ガールフレンド(仮)君と過ごす学園生活   作:QUEEN

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ついに学園祭です。戸村と礼二の運命はいかに!?


運命の学園祭

 ついに運命の文化祭の日の朝がやってきた。俺は朝食を食べて歯磨きをして制服に着替えて仕度をした。今日は珍しく一人での登校だった。部活の集合は10:00だったが戸村との約束の日でもあったため勝手に早くに目が覚めてしまった。教室に入るとクラスメイトの中に見吉がいた。

 「ダーリン…戸村さんからの言伝。屋上で待ってるって。ダーリンは行っちゃうの?」

 「ああ。」

 「嫌だよ。行かないでよ。私だってダーリンのことが好きだった!どうして!どうしてなのダーリン!このまま三人で仲良くしていようよ!」

 見吉は泣いていた。

 「見吉。俺だって本当はそうしてやりたい。だけどなそんなことをしたら二人のうちどっちかをもっと泣かせることになるんだ。そんなの俺は嫌だ。好きな人たちにはいつでも笑顔でいて欲しいから。虫のいい話かもしれないけど俺のことが好きなら一つ頼みがある。」

 「何?」

 「これからも俺の親友でいてくれ。」

 「そんなこと言われたら何も言えないじゃない。けれどその代わり、最後に名前で呼んで。」

 「奈央。俺もお前のことが好きだ。友達としてだが。」

 そう言うと見吉は俺に抱きつき頬にキスをした。

 「私の思いは変わらない。ダーリンのことが好きだった事実も消えない。ダーリンの唇は戸村さんの為に空けておくね。」

 「すまないな。見吉俺はもう行くから。」

 「うん。行ってあげてダーリン。」

 「ああ。」

 そう言って俺は屋上に向かった。教室からは見吉の泣き声が聞こえていた。

 

 

 俺が屋上に着くと戸村が一人で立っていた。

 「待っていたよ。レイ。見吉さんには悪いことをしちゃったかな。」

 「いずれこうなることになっていただろうから仕方のないことだ。俺に言いたいことがあるんだろ?」

 「うん。私、レイのことが好き。友達としてじゃなくて一人の男の子として。これからもいろいろ頼っちゃうかもしれないけど私で良ければ付き合ってください。」

 「俺にはバンドがあるからデートとかもあまりできないかもしれない。それに俺には死別した恋人がいるからその恋人との思い出も胸に残さなくっちゃならない。それでも良ければ喜んで。」

 「レイ…。そっか、レイにも同じ傷があったんだね。アタシにも同じく昔恋人がいたんだ。事故で二年前に死んじゃったんだけど。宮島翔って私の中学で出会った男の子。アタシもその子のことを胸に残して生きていくよ。それでもいいかな?」

 「お互い様だ。」

 そう言って俺は戸村の唇にキスをした。戸村は泣いていた。

 「嫌だったか?」

 「違いますよ。嬉し泣きですよ。」

 「行こっか。戸村。」

 「美知留。」

 「どうしたんだ?」

 「あーーもう!晴れて恋人になったんですから美知留って名前で呼んで欲しいんですよ!」

 「そっか。悪かった。じゃあ行こっか。美知留。」

 「うん!」

そして教室に戻って。開店前の準備をした。俺や一部のクラスメイトは出し物への参加を免除されていた。部活に専念してという委員長や橘先生の意向から。

 「「九条君、真島君。頑張ってね。」」

 白鳥と櫻井がそう言ってくれた。

 「「そっちも頑張れよ!」」

 「「うん。」」

 「レイ。最前列で見るからね!」

 「ありがとな。美知留。」

 「そっか。お前らそういう関係になったんだな。おめでとう礼二。戸村。」

 「サンキュー恭介。時間がないから走るぞ。」

 「ああ!」

 

 

 「よし。みんな集まったな。今回で俺は部長を引退する。次の後継者は文化祭終了日の翌日、つまり明後日に部室で発表するから全員来ること。そしてその前の俺たちのライブで観客を満足させること。出番以外のメンバーは事前に組んだシフト通りに宣伝してくれ。タイムテーブルの看板は野外ステージの柵の前にな。それ以外は基本自由だ。」

 「えーっと俺たちは二日目の15:10分からで宣伝係は初日の13:00から14:30と二日目つまり最終日の11:30から13:00だな。」

 「トリから二番目か。俺の初陣には少し荷が重い気がする。」

 「悠。最初からそんなんでどうすんだ?客に笑顔で帰ってもらえるように最高のパフォーマンスをすることを考えろ。」

 「そうか。そうだよな。」

 「ライブの良し悪しはボーカルのお前にかかっているんだからな。頼むぜ。」

 「ああ。」

 

 

 「美知留には伝えるのは忘れていたけど、この時間なら一緒に回れるから一緒に回ろっか。一部は見たいライブとか先輩のライブだから無理だけど。」

 「はい!教室で待ってます!」

 初日は開始後軽く昼食を恭介と食べ、その後に俺、恭介、悠と他の部員が当番だったのでバラバラになって宣伝した。時間終了後丁度風町達のステージだったので見に行った。その後は美知留と学園祭を一緒に回り初日が終わった。

 翌日最終日の宣伝の時間の間に美知留が来た。

 「我慢できなくて来ちゃった。一緒に宣伝しよ?」

 「しょうがねーなー。いいぜ。」

 「やったー!」

 その後一時間ほど一緒に宣伝をした。そして美知留が、

 「3年B組のラーメン屋が評判いいから一緒に行こう?」

と言ってきた。

 「ああ。いいぞ。昼食まだだったからな。」

そして俺たちは3年B組でラーメンを食べた。

 「それじゃあ美知留。俺は準備があるから。」

 「ではまたステージで!」

 「ああ。」

 俺達のステージの時客席はほぼ満席だったが美知留が最前列にいた。

悠のMCから始まり俺たちのライブがスタートした。今回は恭介と俺で作曲したものをやった。

 俺たちのライブは大盛り上がりだった。

 トリは部長のステージだった。これは最初部長は辞退したが部員全員で最後だからと頼んで成り立ったステージだった。

 「凄かったな。」

 「ああ。」

 そして文化祭は終了して俺たちのバイト先で打ち上げとなった。打ち上げの途中恭介と風町がいなかったので黒川に聞いたが黒川も知らないとのことだった。先輩や悠と話しているといつの間にか途中で二人が戻ってきていた。21:30分になったので解散となった。すると恭介と風町が俺と悠の所に来た。

 「礼二、悠、二人には伝えておく。俺と風町付き合うことになった。」

 「そっか。良かったな。恭介、風町。」

 「おめでとう。」

 「ありがとな。二人とも。」

 「ありがとう。ナギーと菫にも伝えないと。」

 「そうだな。」

 

 「さて俺らは帰りますか。悠行こうぜ。」

 俺と悠は先に帰った。二日間充実していたからか、ぐっすり寝られた。

 

 

 翌日日野先輩が部長に就任した

 




文化祭と言えば恋愛。ついに戸村と礼二が結ばれました。見吉をあのように書くのは胸が痛みましたがこうした方が盛り上がるのではないかと思ったためこうしました。最近現実が忙しいのと気が向いた時の更新なので更新がいつになるかはわかりません。ご了承ください。
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