魔法少女リリカルなのは ~朱槍の魔道士〜   作:がっしー

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第64話投稿です

筆が全く進まない……
2週間かけてアニメ1話のAパート分程しか書けないとか…
き、きっと地上本部襲撃までいけばなんとかなるはず。一応、vividまで書くつもりなんだ。こんな所で止まれるか………俺は止まらねぇからょ……

それはともかくどうぞ


とある朝の一幕

ミハル達が機動六課設立の真相を知り。5日が経った頃

 

「さて、今日は朝練の前にちょっと連絡事項です」

 

いつもどうりの早朝練習前になのはがスバル達を集合させる

 

「陸士108部隊のギンガ・ナカジマ陸曹が今日からしばらく、六課に出向となります」

「108部隊、ギンガ・ナカジマ陸曹です。よろしくお願いします」

『よろしくお願いします!』

 

なのはに促され自己紹介をするギンガにスバル達が元気な声で返事をする

 

「それから、もう1人」

「どうもー」

「10年前からうちの隊長陣のデバイスを見てきて下さっている本局技術部の…」

「マリエル・アテンザです」

 

続けてフェイトが隣にいるマリエルを紹介する

 

「地上でのご用事があるとの事で、暫く六課に滞在して頂くことになる」

「デバイス整備を見てくれたりもするそうですので」

「気軽に声をかけてね?」

『はい!』

 

シグナムとシャーリーも紹介し笑顔を見せるマリエルに4人は再び元気な返事を返す

 

「おーし。それじゃあ紹介も済んだところで……さっそく今日も、朝練行っとくか!」

 

連絡事項が終わるとヴィータの掛け声でスバル達はそれぞれの指導相手の元に移動する。するとミハルはシグナムに話しかける

 

「シグナム。ちょっと模擬戦に付き合え」

「ほぉ?お前から言ってくるとは珍しいな」

「まぁ、最近訓練用ガジェットとの訓練ばっかり鈍っててな。この前の戦闘でも不覚を取った、――お前を倒して感覚を取り戻す」

 

挑発的なミハルの言葉にシグナムの体がピクリと動く

 

「………いいだろう。私も最近、戦うことが少なかったからな。――切り伏せる」

 

フフフ…と、不敵に笑う2人は訓練の邪魔にならないよう奥に移動する。その光景をなのは達は少々複雑そうな顔で見送った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハァァァ!」

「デェヤァァァ!」

 

なのはの提案によって行われたスバルとギンガの模擬戦。ウイングロードを駆け、互いのリボルバーナックルを打ち込み、プロテクションで防御する

 

ドドドドドドド!!!

「―――あっ……」

 

激しい攻防が続いたが僅かな隙をつき、ギンガの拳がスバルの眼前で止められる

 

「はい!そこまで!」

「あ〜…」

「スバルさん、惜しい」

 

なのはから模擬戦終了の宣言が下され、様子を見守っていたキャロとエリオから悔しそうな声が漏れる

 

 

 

「ギンガ、どう?スバルの成長は」

「ビックリしました。攻防の切り替えが凄くスムーズですし、威力も段違いで。…でも……」

 

スバルの実力を聞くなのはにギンガは素直な評価を下すも視線を奥に向ける

 

「紫電…一閃!」

「リオート…ブリューナク!」

 

カッ ビュォォォォオオオオオオ!!!

 

炎の剣と氷の槍が激突し強風が巻き起こる

 

「「ハハハハハ!!!」」

 

周囲の木々を燃やし、時に氷漬けにしながら声高らかに笑い、斬り結ぶシグナムとミハル

 

「…アレ、止めなくていいんですか?」

 

その光景にギンガは若干顔を引き攣らせながらなのはとフェイトに質問する

 

「まぁ、昔からだから気にしなくていいよ」

「本人達も、ちゃんと限度は守ってるし」

 

慣れた様子で答えるなのはとフェイト。すると先程まで聞こえた衝撃音が止む。再びギンガが視線を戻すと、互いにデバイスを相手の首元で止めるシグナムとミハルの姿があった

 

「……今回はこの位にしておくか」

「だな、いいリハビリになった」

 

先程まで狂気的な笑いをしていたとは思えないほど爽やかなな顔をしながら2人は互いの武器を下ろす

 

「じゃ、みんな集合!」

 

試合が終わったのを確認しなのはが全員を集める

 

「せっかくだから、ギンガも入れたチーム戦やってみようか。フォワードチーム5人対、前線隊長4人チーム」

「………?……………ぇ?」

 

なのはの訓練メニューにギンガは目を丸くした

 

 

 

「またハブた。…仕方ない、今日も見学するか」

 

気を取り直したギンガが試合の内容を聞く様子を見ながら1人取り残されたミハルは地面に座り込み懐からタバコを取り出す

 

「あらら、もう終わり?ミハル君」

 

タバコをくわえ、火をつけると後ろからマリエルが話しかけてきた

 

「ええ、あの訓練やった後はいつも朝練は終わりなんで。基本、フォワード陣の練習に参加出来ない俺は見学です」

「そっかそっかー……所でミハル君。なんでこの前、基本フレームのメンテナンスが終わったばっかりなのに、またデバイスに無理されるのかな〜?」

「あっ、いやなんて言うか…痛い痛い痛い!背中蹴らないで……すいません!俺が悪かったです!!」

 

