魔法少女リリカルなのは ~朱槍の魔道士〜   作:がっしー

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第61話投稿です。

キングプロテアは出てくれなかった……ちくせう。
まぁいいさ、グラブルの無料100連ガチャでいい結果出してやる!

……どうしてガチャは蒼いのか………

それはともかくどうぞ


レリック争奪とナンバーズ

地下水道

 

ギンガを含めたスバル達5人とルーテシア達3人の戦い。最初に動いたのはアギトだった

 

「フゥ……はァ!」

「みんな、下がって!」

 

手のひらで火炎を作り5人に向けて放つが、ティアナの指示で大きく後ろに下がり回避される。すると地面に触れた火炎が元の大きさからは想像出来ない炎と黒煙を上げ燃え盛る

 

「――!」

 

黒煙を突き抜けガリューが襲いかかる

 

「ッ、ハァ!」

 

ギンガが咄嗟に前に出るとリボルバーナックルを振るい両者の獲物が火花を散らすと、互いに仲間たちの元まで押し戻される

 

「オラオラ!」

 

再びアギトが火炎を飛ばし辺りでは爆発が起きる。

スバル達はコンクリートの柱を盾にして作戦を決める

 

「ティア、どうする?」

「任務はあくまでケースの確保よ。撤退しながら引き付ける!」

「コッチに向かってるヴィータ副隊長とリイン曹長に上手く合流出来れば、あの子達も止められるかも…だよね?」

[よし、なかなかいいぞ。スバルにティアナ]

「「ヴィータ副隊長!」」

 

突然の念話の声にティアナとスバルは声を揃えてヴィータの名前を呼ぶ

 

[私も一緒です。2人共、状況をよく読んだいい判断ですよ]

「副隊長、リイン曹長。今どちらに!?」

 

リインからも念話が届きエリオが2人の現在地を問う

 

「!? ルールー、なんか近づいてきてる!魔力反応は……デけぇ!」

「……ッ」

 

すると火炎を放っていたアギトが動きを止めルーテシアに何者かが接近しているのを知らせ上を見上げ、ルーテシアもつられて上を見る。そして、それと同時に轟音が響き天井に穴が開く

 

『!!?』

 

降り注ぐ瓦礫に一同の動きが止まり――土煙に紛れていたリインが姿を現した

 

「捕らえよ、凍てつく足枷!フリーレン・フェッセル!」

 

リインの唱えた魔法が周囲の水を凍らせ、ルーテシアとアギトを閉じ込める

 

「ぶっ飛べー!!」

「!――ッ」

 

主が閉じ込められ動揺した一瞬、ヴィータのアイゼンがガリューを弾き飛ばした

 

「おう。待たせたな」

「みんな無事で良かったです〜」

『………………』

 

先程まで防戦だった状況を文字どうり、一発逆転させた2人にスバル達は呆然とする

 

「……副隊長達、やっぱつよーい。…でも局員が公共施設を壊しちゃっていいのかな?」

 

何とかスバルが実力を再認識しながらも大穴があいた天井を見ながらそんなことを言う

 

「まぁ…この辺はもう廃棄都市区画だし……」

「ぅ…」

「あっ、キャロ!」

「エリオ君…フリード……」

「キュル」

 

ティアナがフォローを入れているとエリオの腕の中で気を失っていたキャロが目を覚ます

 

「! チッ、逃がしたか…」

「こっちもです!」

 

ガリューを捕獲しようとしたヴィータだったが、激突した壁に穴を掘り逃げていたことに舌打ちをする。リインの方も氷を解くとルーテシアとアギトは床に穴を開けておりその姿は無くなっていた

 

ゴゴゴゴゴゴ――

「なんだ!?」

「大型召喚の気配があります……多分それが原因で……」

 

突然起きた揺れに周囲を見回すヴィータ。キャロがエリオに肩を貸してもらいながら揺れの原因を説明する

 

「ひとまず脱出だ。スバル!」

「はい!ウイングロード!」

 

ここに居ることが不味いと判断したヴィータはスバルに命令する。即座にスバルが螺旋状の足場を作り、先程ヴィータ達が開けた穴に道が出来た

 

