いを終えたミハルは、自分のデスクに戻り安堵の息を吐く
「ふぅ〜危ない危ない。まさかあそこまで怒っていたとは……さて、溜まった1週間分の仕事をしますか」
「ぁ、あの…ミハルさん」
「ん? あぁ、ティアナか。どうした?」
自分の仕事に取り掛かろうとしていたミハルにティアナが話しかけてきた
「その、1週間前のこと。助けていただいてありがとうございます。それと、すいませんでした」
「? 俺、お前に謝られる事なんてしたか?」
ティアナの謝罪に思い当たる節がなく首を傾げるミハル
「アグスタでの任務が終わった後、ミハルさん言ってました。ヴィータ副隊長や、なのは隊長は私たちのことを見てるって」
「…あぁ、モードツー。ダガーモードの事か」
「はい。 なのはさんは今だけじゃなく、私の将来まで考えてくれてました。……私、独りよがりな事してたんだなって…ミハルさんはそれを知っててあの時忠告してくれてたんですよね。なのに私、聞く耳持たなッ、イタ!」
下を向き小さくなるティアナにミハルは机に置いていた資料の束でティアナの頭を軽く叩く
「はい、暗くならない。 ダガーモードの事は知ってたが別にそれだけで言った訳じゃない。それに、あの模擬戦での作戦は良かったと俺は思ってるぞ。
ま、何が悪かったのかはシグナムから聞かされたと思うから、無茶し過ぎないようにしな」
「……はい!」
一礼し、自分のデスクに戻るティアナ。先程までの重かった空気は無くなっていた
―――十日後、訓練場。
「「「「ハァ…ハァ…ハァ……」」」」
「はい、今朝の訓練と模擬戦も無事終了。お疲れ様」
息を切らしし割り込んでいるスバル達を労うなのは。その後ろにはフェイトとヴィータ、ミハルがいる
「でね?実は何気に今日の第2段階クリアの見極めテストだったんだけど…どうでした?」
「合格」
「右に同じ」
『早っ!?』
知らずに受けていた見極めテストに驚く間もなくフェイトとミハルから合格が言い渡されスバル達は思わず突っ込んでしまう
「ま、こんだけみっちりやってて問題ある様なら大変だってこった」
「私もみんないい線いってると思うし。じゃ!これにて2段階終了!」
『ヤッター!』
ヴィータ、なのはからも合格をもらい喜ぶスバル達
「デバイスリミッターも1段解除するから。後でシャーリーの所に行ってきてね?」
「明日からはセカンドモードを基本にして訓練するからな」
『はい!』
「…えっ、明日?」
フェイトの注意とヴィータからの今後の予定に返事をする4人、するとキャロがヴィータの話に疑問を持つ
「ああ。訓練再開は明日からだ」
「今日は私達も隊舎で待機する予定だし」
「みんな、入隊日からずっと訓練漬けだったしね」
『……?』
話が見えず互いの顔を見合わせるスバル達にミハルが分かりやすく説明をする
「簡単なことだ。訓練は明日から、デスクワークも無く今はまだ早朝。つまり……」
「今日はみんな、1日お休みです」
『!!』
ミハルとなのはの話に4人は笑顔を見せる
「街にでも出かけて、遊んでくるといいよ」
『ワーイ!』
数ヶ月ぶりの休日に4人は声を出しはしゃぐのだった
機動六課、食堂
ミハルはなのはやフェイトにはやて。シグナム達守護騎士と共に朝食を食べていた
《――続いて政治・経済。昨日、ミッド・チルダ管理局、地上中央本部において来年度の予算会議が行われました。3度目となる再申請に税制問題の開示。各世界から注目が集まっています。当日は首都防衛隊の代表、レジアス・ゲイズ中将による管理局の防衛思想に関しての表明も行われました》
「おっ、ゲイズ中将」
空中に映し出されている朝のニュース番組を見ながら知った顔が写り思わずミハルが名前をこぼす。周りも気になったのか番組に視線を向ける
《―魔法と、技術の進歩と進化。素晴らしい物ではあるが…しかし!それ故に、我々を襲う危機や災害も10年前とは比べ物にならない程に危険度を増している!兵器運用の強化は進化する世界の平和を守る為である!》
モニターでは1人の男性――レジアス・ゲイズ中将――が大勢の管理局員に向かい壇上で演説をしている様子が映されている。
《首都防衛の手は未だ足りん。非常戦力に置いても我々の要請が通りさえすれば、地上の犯罪も発生率20%。検挙率に置いては35%以上の増加を、初年度から見込むことが出来る! 確認出来る問題だけでも――》
「このオッサンはまだこんな事言ってんのな」
「レジアス中将は、古くから武闘派だからな」
続く演説の内容を聞き、食事に視線を戻しながら呆れた口調のヴィータにシグナムが一応フォローらしきものをいれる
「ミハルはレジアス中将の事、よく知ってるの?さっきも名前が出た時真っ先に反応してたけど」
「そりゃ俺は『陸』だからな。それにカエサル隊長とは入隊時からの付き合いらしくてな、クレオパトラさんが用事でいない時に代理の副官として話したこともある」
「あっ、ミゼット提督」
「ミゼット婆ちゃん?」
フェイトの質問にコーヒーを飲みながら答えるていると、なのはが知り合いが映っていたのか名前を呼ぶとヴィータが再び番組に視線を戻す。そこにはレジアス中将の左後ろに座る3人の老人がいた
「あぁ、キール元帥とフィルス相談役も御一緒なんだ」
「『伝説の三提督』そろい踏みやね」
