最凶の殺し屋は異世界でも余裕で殺しまくるようです!   作:希望の忍者

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表の七人の超人高校生と裏の一人の超人高校生

日本には、世界に名を轟かせる『七人』の高校生たちがいる。

 

──一人目は、中東の紛争地帯で、弱き民のため刀を振るう現代に生きる(さむらい)──

 

「クソッ!撃て撃て!撃ち殺せッ!」

 

「ダメです!速すぎて、あたりま、ぎゃあああ」

 

長い髪を靡かせた少女は風の様に戦場を駆け回り、兵士たちの戦列に斬り込むや、携えた日本刀を振るい、血の華を咲かせる。

 

混乱した兵士たちは少女目掛け銃を乱射するが、少女には掠りもせず、弾は仲間に当たる。

 

「……ば、ばかな……。全滅だと!?銃火器で武装した中隊が……、あんな刀一本しか持ってない小娘相手に……!?」

 

青ざめながら冷や汗を掻く指揮官に、少女は怒りに燃える双眼を向け、小さく叫ぶ。

 

「武器も持たぬ女子供を銃と暴力で嬲り者にする畜生ども、貴様らが如き外道を一条の剣は許しはせぬ」

 

「ヒ、ヒィィィ!」

 

「斬り捨て、御免(ごめん)──!」

 

彼女の名は一条(いちじょう) (あおい)

 

高校生にして世界最高の剣豪である。

 

 

刀一振りを手に銃弾飛び交う紛争地帯を駆け抜け、近代兵器で武装した敵を蹴散らす様は、空想の中から飛び出してきた英雄そのものだ。

 

 

「銃器を持つ畜生どもだけか…例え()()()()()が相手でも、一条の剣で返り討ちにし、外道を斬る!」

 

 

 

──二人目は、葵の居る戦場近くのキャンプで難民の治療にあたる医者──

 

「いたいぃぃ!ああぁああ!しぬぅぅう!」

 

「痛っ!足、しっかり押さえて!」

 

「は、はい!」

 

「うふふ。撃たれてそれだけ暴れるなら大丈夫そうですわね。ですがこのままでは処置できません。麻酔で大人しくして貰いましょう」

 

「先生!このキャンプにはもうモルヒネはありませんが……!?」

 

「必要ありませんわ」

 

そう言うと、白い白衣を患者の返り血で鮮やかな紅い斑模様にしている少女は針を出し、それを診察台の上でのたうち回る患者の首筋に刺し、軽く指で弾いた。

 

瞬間、今まで痛みに暴れまわっていた患者が恍惚の表情を浮かべ、意識を失う。

 

「こ、これは……っ」

 

「針で脳内麻薬エンドルフィンの分泌量を操作しましたの。麻酔時間はキッカリ八時間。……銃弾の摘出と縫合は貴方たちでも処置できますね?」

 

「は、はいっ!」

 

「では軽症の患者には片っ端から針で麻酔を施していくので、後の処置はお任せします。重症患者はわたくしが処置しますわ。ああ、あと葵さんを迎えにいくついでに転がっている兵士の死体をいくつか持って帰ってきてくださいませ。輸血用の血と移植用の臓器が欲しいので」

 

「い、いいんですか先生。そういうのは倫理的(りんりてき)に……その」

 

青ざめた顔で問いかけるNGOの職員だが、血塗れの少女は、血飛沫(ちしぶき)と悲鳴が木霊(こだま)する地獄のような難民キャンプの中でも崩れない温和な笑顔で言葉を返す。

 

「いいに決まっているじゃないですか。倫理感(そんなもの)よりわたくしのほうがずっと多くの命を救えますもの」

 

彼女の名は神崎(かんざき) 桂音(けいね)

 

高校生にして世界最高の医者である。

 

 

彼女の医術に治せない病はなく、彼女にとって寿命という概念は限りなく希薄[きはく]だ。

 

 

「例え、猿飛さんから聞いた()()()でも私は命を救ってみせますわ。」

 

 

 

