ガールフレンド(仮)君と過ごす学園生活   作:QUEEN

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投稿遅くなってしまいすみません。モチベーション上がらなかったことと生活環境が変わったため中々忙しかったことが原因です。それでは本編をどうぞ。


師走のサンタたちは超多忙

 季節は12月になり後期中間試験を終えた俺は休み時間恭介とバンドコンテストの全国大会についての話をしていた。

 「恭介、1月の半ばに全国大会があるとのことだ。さっき顧問から連絡が来た。予選の時も顧問に申請して書類書いたから。もちろん参加するよな?」

 「ああ。当然だ。他の奴らには送ったのか?」

 「これからグループLINEに送る予定だ。」

 「了解。」

 「恭ちゃん、レイを少し借りてもいい?」

 「ああ、いいぞ。」

 「そんで俺と恭介のバンド大会の話に水を差してまで話したいことってなんだ?」

 「彼女に対してそんないい方しないでよー。まあそれはさておき、レイは今年のクリスマス頃の予定は何かある?」

 「今のところバンドの練習しているだろうな。1月に全国大会だから。美知留まさかコスプレ関係か?」

 「正解!実は去年にもこの学校のクリスマスパーティーの数日前に中学生の時に職業体験で保育園に行ったことがありまして、それ以来毎年保育園にサンタの恰好をしてお菓子やおもちゃを配っていたんですよ。その時にファンになってくれた子がいましてその子のデザインしたもので今年は行ってあげたくて。ダメですか?」

 美知留が上目遣いで聞いてきた。

 「美知留定番の狡い真似をするな。はあ…何をやっても引くつもりはないんだろうな。わかった。俺一人の力じゃ無理だろうから軽音部のメンバーや人脈の広いルイに聞いてみるわ。」

 「ありがとうレイ!」

 美知留が勢いよく抱き着いてきた。

 「バカ!ここ教室だぞ!」

 「戸村。人のいる前でいちゃつくのはどうかと思うぞ。」

 「はい。すみません。」

 「とりあえず手芸部の方に出向くか。」

 「あー手芸部の時谷先輩と優木さんには聞いたんですよねー。それで現状多忙で難しいと言われてしまいまして。」

 「美知留。お前にしかできない方法があるだろ?」

 「アタシにしかできない方法?」

 「コスの衣装作成の経験を使って手芸部をサポートするんだ。」

 「なるほど!その手がありましたか!それで時間を作ってもらうのと恩を売っておくってことですね!さすがレイ!」

 「ってわけで行くぞ。」

 

 

 「どうしたんだ礼二。こっちはあいにく暇人ではないんだが。」

 「美知留の衣装の件は聞いていますよね時谷先輩。」

 「ああ。もちろん聞いている。今の時期は多忙で難しいんだ。諦めてはくれないか?」

 「そこで美知留が手芸部の手伝いをしてでも美知留のコスの作成に力を貸してほしいと言っていたので。」

 「人出が増えるのは助かる。まあいいだろう。戸村ミシンの用意をする。少し待っていてくれ。礼二もちろん君にも手伝ってもらう。」

 「俺そこまで器用じゃないですけど。」

 「違う違う。出来上がったものをいろんな部に届けてほしいんだ。断る権利はないからな?」

 「わかりました。」

 「ああ。礼二。戸村の衣装で問題なのは衣装の装飾品の方だ。その辺が見つかれば半日もかからないからその辺の人脈を探しておいてくれ。」

 「わかりました。」

 早速ルイに連絡をした。

 「もしもし。九条だけど。戸村の衣装作成で今のところ必要なつながりは木の素材でソリのバッチを作れそうな人を探して欲しい。星のパーツは南田、その他諸々のデータは東雲に作ってもらうわ。」

