ガールフレンド(仮)君と過ごす学園生活   作:QUEEN

40 / 55
お待たせしました。今回のタイトルには少し悩みました。それでは本編をどうぞ。


春の訪れに待つもの

 ホワイトデーが近づく中俺は美知留からもらったバレンタインのチョコのお返しを聖櫻モールで悩み続けていた。

 「おいおい礼二。お前これで何日目だ?」

 「悪い恭介。去年はマカロンだったから同じものを渡すのは躊躇われたから悩んでいるんだ。」

 「あら礼二君に恭介君じゃない。」

 「ああ、望月先輩に有栖川先輩。偶然ですね。」

 「ここにいるってことはホワイトデーのお返しを探しにって所かしら?」

 「はい。」

 「あらあら礼二君は学校の勉強はできても女の子の勉強は苦手みたいね。」

 「返す言葉もありません。」

 「美知留ちゃんなら前に手荒れに悩んでハンドクリームとかを買っているのを見たわ。」

 「なるほど。であったら薬局とかでハンドクリームや保湿ローションとかですかね?」

 「もーおバカー。それだけじゃあ40点よ。他にも美容用品とかをあげたらどう?彼女には常に可愛くいて欲しいでしょ。」

 「となると缶のリップとエッセンシャルオイルもつけ足しておくか。」

 「それでもギリギリの合格点ね。でも礼二君にしてはいいチョイスね。」

 「望月先輩。これ以上礼二の心をえぐるのはやめたげて下さい。礼二のライフはゼロに近いので。」

 「アドバイスありがとうございました。」

 「女の子を悲しませるのは私が許さないからね。」

 「礼二君も恭介君も当日は頑張ってね。」

 「ありがとうございました。望月先輩、有栖川先輩。」

 

 

 ホワイトデー当日になって俺は美知留と登校した。

 「レイ。今日は何の日ですか?」

 「ホワイトデーだろ。ここで3月14でゴロで再試の日なんて言ったら後が怖いからな。」

 「そうですよー。それに今回はアタシは再試にはなりませんでしたし。レイの力を借りずで。成長を褒めて下さいよー。」

 「はいはい。よー頑張った、よー頑張った。そんな頑張った美知留にはホワイトデーのお返しをあげよう。」

 「いよっ待ってましたー。」

 「ほいこれ。」

 「開けてもいい?」

 「ああ。大したものではないがな。」

 「色々入っていますね。全部美容に関係のあるものばかり。」

 「一週間近く悩んで偶然通りかかった望月先輩と有栖川先輩からのアドバイスや俺の意見へのダメ出しを何度も喰らいながら選んだ。大切に使ってくれると嬉しいかな。」

 「レイ…。そんなに真剣に考えてくれたんだね。ありがとっ!大好き!!チュッ」

 「朝からテンション高いな…。それに周りからかなり見られていたぞ。」

 「ごめんなさーい!」

 「朝からめっちゃ恥ずかしい思いをするとはな。ハア…。」

そんなホワイトデーの日の登校の道のりでの出来事だった。

 

数日後俺たちは3年の卒業式直前の追い出しライブを行った。春の曲や卒業をイメージした曲を中心としたセトリで今回は組んだ。タイムテーブルではちょうど真ん中くらいだった。俺たちの番が終わってから小牧先輩、西沢先輩と少し話をした。

 「そういえば先輩たちはエスカレーターで聖櫻大学でしたっけ?」

 「ああ。俺は商学部で靖は教育学部。靖は保育士資格や教員免許を取ってそういう系の仕事に就きたいみたいだ。」

 「次世代を育てるって凄いですね。西沢先輩。」

 「なーに。俺のうちの弟や妹で慣れているから適性があると思って選んだだけだ。」

 「バイトの方はどうするんですか?今のところを辞めてしまうんですか?」

 「いや、続ける。大島さんには世話になっているしな。それに大学生になったら夜勤もできるからガッツリ稼げる。それだけでもワクワクするぜ。」

 「いいですね。夜勤ができるなんて。俺も早く稼ぎたいですよ。」

 「一足先に行ってるぜ。」

 「マサー。ちょっといい?」

 「どうしたんだ玉井?」

 「ほら忍。いつまでモジモジしているの?早くバシッと決めなさい。」

 「麗巳。これで関係が終わっちゃうかもしれないと思うと怖いのよ…。」

 「その時はその時でしょ?」

 「もう麗巳。失敗したら一生恨むからね。絶交だってするんだから。」

 「話が全く見えないんだが…。」

 「ってわけでヤス、マサ借りるねー。」

 「ああ。」

 「小牧先輩玉井先輩に連れて行かれましたね。目的はアレですかね?」

 「ああ。アレだろうな。」

 

 

 「あ、戻ってきましたね。小牧先輩は笑顔で九重先輩は泣いている。」

 「ヤスありがとね。成功だよ。」

 「そうか。」

 「それだけ?」

 「俺に何を望んでいるんだ?そして何が言いたい?」

 「祝福してあげなよ。友達なんだからさ。」

 「二人の間に入るのは無粋だからな。二人だけの世界に浸らせてやりたい。」

 「良かったね忍。おめでとうそしてありがとうマサ。」

 ここでようやく察した。九重先輩が小牧先輩に告白して了承してもらったんだなと。

 

 その後のバイト先の打ち上げで色紙を俺と恭介は小牧先輩、西沢先輩に渡す担当になった。去年は渡す人はいなかったが少し緊張した。

 

 その二日後卒業式で、俺たちは最終学年となることと進路へのプレッシャーで身が引き締まる日となった

 




今回は先輩たちの登場が多い回になりました。前回よりは上手く書けた気がします。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。