ガールフレンド(仮)君と過ごす学園生活   作:QUEEN

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お待たせしました。現実がバタバタしていましてようやくの更新です。それでは本編をどうぞ。


勝利の美酒はどんな味?

 美知留の商店街でのライブから数日後11月に入り授業も演習になってきて受験ももうすぐかと思いながらトイレを済ませて教室に入ると校内放送が流れた。

 「3年C組の九条礼二君、真島恭介君職員室に来てください。」

 「レイ、何かやらかしたんですか?」

 「まさか。俺も思い当たることは全くないんだよなー。とりあえず行ってみるわ。」

 俺は校内放送の呼び出しに従って恭介と職員室に入った。

 「「失礼します。」」

 「よく来たわね九条君、真島君。なんで私が呼び出したか心当たりはあるかしら?」

 「いえ全く。」

 「まあそうよね。とまあ回りくどいのはなしにして単刀直入に言うわね。先生方で話し合って二人には皇龍学院大学への指定校推薦枠として推薦状を出そうと思います。良かったら受けてみてほしいっていうのが先生の中であるんだけどどうかしら?」

 そう祐天寺先生に聞かれた。

 「俺は筆記試験で皇龍学院を受けたいのが素直なところです。」

 「でも先生も誰でもいいわけではないの。日頃の模試や定期試験の成績や授業態度を考えて二人が相応しいって先生方で満場一致だったから言っているの。それにこの指定校でダメだったとしても筆記を受けるチャンスがあるんだから受けてほしいなー?」

 「わかりました。確かに確率は少しでも増やした方がいいですから受けてみようと思います。」

 「俺も礼二と同じく受けてみます。」

 「それなら明日からその対策でビシビシやっていくわね。」

 「お、お手柔らかに…。」

 「後指定校推薦のことは誰にも話さないように。」

 「はい。」

 

 そこから半月くらい祐天寺先生のもとで指定校推薦の対策は行われた。その一か月後の合否発表で俺と恭介は合格した。俺は文学部で恭介は理工学部だった。日本でも私立でトップクラスの皇龍学院に受かったのはクリスマス間近で最高のクリスマスプレゼントになった。

 

 

 「レーイッ。おはよ。最近は冷えてきましたね。スカートだとこういう時に男子が羨ましいですよ。」

 「夏はそっちは涼しそうでいいけどな。」

 「そこはありがたいですけどね。あっそうでしたそうでした。レイに報告があったんでした。」

 「何だ?」

 「この度アタシ戸村美知留聖櫻大学教育学部に合格しました!そこで保育士や幼稚園の先生の資格を取ります。ちなみに神崎君もアタシと同じく児童学部ですよ。」

 「この前の聖櫻学園でやった全生徒対象の試験でそこに受かるだけの点数とって面接で合格したって感じか。」

 「その通りです。流石レイ。」

 「美知留も筆記試験で突破できるようになったとは成長したな。」

 「もっと褒めてくださーい。」

 「あまり褒めすぎると調子に乗りそうだからこれくらいで。」

 「まあいいですけどね。話は変わりますけどクリスマスパーティーを恭ちゃんと神崎君と天霧君と上条さん、風町さん、花房さんも誘ってやりたいんですけどどうですかね?」

 「美知留。今年もいつもの保育園に行くんだろ?予算とかは大丈夫なのか?」

 「ふっふっふそんな質問アタシはお見通しですよ。一応今年はコスプレイベントセーブしていましてアルバイトはシフトを少し減らしながらもやっていたのでお金は少し貯蓄があるんです。それにクリスマスパーティーをやりたいって言ったらお母さんが友達もたくさん呼んでアタシの家でやったらどうかって言ったもので。恭ちゃんや神崎君、天霧君も誘おうと思ったんですよねー。天霧君や神崎君誘えたら上条さんや花房さん、神崎君と料理がそこそこできる戦力も増えますしおすし。」

 「市販でもよくねーか?」

 「レイ。作った方が安上がりですしたくさん食べられるんですよ?それにアタシはレイにアタシの作った料理を食べてほしいんですよ。そこの乙女心はわかってほしかったですねー。」

