東方 最幻録   作:幻想的クリスタル

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霊夢の知る者達、そして光の戦士との因縁を持つものが現れ、話し合いなどの余裕はなく戦うことになった…


衝突

__「オラァっ!」

 掛け声と共にシフトブレイクをしてガーランドに一気に距離を詰めて切りかかるノクティス

 ガキィィッ!と音がする、ガーランドが巨大な剣で受け止めた音だ

 「小童め!」

 「クソっ!」

 「怯むなノクティス!」ノクティスの次に光の戦士がガーランドに斬り掛かる

 「ふん!この間と同じ目に遭うがいい!」

 キィィィン!と剣同士がぶつかる音がする、勇者と猛者の鍔競り合いである

 「何故だガーランド…!なぜ貴様が…!」

 「どうした?迷いを出したか?」力を込めて光の戦士を押し切るガーランド、押し返されると光の戦士は素早く後ろに間合いを取る

 「戦いのさなかに迷いなど貴様も衰えたものだな!」

 「くっ…!」まだ迷いが抜けない光の戦士は眉を少し寄せる

 「おい!しっかりしろ!」ノクティスが光の戦士に声をかける、このままでは押されてしまう

 「…すまない」気を保ち目の前の戦いに集中する事にした光の戦士、目の色を変えながらもう一度ガーランドに向かっていく

 

 

 __「どうしても争うのですね?」風に銀髪をなびかせながら咲夜が問いかける

 「…魔理沙には会ったの?」質問に答えずに別の質問を咲夜に投げかける

 「えぇ、いつもと顔付きが違いましたね、操られてるそうですが」

 「…やっぱり…!」それを聞いた瞬間霊夢はお祓い棒を取り出して咲夜に向ける

 「…引く気は無いと」軽くため息を付く咲夜、両手を後ろに構えるとナイフを2本出して構える

 「…そこの雷光も参加しても構いませんが?」ライトニングを横目で確認すると余裕とばかりに増援を勧める

 「……」

 「どちらにしよ邪魔な奴なら倒すしかない」黙り込む霊夢の代わりに話し、ライトニングは霊夢の隣に立つ、剣を取り出すと咲夜に向ける…

 咲夜が瞬きをすると共に戦闘が始まる

 「私は右を行く!お前は左から行け!」ライトニングは挟み撃ちにするために霊夢に指示を出す、霊夢も頷き左右に分かれて咲夜を挟むように両側から一気に攻撃を仕掛ける

 「はぁっ!」ナイフの刃を両方外側に向けるとそのまま回転をする、自身の周りに竜巻が出来てくる、接近してきた2人を弾き飛ばしていき

 「っ!?何あれ…!?」初めて見る技に驚く霊夢、どうやら咲夜も魔法が使えるようになっているらしい

 「お前が魔法を使うならこちらも使わせてもらう!」空中で受け身を取ったライトニングはオプティマチェンジを行い、魔法メインのブラスターに変わる

 「はっ!」掛け声と共に咲夜の頭上に落雷を放つ、竜巻を起こすのをやめ、すぐさま咲夜は回避をする、そして回避終了と同時に火を纏ったナイフをライトニングに向けて素早く投げつける

 ガキィッ!と弾かれる音が響く、霊夢の結界によりナイフを防いだのだ

 「…お見事」軽く拍手をして小馬鹿にしだす咲夜、まだ余裕のようである___

 

 ___「おらぁっ!」ガーランドにシフトで間合いを詰めてそのまま斬り掛かる

 「ぬんっ!」ガキィンッ!と剣で防ぐ音が響く

 「でやぁっ!!」その隙に光の戦士が斬撃を仕掛ける

 「効かぬ!!」ノクティスを押し返すと素早く振り向き大剣を大きく振るう、剣圧に負け弾き飛ばされる光の戦士、盾があればもっと戦えるはず、しかし今は手元に無い、しかし嘆いてる暇はない、すぐさま剣を手に取り起き上がる__

 

 __2つの両者がもう一度衝突しようとしたその時、別の声が聞こえた

 「こんな所で争ってる暇はないよ」

 その声と同時に全員の攻撃の手が止まる

 「…なんの御用でしょうか?ガイアの死神」

 「そんなにピリピリするものじゃないよ、無駄な争いを止めに来ただけさ」ひずみからクジャが姿を現す

 「っ!貴様!」ライトニングが剣を構え直す、それと同時に咲夜もナイフを構え直す

 「まぁ待ちなよ、僕は邪魔しに来たわけじゃない、かと言って味方しに来た訳でもないよ」

 「…どういう事でしょうか?」

 「僕は伝えたいことがあって来たんだ、ガーランド、君だよ」クジャはガーランドの方を向いて話し始める

 「死神如きに何か言われる筋合いは持たん」

 「僕も君みたいな野蛮人に話しかけたくはなかったよ、ただ君はその不完全な戦士を倒して満足するのかい?」クジャは意味深に言うと光の戦士を見る

 「…どういう事だ…?」光の戦士は1歩前に出てクジャに問う

 「君の勇者としての必要な物が足りていないということさ」

 「…私の…必要な物…?」

 「そう、そしてその道を僕が用意してあげたんだよ」クジャが指をさした先には次元の狭間が見える

 「いや、あのさ、そんなのいきなり言われて信じると思うか?普通」ノクティスが呆れながらクジャに質問をする

 「信じるか否かは君たち次第だよ、それにそこのメイド、お子様のお嬢様が君の帰りを待っているよ、早く戻ってあげな」

 クジャはそれだけ伝えるとひずみの中に戻っていく

 「……とんだ邪魔が入りました、この勝負はまたの機会にお預けとしましょう」

 「待って!咲夜!」霊夢の引き止めを無視して、咲夜はひずみの中に帰っていく、そしてガーランドも邪魔をされ白けたのか何も言わずにひずみの中に消える

 残ったのは、マーテリアに呼ばれた戦士達とクジャが教えた次元の狭間のみであった……

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