赤龍帝の弟は音撃の戦士達を受け継ぐ忍者   作:希望の忍者

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お久しぶりですね!
『赤龍帝の弟は神霊剣使いの忍術で魔竜の滅竜魔導士で全ライダー魂を受け継ぐ仮面ライダー』は少しスランプ気味ですのでまだかかってしまいそうです……すみません。


月夜に花吹雪く桜の巻

響希が前世の記憶を取り戻し、これからどうしていくかを方針として考えた。

また、はぐれ悪魔と言う奴がまだ他にもこの町に潜んでいる可能性は否定できない。

かと言って、今戦っても……響希には勝算なんてものは無い。仮面ライダー響鬼のチカラを運良く発現でたが……次はどうなるか。今のままではただの付け焼き刃やお飾りでしか無い。

だから響希は、今使える能力(チカラ)を再確認する。

 

響希が音撃の戦士としての最初の課題は変身を解除した後も気力(鬼力)を保ち続ける事である。

気力を保ち続けるという事は戦闘においても必要不可欠な事である。もしも深手を負って変身が解除され全裸だったら最大級の屈辱でもあると同時に気力が無かったら生身でも戦えずに殺られてしまうのは目に見えている。

それに替えの服は余計な荷物になるし、周りの人間からも目立つのは拙い。

響希は気力とは即ち、集中力や警戒心強い意識を持つことを前提として考え……誰もいない場所で変身し解除すると服等は何ともなく考えてスグに成功したのは嬉しくて誰もいない場所で大声をあげて喜んだのは周りの人間がいなかったのは(さいわ)いであった。

 

響希はあのはぐれ悪魔との戦闘を振り返る。

『トリコ』のキャラクターである“四天王 ゼブラ”の音の能力………それが清めの音と同時に使える事が解った事が何より大きい事である。今度はそれをどう活かして更に強くなるには……やはり、音の能力を底上げするしか無いな。

元々....地獄耳なのはいいが、声や音を自在に操るとなると喉の調子や調整によるものや声の出し方によって変わる。

今現在は音の能力は想えば使える様になるが、声による能力は使えないのが現状である。

 

残りの特典の確認をすると、

喰らう能力は・・・・余り変化は見られないが、精々食欲が増した位にしか変化は感じられない。これは武道で食欲が増したと誤魔化せる程度である。

 

音楽に関する才能は・・・・これが特典でもらった才能が前世と今世の記憶がひとつになって、音楽が好きな事や変声ができる事が特典のお蔭だったと思うと……自己嫌悪になってしまう。

だけど、この世界で生きる為に頂いた特典を持ち腐れにしてはいけないと思い、暇な時はいつものあのコンサート広場で歌の練習をしたり、本当はカラオケボックスに出入りして歌の練習をしたかったけど……まだ世間からはお子様扱いだからカラオケボックスに出入りするのは当分はできないと判断するが、楽器屋の地下で沢山歌の練習や楽器の練習ができる為これは問題無く満足していた。

 

サポートとしての特典は・・・・ディスクアニマルの製作は、自身の頭の中でどんなディスクアニマルを創造できるかは問題無かったが、肝心の材料の元となるのが解らなかったため……響希は古くなった使い捨て等のCDディスクを元に動物達の魂魄を核にして鬼気を使ってディスクアニマルを製作すると、

ディスクアニマルを完成する事が出来た。当分はこれが製作方法である為、時間が経ち経験を積めばより完成した

ディスクアニマルの作成に励むようにしようと心掛ける。

地球の本棚に関してはまだ要領が掴めていない状態で、今は使える事はできないようだ。

 

そして、響希はあるチカラを発現させ....ある仮説を思い浮かた。

響希は音撃の戦士の体に巡るチカラである鬼の気を

鬼気(きき)と名付け、

その鬼気で練り出して発動するチカラを

鬼術(きじゅつ)と名付けた。

 

──それは鬼気で()()()()()と同じ事ができるのか?

その漫画は『NARUTO』その仮説は、()()・・・・NARUTOの忍術は体に()()()()というものを練り出して発動する。

ならば、チャクラの代わりに音撃の戦士に流れる鬼気を同じ様にすれば忍術は使えるのか?

