ガールフレンド(仮)君と過ごす学園生活   作:QUEEN

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お待たせしました。では本編をどうぞ


優しさゆえの過ち

 試験が終わってまた普通の日常が戻ってきた。そんなことを思いながら登校していた。

 「おはよう。恭介。礼二。」

 「よっ。ってルイか。」

 「私もいるわよ!?」

 「冗談だるい。」

 「私もいますよ。」

 「戸村もか。この時間とは珍しいな。」

 「それが今日すぐに目が覚めてしまって。もっと寝ていたいのに。」

 「良いことじゃねーか。そういえば今日は降水確率が少し高かったな。」

 「しまったー。傘家に忘れてしまいましたか。」

 「今から取りに行ったら遅刻確定だな。」

 「諦めるしかないか。てるてる坊主用の紙学校着いたらやるから元気出せ戸村。」

 「そんなの必要じゃないですよー。」

 

 

 昼休みになって雲が出始めた。

 「礼二。こりゃ多分降るな。今日は部活もバイトもなしだったよな?」

 「確かそうだったな。俺は今日はさっさと帰らせてもらうわ。」

 「俺は今日は図書室で勉強してからだな。夏休み明けの期末試験も勝たせてもらうぜ。」

 「礼二ー。恭介ー。今日もモンハンするぞー。持ってきてるか?」

 「はいよ。」

 「わかった。わかった。」

 

 放課後土砂降りの雷雨だった。

 「いやー助かった。傘持ってきて正解だったぜ。」

 タタタタタタ

 走ってくるやつもいるな。

 「レイー。入れてー。」

 「戸村か。ハアわかったよ。」

 よく見ると戸村はずぶぬれだった。

 「っ。いったん俺の家まで急ぐぞ。お前が風邪ひいちまう。」

 正直目のやり場にも困った。制服は夏服だったから少し透けていた。

 「エッチ。」

 「んなこと言ってる場合か馬鹿!」

 「冗談ですよー。へっくし。」

 「言わんこっちゃない。行くぞ。」

 

 「風呂場と洗濯機はこっちだ。とりあえず風呂場で熱いシャワー浴びて体を温めろ。代わりの服とタオルはその間に用意しておく。乾燥器にかけておくからそこに入れておけ。」

 「わかりました。」

 

 

 俺は急いで部屋に戻り中学時代のジャージを用意した。

 「確かに置いておいたからな。」

 「ありがとうございます。」

 乾燥機の時間を見てみると後2時間半程だった。

 

 少ししてから戸村が出てきた。

 「体温計用意した。一応計っておけ。」

 戸村は素直にうなずいた。

 「微熱っぽい。」

 「仕方ない。俺のベッドで横になれ。」

 「エッチ。」

 「仕方ないだろ。まあそんなふざけたこと言ってられるなら明日は平気だろう。」

 

 「眠れない。お話しようよレイ。」

 「レイってさー。私以外の子にも優しいよね。」

 「そうやってほかの女の子に優しくしているのを見ていると私の心の中がもやもやするんですよ。」

 「へー。というと?」

 「とぼけないで!私が色々アピールしているのにレイは何も反応してくれないじゃないですか!それどころか冷たくあしらうことだってあるじゃないですか!どうして!私はこんなにもレイの事が好きなのに!」

 「っ!」

 「答えてよレイ!いや、九条礼二!」

 「わからない。」

 「どうして!どうしてその答えなの!好きか嫌いかはっきり言ってよ!」

 「だからそれがわからないって言っているんだろ!一人の女の子として好きなのか。それとも一人の友として好きなのか。そんな中途半端な思いで答える真似なんて俺にはできないんだよ!」

 「レイ・・・。ごめんつらく当たって。」

 「ただこれだけは言っておく。9月の文化祭の朝。その日に結論を出す。」

 「わかった。私はどんな結果でも受け入れるから。」

 チュッ。戸村が唇を重ねてきた。

 「ファーストキスだから大切にしてくださいね。文化祭までに好感度マックスにしてやりますから。」

 「ああ。」

 そう言って俺も唇を重ねた。

 「今はそのために体を休ませろ。乾燥したら起こす。」

 「ふふっ。ありがと。」

 

 

 「起きろ。制服乾いたぞ。」

 「ん。今何時ですか?」

 「午後八時だ。雨はもう止んでる。」

 「そうですか。なら帰らないとですね。着替えてから。」

 

 「今日はお邪魔しましたー。また明日ねレイ。」

 そう言って俺は戸村を見送った。

 




今回は戸村の礼二への思いを吐露させる形にしました。少し重かったらすみません。
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