ガンダムアーキテクトレイヴンズ   作:人類種の天敵

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コンビニでケンプファーの食玩を買いました。
一目惚れでした、気付いたらお会計が終わってました。
内容はケンプファーにジャイアントバズ×2とショットガン×1でした。
そこはショットガン二個持たせるとかチェーマイン装備してくれよ……と少し残念でしたが結果的に良い買い物をしたと満足です。
ジェスタの食玩が欲しいです(切実)


生まれ変わったイレギュラー

おぎゃぁ、おぎゃあ

 

病室に響く赤ん坊の泣き声。

ベッドの上で幼子を抱いて優しくあやす女性と、瞳に涙を滲ませて笑顔で笑う男性は産まれてきた我が子を祝福していた。

赤ん坊はその小さな体から想像もつかぬ大声で泣き喚いているが、男と女はその姿にどこか違和感を感じて首を傾げた。

 

 

おぎゃぁーおぎゃぁー(棒)

 

 

ーー赤子は、先ほど生まれたにもかかわらず、何かを悟ったような達観した表情と平坦な声音で泣いていたのだーーーーー……

 

 

 

マジか。

白い病室。

上半身裸で胸を出した女、いい歳してはしゃぎにはしゃいでいる男を視界に収めた時。

目を見開いて独りごちた。

まさか、こんなことがあるなんて……と。

 

「……この子泣かないわね」

 

「たしかに。目もどこか腐ってるというか……」

 

(何が悲しくて全裸の俺が泣かなきゃいけないんだよ)

 

ムスッと仏頂面した俺に女と男が首を傾げて言うが、それはある意味当たり前だ。

何故なら俺は、前世の記憶を持つ赤ん坊だからな。

 

「おぎゃー(棒読み)」

 

しかし記憶を持ったまま赤子の姿になるとは、一体どう言う因果だ?ここが地獄ってわけじゃなさそうだし。

呼吸と一緒にため息をついて先ずは情報収集が先か考えたが、どうやら赤子の体は不便なもので直ぐに眠気が回ってきたのでもう寝ることにした。

次に目が覚めた時にまた考えればいい。

 

「ふふ。おやすみ、私達の可愛い坊や」

 

「いっぱい寝ていい子に育つんだよ?」

 

薄目で捉えた両親の笑顔を最後に、俺の意識は眠りについた。

 

 

 

 

 

2ヶ月後

 

「さあおっぱいの時間よ」

 

「おぎぁ………」

 

「ん?テンション低いわねー」

 

いや、それはそうだろう。

頰に押し当てられた乳房に辟易した仕草で吸い付く俺。

生後1、2ヶ月であるものの、二十代〜三十代(自分の歳なんて興味なかったから覚えていない)の前世の記憶を持つ俺にとって両親への赤ちゃんアピールなど絶望以外に表現は無い。

しかしあまり泣くこともない俺に両親が訝しげな目で見てくることにも耐えられないので嫌々赤子の真似事をしているわけだが。

 

「ほんとこの子って世の中に疲れましたって顔してるわね……。一体この子に何があったの」

 

既に疑問の目を向けられていた、畜生。

 

「あっばばば。あばぶ」

 

無心だ、無心で吸うんだ。

俺の母親こと烏丸ショウコの乳房を掴み、早くこの時間が終わればいいのになんて考えながら赤子に課せられた授乳の義務を果たしていく。

 

「ん、んんっ……!?はひっ、こ、この子。吸い方が上手いっていうか……吸い方を分かってるっていうか……///」

 

当たり前だ、前世で何人女を抱いてきたと思ってる。

かの名家のお嬢様に家畜同然のペット、気安くワンダフルボディな戦友。

さすがに相棒のBBAには手を出さなかったが、あいつ年齢に対して容姿が比例してないからな……年齢を知らなかったら襲ってたと思う。

まあ、そんな感じで?女性の扱い方に関してはかなり自信がある。

母親を悦ばせるなんてあまりにも不毛だけど、身体が覚えてるからシカタナーイ、シカタナーイ。

 

「は、はぁ、はぁ……。た、耐えれたけど。こんなんじゃ駄目ね。赤ちゃんに吸われたくらいで欲求不満を覚えるなんて………よし!」

 

