魔術チートを貰ったらほとんどの魔術を使えなかった件   作:☆彡.。

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やる気が出ないのでほとんど進んでない&超短い

この話で起きたことといえば上条さんが風呂を覗いただけなので読まなくてもいいかもしれない

感想とか評価ください(やる気スイッチ)
活動報告の方にしてもらおうと思ったけど匿名でやってるのを思い出したので

ぶっちゃけ御使堕し編がいい感じにかけたせいで燃え尽きた


上条当麻の不幸の使い道

 インデックスちゃんが指定したポイントに偵察部隊を送って少しすると、不審者を発見したと連絡がきた。

 しかし、法の書らしきものやオルソラは見当たらなかったようだ。

 そのポイントに使える人員は、特殊移動法を使わない移動を行う可能性、インデックスちゃんが知らないポイントもある可能性があるので七十四人と限られるらしい。

 残りのメンバーは包囲を続けるとのことである。

 

 天草式の100パーセントとローマ正教側の100パーセントがぶつかれば必勝は約束されたようなものであるが、流石にこの人数では五分となるらしい。

 そして、七十四人の武装の準備や聖水や聖書の読みあげ(バフ)にかかる時間はおよそ3時間ほどであるらしい。

 今の時間は八時前であるため、三時間後、つまり十一時前には準備が終わるのだが、移動時間も含めれば渦の制圧に使える時間は三十分ちょっとである。

 なかなか難しいかもしれないな。

 

 こちらの勝利条件は全員の無力化またはオルソラ=アクィナス及び法の書の奪還。

 あちらの勝利条件は三十分の耐久と場所の確保、オルソラ=アクィナス及び法の書の所持であるため条件的には五分に見えるが、渦の周辺の地理はあちらが完全に把握しているだろうし、オルソラたちを奪い返すにしてもこちらは探索、無力化を行わなければならないのに対し、あちらは隠れ切るか立てこもればいいだけなのである。

 

 ローマ正教側のシスターたちは準備に時間がかかるが、俺たちはこのままでも戦えるためちょっぴり休憩。

 

 休憩と言っても夜ご飯を食べて寝るだけだ。

 俺達も昼間は普通に学生をして、今まで起きっぱなしである。

 深夜というほど遅くはないが、夜間の戦闘に備えての仮眠だ。

 

 ステイルはインデックスちゃんのテントにルーンのカードをぺたぺたと貼り付けているし、上条は右手があるというのにフラフラと手伝えることがないか探しに行ってるしで話せる人がいない俺は、上条とステイルとは別に用意されたテントの中で寝袋に入り、イコを抱き枕にしながら半分寝ていたのだが悲鳴で覚醒せざるを得なかった。

 寝袋を飛び出し、テントを出て周囲を見渡すが、シスターたちは大きなテントを眺めているだけで特に戦闘態勢には入っていなかった。

 こちらからはほかのテントが壁になり中を伺えないため移動して中を覗いてみると、(裸の)気絶したアニェーゼを膝に抱き、(裸の)泣いているインデックスちゃんを前にしている上条がいた。

 

 あいつはこの前右手の説明をしてくれた時に幸運とかまで打ち消してると言っていたが、きっとそれはこういうイベントの糧となっているんだろう。

 呆れとともに張っていた緊張感もぷっつりときれ、テントに戻った俺は再び寝袋にもぐり強襲直前まで眠り続けた。

 

 

 


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