という仮説を建てて響希はすぐさま実証する。

何度も失敗しての繰り返しだが、要領や感覚が掴めてきて……そして、とうとう成功した。

それが()()で、響希が変身する響鬼の鬼火等の

【火】の強化にもなった。

 

それを更に忍術っぽくすると【火遁(かとん)】【水遁(すいとん)】【風遁(ふうとん)】【雷遁(らいとん)】【土遁(どとん)】【木遁(もくとん)】等に属性変換する事が可能になった。

 

それが響希が編み出した忍術………()()()と名付けた。

 

そして、響希は編み出した鬼忍術を使って……やってみたい忍術があった。忍者の言えば、定番の忍術で思い付く()()()()()である。

最初は当然コツも意図も掴めず、匙を投げかけていたが……何度も何度も練習にコツを掴んで、やっと形になって来た時は嬉しかった。そして今は3人までだが……ようやく影分身の術が完成した。

 

そして、響希は別の音撃の戦士になれないのかという仮説を例え、人目の付かない所へ行き実証してみる。

一番に浮かんだのが劇場版の音撃の戦士である

歌舞鬼(かぶき)であった。

すると、響希の手には歌舞鬼の黒い変身音叉音角があり、それを脚に叩いて鳴らし額にもってくる。

そして花吹雪が舞い翡翠色の歌舞伎役者の音撃の戦士である【仮面ライダー 歌舞鬼】に変身する事が出来た。

そして、歌舞鬼で鬼気を発動させると、桜の花吹雪が舞った。それは自分で言うのもなんだが、とても幻想的で美しかった。

歌舞鬼が鬼忍術が使えた属性変換は、桜が使えた事で【木遁】その関係でもある【土遁】更には【火遁】が使えた。

 

響希は他にも色々術が使えるか試して、そして幾つもの術式を構築させ手数を増やす。

 

そして、響希は変身出来た音撃の戦士編み出した忍術、新しく構築した術式、宿している特典を駆使して……強くなる。人間を守護(まも)る為に戦う戦士として、夢を叶える為に日々努力し明日を未来を生きる為に前へ進む人間として、響希は生きていく。

 

 

 

 

 

 

そして今現在は・・・・・・

ディスクアニマルで町の探索兼監視をしていると……一体のディスクアニマルからの映像を観ると、少し離れた町のとある神社に結界が張ってあるとあったので響希は急いでその場所へと向かう。

 

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<<??? 視点>>

夜空に浮ぶ満月の夜に……とある町の夜桜が吹雪くとある神社に母親が娘を庇う様に抱き締める………その母娘,を取り巻くように囲む数人の男達。 彼等は母方の性...姫島家の実行部隊である。母親の 姫島(ひめじま) 朱璃(しゅり)は堕天使の幹部であるバラキエルと愛し合い、結婚した際に姫島家とは今後一切関わらないと約束し、相手もそれを承諾したはずなのに、愛した人との娘を引き渡せと、一方的に最後には力ずくで娘を奪い取り殺すつもりだ。朱璃はそうはさせないと娘の朱乃(あけの)を庇う様に抱き締める。朱乃も怖いのだろう母親に抱き着く…………

 

朱璃「大丈夫よ朱乃…お母さんが護るからあなたを死なせはしないわ。」

 

朱乃「お母様」グスッ

 

「御二方の命私が貰い受ける。」

男は手に持っている刀で斬りつけようとした。

この時朱乃は涙を流し,心の中で必死に助けを求めていた。

 

朱乃(誰か助けてお願い…お母様が死んじゃう誰でもいいから助けてお願い……助けてお願い!!)

 

 

 ~〜〜〜

 

朱乃(えっ?……)

 

「なんだ!?この音は!?」

 

「龍笛?……誰が吹き鳴らしているのだ!!?」

 

「わッ?!分からねぇ!?一体……何処から!!? ってうわッ!!?」

 

「今度は花吹雪だと!!??一体何がどうなっておるのだ!!??