「はいよ。何かあったら連絡してくれ。頼りにできる繋がりにはLINE伝えていいよな?」

 「ああ。」

 「それじゃ切るぞ。」

 「ああ。」

「あのー九条さん。さっき私の名前が出ていた気がするのですが何か私に用でしょうか?」

「南田か。ちょうど良かった。南田は星の装飾品はどこで購入しているんだ?美知留のコスの作成で必要で知りたくてな。」

 「それなら明日持ってきますねー。」

 「礼二―何やら困っているようじゃのー。どったんだ?」

 「お前はゲームだけだから暇人だろうなー。」

 「なんじゃとー。明日は新作ゲームの購入、週末は最近始めたゲームのデバッグのバイトしてゲーム用資金を稼いでいるんじゃぞ。」

 「お前のような引きこもりがバイト始めるなんてな。」

 「仕方ないじゃろ。ママンに家に引きこもって勉強しないでゲームしているなら社会勉強としてバイトしろ言われたんだから。まあゲームの資金得られるから頑張っているんじゃがの。ぬはははははー。」

 「話は変わるがお前は東雲の家を知っているか?俺が依頼したいことがあると伝えてほしいと。すべてが終わるまではゲームに参加できそうにないとも。」

 「なんじゃとー。なら至急連絡しよう。とりあえずついてこい。」

 姫島にしては珍しく積極的になっていた。

 

 

 姫島に案内してもらって俺は東雲の家に着いた。

 「それでボクに何の用だい?」

 「正式には美知留からの依頼だこういうアクセサリーとイヤリングを作って欲しいんだけど可能か?」

 「ボクにはできないけど僕が3Dデータにして後はロボット研究部の螺子川さんにもっていけば何とかしてくれると思うよ。」

 「わかった。助かる。」

 「ってわけでその図面の紙をスキャナーに通してくれ。」

 「後はこれをこうしてはいできたよ。」

 「サンキュー東雲。」

 「お礼は期待していいんだよね?と戸村さんにも伝えておいてくれ。」

 「はいよ。」

 俺は急いで学校に戻ることにした。

 

 

 「君が東雲さんからの紹介の九条君かな?」

 「ああ。話は聞いているよ。使うのは3Dプロジェクターだっけ?」

 「あー少し違うな。3Dプリンターだ。」

 「ならそこにあるから好きに使っておくれ。」

 「助かる。」

 その後装飾品を作成してロボ研を後にした。

 

 翌日の放課後美知留と手芸部部室で合流して完成したものを渡した。

「レイありがとう。さっき天霧君からの紹介で1年の山野さんとクラスメイトの南田さんから貰ったよ。」

 「そうか。あれ?」

 バタッ

 「レイ?レイ!しっかりして!レイ!」

 「落ち着け戸村!焦っている時こそ冷静になるんだ。とりあえず礼二を運ぶために真島を呼ぶんだ。」

 

 

 「恭ちゃん。レイが倒れちゃった。」

 「はあ。いずれこうなるだろうとは思っていたが何か思い当たることはないか?ここ最近来月の全国大会のために作曲していたり試験勉強していたりとハードワークだったからなアイツ。」

 「アタシのせいだ…。レイを追い詰めていたのアタシのせいだ…。」

 「落ち着け戸村。礼二も好きでやっていたんだ。コンディションを管理できていなかったアイツ自身にも、それに気づいてやれなかった俺にも責任はある。」

 「起きてしまったことを悔やんでも仕方ない。とりあえず保健室まで運ぶぞ。」

 

 

 「神崎先生いますか。」

 「あら、あなたは悠の友達の。」

 「はい。実は礼二が倒れてしまいまして。」

 「わかったわ。とりあえずベッドに彼を寝かせて。」

 「はい。」

 「うーん。これは疲労による高熱ね。今日が金曜日でよかったわね。」

 「九条君は私が送っていくわ。真島君。あなたも来てくれるわよね?戸村さんはあとから来たければ個人的に言ってもいいけど長居はしない方がいいわよ。熱が移ってしまうから。」

 「はい。」

 

 