「スバルとギンガが先頭でいけ!私は最後に飛んでいく!」

『はい!』

 

返事をし、スバル達は地上へと移動を始めた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時空管理局 ミッドチルダ首都地上本部 最上階 展望室

 

「何だ、いったい何事だコレは!?」

 

1人の男性がモニターに映る映像を見て声を荒らげる。目の前のモニターにはガジェットⅡ型が破壊されていく様子が流れている

 

「本局遺失物捜査部 機動六課の戦闘。そのリアルタイム映像です。レジアス中将」

 

男性――レジアス――の問いに答えるのは隣に立つ女性。レジアスの副官であり娘のオーリス・ゲイズである

 

「撃たれているのは、兼ねてより報告のあるAMF保有のアンノウン。撃っているのは、恐らく六課の部隊長。魔導師ランクは総合SS」

「ぬ?地上部隊にSS?聞いておらんぞ!」

「所属は本局ですから」

「後見人と部隊長は?」

 

ランクを聞き自分に話が来ていなかったことに苛立つレジアス。オーリスがの所属を話すと部隊の詳細を求めるレジアス

 

「後見人の筆頭は本局次元航行部隊提督、クロノ・ハラオウン提督とリンディ・ハラオウン統括官。そして、聖王教会の騎士カリム・グラシア殿の御三方です」

「チッ…英雄気取りの青二才どもが……」

 

後見人の3名の名前を聞き忌々しそうな顔をするレジアス

 

「部隊長は八神はやて二等陸佐」

「八神はやて…? あの八神はやてか!?」

「はい。……闇の書事件の八神はやてです」

 

部隊長の名を聞きその顔は更に険しくなったレジアスはテーブルに手を叩きつける

 

「中規模次元侵食未遂事件の根源!犯罪者ではないか!」

「八神二佐らの執行猶予期間は既に過ぎています、ですから――」

「同じ事だ!犯した罪が消えるものか!!」

 

隊長がはやてと知り怒りを見せるレジアスにオーリスが宥めようとするも怒りは収まらない

 

「……問題発言です。公式の場ではお控えなさいますよう」

「…………ムゥ、分かっている。……忌々しい、海の連中は何時もそうだ。危険要素を軽視しすぎる」

 

流石に言葉が過ぎたのかオーリスに諭され怒りを抑えるレジアス。しかし、彼の腹の虫は収まらない

 

「近く、お前が直接査察に入れ。何か一つ問題点や失態を見つけたら即、部隊長の査問だ。平和ボケの教会連中を叩くいい材料になるかもしれんしな」

「了解しました」

 

嫌がらせとしてレジアスは六課の査察を決めると椅子から立ち上がり歩き出す。オーリスは敬礼しレジアスを見送った

 

 

 

 

 

 

 

 

地下水道上部 廃棄都市

 

荒廃した街の大通り。家1件程の大きさの昆虫が電流を放電し。魔力によって局地的な地震を発生させていた

 

「ダメだよルールー!これはマズいって!埋まった中からどうやってケースを探すんだよ?…アイツらだって局員とはいえ、潰れて死んじゃうかもなんだぞ!?」

「あのレベルなら多分…これくらいじゃ死なない。ケースはクワットロとセインに頼んで探してもらう」

 

巨大昆虫――地雷王――を操るルーテシアにアギトが地震をやめるよう説得するが当の本人は聞く耳を持たない

 

「良くねーよ、ルールー!あの変態医師とかナンバーズ連中なんかと関わっちゃダメだって。ゼストの旦那も言ってただろ!? アイツら口ばっか上手いけど、実際の所あたし達のことなんてせいぜい実験動物位にしか……」ドゴン!!!