ショウコは握りこぶしを作って笑った。

その時の目がまるで野獣のような鋭い眼光であり、俺はふと、前世で関係を築いた女性リンクスは軒並みこんな目をしていてたのを思い出した。

 

 

『実は良いお茶が入ったんです。ふふ、美味しいですか?……体が、熱い?……でしたらこれからリリウムの寝室に行きませんか?……ふふ、そしてアナタとリリウムの子供を(小声)アナタトリリウムノ……。フフ、フフフ。ウフフフフフ』

『弾幕……凄く濃ゆかったです。それに私、今日そういう日で………。えへ。実はセレンさんにこの事をもう伝えてるんですよ?だからこの子と一緒に、これからもヨロシクオネガイシマスネ?』

『私達、やっぱり相性良いみたいね。ほら、この子だって凄く喜んでる。アハっ。今蹴ったみたいよこの子。ダカラホラ、モットツナガリマショ?』

 

 

「………」

 

「?どうしたのー?そんな怖い顔してー」

 

あかん、なんかすげえ背筋凍った。

ともあれケイスケ(親父)なんか、かーちゃん暴走したみたいだけど頑張れ。

 

 

「ぁぁぁーー!!ショコちゃん怖いんだけどー!!?ちょ、動き、激し……!やめ……!?らめえええええええーーーーー!!!」

 

「あくしなさいよ、ほら!」

 

その日の夜は色々溜まっていたショウコがケイスケを襲い、うるさくて眠れなかった。

この調子なら弟か妹が生まれるかもしれない。

まあ、なんだ?男なんて結局は女の尻に敷かれるもんだ。

強く生きてくれ、親父……(元凶)。

 

 

 

 

母親の野獣化から年が明け、ケイスケ(父親)ショウコ(母親)は双子の女の子を授かった。

ニコニコ笑顔で肌ツヤツヤのショウコが満足気に笑っている横でケイスケが顔に手を当てて「凄く……搾られました」と泣いていたのが記憶に残っている。

 

「あー(棒)」「ばぶー」「あーばー」

 

「妹が出来たのにちっとも表情変わんないわ」

 

「本当にこの子に何があったんだろうねぇ……」

 

双子が出来た。

名前は長女が紅葉、次女は葵。

因みに俺の名前は渡鴉と書いてトガ。

最初に聞いた時はその読み方に咎人を連想したもんだ。

前世でクレイドルを落として数多くの人間を殺した俺には似合いの名前だと。

全部背負い切れたかな……と。

 

「ばーぶー」「あびぃー」

 

「やめろー」

 

腕に齧り付く葵、抱きついて離れない紅葉。

葵は食いしん坊の素質があるらしく、授乳の時間は1人だけ吸う音がおかしい。

更に目に付く物は何でも食べてしまうため、ある意味目が離せない妹だ。

変わって紅葉はよく分からない子だ。

いきなり抱きついて来てピトッと密着したかと思えば機械のように精密に指で「イレギュラー、修正」となぞってくる。

生まれた時に「おぎゃー」ではなく「イレギュラー」と叫んだのはお世話になった病院の神話になってるらしい。

 

「好かれてるわね、お兄ちゃん?」

 

「うー」

 

好かれてるわけではないと思う。

紅葉の行動は半ば狂気じみてるし葵は至極幸せそうに俺の手を頬張ってるのが怖い。

いつだったか、母親が見てたアニメに人の肉しか食えない系のバトルアニメを見たことがある。

そういう類だ、こいつは。

 

「いれぎゅらーいれぎゅらー」

 

「どみなんと。どみなんと」

 

人差し指を向けてその単語ばかり発し、きゃっきゃっと笑う(片方無表情)双子。

本当何なんだろうね、こいつら。

 

 

 

1年経過、喋り出す双子。

うるさい。

 

2年経過、動き出す双子。

落ち着け。

 

3年経過、付き纏う双子。

ついてくんな。

 

 

5年後

 

「母さん。これ何?」

 

「イレギュラーににてる!しゅーせい!しゅーせい!」

 

「お腹空いたーぁー食べていーい?」

 

「やめろバカ」

 

俺たちはガンプラに出会った。




双子の正体が分かった人はドミナント。
まあ、結構名前でヒントがビンビンだし分からなくもないか?
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