 「そっか。それは失礼。」

 「とりあえず恭介と悠とルイに相談してみる。」

 「よーっす。」

 「おお恭介、ちょうどいいタイミングで。」

 「「俺らもいるぞ。」」

 「ルイと悠に風町、花房とるいも来たか。」

 登校中の最初の話題は先日の聖櫻大学付属試験になった。

 「聖櫻大学の付属試験あったけどお前らはどこ行くんだ?」

 「私は聖櫻大学の医学部。」

 そうるいは答えた。

 「俺は就職だな。」

 「ルイお前就職するのか?」

 「ああ。もう秋くらいには決まっていた。ちなみに就職先は警察だ。新桔梗が丘署の方でこれまで何度も感謝状をもらっていたことから評価されてぜひ来てもらいたいといわれてな。」

 「さすが不良や犯罪者の取り締まりのバイトでの検挙率トップ…。」

 「お前が味方で助かったぜ。」

 「俺は戸村と同じ聖櫻大学の教育学部。保育士資格や幼稚園教諭の資格を取ることを考えている。ゆーちゃんはスポーツの専門学校に行くらしい。でもゆーちゃん体育の先生になるとは思えないから何やるん?」

 「ゆーくん、私が学びたいのはダンスについてです。そこからはまだ考えていないけど通いながらゆっくり見つけたいなって思っています。」

 「そっか。やりたいことが見つかるといいね。」

 「はい!」

 「私は聖櫻大学の芸術学部で音楽について学ぶよ。」

 「陽歌らしいな。」

 「そういう風に聞いている礼二とまだ回答していない恭介はどうなんだ?」

 「俺と恭介は皇龍学院大学に合格したからそこだな。俺は文学部で恭介は理工学部。俺は学芸員と司書の資格を狙っていて恭介は教員免許だっけか?」

 「ああ。俺も礼二もバンド失敗した時に備えて資格は持っておこうと思ってな。」

 「流石は恭介君と礼二君。備えあればなんとやらだね。」

 「備えあれば憂いなしな。陽歌。」

 「えへへー。そうだったね。」

 そして美知留が俺に話したクリスマスパーティーの企画を話した。

 「いいねー。私も恭介君と参加したーい。いいよね恭介君?」

 「ああ。」

 「ゆーちゃん俺たちはどうする?」

 「わ、私も参加したいです。」

 「なら決まりだね。」

 「後潤君と愛ちゃんのことどうするか決めないとね。」

 「それについてはお母さんに聞いておきますね。」

 「るい。俺たちも行く?」

 「もちろん。料理できる人はいた方がいいしルイ君の胃袋をつかみたいしね。」

 「るい。胃袋は直接はつかめないけどどういうことだ?」

 「ルイ君。少しは勉強にも力を入れてほしかったわ…。取り締まることや体鍛えて脳みそまで筋肉なの?」

 「みんなを守れればそれでいい(キリッ)」

 「決まってないぞ。ルイ。」

 「うっさいわ!」

 

 

 こうしてクリスマスパーティー当日分かれて買い出しに行くことになった。美知留とるいが料理の食材、ルイはその荷物持ち、俺は肉屋でチキン、恭介と風町は飲み物、悠、花房は飾り付け用の装飾を買いにそれぞれ向かった。食材組と飲み物組に分かれたのはそれぞれ別で安い店が異なっていたからだ。

 「戸村さん。何を買うの?」

 「お米は行く前にたくさん炊いておいたので後はお刺身、クリスマスケーキの材料、後はレイと恭ちゃん、風町さんが飲み物を買ってくる手はずになってます。」

 「戸村さんお寿司握ったりケーキ作ったりできるの?初めて知って驚いたわ…」

 「まあアルバイトでお寿司屋さんやケーキ屋さんでアルバイトしていましたからこれくらいはって感じですね。アルバイトしたお金はコスプレに全部使ってましたけど。」

 「学業はそこまでだった分社会経験はかなりあるのね。学校以外にも学ばないとよね。」

 「良い客もいれば、悪い客も何人か見てきましたから。学校での勉強はそこまでですけど社会勉強はたくさんできましたね。このおよそ三年間で。」

 「他にどんなアルバイトをしてきたの?」

 「引っ越しやピッキング、居酒屋、コンビニとかいろいろですね。ファミレスでもアルバイトしていたので料理スキルもたくさん身に付きましたし。お母さんからは家事出来ることについては少し感謝されましたし。ただ成績についてはいろいろ言われましたけど。」