ぐうッ……」

 

「治まった………ッ!?おい!あの母娘が居ないぞ!!??」

 

「「「「「何!!!???」」」」」

 

「ッ!?彼処だ!!」

 

 

朱乃が母の助けを懇願すると、何処からか龍笛(りゅうてき)の様な音の後から桜の花吹雪が吹き荒れる。取り巻く男達は混乱しつつも、咄嗟(とっさ)に腕で顔を庇い腕を振り払うと、そこに母娘は居らず、外の石土路に居た。

 

???「もう……大丈夫だ。」

 

朱璃「んッ………えっ?あッ?!貴方は....一体!?」

 

 

その母娘を庇うようにいた者は、和傘をさし開いて男達の視点からでは見えておらず……母親の朱璃からは見えていて、朱璃は助けてくれた者に困惑気味になっていて、

その者は和傘を片手に徐々に振り返るとそこには、()がいた。それも只の鬼では無く・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「んゥゥゥゥハッ!!」

 

()()()は片手に和傘を持ち肩に置き、もう片方の手は広げて回すように動かし前に突き出し、その者の容姿は

右側の角が短く緑色で左側の角が長く赤色で、両肩に金色の肩当てと全体的に緑色の()()()()()()()()()がいた。

 

朱乃「えっ?」

 

 

娘の朱乃は何が起こったのか理解が遅れたが、確かな事は目の前にいる歌舞伎役者のような鬼が助けてくれたのは間違いない。

 

 

「くッ?!我らの邪魔をしおって何者だ!?キサマ!?」

 

「俺の名は………歌舞鬼(カブキ)!!」

 

 

見た目はよく解らない怖い鬼に見えるけど、この時の私の目に見えたのはお母様と私を助けてくれる優しい心を持つ英雄(ヒーロー)に見えた。

 

 

__________________________

 

 

 

遡る事少し前に響希は黒い変身音叉音角(へんしんおんさおんかく)を取り出し、歌舞鬼に変身しそのまま神社に張ってある結界をすり抜けた……そして変身する際に龍笛と共に桜の花吹雪を吹かせ、男達を翻弄(ほんろう)させ姫島母娘を助け外に出る。助けた母娘をゆっくり下に降ろし桜の花吹雪が吹きやみ晴れ母娘に背を向け男達の方へと振り返り、向かい合った相手の1人の男が何者かと聞いてきて名を名乗った。

 

歌舞鬼「(此処は強く名乗った方がいいな)俺の名は……歌舞鬼!!」

 

「歌舞鬼? 巫山戯てるのか! 何故我等の邪魔をする!そこの女はあろう事か忌々しい堕天使の子を産んだんだぞ!!その子は今ここで殺さなければならないのだぞ!!!

関係の無いお前が何故その2人を助けるのだ!!!?」

 

歌舞鬼「簡単さ……お前らの様な下らない家のメンツよりも愛し合った者が子を産み共に生活を送ってきた親子を助けるだけさ。

そして何よりも、俺の憧れの人が言っていた。“子供は宝物”………この世で最も罪深いものは……その宝物を傷つける者だってな。だから俺は……子供が殺されそうになっている所を見ると見過ごせねんだよ!!」

 

「貴様の様な怪しげな鬼の憧れた奴の事など....どうでもいいわ!!どうしても我らの邪魔をするのなら貴様から殺してやろう!かかれ!!」

リーダー格の男が他の男達に言うと一斉に掛かってきた

 

歌舞鬼「仕方ないな……頼むぞ!消炭鴉(ケシズミカラス)!!その母娘を護ってやれ!!」

 

 

歌舞鬼は腰にぶら下げている薄い円盤状のディスクの様なものから自身の変身音叉音角(へんしんおんさおんかく)を叩き鳴らすと徐々に黒く染まり始め、鴉の様な形になる。それは音撃の戦士達“式神”とも呼べる存在……“ディスクアニマル”である。歌舞鬼専用のディスクアニマル消炭鴉(ケシズミガラス)を起動させ、後ろにいる姫島母娘を護るように頼む。

 

 

「術も持っておるとはやはり怪しい鬼だ。やはり此処で殺しておく!」

 

「「「「デヤーーッッ!!!」」」」

 

 

 

男達が一斉にかかるが……歌舞鬼は動揺せず、逆に母娘にこれからする事に警告する。

 

 

歌舞鬼「母娘さん……死にたく無かったら耳を強く塞いで伏せてな!」

 

朱璃「んッ?!朱乃!!早く耳を塞いで!!」

 

朱乃「はっはい!!」

 

歌舞鬼「(巫山戯た奴らには早く黙らせるに限る)スゥ〜〜ッッ.....音撃の………

轟音砲声(サウザンドバズーカ)アアアァァァァ!!!!