ゲシゲシと蹴られ慌てて謝罪するミハル。やめるように振り返った先にあったのは暗い笑顔をしたマリエルに謝罪する

 

「ミハル君。そこに正座」

「え?ここで「何か問題ある?」分かりました!」

 

その場で説教が始まろうとして遠慮するミハルだが拳を鳴らすマリエルの姿に慌てて正座をする

 

「あのね、ミハル君も自分でメンテナンスするなら分かると思うけどフレームの整備だけをしても魔法を発動するための記録媒体もダメなの。パソコンのハードとソフトみたいなものね?いくらフレーム(ハード)を新品にしても記録媒体(ソフト)が古いと魔法の発動が遅れるのは当たり前でしょ?そもそも――――」

(あー長くなるなぁ……)

 

技術者としての性かデバイス説明に熱が入るマリエル。目の前で雄弁に語るその姿に内心、ため息をこぼしながらミハルは話に耳を傾けた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「―――だからこそ長年開発が進められてるカレドヴルフ・テクニクス社のデバイスには管理局内外問わず多くの技術者が目を光らせてるの。今はまだ内部構造の問題なんかがあるけど、性能に関しては昔プロトタイプを使ったミハル君なら分かるでしょ?」

「えぇ勿論――ところでマリエルさん。もう訓練終わったんですがまだ続けます?」

「え?」

 

かれこれ10分ほどの説教…と言うよりは講義を受けたミハルからの指摘にマリエルは周りを見る。既に隊長陣とフォワード陣のチーム戦は終わり、ストレッチを行っていた

 

「いつの間に…」

「エルトリアのヴァリアント・ユニットの話辺りで終わってましたよっと……1本無駄にしちまったな」

 

チーム戦が終わっていたことに呆然とするマリエルに立ち上がりながら答えるミハルは、もはやフィルターだけになったタバコを携帯灰皿に入れる。するとその様子を見ていたシャーリーが話しかけてきた

 

「ミハルさんってタバコ吸ってたんですね」

「あぁ、前に仕事で知り合った人形師の女性に貰ってな。たまに吸ってる…おっ」

「「ん?」」

 

タバコの経緯を話していたミハルは後ろを歩く気配に気付き振り向く。マリエルとシャーリーもそれにつられ後ろを見ると、そこにはヴィヴィオがいた

 

「おはようございます」

「あっ…えぇっと……おはようございます?」

「おはようヴィヴィオ」

「おはよう。ママのお迎えか?」

「うん!失礼します」

 

こちらに気づき行儀よくお辞儀をして挨拶するヴィヴィオ。3人はそれぞれ挨拶を返すとヴィヴィオはまたお辞儀をしてなのは達の元に走ってゆく

 

「走って転んじゃダメだよー!」

「ねぇ2人共、あの子は?」

 

手を振って見送る2人にマリエルがヴィヴィオについて聞いてくる

 

「あの子は――」

 

 

 

 

「ママー!」

 

なのはとフェイトの姿を見つけたヴィヴィオは嬉しそうに2人の名前を呼ぶ

 

「ヴィヴィオ!」

「危ないよ、転ばないでね?」

「うん! あっ…」

 

フェイトが注意した直後、芝生に足を取られたのかヴィヴィオが倒れる

 

『あっ』

 

その光景を見ていた全員が同じ言葉を口にする

 

「っ、大変!」

「大丈夫、地面柔らかいし綺麗に転んだ。怪我はしてないよ」

「それはそうだけど…」

 

慌てて駆け寄ろうとするフェイトをなのはが手で制すとその場で膝をつくと倒れたままのヴィヴィオに話しかける

 

「ヴィヴィオ。大丈夫?」

「うぅ………」

 

なのはの声に顔を上げるヴィヴィオ。目には涙を貯め、泣きだしそう

 

「怪我してないよね?頑張って自分で立ってみようか」

「ママ……」

「うん。なのはママはここに居るから、おいで」

「ぁ、あぁ……」

「おいで…」

 

嗚咽を漏らすヴィヴィオに、なのははあくまで自分で立ち上がるのを見守る

 

「……ダメだよなのは。ヴィヴィオまだちっちゃいんだから!」

 

見守っていたフェイトがついに堪えきれずヴィヴィオの元に駆け寄り抱き上げる

 

「フェイトママ…」

「気をつけてね。ヴィヴィオが怪我なんかしたら、なのはママもフェイトママもきっと泣いちゃうよ?」

「ごめんなさい」

「もー、フェイトママちょっと甘いよ〜」

「なのはママは厳しすぎです」

 

ヴィヴィオの頭を優しく撫でるフェイト。なのはも加わり、そこには幸せな家族の姿があった

 

 

 

 

「――ご覧の通り、なのはとフェイトの子供です」

「あー、2人の子どもかぁぁぁ?…………うぇぇぇぇ!!?」

 

今までの光景を見ながらミハルの言葉にマリエルは素っ頓狂な声が空に響いた

 

 

 

 

 

 

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