「…セフィロス…もういいだろう…!」巨大な剣、バスターソードを構えながらとても長い刀、村正を左手のみで持っているセフィロスと向かい合ってるクラウドがいた…
「クラウド、貴様は何か勘違いしてるらしいな…」
「なに…!?」
「クラウドッ!」2人の会話を遮るようにティファの声が聞こえる
「ティファ…!?どうしてここに…!?」
「何も知らない世界に迷い込んだの、それでもしかしたらと思ったの」バスターソードをセフィロスに向けつつ、目だけでティファを確認して、やはりまたあの時のようなことが起こるのか、そう考え出したクラウド
「ほう…貴様らも神の捨て駒として呼ばれたか…」
セフィロスは余裕なのか、刀を構えずティファ達を見る、そしてティファの隣にいた妖夢が目に入った
「…?」妖夢はセフィロスの恐怖を感じていた、全てを憎むその悲しい感情と共に
「ふん…貴様の刀では私の練習相手にもならんな…」セフィロスは半人前の妖夢を見てそう言う
「っ!貴様っ!」まんまと挑発に乗り、白楼剣を構える
「挑発に乗るな!」今妖夢を戦わせても犬死にするだけだ、そう思いクラウドがすぐさま止める
「しかし…!」
「ふふふ…そのような志ならば神にいい様に使われるのも無理は無い」怒りに任せてセフィロスに向ける刀を止める妖夢、そしてセフィロスは先程から神に使われている、と話す
「…どういう事だ?」
「なぜ私達が呼び出されたか、貴様は分かるか?」
「…」クラウドはここに呼ばれた目的を知らない、だからマーテリアの元も訪れなかった、しかしセフィロスが世界を崩壊させようとしている、そう思いもう一度因縁に決着をつけるために剣を向けている
「さっきまーてりあ?って人が言ってましたが、あなた達が悪さをしてるのでは?」イマイチ状況が読み込めない美鈴はセフィロスに問いかける
「果たして貴様らの神は本当にそれが目的で呼び出したのか?」
「ならば何故お前は敵になった!」
「敵…ククク、哀れだなクラウド」
「何…!?」
「お前は何も分かっていない、ただ神に駒として使用されているだけに過ぎない事を」
「何を根拠に…!」そしてセフィロスは村正をティファ達に向ける
「っ!」警戒する3人
「いずれ分かる、私達が神に使い捨ての駒だと分かる日が」そういいマントを自身に覆うと黒い羽根が舞い、セフィロスは目の前から消えた…
「……」構えていた剣を下ろし、背中に背負い直す
「あ、あの…お怪我は?」心配になった妖夢が声をかける
「…あんたらは?」怪我の安否に答えず、初めて見る2人にべつの質問をする
「私が迷い込んだ時、出会った人達なの、妖夢と美鈴って言うの」
「…そうか」そのまま歩きだそうとするクラウド
「ちょ、ちょっと!?どこに行くんですか!?」美鈴が慌てて引き止める
「あんたらには関係ない」冷たく接するクラウド
「関係ないわけないでしょう!ティファさんはあなたを必死に探してたんですよ!」クラウドの前に立ち、大声でクラウドに怒鳴る
「……」
「いつものクラウドだね、でも、本当に会えてよかった」
「…ティファ、俺はこれ以上迷惑をかけたく…」
「今更そんな事言わないで!1人でなんでもしようとしないでよ!」クラウドの言葉を切り捨てるようにティファが声を大きくする
「…だが…」
「ひとりぼっちは嫌なんでしょう?だから一緒に行こう?」
「そうですよ、みんなでいれば怖いもの無しです!」ティファと一緒に説得に入り出した美鈴、クラウドは軽く俯き、悩みだす
「……分かった」しばらく沈黙したあと、クラウドはティファ達と同行することを決意する
「ふふっ」軽く笑い出すティファ
「…なんだ?」
「ううん、なんでもない」
「…そうか」そのまま2人が歩きだし、後から妖夢達もついて行く
「美鈴さん…あの二人ちょっと変わってませんか?」
「何がです?」
「なんというか…ティファさんにも素っ気ない態度なのにティファさんは満足してますし…」
「信頼関係ってやつじゃないんですかね?」
「そうなんでしょうか…?」2人の独特な仲を見つつ歩いていき、そしてクラウドは1人で考えていた、セフィロスの言った「神に使い捨ての駒」との意味を、やはりマーテリアの言うことは嘘だったのか?スピリタスが嘘を言っているのか?さらなる謎が深まるばかりだった…
「思い詰める駒」
戦士達は答えを決められずにいた、マーテリアの言うことが正しいのか、スピリタスの言うことが正しいのか、コスモスとカオスの神々の闘争のようになってしまうのか、もし神に利用されてるだけならば、もし敵を倒しても世界は崩壊する、そんな不安を少しずつ拡大させていった…