 

ウアッアアアアアアアアアアアアアァァァァァッッ!!!!! わッ!!!! ウアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァ!!!!!」

 

 

歌舞鬼(響希)はゼブラの攻撃である《サウンドバズーカ》で周囲半径に全方位にいる敵に攻撃が廻る。

 

 

歌舞鬼「やばッ威力が強過ぎた加減が上手く出来ないが、呆気ないな……その程度であの母娘を殺そうとしていたのか………」

 

歌舞鬼(響希)の周りには、あまりにの威力に殆ど白目を向いて泡を吹いて気絶している者が横たわっていた。中には耳がイカれて血を出している者もいた。

そして周囲の建物には罅が入り、地面も地割れのように亀裂が入っていた。

 

 

響希「ふぅ......さてと、帰るとするか……消炭鴉(ケシズミガラス)もいいぞ!」

 

歌舞鬼が役目を終えた様ディスクアニマルを元に戻す。

ディスクアニマルの役目は母娘を護ると同時に歌舞鬼(響希)の《サウンドバズーカ》の余波を周囲から守る為でもあったのである。いくら相手が結界を張っていても気絶しているようでは結界は解除されているのは間違い無さそうである。だから、消炭鴉(ケシズミガラス)に超強力な防音結界を張ってもらって周囲の人間やその近くに居る母娘を守ったのである。

歌舞鬼(響希)は後ろを振り向いて帰ろうとする。歌舞鬼の背を向けた後ろには歌舞鬼が発した砲声にり、殆どの男達は白目を向いて泡を吹いて気絶しているのかピクリとも動かずにのびていた。()()1()()を除いて…………その者は白目を向いて泡を吹いて気絶はしていなかったが、耳がイカれているようで耳から血を出していた。

 

 

「くっ……こんな怪し気の巫山戯た奴に我等の任務の邪魔をされるとわ、許さんぞ貴様と朱璃だけは!」

 

そう言って男性は右腕を掲げる様に上げると、と母娘の背後から剣を持った黒子のような式神術式が書かれた人型の人形が突然と現れ、母娘に剣を振り下ろそうとしていた。

 

歌舞鬼「ッ!?しまった!!?」

 

朱璃「朱乃!」

 

朱乃「キャッ!!」

 

朱璃「ぐうッ!!」

 

歌舞鬼「ッ!!貴ッ様〜!!ファッ!!」

 

 

母親は娘を庇い背中を斬られる。それを阻止しようとした歌舞鬼は護れずに斬った人型式神に激昴し、鬼気を拳に集中させ人型式神を力任せに殴って、ぶッ飛ばして消滅させた。そして歌舞鬼は背中を斬り付けられた朱璃の元へ走りその身を浮かせ意識を確認する。

 

 

歌舞鬼「おい!しっかりしろ!!おい!!」

 

朱乃「嫌だよ!お母様!しっかりして!!」

 

歌舞鬼「クソっ!だったらこれだ!」

そう言うと歌舞鬼は札を取り出し朱璃の斬りつけた体に張り、龍笛を吹き鳴らすと……札が綺麗な黄緑色に光り輝く。すると朱璃の傷は徐々に回復していく。

 

朱乃「お母様の傷が癒えていく……」

 

歌舞鬼「この術式の札はお前のお母さんの自己治癒力を上げただけた。ただ、治癒には体力がいるから暫くは目を覚まさないが……安心しなお前のお母さんは無事だ!!」

 

朱乃「ッ!うん!!」

 

歌舞鬼「さて…………」

 

歌舞鬼はそう言って朱乃の頭を優しく撫でる。朱乃は突然だったのでびっくりし身を硬直させるが、朱乃は母が無事なのと母を治癒してくれた鬼が嬉しくて涙目ながら頷く。

歌舞鬼は朱乃を撫で終えると立ち上がり式神を操った男の方へと振り返り、仮面で表情はわからないが、歌舞鬼の仮面の中の響希は憤怒の表情をしていた。

 

 

歌舞鬼「お前は絶対許さねぇ!!!」

 

「許さないだと!!それは此方の言う言葉だ!!術式発動・霊気吸収!!」

 

そう言った男は他の男達から言葉の通り、霊気のようなオーラを自身へと吸収していく。そして徐々に男の霊気は溜まるように膨れ上がる。

 

 

「更に!術式発動・式神軍勢の術!!!」

 

