ようこそ史上最悪の詐欺師さん   作:時雨日和

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最近書くことに関して調子の良い私

最新8巻を読んで見ました。やっぱり軽井沢さん可愛いですね!!


天花乱墜

ある日、道端で車に轢かれて死んでいる猫を見つけた。普段なら即座にスルーするんだが、最近の事を思い出して俺は吹き出した。

面白いよな、人間って生き物は。どれだけ人気があってついこの間までチヤホヤとされてても何か1つでも粗を見つければそこにつけこんでくる。

 

(お前も俺と同じなんだな)

 

よく動物に同情するのは良くない。でもこれはだっ同情ではないだろうな哀れみなのだから。

だからという訳では無いがこれから卒業式へと赴く俺の考えを変化させた。

 

これがその学校全てを地獄と化した事件のきっかけだった。

そんな事がきっかけだった。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「待ちなさい四月一日君」

 

1つの会合を終わらせた俺の事を止める1人の美少女。堀北鈴音は止める。

 

「なんだ?」

 

「さっきの…どういうことなの?」

 

聞きたいのも最もだよな。

 

「さっきのってのは?」

 

というわけでとぼけてみた

 

「とぼけないで。悪いけどさっきの会話聞かせてもらったわ、どうして自分が優待者だとバラしたの!?」

 

「盗み聞きか?良い趣味してるな」

 

「いいから答えなさい!あなたはどんな事をしたか分かっているの?!」

 

「ああ、分かっている。分かっている上で聞きたいがお前は今回の試験の本質…いや、違うな、全部の組の全部の優待者は分かったか?」

 

「質問をしているのは私よ」

 

「まあ、落ち着けよ。お前もしかして何か茶柱先生に聞いたんじゃないか?」

 

「…ええ、聞いたわ。あなたの編入試験の結果をね」

 

「ふーん。まあ、個人情報どうのとかは気にしないけど…」

 

「筆記試験は全科目満点、体力テストもただ1つを除きどのスポーツのエースを軽々と抜き去る程の実力を持ち、判断力協調性においても優れている。

と、茶柱先生からは聞いているわ」

 

「ははっ、めちゃくちゃ褒めらたな」

 

「これを踏まえた上で茶柱先生は私にこう言ったわ

『綾小路とは言い方を変えるぞ。堀北、四月一日はお前よりも優秀だ』と」

 

「ふーん…それで?」

 

「確かに聞いた限りでは私よりも、いいえ、この学校の誰よりも優秀かもしれないわ。でも、私は信じてないわ。私は私がこの目で見たものしか信じない」

 

「………………」

 

絶句した。ああ、今まで短い人生を生きていたけどその中で最長の長さ絶句した。

 

「ふ…ふふ、ははは、あはははは!!」

 

人間は不愉快を通り越すと愉快になるらしい。初めて知った。

いや、しかし、俺は馬鹿にされることに関しては全然気にしないでタイプ何だけどな。何故だろうな、この堀北鈴音に関してはどうしても苛立ってしまう。

…多分挑発的な行為、言動だとは思うんだけどなぁ…乗るか?俺のストレス発散も兼ねて。

 

「黙ったり、笑ったり忙しいわね」

 

「いやなに…俺は随分とお前に見下されているだなと思ったら笑えてきたんだよ」

 

「……」

 

ここで俺の思考は『この場での堀北鈴音からやり過ごす』から『堀北鈴音を徹底的に叩き潰してみる』に変わった。

 

「さっきも聞いたが、全部の組の全部の優待者を堀北は知ってるか?」

 

「…いいえ、でもそれは他の生徒も同じ」

 

「俺は全員知っている」

 

「え…?」

 

「もちろん法則性も導き出した。とある1人に自分が優待者だと聞いてからな」

 

「…嘘ね」

 

「その回答を押し通すつもりならお前は地の底に堕ちることになるが?」

 