本局統幕議長ミゼット・クローベル、武装隊栄誉元帥ラルゴ・ギール、法務顧問相談役レオーネ・フィルス。その肩書きに恥じぬ誉れを持つ3人である……のだが
「でもこうして見ると……普通の老人会だ」
「ダメだよヴィータ。偉大な方達なんだから」
「管理局の黎明期から、今の形まで整えた功労者さん達だもんね」
ヴィータの的を居た発言にフェイトとなのはが注意する
「ま、私は好きだぞ。この婆ちゃん達」
「随分と親しげに話すなヴィータ。あった事があるのか?」
ミゼット提督の呼び方に疑問を持ったミハル。すると代わりにシグナムが答える
「護衛任務を請け負ったことがあってな。ミゼット提督は、主はやてやヴィータ達がお気に入りのようだ」
「あー、2人の性格ならミゼット提督に好かれるのも何となく分かるな」
納得しながらミハルは番組を見る。既にレジアス中将の演説が終わり別のニュースが流れていた
「最近…、やけに内部改正に力を入れてるな……レジアス中将」
残ったコーヒーを飲み干しミハルは窓から空を見あげた
「さてと、行きますか」
スバルとティアナ。エリオとキャロがそれぞれ街に繰り出し少した頃。出かける用意を終えたミハルがエントランスに現れる
「あっ、ミハル」
するとミハルにフェイトが声をかける
「フェイトか、エリオ達の見送りは終わったのか?」
「うん。ミハルもお出かけ?制服のままだけど…」
「あぁ、本局に行くからな。スバル達もセカンドモードの訓練に入るならガジェット以外に、アイツらの練習相手が欲しいところだろ?マリエルさんにランサーの調整を頼みに行くんだ」
<久しぶりの完全調整。楽しみです>
首に下げたランサーがミハルと共に答える
「そっか、気をつけてね」
「おう。そっちも六課から出られないがゆっくりしろよ」
「うん」
会話を終え手を振りながらミハルは本局に向かって歩き出した
気分転換にForce読んでたら思いついた
第23管理世界『ルヴェラ』。その海上では2つの勢力が争っていた。1つは凶悪犯罪集団として広域指名手配がかけられた武装グループ。通称『フッケバイン』。そしてもう1つが八神はやて率いるかつての機動六課メンバーである
「『ヘイムダル』起動承認!八神司令撃てます!」
「承認 了解!――海より集え水神の槍、彼方より来たれ銀雪の吐息、逆巻き連なり天に座せ」
現れたのは空を覆うような超巨大な氷塊。その真下にはフッケバインの本拠地。飛空挺フッケバインがある
「海水を汲み上げて作った大氷塊!いかなる「防御無効」も関係あらへん。抵抗しようのない物理重量。進路を変えても無駄やで、もう充分に射程内や」
「魔法って言い張ればもはやなんでもアリですかあの連中は!」
「ちょ……そっちの変なしゃべりの司令官!なに考えてるのっ?そんなの落としたら下に被害が……!」
はやての説明に驚きを隠せないフッケバインの参謀格フォルティスと魔法使用後の被害を訴えかける操舵手のステラ
「心配してもらわんでも安全確認はクリア済みや。命中した後は砕いて雪にして散らすから津波がおきるしんぱいもあらへん。警告や、その船を止めて降伏しなさい」
「ぐ、くぬぬ…」
しかし問題ないと答えられ、警告を苦い顔をするステラ
「そんな顔をするなステラ!この程度、私が斬り砕く!!」
―ディバイダー994 ケーニッヒ・リアクテッド―
「おおおおッ!」
そこに現れたのは右目を眼帯らしきものを付けた女性、サイファー。両手に持った2振りの剣を使い氷塊を砕く
「甘かったな司令官。この程度の攻撃いくらでも対策できるさ」
「甘いのはどっちや
勝ち誇った顔をするサイファー。しかし、はやては次なる手を打つ
「ブラスター3ッ!ヘイムダル再氷結ッッ!!槍陣を成せ、白銀の破鎚!」
――ヘイムダル・ファランクスシフト――
ブラスターシステムによって増大するはやての魔力。砕かれた氷塊一つ一つが先程と同じ大きさの氷塊に戻る
「これは…」
その現象に唖然とするサイファー
「抵抗は無駄や、砕かれるより再生の方が早い――これが最終警告や、船を止めて降伏しなさい」
絶体絶命のフッケバイン。だが、そこに1人の男の声が聞こえた
「――こんなもんか?」
―ディバイダー903 クルスニク・リアクテッド―
『!!?』
飛行艇フッケバインから溢れる魔力に六課一同は思わず息を呑む。すると大量の氷塊が更に一回り大きくなり、問題に気づいたのは発動者のはやてだった
「っ!これは……ヘイムダルの操作権が奪われてる!?」
驚きながらまさかとは思い、手を振り氷塊を動かそうとするはやて。しかし氷塊はビクともしない。焦るはやての耳に再び男の声が聞こえる
「机仕事で腕が鈍ったな、はやて……魔力にものを言わせ過ぎだ。まぁ、お陰で簡単に奪えたがな」
フッケバインの甲板に現れる人物。その姿を見てはやては驚愕し、何とか声を出す
「――――そんな…、嘘や……、なんで、なんでそっちに居るねん!!―――ミハ兄!!!」
そこに立っていたのはかつて、機動六課にてはやて達と共に戦った戦友、ミハル・クリフトスの姿があった
「何言ってんだはやて、俺が
「ッウ……!」
ミハルの言葉にはやては辛い顔をするはやて
――――戦況は激化する
……と、言う感じのForceでミハルが敵サイドと言う話。続きは無い。無いったら無い