霊気を吸収した男は懐から沢山の式神札を取り出し、それを空へと撒く。すると母親を斬り付けた刀剣を持った式神が現れるが、先程より数が多くしかも、霊気を沢山吸収して式神に送らて居るのか....まるで強化してある様に荒々しい雰囲気で刀身も分厚くて長い大剣になっていて、筋骨隆々になっていた。

 

 

「ハッハハハハハハ!!!これならお前でも対処しきれまい!この場で斬り刻んでくれるわ!!」

 

 

歌舞鬼はすぐさま身構える。しかし響希は一瞬だが思考が止まる。その原因は()()()()()()()()()()()()()()()

音撃の戦士 歌舞鬼と響希の特典の地獄耳と合わさり少しだけ、相手の心の声を聴けるようになった響希の耳に更に激怒する欲望の声が聴こえた。

 

 

『(これであの鬼も終わりだな。奴を始末したら母娘も始末して即座に式神で部下を担いで撤収する所だが……どうしてもこの胸の怒りの衝動が収まらん!!早急に母娘を殺すつもりだったが、この怒りをあの母娘にぶつけ、身も心も堕してやろう。それに人妻でより甘そうになった朱璃の躰、娘の方はまだ発育がなっていない幼女の躰だが、それはそれで味わいがある。

始末するには惜しい躰だと思っていたからな……部下にも味わせてやろうと思ったがそれは余りに勿体無いな。

ならば始末したと誤認報告し、私だけの性奴隷にして生かしてやろう)』

 

「行け!あの鬼を始末するのだ!!!」

 

男は式神に命令を出し、一斉に歌舞鬼へと向かって来たが、そんな脅威は歌舞鬼にとっては眼中に無くそれどころか………歌舞鬼はその男の下賎な心の欲望の声に激怒をする余り、逆に冷静かつ冷徹に残忍になっていった。

 

歌舞鬼「・・・・ならば!!!」

 

歌舞鬼は変身音叉音角に鬼気を流し込み、それは徐々に一本の刀へと形を変える。

これは、音撃の戦士が自身の変身音叉音角に気を流し込み一本の刀の武器とする。【鳴刀(めいとう)音叉剣(おんさけん)】である。

歌舞鬼は鬼気を流し込んで発現させた鳴刀・音叉剣の刀身を額にもってきて刃の根元から切先に駆けて人差し指と中指で撫でる様にして刀身をに術式を組んで、ある術を発動させる為に力を溜める。

すると……刀身は徐々に桜色に染まり、桜の花吹雪が纏う様に渦巻く。

 

 

「何をするか知らんが、此処で始末されるお前に私が知る必要はない!!死ねええッッ!!!」

 

 

男は感情任せに暴言を吐き式神に一斉に攻撃を命じるが・・・・

 

「えっ??!」

 

それは一瞬で呆けて空白の時間となる。

 

 

歌舞鬼は桜色に染まった鳴刀・音叉剣の刀身を地面に向けて、ゆっくりと地面に突き立てる。すると徐々に刀身を目に見えないほど細かく枝分かれし、鳴刀・音叉剣は歌舞鬼の黒い変身音叉音角に戻る。枝分かれした刀身はそれはまるで桜が散っているかのようで歌舞鬼の周りには桜の花吹雪が舞っていた。

それはとても幻想的で命令を出した男も呆けた。

それが命取りになるとも知らずに・・・・・・

 

 

 

そして、歌舞鬼は冷徹に静かに技の名を口に出す。

 

歌舞鬼「散れ…………千本桜(せんぼんざくら)。」

 

歌舞鬼が放った枝分かれした桜の刀身は男に向かって行く。その刃は月の光で桜の花びらが舞っているように見え男は正気に戻るのは一瞬だったが、それでもそれはもう遅かった。

 

 

男性「ぐわあああぁぁぁぁぁぁッッ??!!」

 

桜の刀身の刃は男の血と共に月夜の光と血飛沫の血桜となり、この時はまるで時間が止まっているかのようではその光景は残酷であるが、それよりも美しさがあって一際(ひときわ)幻想的であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

__________________________

 

下賎な男の血を血桜にして切り刻んで倒したが、念の為に歌舞鬼は気絶した者も含めて奴等を拘束しておいた方がイイと考えた。

 

 

