誤字訂正。S先輩って誰だww
現在、K学園旧校舎の一角に存在するオカルト研究部の部室は奇妙な緊張感に包まれている。
今日、放課後になってから俺が部室にやって来ると、中にはどことなく苛立った様子の部長であるG先輩とそれを見守るオカルト研究部の仲間たち、そして先日会ったメイド(?)のLさんが居た。
どうやら、これから部長に大事なお客が来るらしいが、部長はその客を嫌っていて出来るなら会いたくない相手らしく不機嫌になっているようだ。
客として来るという事はそこそこの関係の相手のはずで、敵対者等でもない限り露骨な悪感情を出すことが少ない部長を『会う』と言うだけでここまで不機嫌にする相手はどんなものかと戦々恐々としていると、突然部室の床が輝き、何やら魔法陣の様なものが描かれる。以前見た転移の魔法陣に似ているが、G先輩の使う物とは違う物のようだ。
魔法陣から炎をが吹き出したのを見て身構えるが、何事もなく炎は収まり、魔法陣の有った場所にはホスト風の男が立っていた。
「ふぅ、人間界はひs「破ァーーーーーーーーー!!」
現れた男が何かを話そうとしたが、突如部室に乱入して来たクラスメイトであり、寺生まれのTが手から青白い閃光を放ち、男の上半身が消し飛んだ!
しかし、男の体は上半身を失ったにもかかわらず直立していて、傷口からは炎を吹き上げ、少しずつ再生している!
「ちっ、再生能力か」
Tはうっとおしそうに呟く。
「H先輩、Aちゃん! 力を貸してくれ!」
Tはオカルト研究部の仲間であるH先輩とAに声をかけると、二人は心得たとばかりに頷いた。
三人はなおも再生中の男を囲むように配置につくと、男に向かってその手をかざす。
三人の翳した手には先ほどTが放ったような青白い光が集まっている!
「「「破ァーーーーーーーーーー!!」」」
三人は裂帛の気合いと共に手のひらから閃光を放った! 三条の光線が男に突き刺さり激しい閃光が生じる!
目を焼かんばかりの眩い閃光に思わず目を覆っていたが、しばらくすると光は収まっていき、目を覆っていた手を外す。
部室から男の姿は消えている。
「ふぅ、なかなか厄介な相手だったな。
部活に熱心なのは感心するが、遊び半分でやって飛んでもないのが出て来ることもあるから気を付けろよ」
Tはそう言うと協力してくれたH先輩とAにお礼を言って部室から出て行く。
やっぱり寺生まれは凄い。そして、神社生まれと教会生まれも凄い。
唖然とした様子のメイドのLさんを横目に見ながら、Tや部活の仲間への尊敬を新たにした。
とりあえず「破ァ!」しておけば片が付く、それがTさんクオリティー。