「何が言いたいの?はっきり言ったらどう?」

 

目に見えて堀北の機嫌は悪くなる。

 

「まあ、いい。次に無人島試験。

あの最後の作戦考えたのは?一応お前ってことにはなっているが?」

 

「あれは…私ではないわ」

 

「そうだろうな。なぜならあれを考えたのは俺なんだからな」

 

「それこそ嘘よ!あれは、綾小路君が」

 

「俺が清隆に指示して動かした。なぜ清隆にしたかは特に理由はない。ただその時近くにいたからだ」

 

「でも…」

 

「…なあ、堀北。あの時のお前の作戦はなんだ?何がしたかったのか俺には理解できないんだが?」

 

「……」

 

「澪が来た後何か澪と接触したか?澪が無線機を持っていた事を知っていたか?澪がカメラを持っていた事を知っていたか?最後の澪を追ったあとの事を考えていたのか?どうだ?お前は知らない奴から見ればDクラスを勝利に導いた優等生だが、俺のように知っている奴から見ればあの時のお前は足を引っ張った邪魔者以外の何者でもない」

 

「そんな……」

 

堀北は唇を噛み締め、苦悶と悔しさ、悲しみと憎悪を俺に向けた。

愉悦

 

「分かったか?堀北。これが俺とお前との差だ」

 

「あなたは…何が目的なの?」

 

俺はその問にいつもの万人受けする笑顔をした。

 

「はは、決まっているだろ堀北。Aクラスになる事だ。ただ勘違いはするな、誰の為でもないこの俺自身のためだ。最悪過程は関係ない、最終的に俺がAクラスに入り決められた将来をつかみ取ればそれでいい」

 

「なんて事を…あなた、最低よ!」

 

「ああ、俺もそう思う。だからそうならないようにどうにかしろ。俺のみに頼っていたらクラスは崩壊するぞ?それに、俺の邪魔をするようならお前の言葉を受け付けない。ただ、話を聞かないというわけでないから安心しろ」

 

「…分かっているわ。今の話を聞いて私はあなたの力は借りない…自分の力で」

 

「…堀北。これだけは言っておくけど人間なんて弱い生き物は1人じゃ生きていけないぞ?お前はそこら辺を勘違いしている。1人でなんて出来るわけがない、俺だって力を借りるのだからな」

 

「…」

 

「洋介からの協力にも応えてやった方がいい。保守的な考えだが、クラスの事を誰よりも考えている。それに人望もある。洋介と協力的になれば、洋介の力で他のクラスメイトの力も借りられるからな」

 

俺は堀北を残し、その場を去ってから携帯でメールを打ち送信した。その瞬間携帯にメールが届いた。

 

『子グループの試験が終了いたしました。子グループの方は以後試験へ参加する必要はありません。他の生徒の邪魔をしないよう気をつけて行動して下さい』

 

終了だ。さてと、おや?今読んでいるあなた。不思議ですよね?なんでこんな所から始まっているのか。

そうだよね。不思議だ。俺もそう思う。でも、仕方ないんだ。だって俺の試験はもう終わったんだから何も面白くない。

 

あ、でもそう言えば話してなかったね。堀北が聞いた会合での話。いい機会だからその話を聞かせてあげるよ。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

今回の試験、簡単に言えば干支になぞらえた12のグループに各一名ずつ『優待者』を見つけるというシンプルな内容だ。

 

そのうち結果が4パターンある。

1つは、グループ内の解答が全員正解だった場合全員にプラべートポイントを支給する。そして、優待者はこの結果に導いた褒酬として倍のポイントを得られる。

2つめは、解答の内1人でも不正解、未解答があった場合優待者のみがプラべートポイントを得る。

3つめは、試験終了前に正解を当てた場合正解者のクラスにクラスポイントを得られ、プラべートポイントを正解者は得られる。また、優待者を見抜かれたクラスは逆にクラスポイント失い。