歌舞鬼「一応……拘束はしておくか。

土遁(どとん)土流縛鎖(どりゅうばくさ)!」

 

歌舞鬼が印を組んで術を唱えると、男達の地面が土流の鎖となり、男達を巻き付き簀巻きになるようにして拘束する。

 

 

歌舞鬼は事の役目を終え、治癒を施した母親を抱えている娘の方へと足を進む。

 

 

歌舞鬼「大丈夫だったか?」

 

朱乃「うん!ありがとう!お母様と私を守護(まも)ってくれて本当にありがとう……緑色の鬼さん!」

 

歌舞鬼「緑色の鬼って……確かにそうだけど、俺の名は歌舞鬼っていう名があるんだよ?」

 

朱乃「歌舞伎?歌舞伎役者の鬼?」

 

歌舞鬼「まぁ確かに歌舞伎役者の様な鬼だけど、歌舞伎の最後の文字を(おに)と書いて、歌舞鬼って読むんだよ。」

 

朱乃「そうなんだ……」

 

歌舞鬼「そう。じゃあ事が済んだから、お母さんを布団に運ぶから案内してもらってもいいかな?」

 

朱乃「あッ!わかった!お母様を運ぶのをお願いします!!」

 

歌舞鬼「ああ………ッ!?」ガキィッン!!

 

すると歌舞鬼は突然の殺気に即座に鳴刀・音叉剣を発現させ、自身の頭部めがけて来たものを斬り払う。

歌舞鬼が斬り払ったものは()()()()であった。

 

???「キサマか〜〜〜!!!

 

光の投槍を放ったのは長身で体格が良く、精悍な顔立ちを持ち何より特徴的なのは背中から生えている()()()恐らくあの男達が言っていた堕天使だろうと歌舞鬼(響希)は推測する。

歌舞鬼そんな呑気に推測している暇は無いと切り替え話をしようとするも・・・・

 

???「キサマが朱璃や朱乃を傷付けた輩か!!?許さんぞ!!許さんぞ!!!━━

 

歌舞鬼「ぐッ!!?」

 

あまりに母娘に対する怒りに興奮状態で少し状況が把握しきれていないようだ。どうやら目の前の堕天使の眼には………歌舞鬼がその妻である朱璃を未だに抱えたまんまで、その堕天使に映っているのは母娘を襲撃を行い母親である朱璃を連れ去ろうとしている鬼だという感じだろう。

それ程妻や娘が大切なのが伝わってくる。

だがそろそろ、きりあげした方がいいな。

そう歌舞鬼が思っていると、助け舟(朱乃)が来た。

 

 

朱乃「お父様!!」

 

???「朱乃!?無事だったか!!しかしそこで隠れていなさい!朱璃を攫おうとする賊の鬼を私が倒す!!!」

 

朱乃「違うの!その鬼は....歌舞鬼は私とお母様を助けてくれたの!!!」

 

???「何!!?」

 

(朱乃)の言葉に堕天使は動きを止め、歌舞鬼と朱乃を交互に見る。だが歌舞鬼にとっては早く母親である朱璃を布団に運ぶのが最優先であった。

 

 

歌舞鬼「誤解が解けかけている所....申し訳ないが、アンタの妻を布団に運びたいんだが?!」

 

???「ッ!!?ああ!!?すまない!こっちだ!」

 

 

堕天使の誤解が解けかけていたところに歌舞鬼は急いで朱璃を布団に運ぼうと堕天使に言い、堕天使も妻を大切に思っている故に歌舞鬼を布団に運ばせ歌舞鬼は自己紹介で朱璃の夫であり朱乃の父親である……神の子を見張る者(グリゴリ)の上層部 堕天使の幹部 バラキエルに朱璃の容態を言い渡し、バラキエルは安心したように息を深く吐いた。

そして、歌舞鬼は事の経緯を朱乃を証人にして話す。

 

 

バラキエル「事情はよくわかった。先に妻と娘を助けてくれた恩人に刃を向けた事を謝罪したい....すまなかった。そして、朱璃と朱乃を助けてくれて感謝する....ありがとう。」

 

歌舞鬼「いや……俺はただ家族が大切だと思っているだけだ。“子供は宝物”……この世で最も罪深いものは、その宝物を傷つける者だってな。だから俺はその子が殺されそうになっている事もその子が大切だと思っている母親も助けたかっただけだ」

 

バラキエル「そうか、本当に妻と娘を助けてくれてありがとう。」

 

歌舞鬼「もうイイですよ。だけどこれからどうするんですか?特に外で拘束している輩共は・・・・」

 

ドゴオオォンッ!!!

