東方 最幻録   作:幻想的クリスタル

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スピリタスの元へ歩む霊夢の前に、見たことの無い出来事が幾度と無く訪れる…


苦痛の再会

__「…なにこれ?」霊夢の目の前にあるのは少し歪んでいるが、光があり別世界がうっすらと見える、見覚えのない場所だ

 「次元の狭間、私たちが巡り会う事が出来た空間だ」光の戦士が説明を続ける

 「君は気付いたらここにいたのだろう?」霊夢に問うと霊夢は頷く

 「なんだ、俺と一緒か」ノクティスがそう呟く

 「そう言えば、お前も気付いたら私達に出会ったんだったな」

 「あぁ、いきなりあんたがあんたを斬ってるんだ、変な夢かと思った」過去にライトニングとノクティスが初めて顔を合わせた話をする、もちろんその時に光の戦士も居合わせていた

 「ここを進まなければスピリタスの元へは進めない、行こう」光の戦士はそう言い狭間の中へ足を踏み入れる

 残りの3人も狭間に入る、そして狭間から出ると、広大な原っぱ、そして生い茂る木々、とても広い海に遠くに見える城、かつて戦士達の伝説が始まった場所、コーネリア城である

 「……」光の戦士はコーネリア城を見ながら静かに何かを考えている

 「ここって…あのでっかいやつと戦った…」ノクティスは1度ここに光の戦士とセシル、共に戦い抜いた場所なのを覚えていた

 「あぁ、ガーランドというものだ」光の戦士はそう言いながら、頭の中ではまだガーランドの行動が理解出来ずにいた、スピリタスが本当に世界崩壊を望み、ガーランドはそれに従っているだけなのか、はたまた霊夢の言う通り操られているのか、答えはまだ分からない、本人に直接聞くしかないか…そう考えていた

 「ねぇ、あの建物とか、あの巨大な水溜まりは何?」城なんて紅魔館のようなものしか見たことが無い、そして幻想郷には海がない、だから巨大な水溜まりと思い込む

 「は?あんた海知らないのか?」

 「海?あれが海って言うの?」

 「あぁ…なぁ、あんた釣りとか知らないのか?」

 「釣りは知ってるけど…」

 「じゃあなんで海は…」

 「もういい、ややこしくなってくる」全く噛み合わない話に終止符を打つようにライトニングが割り込む

 「おい、眺めてる場合じゃないんじゃないのか?」光の戦士を呼びかけ

 「…そうだな、しかし私達では狭間がどこにあるか…」

 その時に、光の戦士の足元が光る、なにか来るのか?そう思い後ろに下がる、そして出てきたのは、ぬいぐるみのように小さく、赤いボールのようなものが付いてあり、小さい悪魔のような羽がある神の使いであるモーグリが出てきた

 「クポー!やっと見つけたクポー!」

 光の戦士達を見るとぴょこぴょこと空中で動いて嬉しそうに話し出す

 「え…?なにこの人形…?」

 「モーグリだ、神が私達を監視するために呼んだらしい」

 「違うクポ!モグはみんなの道案内をするクポ!」霊夢はモーグリを見たことがない、だからこそライトニングの言ったことを鵜呑みにしてしまうかもしれない、慌ててモーグリは説明をした、そして狭間の場所が分かる、とも

 「狭間はこっちにあるクポ!モグに付いてくるクポ!」元気に動きながらモーグリは狭間があると言う場所に向かっていく、戦士達はモーグリの後を追う

 「ぬいぐるみみたいね、あれ、喋るのも驚きだけど」

 「私も初めて見た時は分からなかった、今回もあいつが化身じゃなきゃいいが…」

 「今回も…?」ライトニングの意味深な発言に少し眉を動かす霊夢

 「あいつはよく分からないが何者かの化身だったりする、"記憶"を消されたな」過去に戦士達はモーグリとの何かしらの関連があったことを話す、

 そこまで興味はなかったが、あの変わったぬいぐるみのようなモーグリはなんとなく気になったようだ___

 

 ___「ほーらほらほら、探してた奴が見つかりましたよぉ〜?」ふざけたように話すのは道化、ケフカである、そしてケフカが話しているのは、ケフカに魔導の力で洗脳されている魔理沙である

 「…」魔理沙は無言のまま親友である霊夢のところへ向かっていく

 「せっかくなのでぇ、特別ステージを用意して差し上げましょー!」ケフカが手を叩いて一足先に霊夢に向かっていく__

 

 __「クポー!ここが新しい狭間クポ!」話してるうちに新たな狭間の前に立ち止まるモーグリ

 「この先はスピリタスか?」

 「いや、違うんじゃね?」ライトニングの疑問に横から即答するノクティス、狭間からは別の世界がうっすら見える、ノクティスの言う通りすぐにはたどり着けないようだ

 「とにかく進みましょう、この先に魔理沙が…」

 「"いるはずよ"ですかぁ〜?」霊夢の言葉を勝手に代理してケフカが言った

 「っ!?」突然のケフカの登場に戦士達はワンテンポ遅れて驚きつつ戦闘態勢を取り構える、もちろん霊夢もすぐさま離れようとするが

 「はーいおひとり様ごあんなーい!」

 「っ!離して!」ケフカに捕まり、禍々しい渦に引き込まれていく

 「霊夢っ!」すぐに助けようと動く光の戦士だが、霊夢が引き込まれると同時に邪魔をさせないようにイミテーションが出てくる

 「ちっ!」

霊夢を助けるにはこいつらを片付けてからだ、それしかないだろう、剣を構える戦士達…___

 

 __「くっ…ここは…?」ケフカに攫われた霊夢、目の先には魔王が座りそうな椅子、そして神殿のようにとても広く、しかし廃墟と化している、かつての戦士達が戦った、過去のカオス神殿である

 「…なんなの…あいつ…?」とにかくさっきの出口を探そう、そう言って辺りを見回す、すると、視界に入ったのは、魔理沙である…




「ひずみと狭間」

次元のひずみ、かつてモンスターやイミテーションを呼び出した禍々しき出入口、入ると過去に戦士達が戦争を残した場所にたどり着く
 
次元の狭間、二柱の神が作り出した創造世界への出入口、かつて次元喰いの元凶である神竜が侵入し、次元を破壊していた
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