12月に入り後期中間テストも終わって結果発表があった。
3位 真島恭介
4位 九条礼二
「負けた。」
「しかし不知火ってやつ本当にすごいよな。毎回3位以内ってのは。」
「俺も1回3位以内に入ったけどな。」
「どうしたんだ君たち?さっき私の名前を上げていた気がしたんだが。」
「ひょっとしてお前が不知火か?」
「そうだが君たちは誰だ?」
「ああ悪い。俺はC組の九条礼二。でこっちが真島恭介。」
「ああ!君たちが九条と真島か。毎回トップクラスの成績を修めていることから私もいい刺激を受けている。これからも一緒に切磋琢磨してくれないか?」
「ああ。いいぞ。だが次は勝たせてもらうからな。」
「望むところだ。」
俺たちは教室に入ったら前日に話されていた学校主催のクリスマスパーティーの話が広がっていた。
時はさかのぼって前日のHR
「12月24日は学園主催のクリスマスパーティーがあります。参加は任意だから気軽な気持ちで参加してね。参加するクラスは何か出し物をしてもいいっていうのが例年の決まりなんだって。残りの時間は会議にあてるよ。八束さんお願いね。」
「わかりました。何かやりたいものはある?はい真田君。」
クラスでトップクラスのオタクである真田がとんでもないことを発言した。
「お…俺はセクシー寿司パーティーがやりたいっす。」
「何そのセクシー寿司パーティーって。」
「女子がパジャマ姿で寿司を握ってお客さんに提供するって店っす。」
馬鹿だこいつ。そんな事を言ったら霧生が、
「当然却下よ。風紀的にも学生としても狂っているわそんな企画。」
クラスの女子からもブーイングが上がった。そりゃそうだ。
「ってわけで他の案を募集します。はい毛利君。」
「俺はお好み焼き屋をやりたい。当然広島流で。」
「んだと毛利。お好み焼きは大阪流だろ。」
「ちょっと木下君!落ち着いて!どっちでもいいじゃない!」
「「どっちでもよくねー!」」
「八束さん提案があるわ。」
「どうしたの霧生さん?」
「いっそのことどっちが多く売れるか競えばいいんじゃないかしら。」
「俺もそれに賛成だ。」
「ダーリンがそう言うなら私もー。」
「レイが言うならアタシもいいですよ。」
「反対意見はある?」
「……。」
「無いようね。それなら屋台を2つ出して別々の所で売れようにするわ。」
「私がこれからくじを作るわ。参加者は挙手して。」
25人中20人参加することになった。
「その前に大阪派閥、広島派閥の軸を決めないと。」
すると4人挙手した。クラスの吉川、小早川、竹中、黒田だった。
「俺たちは広島派閥で。」
吉川が小早川の肩を持って言った。
「それじゃ16人分のくじを作るわ。先生何か景品を用意してくれませんか?」
「うーん。それじゃあ負けたチームに古文単語の単語カードを作る課題を新たに追加します。」
随分ぬるいものだな。俺や恭介にとっては。
「くじができたわ。赤が大阪チーム。白が広島チームね。」
結果は俺は大阪チーム、恭介は広島チーム、他の周りのメンバーは見吉、櫻井、木下、竹中、黒田、加賀美 八束、桐山、伊勢崎、広島チームは恭介、美知留 古谷 南田 白鳥 毛利 吉川 小早川 霧生という形になった。それぞれのカウントは霧生と委員長になった。うちのクラスがほとんど文化系ということに驚いた。
「それじゃあ大阪組は今週と来週の空いている日を聞くから空いている日に焼き方を教えるから。」
俺が空いていたのは今週の木曜日だったのでそこで教わることにした。
「木下。俺が空いているのは今週の木曜だからそこで頼む。」
そして木曜に焼き方を教わった。その帰りに美知留へのクリスマスプレゼントを買った。
クリスマスパーティー前日に美知留にクリスマスパーティーの後に屋上に来て欲しいと連絡した。
そしてクリスマスパーティー当日
「広島組に負けないように行くぞー!」
「おー!」
「九条。提案がある。運動部の奴中心に声かけていってくれ。」
「はいよ。」
「美味いお好み焼きはいらんかー。美味いお好み焼きはいらんかー。食べたいのなら1年C組大阪流までー。」
とプラカードを持って回った。
「九条君交代の時間です。」
「加賀美か。いつもと違ってよそよそしいな。」
「仕方ないでしょ。皆の前なんだから。ほら交代!」
俺は屋台まで戻ってお好み焼きを焼き続けた。
「10枚くださーい。」
あいつは柔道部の熊田か。捕まえてきたのは委員長だろう。委員長に感謝しないとな。柔道部でもトップクラスに強い女子って聞いたことはある。大食いの噂も同時に。本当だったようだ。
その後も客足途絶えることなく完売になった。広島流の方を見に行った結果向こうはすでに完売していた。
結果発表の結果どっちも同じ枚数で完売したが完売の速度が広島の方が早かったため広島の勝利となった。珍しさと本場の味が功を奏したというのが勝因だと毛利が言っていた。
そしてクリスマスパーティーが終わり屋上に行った。
「待たせてすまんな後お疲れ様美知留。」
「いいよ。レイもお疲れ様それで屋上に来てほしかった理由って何?」
「それはこれだ。」
そう言って俺は小さな箱を渡した。
「これってイヤリング?」
「そう。挟むタイプ。」
「あちゃー。被っちゃったか。」
「ってことは美知留も持って来てたのか?」
「屋上に来たらプレゼントくれるんだろうなって思ってたから。」
「ハハッ恋人の事なら何でもわかるってか。」
「悪い?」
「いやむしろ嬉しい。」
「ってわけではい。」
「開けるぜ。おおっこれ前から目つけてた奴じゃん。」
「レイなら好きかなって思って。」
「それじゃあ帰るか。家まで送るよって家知らなかったんだ。」
「あのさレイ。一つお願いがあるんだけど。」
「何だ?」
「帰りは遠回りしてほしいなーって思って。」
「わかった。常識の範囲内でな。」
「ありがとう!」
そう言って美知留は俺の胸元に飛び込んできた。そしてその後に一緒に帰った。美知留の手を握ってお互いの体温を感じながら。そして俺たち聖櫻生は冬休みに突入した。
セクシー寿司パーティーのネタと真田の苗字の理由はお察しください。