 

歌舞鬼「なッ!?何だ!!?」

 

バラキエル「むッ!?」

 

突然の爆発音に歌舞鬼とバラキエルは爆発音がした方へ急いで脚を走り進める。

すると、そこで見た光景は・・・・

 

歌舞鬼「うぐッ!!??」

 

バラキエル「これは・・・」

 

 

歌舞鬼がそこで見た光景は、思わず目を逸らしたくなる光景であった。先程の朱璃や朱乃を襲撃した男達が、まるで水風船が爆発したように血と肉片が飛び散っていた。中にはまだ人体の形が残った者も居れば、跡形もなく爆発して形が残っておらず血と肉片だけが残った者も居た。

歌舞鬼は思わず目を逸らしたくなり嘔吐しないように口元を抑え込む。

無理も無い、歌舞鬼の変身者である響希は元々は転生者で精神年齢が大人びているけど……現実では響希は小学校高学年に入ったばっかりの子供である。それをこんな光景を目の当たりにしたら思わず嘔吐してしまうのは自然であろう。しかし、響希は口元を抑え込み嘔吐を阻止する。

そして、目を逸らしてある事に気づく。

襲撃者の筆頭各とされ歌舞鬼が千本桜で血桜を舞上げた男が()()()()()()()()()

恐らく部下を始末して自分だけ逃げたのだろう。

 

 

朱乃「どうしたの?歌舞鬼?お父様?」

 

歌舞鬼「ッ!?」バッ

 

朱乃「歌舞鬼?」

 

歌舞鬼「見ちゃダメだ朱乃……バラキエルさん、朱乃と一緒に朱璃さんの側にいて下さい。俺はまだ周りに居るか確認と()()()()()()()()()……」

 

バラキエル「あぁ。わかった其方は任せる。朱璃と朱乃は私に任せてくれ!」

 

歌舞鬼は朱乃がこの光景を見せないように歌舞鬼の体で壁となり、朱乃をこの光景から早く遠ざける為に敢えてバラキエルさんに振るう。バラキエルさんもそれを理解した上で、歌舞鬼の提案に同意する。

 

そして、歌舞鬼は吐くのを我慢しながら影分身の術を使って死体を処分する。土遁の術で死体を1箇所に掻き集めて土窯状態にし、火遁の術で焼却する。

焼却し終えたら土を地面深くにいれて埋葬する形にしようと考えるも、流石に襲撃者を襲撃した家に埋葬するのもなんだから……土遁の術で土を圧縮し骨を砕いて小さくしたもの方を後はバラキエルさんに任せる。

掃除が終わったので、歌舞鬼(響希)はバラキエルさんに報告しこの場を去ろうとする。

 

 

歌舞鬼「バラキエルさん……終わりましたよ。流石に襲撃者を襲撃した家に埋葬するのは不味いきがして、焼却した後土を固めた状態ですが宜しいですか?」

 

バラキエル「あぁ、すまないありがとう……構わないよ後は此方で何とかしよう」

 

歌舞鬼「はい!それじゃ....いつか会えることを!」

 

朱乃「まッ!?待って!!キャッ!!?」

 

ビュッフゥゥゥゥ

 

 

桜の花吹雪が吹き荒れると歌舞鬼と言っていた鬼はいなかった。

 

 

朱乃「行っちゃった………ありがとう歌舞鬼。また会えたらいいな。その時は私を___にしてね……」

 

 

 

朱乃の言葉は父親のバラキエルにも聞こえなかったが、朱乃はいつかまた会える日信じてその時まで自身を磨こうと努力する。

歌舞鬼にお礼ができる女性になるために・・・・・・

 

 

 

_________________________ 

 

花吹雪を纏って退散した歌舞鬼は暫くして変身を解除して響希に戻る。

 

 

響希「ふぅ〜......よかったな。家族の絆が守れて本当によかった………さて、帰るとするか!」

 

響希はまるで満足したかのようにスッキリした顔で家に帰ろうとするが・・・・

 

 

響希「んッ?あれは…………えっ?」

 