 

それでも説得を続けたアギトだったが何かが潰れる音に遮られる。見ると地雷王の周囲が数メートル沈んでいた

 

「ヤッチマッタ……」

「ガリュー…怪我、大丈夫?」

「――」

 

その光景を見て肩を落とすアギト。一方ルーテシアはそんなアギトを気にすることなくガリューに話しかけると小さなお辞儀を返すガリュー

 

「戻っていいよ。アギトが居てくれるから」

「――」

 

主の命によって、ガリューは姿を消す。そして地雷王にも帰らせようとした時だった

 

「地雷王も……!」

「なんだ!?」

 

突如、地雷王を魔力で作られた鎖が拘束する。反撃と地雷王も放電するが効果はない

 

「ここまでです!」

「っ、いつの間に…!クッ、クソ!」

 

そしてルーテシア達の周りにも何時から潜んでいたのか、スバル達が2人を取り囲む様に現れ、リインがバインドで拘束するとヴィータが前に出る

 

「はー…、子供いじめてるみたいでいい気はしねぇが…市街地での危険魔法使用及び、公務執行妨害。その他諸々で逮捕する」

 

手錠を見せながらヴィータは2人の現行犯逮捕を宣言した

 

 

 

 

 

 

 

それとほぼ同じ頃。廃棄都市の高層ビルの屋上に2人の女性が立っていた

 

「ディエチちゃん。ちゃんと見えてる?」

「あぁ。遮蔽物もないし、空気も澄んでる……よく見える」

 

眼鏡をかけた女性の問いかけにディエチと呼ばれた女性は答える。彼女が見つめているのはレリックと例の少女を乗せた六課のヘリ

 

「でもいいのかクアットロ、撃っちゃって?ケースは残せるだろうけどマテリアルの方は破壊しちゃうことになるけど?」

「うふふ。ドクターとウーノ姉様曰く、あのマテリアルが当たりなら……本当に『聖王の器』なら。砲撃くらいなら死んだりしないから大丈夫……だ、そうよ?」

「ふーん」

 

眼鏡の女性――クアットロ――の説明に自分から聞いた割には興味なさげな反応を返すディエチ。するとディエチは持っていた身の丈以上の、何かを包んでいた布に手をかける。現れたのはスナイパーライフル……否、小銃(ライフル)と呼ぶには余りにも巨大であり、大砲と呼ぶに相応しい武装であった

 

「あら、ウーノ姉様」

「クアットロ、ルーテシアお嬢様とアギト様が捕まったわ」

「あ〜そう言えば例のちび騎士に捕まってましたね〜」

 

大砲を構え狙いを定め出したディエチを見ていたクアットロの横にモニターが現れウーノが映される

 

「今はセインが様子をうかがってるけど…」

「フォローします……?」

「お願い」

[…セインちゃん?]

 

短いやり取りを終えモニターが消えるとクアットロは直ぐに様子をうかがってるセインに念話を送る

 

[はいよー、クア姉]

[こっちから指示を出すわ。お姉さんの言うとうりに動いてね?]

[うーん了解!]

 

指示を聞き、セインはルーテシアを救出する為に動き出し。クアットロは続けてルーテシアに念話を送る

 

[はぁい♪ルーお嬢様?]

[クアットロ……?]

[なにやらピンチのようで、お邪魔でなければクアットロがお手伝い致します♪]

[…お願い]

 

拘束されスバル達に囲まれたルーテシアは助けを求める

 

[はぁーい。……ではお嬢様?クアットロの言う通りの言葉をその赤い騎士に――]

 

 

 

 

 

 

 

 

機動六課司令室

 

順調に空のガジェットを潰していた所、モニターにエネルギーの反応が表示される

 

「市街地にエネルギー反応!……大きい!」

「まさか!?」

 

その反応にシャーリー達は驚きを見せる

 

「砲撃のチャージ確認!物理破壊型、推定Sランク!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

インヒューレントスキル(IS)。ヘヴィバレル、発動」

 

ディエチが狙撃砲――イノーメスカノン――にエネルギーを充填する。その横でクアットロがルーテシアに言わせる言葉を口に出す

 

「――逮捕はいいけど…」

 

 

 

 

 

 

「逮捕はいいけど…」

『?』

 

先程まで無言に徹していたルーテシアが口を開き困惑するスバル達。しかし次のセリフで一同は驚きに染まる

 

「「大事なヘリが、放っておいて良いの?」」

『なッ!?』

 

 

 

 

 

「あと12秒、11、10、9……」

「あぁ、お嬢様? もう一言追加いいですかぁ〜?」

 

発射のカウントダウンを始めるディエチ。するとクアットロは更に追加のセリフを口にする

 