4つめは、試験終了前に答えて不正解だった場合回答者のクラスのクラスポイントを失い、優待者のクラスなクラスポイントを、優待者本人にプラべートポイントを得られる。

 

そして俺は同じグループのAクラスの生徒を呼び出した。

 

「四月一日、こんなところに呼び出して何のようだ?」

 

「いやなに、今回Aクラスは翔に狙われているからなその忠告と1つ提案があってね」

 

「翔とは龍園か?それなら心配いらない、こっちには葛城さんがいる。余計なお世話だったな」

 

「まあまあ、本当に康平の力だけで勝ち上がれると信じているのか?」

 

「お前…葛城さんを馬鹿にしているのか!?」

 

「怒るなよ。知っているぞ?お前、実は康平の事を何一つとして信じてないだろ?坂柳派の君ならね」

 

「…どうしてその事を知っている?」

 

「俺に知らないことはないんだぜ?それで、提案は聞くか?」

 

「…聞くだけ聞いてみよう」

 

「…まあ、いいか。この情報を聞くにはポイントを貰うが?」

 

「参考までに幾らか聞いておこう」

 

「50万ポイントだ」

 

「はっ、バカバカしいな。誰がそんな高額な買い物をするものか、断らせてもらう」

 

「本当にそれでいいのか?」

 

「何が言いたい」

 

「この情報でお前は確実にこの試験に勝利することが出来る」

 

「…優待者が分かったのか?!」

 

「ああ、そうだ。どうだ?確かにこの取引ではお前に得は少ないかもしれないが、結果だけ見るならお前は勝ちを得ている。クラス内でも優位に立てるぞ?」

 

「…葛城さんに相談させてもらえるか?」

 

「いや、今ここで決断しなければこの話はなしだ」

 

「そんな…しかし…」

 

「まあ、確かにいきなりこんなことを言われて、しかも50万払えなんて出来るわけないよな。だから、前金で1割の5万を払ってもらう。それでお前が俺の情報で優待者を当てることが出来たら約束通りの残りの45万を渡してもらう。もし、その前に誰かが裏切り試験が終了した場合には残りは払わなくても良い。どうだ?」

 

「確かに俺にとっては悪くない…」

 

「1つ、条件としては解答するのは次の日の集まりが終わってからだ」

 

「本当にお前を信用していいんだな?」

 

「それはお前次第だぞ?それと、運次第ってのもあるしな。誰かが早まって答えるかもしれないしな。ただ、これを受けなければ俺はこの試験に勝つけどな」

 

「…分かった。払うよ」

 

そして俺は前金として5万ポイント貰った。

 

「というわけで優待者だが……四月一日千里。俺が優待者だ」

 

「!?本当か!?」

 

「ああ、ほら。これが証拠だ」

 

俺が見せたのは優待者に送信される優待者を示すメールを見せる。

 

「…本当のようだな」

 

「うん」

 

「………分かった。明日の集まりの後でいいんだな?」

 

「うん」

 

それからその生徒は無言で俺の元を立ち去った。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

うんうん、俺と取引をするなんて命知らずにも程があるよね。

 

当たり前だが、俺は優待者ではない。じゃああのメールは何なのかだろ?あれは本物を似せて作った偽物だ。

 

まさか、Aクラスの生徒が引っかかるとはね。どうだったのかな?今回は割と簡単なシナリオだったからバレると思ったからな。

良かった良かった。ちゃんと約束を守るようなやつで。

 

ごめんね。これが俺の本職なんだよね。




今回はかなり特殊な書き方をしてみました。そして、申し訳ありません。原作と同じ流れと言いつつ何かよく分からない書き方をして申し訳ありません。

ただ、こんな感じでも大丈夫だったり、おかしいだろとか思ったら感想等お願いします。お叱りも受けます。お叱りを受けた場合このような原作流れぶち壊しはやめて基準通りに進めていきます。
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