電柱のライトに照らされた一匹の鴉……しかしよく見るとその鴉は、金色の眼をしていて尚目がいくのは()()()()()だということである。

 

 

 

この時、音撃の戦士である響希と日本神話の使いである八咫鴉との初邂逅である。

 

 

 

響希「あなたは何者ですか?」

 

響希は未知との対面に、警戒態勢と戦闘態勢をとるが・・・・それはすぐに解除される。

 

 

???「そう警戒しないで下さい……とも言えませんね。直ぐ様警戒と戦闘態勢をとる判断と速さ、なるほど……先程の輩共では手も足も出ないのは当然のようですね。」

 

響希「質問の答えになっていませんよ。それだけ思考力があるなら……名前くらい名乗ってくれて良いじゃないですか?・・・・と言っても脚が三本脚の鴉なんて、知られている存在ってのは一人イヤ・・・一羽じゃないですか。

八咫鴉(やたがらす)ですね?」

 

八咫鴉「ほお....多少の神話の知識はお持ちのようですね。

仰る通り、確かに私は八咫鴉です。()()()()()() ()()()()()の使い魔ような存在です」

 

響希「そんな凄い日本神話主神の使い魔さんが、俺の様な弱い種族の人間に何のご用ですか?」

 

八咫鴉「謙遜は止しなさい。後……アナタは弱い人間では無いでしょうに。()()()()()()()()()()()のですから………」

 

響希「なッ!!(ってそう言えば、さっきの輩共と言った時点で気づくべきだったな………)」

 

響希は八咫鴉からの指摘に動揺をするもスグに思考を巡らせ冷静さを保つ。

 

 

響希「それで、本題に入るとしましょう……何故俺の前に現れたのですか?あの鬼の姿を目の前にして排除しに来ましたか?それとも鬼の正体が何なのか探りに来ましたか?」

 

そして響希は何故自身の目の前に八咫鴉が現れその目的を探る。

 

八咫鴉「確かに後者が一番の妥当な目的ですね。前者なら危険と判断し殺すための刺客を導入させるつもりでしたが、アナタの言葉と家の顔立てにも関わらずあの母娘を助けた事には大変評価しているんですよ?」

 

響希「じゃあ、あの時聞いていた筈だ……“子供は宝物”

この世で最も罪深いものは……その宝物を傷つける者だってな。だから俺は……子供が殺されそうになっている所を見ると見過ごせねんだよ!!」」

 

八咫鴉「やはり貴方様は素晴らしい人間だ。さて私がこの場に現れたのは・・・・日本神話の主神・天照大神様よりお話があるとの事でこの場に参上致しました。」

 

響希「えッ!?あの日本神話に出てくる神が俺を!!?………解りました。この日本を納めている主神なら、会わなければ失礼ですね。私からもお会いしたく存じます」

 

「ありがとうございます。では後日連絡致しますのでお会いになる際には私が案内致します。では失礼します………」

 

響希「わかりました。では………」

 

 

そう言って、八咫鴉は飛び去って行く。響希は早く家に帰り、またディスクアニマルを飛ばして町の散策を始めるが、響希はある事に気づく。

 

 

響希「あっ!?そう言えば、日本神話の主神に会うんだから、服装ってどうしよう………」アセアセ

 

 

 

 

 

響希は服装について焦るが、後日会う日本神話との邂逅で響希の非日常が本格になる事を響希はまだ知らない。

 

 

 

 

 

 

余談ではあるが……姫島家は母親の朱璃は翌日の正午に目を覚まし、父親のバラキエルと娘の朱乃は涙を流しながら朱璃に抱き締め、朱璃も抱き締め返す。それからは暖かな家族の生活が続いた。

 

 

 

 

逃げた姫島の実行部隊の筆頭は姫島への実行を邪魔した鬼について姫島宗主である姫島(ひめじま) 朱凰(すおう)殿に報告するも失敗した誤魔化しと言われて信じてもらえず、部下の損失によるものと筆頭には重罰が降ったらしい




仮面ライダーカブトの天道総司の名言を言わせて頂きました。

歌舞鬼がだした技の“千本桜”はご存知の者も居ると思われますが、『BLEACH』の朽木白哉の斬魄刀の技です!

次回は、響希が日本神話の神々と邂逅します!!
さてどうなるんだ響希よ。
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