 「うぅーん。」

 「礼二。良かった。気づいたか?」

 「あれ?ここ俺の部屋。俺は確か学校にいて。」

 「お前は倒れたんだよ。原因は無理のし過ぎだ。ここまで送ってくれた神崎先生と俺から。この土日はゆっくりするように以上だ。後そこに戸村の作ったおじやがあるからそれ食べてゆっくりしてろ。」

 「すまねえ。」

 「俺の相手するのは結構だがそこで寝ている戸村のことも相手にしてやりな。さっきまでずっと泣いて心配していたんだから。泣き疲れてさっき寝ちまったけど。」

 恭介の指さしたところを見ると美知留が寝ていた。

 「わかった。」

 「それじゃ俺はそろそろ行くから後は二人に任せるわ。そんじゃーな。」

 「ああ。」

 美知留の肩をゆすった。

 「んぅ。レイ?レイ!よかった。やっと目を覚ましたんですね。」

 「ああ。」

 「ごめんねレイ。レイのことを知らずにアタシのわがままにつき合わせちゃって。」

 「俺も望んでやっていたことだ。美知留が気にすることはない。」

 「でも。」

 「いいんだ。後恭介と一緒に看ていてくれたこと助かった。ありがとな。そろそろ帰らないと親も心配するから帰った方がいいんじゃないか?あとおじや美味かった。」

 「うん。」

 「恭介に連絡しとく。恭介と一緒に帰るようにな。」

 「うん。」

 恭介にLINEするとすぐに既読がついた。もとより美知留を送り届けるつもりだったらしい。本当にアイツは気が利くと思った。

 

 

 月曜日の放課後美知留と俺は手芸部部室に行った。

 「失礼します。」

 「おー礼二に戸村衣装が完成したぞ。とりあえず着てみてくれ。」

 「え、嘘…」

 「どうしたんだ?」

 「コスプレの関東大会と保育園の日程が被っていた。毎年同じだったから勘違いしていた。どうしよう。このままじゃあの子をがっかりさせちゃうし大会のメンバーにも迷惑をかけられない。」

 この時俺の中に螺子川の3Dプロジェクターを思い出した。

 「螺子川の3Dプロジェクターがあった。借りられるか交渉してみる。」

 「後はメンバー探しだな。」

 螺子川に連絡したところ二つ返事でOKしてもらい螺子川が美知留に詳細を送り、俺は軽音部部室に向かった。運のいいことに探していた相手が全員いた。

 「西沢先輩、小牧先輩、恭介、悠、朝比奈頼みがあるんだ。」

 「どうした九条?いうだけ言ってみろ。」

 「実は俺の彼女が毎年保育園にクリスマスプレゼントを配っていましてそれで子供がまだ得意でないため力を貸して欲しいってわけです。」

 「あや?では私は何でですか?」

 「これは個人的に閃いたんだが朝比奈にはクリスマスの曲を弾いて欲しいんだ。」

 「そういうことですか。なら任せてください。」

 「そういう理由なら問題ないな。進路も決まったしな。いいよな?真人」

 「ああ。」

 この件については美知留に報告しておいた。

 当日は映画研究会の用意してくれた映像や朝比奈の演奏で大成功に終わった。

 後日美知留と俺で今回協力してくれた人たちに美知留と俺の手作り料理で簡単なクリスマスパーティーを開いた。

 「今日は皆さん来てくれてありがとうございます。今回の一件では皆さんのおかげで大成功を収められました。皆さんには感謝をしてもしきれません。そこで今回はレイとアタシでささやかながらクリスマスパーティーという形でお礼をさせていただきます。」

 「今回はありがとうございました。乾杯!」

 「「「「乾杯!」」」」

 今回集まってもらったメンバーは10人以上になった。これだけのつながりのあるみんなはすごいなと思った。そんな12月半ばの出来事だった。

 




今回は聖櫻劇場をベースに作成しました。楽しんでいただけましたら幸いです。
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