ガールフレンド(仮)君と過ごす学園生活   作:QUEEN

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今回の主人公は恭介です。それでは本編をどうぞ。


過去のつながりはいつ役に立つかはわからない

 今日は池袋にある浅野先輩のレコード会社で一日職業体験をすることになった。

 「おはようございます。そしてお久しぶりです。浅野先輩。」

 「おー久しぶりだな。天才ドラマー、そして優等生の真島。お前らの活躍はかねてより聞いているぞー。」

 「恐れ入ります。浅野先輩こそ凄いじゃないですか。今注目の学生実業家浅野修二として雑誌に載っているのは少し前に本屋でちらっと見ましたけど。」

 「あーあれか。昔高校の頃に天才ギタリストとして学園側にしつこく雑誌の取材が俺に会いたいと来ていたからその時のつながりで今もよく来るんだよなー。あの人は今みたいな感じに。それが原因で俺はステージにあまり立たなくなったしな。あまりにもそういう取材系がしつこかったから。今回のも何度も泣きつかれて渋々受けたものだし。そういうことから今は見込みのあるバンドをスカウトして俺の起業したレコード会社がいくつかあってジャンルごとにレコード会社で振り分けてその中でメンバー一人をマネージャー兼で俺のレコード会社に社員として入社させて直接メンバーとやり取りするようにしている。今は俺が設立したレコード会社は4つあるけどいずれはマネージャーで社員やっている奴で見込みのある奴に社長任せて俺が会長になるプランを立てている。レコード会社ごとに利益を競わせていこうってのもあるしな。」

 「今のところあるレコードはどんな感じなんですか?」

 「今のところロック系はアースレコード。ガールズバンドはヴィーナスレコード。メタルやV系はマーキュリーレコード。パンクやメロコアはマーズレコードって感じだな。そこからいずれまたレコード会社は見込みのあるバンドで該当しないジャンルがあったら増やす予定だな。」

 「とりあえず真島には今回は午前中はデータ入力やメールのやり取り。午後は所属バンドと打ち合わせの体験。夕方からライブハウスに行って実際にステージを見て聞いて見込みのあるバンドへのスカウトをやってもらう。うちの会社が始業が遅くて終業も遅いのはそのためだな。」

 「承知しました。ビジネスマナーに関しては少しかじっておきましたが至らぬ点はご指導お願いします。」

 「真島は見かけとは違って真面目ちゃんだねー。そんなにかしこまんなくていいって。体験なんだから。まあいずれ真島のバンドをスカウトした際には真島に入ってもらうのもアリかもしれないな。」

 「その際にはよろしくお願いします。」

 「とりあえず真島に体験してもらうのはほぼ同じ畑のマーキュリーレコードだな。真島の顔を覚えてもらってお得だろ?」

 「はは…。ありがとうございます。」

 俺はまずは所属バンドから来ていたメールの確認から始めていった。ビジネスマナーや文章の確認は浅野先輩にしてもらった。

 「真島は優等生なだけあってほぼなんでも器用にこなせて助かるわー。訂正箇所もここまでゼロだと教えることがなさ過ぎて別の意味で困るなー。もうちっと面倒見させてくれよ。」

 「とはいっても普通にやっていてこれですから何とも…」

 「まあそれだけ真島が人として立派に出来上がっているってことだな。さてそろそろお昼休憩としよう。おすすめのラーメン屋があるからそこにしよう。俺が奢る。」

 「すみませんね。何から何まで。」

 「気にすんなって。未来の見込みのある若い者にはいくらでも投資するのが俺のスタンスだからな。」

 「俺と二個差じゃないですか。」

 「細かいことは気にすんな。先輩が奢ってやるって時にはごちそうさまですと感謝して奢られるのがかわいい部下ってもんだからな。よく覚えておくように。」

 「はい。ありがとうございます。」

 食べに行ったラーメン屋は凄く美味かった。この辺のライブハウス使うならここで飯済ませるのはアリだと思えた。

 

 「午後はこれから打ち合わせでバンドが来るからその席に同席してもらってどうやってやっていくのかを見学してもらう。」

 「はい。」

 

 「失礼します。」

 「お疲れさん。先日話した取材の件誰を代表にするか決まったか?」

 「はい。今回のコンセプトは夏をテーマにということから肝試しなどから着想を用いて学生時代に肝試しで驚かす役をやったギターの悠斗に取材を担当してもらいます。」

 「悠斗か。あいつならコミュニケーション能力や人間力はあるから問題なさそうだな。今後そっちのバンドで取材に出したら問題がありそうなのはドラムの健だな。あいつのコミュニケーション能力の低さはどうにかしないと今後辛くなると伝えておいてくれ。」

 「はい。悪い奴ではないんですけどね。ただ初対面にはかなり人見知りをしやすいものなのでその辺をどうにかしておきたいところです。実力は高いのにもったいないと思っています。ところで隣の学生さんはどちら様ですか?」

 「彼は学生時代の後輩で今回職業体験で来ている真島だ。自己紹介を。」

 「聖櫻学園三年真島恭介です。現在は先日始動ライブをしたchaostormのドラムをやっています。」

 「あー!あのバンドか。バンドコンテストの上位者で結成したって話題になっていてドラムの繊細な強弱の演奏やその時同時に始動ライブやっていたabsolute zeroのボーカルもすごかったな。」

 「absolute zeroのボーカルもうちの学校の生徒でコンテストでは一緒にやっていたやつですね。」

 「君たちには期待しているよ。いつか一緒のステージで対バンできる時を楽しみにしている。」

 「ありがとうございます。」

 この後いろいろ訪問したバンドといろいろ打ち合わせをして打ち合わせの体験は終了した。その後ライブハウスに行ってスカウトするバンドを見たがいまいちピンとくるバンドがなかったのは残念だった。ただ俺にとってはいろんな演奏を聴いて負けていられないなと改めて思った有意義な一日となった。

 




実際にこういうことがあるかはわかりませんがファンタジーと割り切ってもらえると幸いです。
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