東方 最幻録   作:幻想的クリスタル

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親友との激闘をし、そのまま倒れてしまう霊夢…動かなくなった彼女に1人の人物が近寄る


絶望と苦悩

「…理解出来ぬな…」魔理沙がいなくなり、霊夢が倒れた場所に現れたのは、女性の姿を司り、自然現象で出来上がった人物、暗闇の雲が動かない霊夢に近寄り

 「お主には迷いが見える、怒り、慈悲、困惑、様々な感情が混じっておる、友を思うが故に力が出せぬか、愚かな者よ」そのまま霊夢に語りかける

 「くだらぬ、所詮はこの程度の小物か…」新しく来た戦士が少し気になり見に来たが、ピクリとも動かない霊夢を見て、弱い人間だと決めつけ、つまらないものを見て助けもせずそのままどこかに消えていく…

 

 「(私は……ここで…死ぬ…の……?)」

 体は動かない、意識も消えかけている、このまま死んでしまうのか…そんな時だった…

 

 「おい、しっかりしろ!」聞き覚えのある声だ、うっすらと目を開けると目の前にはライトニングが写る

 「…ライト…ニング…?」

 「動くな、すぐに助けてやる」そう言いライトニングは仰向けにした霊夢の胸辺りに鳥の尻尾の羽のような物を置く、すると、その羽から炎が浮き上がり、霊夢の傷を癒し、意識を元に戻していく、先程まで指一本動かなかった体が瞬時に治ったのだ

 「…!?ど、どうなってるの…!?」

 「なんだ、あんたフェニックスの尾知らないのか?」不思議そうにノクティスが話す、どうやらこのアイテムはノクティスがポケットに入れていたらしく

 「ふぇにっくす…?不死鳥なら知ってるけど、人を助けることが出来るの?」不死鳥なら幻想郷にも存在するから知っている、藤原妹紅だ、だが彼女は人を蘇生するほどの力は無いはず、そもそも彼女には尻尾がない

 「どちらにしても助かったんだ、それでいい、そんなことより何があったんだ?」フェニックスの尾で助かった、それは事実である、なんとか最後のイミテーションを倒した3人は、拐われた霊夢の状況を質問する、それを思い出した霊夢は軽く俯き表情が暗くなりながら話す、自分の親友に出会い、操られていることを、武器を交えた事を、親友に敗れ死にかけていたことを…

 「…」霊夢は表情を暗くして俯いている

 「…だが、お前の親友とやらは操られているんだろう?」

 「…えぇ、でも…どうして…」

 「あ、さっき変なピエロいたじゃん?そいつが怪しいんだけど」ノクティスが提案をする

 「…ケフカの事か」

 「…けふか…?」ライトニングの言ったケフカと言う人物、一瞬見ただけでどんな人物かは知らない

 「ケフカ・パラッツォという破壊を楽しむ男だ、私達の敵だ」光の戦士が軽く教える

 「なんで…そいつが魔理沙を…?」

 「あいつは破壊を楽しめればいいんだ、大方、お前を絶望させるなり殺し合いをさせる気だったんだろう」

 「……」

 「なぁ、とりあえずここ抜けね?出口1個しかないみたいだし」ライトニングと霊夢の会話に入り、とりあえずはこの空間から出ようと提案するノクティス

 「そうだな、しかしまだこの場所が残っていたとは…」賛同する光の戦士、かつての世界を見て複雑な気持ちになり、ノクティスたちの後ろには禍々しい渦巻きがあり

 「戻るぞ」

 「…えぇ」立ち上がりそのままひずみから出ていく四人、先程の場所にたどり着く

 「クポ!やっと見つけたクポ!どこ行ってたのクポ!?」

 「は?お前何言って…」

 「悪いな、仲間を探していた」ノクティスに割り込みライトニングがモーグリに説明する

 「クポ…いきなりみんないなくなるからびっくりしたクポ!狭間はあっちクポ!」そのまま元気に動き出すモーグリ、光の戦士とノクティスは後を追う

 「…ねぇ、ライトニング」

 「ライトでいい」

 「…そう、ライト、もしかしてあのモーグリってやつ…」

 「ああ、ひずみが見えないんだろう」

 そのような会話をして、遅れて2人も後をつけていった…暗闇の雲の言った言葉は、霊夢には届いていなかった…




「思い詰める魔法使い」

ひずみの内部、顔を俯かせ、悲しさを堪えてる魔理沙、そのまま真っ直ぐ歩いていく、なぜ彼女は裏切りをしたのか…?
 「ケッ、結局トドメは刺せず終いか…」つまらなく話すのはケフカである
 「もうちょーっとだけ追加して上げましょうかねぇ〜?」
 魔理沙と霊夢の友情なんて無駄なもの、そう考えてるケフカは、魔理沙に更なる意思を破壊し、力に執念する道具を作り出そうと魔理沙に近づいていった…
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