ガールフレンド(仮)君と過ごす学園生活   作:QUEEN

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一年生の夏休み編完結です。


夏の終わりと新学期

 夏休みも終わりに近づいたころ俺はバイトに明け暮れていた。もちろん恭介も一緒だ。バイトの時に大島さんに悠をバイトに入れても問題ないか恭介と交渉した。その結果OKしてくれた。ちなみにアルバイトの大学組はというと夜勤中心に入ったり旅行行ったりゼミ合宿やサークル合宿行ったりと理由はバラバラだった。そんな状況で夏休みも日が過ぎていた。残り一週間になって恭介の家で作曲や勉強をしていた。

 「礼二。ここフィルイン入れてもいいか?」

 「どんな感じにだ?」

 「少し待ってろ。今からやるから。」

そんな時俺の携帯が鳴った。戸村か。

 「もしもし?レイ?来週の夏休みの最後の日はお祭りの日じゃん?よかったら一緒に行こ?」

 「ああ、いいぞ。集合場所はどうする?」

 「レイの家に17時に迎えに行くから待ってて。」

 「はいよ。」

 「ほう。礼二は女から誘われたか。」

 「お前は?」

 「俺は俺から風町を誘った。」

 「なるほど。ルイはるいを誘うだろうな。」

 「それは言えてるな。るいが素直に誘わずに仕方ないから一緒に行ってあげる的な感じに。」

 「それだ。大いにあり得る。」

 「ところで恭介。さっき言ってたフィルインを聞かせてくれ。」

 「そうだったな。少し脱線した。」

 夕方に恭介の家を出発して家に帰った。

 夕飯の後に見吉からも電話が来た。

 「あ、ダーリンやっほー。ダーリン来週のお祭りの日は空いてる?」

 「戸村と行く予定。」

 「そっかー。じゃあ戸村さんにも連絡するね。お休みダーリン。」

 あっという間に夏休みも最終日を迎えた。俺はせっかくだから浴衣を着た。年に何回も着るわけではないしなというのが理由。そして戸村へのサプライズでもある。帯の結び方はインターネットで調べた。浴衣って相変わらず着るのが難しい。

 ピンポーン

 「はーい。」

 ガチャ

 「やっほーレイどう似合ってる?」

 戸村は浴衣だった。

 「ああ似合っている。」

 「ふつうの反応ですね。もっと驚いてくださいよー。」

 「下手にがっつくのも違うだろうが。」

 「それはそうですけど。せっかく女の子が浴衣だってのにドキドキしてくれないんですか?」

 「いや少しはドキドキしている。」

 「でしょー。これでドキドキしなかったら人間じゃないですよー。着てきてよかった。アルバイトのお金で買ったんですから。レイに見てもらいたくて。」

 「そっか。」

 そう言って戸村の頭を俺は撫でた。

 「さてそろそろ行きますか。」

 「あ、見吉さんも向こうで合流するそうです。私としてはレイと二人きりで行きたかったんですが私もレイも見吉さんとも仲がいいですから縁切られたら嫌だってのもありますし。」

 「はいよ。そういうことは言わないでいいからな。」

 

 そして俺たちは夏祭りに来ていた。相変わらずにぎわっていた。

 「去年どっかであっていたかもしれないな。これだけ人がいると。」

 「それはあり得るね。あ、あれ恭ちゃんと風町さんじゃないですか?」

 「本当だ。恭介ー。風町ー。」

 「おお礼二に戸村。二人して浴衣か。」

 「お前らもか。そして悠もいたのか。」

 「ああ偶然会ったから。恭介に恭介と一緒に来ていた風町さんを紹介された。」

 「ボーカルで一緒だねって話していたんだよー。」

 「さて人の恋路を邪魔するのもあれだからそろそろ俺たちは行くわ。」

 「俺も少し回ったら帰るわ。久しぶりにこの祭りに来て正解だったな。何人か昔の奴にも会えたし。」

 「そっか。じゃあ明日学校で会おうな。」

 「ああ。」

そう言って俺たちは別れた。

 「レイ。見吉さんが鳥居の前で待っているみたいです。さっきまで仕事だったみたいで。」

 

 「ダーリン。会いたかったよ。戸村さんもありがとね。」

 「仕事お疲れさん見吉。」

 「お疲れ。」

 「ありがとう。」

見吉も浴衣だった。モデルだからこれくらい持っていて当然とのことだった。

 その後見吉の労をねぎらうのと戸村が腹減ったと言ったため三人で屋台でいろいろ買った。二人が俺にあーんばかりしていて二人が対抗していて肩身が狭かった。金は俺が出したけど。その後川辺に行って打ち上げ花火を見て解散した。恭介たちも近くで見ていた。俺たちの夏休みは濃い内容になった。

 そして翌日の登校にて

 「よーるい。るいはお祭りでは見かけなかったんだがどうしたんだ?」

 「それが‥」

 「ゴホッゴホッ。」

 「ルイ君がこの有様でルイ君の両親も旅行行ってたから私が看病していた。」

 「ごめん。るい。祭り誘ったの俺なのに風邪ひいちまって。」

 「もう。期待した私がばかみたい。まあルイ君らしいけど。来年は一緒に行ってあげてもいいわよ。」

 「素直に一緒に行きたいって言えよ。」

 「うっ、うるさい!うるさい!うるさい!」

 「久しぶりー皆ー。」

 「悠久しぶりだな。」

 「悠君。本当に悠君なの?」

 「ああ。今日から転校することになった。」

 「俺と恭介は知っていたけどな。」

そんな登校だった。戸村は遅刻ギリギリだった。

全校集会で悠の紹介が終わってから課題テストの通知が来た。明日一日で現代文 古典 数学 理科系 社会系の試験をやるとのことだった。そして放課後恭介はクラスメイトの遠山に呼ばれていた。遠山が離れてから俺は恭介に聞いた。

 「遠山が来てたけどどうしたんだ?」

 「ああ、今日の放課後図書館デートしてくれって。まあ付き合っていなかったからOKしたけど。」

 「遠山がお前のこと好きだったとはな。」

 「多分勉強のライバルってのもあると思う。けど参ったな。俺は風町が好きなのに。」

 「お互い人気者はつらいな。」

 「そうだな。所で話変えるが今度の土曜はあいつの命日だな。」

俺にはかつて恋人がいた。村沢友美。昨年に病死した恋人だ。俺と恭介の軽音部仲間だ。

 「もう一年か。悠も誘おうぜ?」

 「そうだな。」

そんなことを思い出したら今の戸村や見吉との関係に不安がよぎった。文化祭まであと一か月近く戸村への返事も決めなければならない。そういったことが頭の中で巡り始めた。とりあえずまずは試験だ。考えるのはそれからにしよう。そんな新学期初日だった。

 




今回は君と過ごす夏休みをインスパイアしました。そして礼二の過去にいったい何が。続きは次回をお楽しみにしてください。
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