 「そうなのね。礼二君や恭介君も別ベクトルですごいけど戸村さんも凄くて尊敬するわ。」

 「ってわけでお料理に関してはバイトクイーントムトムミッチーにお任せあれってわけですよ。」

 「私も負けないからね。台所は女の子の戦場だってことわからせてあげるから。」

 「宣戦布告したこと後悔しないでくださいね?」

 

 

 一方その頃の礼二達

 

 「骨付きのチキンとフライドチキン半々くらいで買おうと思っているけど二人的にはどうだ?」

 「良いんじゃねーか?」

 「私もいいと思う。二人でシェアし合えた方がいいと思うし。」

 「それじゃそれで行ってくるわ。」

 

 「恭介君、飲み物はどうする?」

 「シャンメリーとお茶とコーラかサイダーで良いかなとは思うけどどうかな?」

 「炭酸飲料以外のジュースも買っていく方がいいかもね。」

 「そうだな。そうするか。」

 

 

 その頃の悠

 「小さいクリスマスツリーとクラッカーくらいでいいですか?」

 「クリスマスツリーだと処分するときに困りそうだよなー。」

 「ゆーくん、戸村さんに聞いてみましょう。」

 

 

 「もしもし戸村?装飾品どうする?輪飾りとかクリスマスツリー飾るとなると処分が大変そうだからクラッカーだけでいい?」

 「片づけは考えてなかった…。クラッカーだけにしましょう。」

 「了解。」

 

 

 「ゆーちゃん、クラッカーだけに決まった。」

 「わかりました。それじゃあクラッカーで散らからないタイプのものにしましょう。」

 「そうだね。」

 

 

 その後全員美知留の家で合流して美知留、るい、花房、悠の四人で料理を始めていた。ほぼ美知留のバイト経験の賜物による独壇場となっていた。

 

 「それでは皆さんクラッカーは持ちましたか?」

 「全員持っているぞ。」

 「それでは皆さん受験お疲れ様でした。合格おめでとうございます。そしてメリークリスマス。」

 「「「「「「「メリークリスマス。」」」」」」」

そういってみんな一斉にクラッカーの紐を引いた。

 「レイ。このお寿司アタシが握ったんですよ。お酢の適度な酸味も上手く調節しましたから食べてください。」

 「そうなんだな。それじゃあいただきます。」

 そういって俺はマグロの寿司を取って食べた。

 「ゴクリ…」

 「美味いな。アルバイトで身に着けたのか?」

 「ふっふっふもちろん。コスプレのためにバイトたくさんしてきた経験がようやく報われましたよ。アルバイトによって得たお金でのコスプレ以外にも経験でレイに喜んでもらえてアタシは満足です。」

 「そういう社会経験やバイト経験では美知留に完敗だな。将来はいい嫁になりそうだな。」

 「アタシはレイのお嫁さんになりたいのでこれからも一緒ですよ?これからもよろしくお願いしますね将来の旦那様?」

 「礼二。戸村支えるためにもバンドを有名にしないとだな。」

 「ああ。組んだことを後悔させないバンドにする。」

 「俺も負けないからな。礼二、恭介。」

 

 こうして彼女の料理と夢への決意を固めたクリスマスパーティーであった。

 




今回で高3の12月の時間軸です。予定だと残り3話で高校編は終了してそこから大学生編に入ります。ただ大学生編に入ると同級生は恭介以外の登場は減りそうです。ただヒントとしてはガールフレンド(仮)の先輩キャラや一部のキャラは同じ大学に出す予定と伝えておきます。
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