__「で、結局どーすんの?」早く帰りたいノクティスは、共に行動する光の戦士に話しかける
「もう一度スピリタスの所へ行き真相を確かめる」曲げない意志を持ちながら向かう先はもうひとつの塔に進んでいる
「…」同行する霊夢は軽く俯いて
「あんた、どうしたんだ?」隣を歩くノクティスは気になり呼びかける
「…私は、スピリタスとか言うやつが黒幕だと思うわ」
「…なぜそう思う?」霊夢の放った言葉の根拠を問う光の戦士は足を止めて霊夢に向き合う
「…魔理沙が…操られてる…」
「まりさ…?」ノクティスは誰の事か分からずに聞き直す
「さっきの金髪の子供の事だろうな」後からやってきたのはライトニングであった
「ライトニングか…どうしてここに?」光の戦士が問う
「私も気にはなっていた、本当にスピリタスが破壊をしてるのか、それともマーテリアが嘘をついているのかをな」腕を組んで話し出すライトニング
「仮にマーテリアが嘘をついているならその時は斬ればいい、簡単だ」
「…」話を聞いていた霊夢は神の嘘つきを見つける話などどうでもよかった、親友を助け、元の世界に帰る、これだけを考えていたのだから
「…いずれにせよ、スピリタスの所へ行かないと何も掴めないだろう」光の戦士は前を向き直し塔に向かおうとする、そしてそれを妨害するようにイミテーションが現れるたまゆらの雷光、それに黄昏の王子それに、戯言の魔法使いだ
「簡単には塔には進ませてくれないらしいな」剣を取り出し構えるライトニング
「またかよ…なんなんだよこいつら…」何も無い空間から剣を取り出すノクティス
無言でお祓い棒を取り出し、親友の偽物を睨む、そして戦闘開始の合図のように、イミテーション達が一斉に動き出す
そして戦士達もそれに合わせて動き出す
「はぁっ!」たまゆらの雷光に向かい、光の戦士は斬撃を仕掛ける、しかしたまゆらの雷光はその斬撃を避ける、先程までは避けることも出来ない素人のような動きだったはず
「甘いな」避けた先にはライトニング、所詮は不完全な人形、1つ先は読めなかったようだ、そのままライトニングは剣を振り下ろす、斬撃が入ったたまゆらの雷光は地面に叩きつけられる
「覚悟っ!」トドメに剣を地面に向けて突き落とし、たまゆらの雷光を突き抜けると、たまゆらの雷光は砕け散る
一方、黄昏の王子は霊夢に走って向かってくる
「邪魔よ!」あんたは相手じゃない、そう言うように陰陽玉を投げつけて撃退しようとする、しかし黄昏の王子は横に素早く避けて向かってくる、そして黄昏の王子の真横に瞬間移動、シフトをしてくるノクティス
「おせーんだよ!」ノクティスのシフトブレイクが炸裂する
「おらぁっ!」トドメに強烈な一撃を食らわせると黄昏の王子は遠くに吹き飛んでいき、粉々になって消えていく
「あなた…時で求めたの?」瞬間移動するなんてどこかのメイドの時を止めるぐらいでしか見たことない、ノクティスも時を止めれるのか気になったようだ
「いや、してねーけど?」
「そう、変わった力ね」そう言い終わったあと、戯言の魔法使いが霊夢の後ろに現れ、霊夢に不意打ちをしようとする、霊夢の後ろに現れたのを確認したノクティスはシフトで支援を試みた、が、その必要は無かった、かなりのスピードで戯言の魔法使いの不意打ちを躱し、後ろを取る
「偽物は大人しくしてなさい」そう言い後ろから弾幕の嵐を浴びせる、そして戯言のはそのまま消えてなくなっていった…
「すげーな…あんた」
「別に普通」
「ここに来たらあんたの普通とか俺の普通は通用しないんだよ」
「まぁそうでしょうね」あんなに素早く動くのは見たことが無かった、そして集合する戦士、真相を確かめるべく、4人は塔に向かって歩き出した…
その光景を見ている道化がいるとも知らずに…
「不完全な人形」
混沌を司る神 カオスを含めたカオスの戦士達が集い作り出したまがい物の生命体、戦士達を司った人形であり、戦士達に襲いかかる、12回目の戦いではただ戦うだけの意思を持たない物でもあり、新たな神に呼び出された時も出現した、イミテーションに倒された戦士は復活せず、そのまま死んでしまう、そしてイミテーションは無限に湧き出る、そのせいで12回目の戦いで戦士達はイミテーションに敗れ、コスモス軍は敗北寸前まで追いやられた
声は聞き取りにくく、色も一色だけで統一されている、そしてこのイミテーションは種類があり、とても強い者や戦士達に合わせて強くなるものもある、なぜ霊夢達の姿まであるかは不明である