「貴方は、また――」

 

 

 

 

 

「――また、守れなかった」

「ッウ!!!」

 

ルーテシアの言葉。それはヴィータは目を見開き息を止める

 

 

 

 

 

 

「発射」

 

エネルギーの充填が終了し、放たれた砲撃は一直線に六課のヘリに迫り―――爆煙を上げた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『砲撃…ヘリに直撃………そんなハズない、状況確認!』

『ジャミングが酷い…、伝達来ません!』

 

司令室ではヘリの無事を信じキーボードを叩くがモニターには砂嵐が流れる

 

 

 

「そんな……ヴァイス陸曹とシャマル先生は…」

 

司令室状況を聞き、ヘリに乗っていた2人の名前を呼ぶティアナ

 

「ッ、テメェ!!!」

「ふ、副隊長!落ち着いて!」

「うるせぇ!オイ!仲間が居んのか!? 何処にいる!?言え!」

 

すると突然ヴィータが声を荒らげルーテシアに掴みかかる。慌ててスバルが止めようとするがヴィータはそれを振り払いルーテシアに詰寄る

 

「……?っ、エリオ君!足元に何か!」

「ぇ?」

 

周りがヴィータの行動に呆然とする中、何か気配を感じ振り返ったギンガが警戒を呼びかけられたエリオが背後を見る

 

「いただき!」

「アっ!」

 

するとエリオの足元のアスファルトからまるで水の中から飛び出すように現れた青髪の女性――セイン――にケースを奪われる

 

「このッ!」

 

ティアナが弾丸を撃つがセインはアスファルトの中に沈み弾は外れる

 

「クソっ!」

 

ケースを奪われ焦ったヴィータ達はセインが消えた場所に集まる。注意が逸れた隙をつき、再び地面から浮上したセインがルーテシアを抱える

 

「なッ、コイツ!」

 

ヴィータが慌てて飛びつくが2人は地面に沈んみ消える

 

「セイン、アギトは?」

 

地中を泳ぐように移動するセインにルーテシアが質問する

 

「あー、アギトさんならさっきの一瞬で離脱しました。流石、いい判断です」

 

セインはそう答えるとその場から離脱した

 

 

 

 

 

 

 

「ウフフのフ〜。どぉ?この完璧な計画?」

 

ヘリの狙撃と同時にルーテシアとケースの確保に成功したクアットロは鼻歌交じりにディエチに聞く

 

「黙って、いま命中確認中」

 

それを適当にあしらいながら砲撃が当たったかを確認するディエチ。

 

「………あれ?まだ飛んでる…?」

「あら……?」

 

煙が少しづつ晴れディエチは空を飛ぶヘリの1部を視認し、それを聞いたクアットロと共に首を傾げる。やがて煙が完全に晴れるとヘリの前に1人の女性がいることに気がついた

 

 

 

 

 

 

「スターズ01からロングアーチへ。ヘリの防御、ギリギリ成功!」

 

バリアジャケットをはためかせ、ヘリの前にたたずむなのはの報告に六課全員が歓喜の表情を見せる

 

 

 

 

 

 

「あら〜……」

「こっちもフルパワーじゃないとはいえ、まじで…?」

 

Sランク相当の砲撃を防がれた事に驚く2人

 

「仕方ないわね…(マテリアルの真偽は調べておきたかったけど、これ以上は危険ね。)逃げるわよディエチちゃん♪」

「わかって……なに?急に寒く…」

 

しかし狙撃が失敗した以上その場に留まるのは危険と判断し移動を始めようとする。が、ディエチが自身の口から出る白い息に気づき動きを止める

 

「確かに……ッ!しまった!」

 

クアットロも同意し直後、理由が分かったのか慌てるも遅かった

 

「凍てつけ」

<Ice Coffin>

 

男と電子音声が聞こえた次の瞬間。クアットロとディエチの膝から下が凍りつき、2人は動かなくなった足に驚きながら声のした上空を見る

 

「よくもウチのヘリを撃ってくれたな。……市街地危険魔法使用及び、殺人未遂の疑いで逮捕する」

 

見上げる2人の前に現れたのはランサーを携えたミハルだった

 

 

 

 

 

 

 

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