──三人目は、海を越えた自由の国、その象徴の前に浮遊する怪人──

 

シルクハットとマントを纏[まと]い、ぎらつくアイマスクで顔を隠した怪人が、布で覆い隠された自由の女神像の上空を浮遊し、ステッキを振るう。

その動きに合わせ周りのヘリコプターが布を引き上げると、……そこにあるべき女神像がなくなっていた。

この事態に、ニューヨークに集まった観衆は騒然となる。

 

「お、おいおい嘘だろ!?」

 

「オーマイガ!自由の女神が、いなくなっちまった!」

 

『な、なんということでしょう!米軍と軍事衛星の警戒網をすり抜けて、プリンス暁、自由の女神を消し去ってしまいました!これには挑戦者オバラ大統領も茫然自失ッ!』

 

拡声器から響くナレーターの声に、怪人はマントを翻し、幼さの隠しきれない声音を無理に歪めた不敵な作り声で笑う。

 

「フーハハハ!我が魔術にはタネも仕掛けもありはしない!軍隊だろうが衛生だろうが我が魔術は止められぬ!なんならホワイトハウスも消してくれようか?」

 

彼の名はプリンス(あかつき)

 

高校生にして世界最高のマジシャンである。

 

 

透視、念力、瞬間移動、空中浮遊。何でもこなすイリュージョニスト。一夜で百億円を稼ぐ

彼のイリュージョンは、同業者ですらそのタネを見破ることができない。

 

 

「(そう言えば、忍ちゃんから()()()について聞いていたけど、あらゆる噂を調査する忍ちゃんが掴めない噂なんて……怖いな、タネを明かすために殺し屋に依頼されたりしてたらどうしよう。)」

 

 

 

──四人目は、薄暗い研究室ラボに引き籠る少女──

 

『リンゴちゃんリンゴちゃん!」

 

「ん〜……なぁにクマウサ。今、生体金属の細胞分裂プログラムを最終調整しているところだから、集中させて欲しいんだけど……」

 

『そんなことしてる場合じゃないクマ!もう約束の日の二日前クマ?みんなを乗せる飛行機のチェックもあるからそろそろ地球に降りておかないと間に合わないクマ!』

 

「あ、そっか。ここだと昼も夜もないからうっかりしてた」

 

そう言うと少女は大きなゴーグルを外し窓の外を見る。

 

そこに広がるのは星の海と……大きな青い惑星、地球だ。

 

ここは衛生軌道上に少女が作った個人宇宙ステーションなのだ。

 

『しっかりして欲しいクマー。一つのことに夢中になりだすと周りが見えなくなるのはリンゴちゃんの悪い癖クマ。直した方がいいと思うクマ!』

 

「むー。いいじゃない。それが分かってるからマネジメントAIであるクマウサを作ったんだから。私がしっかりしたらクマウサはアンインストールだよ?」

 

『クマ!?そ、そそそれは困るクマ!リンゴちゃんはずっと今のままゆっくりしてていいクマ!」

 

「ふふ。冗談だよ。……じゃあクマウサ、日本の種子島に着港してくれる?」

 

『クマ!お安いご用クマ!』

 

AIの操縦で宇宙ステーションが大気圏突入形態に変形し、ゆっくりと動き始める。

 

「……司さん……元気かなぁ」

 

 

彼女の名は大星(おおほし) 林檎(りんご)

 

高校生にして世界最高の発明家である。

 

 

世界数世紀先を行く頭脳を持ち、『小型核分裂炉』や『液体金属』『放射線廃棄物の完全無害化』といった、今世界を支える科学技術の全てを一人で生み出した。その頭脳の価値はもはや国家戦略レベルであり、常に各国のエージェントに身柄を狙われているため、殆[ほとん]どの時間を自作した宇宙ステーションの研究室で過ごしている。

 

 

『そう言えば、リンゴちゃん!忍ちゃんから()()()について注意してって言われているクマ。忍ちゃんが掴めないなんて、危険度MAXクマ!絶対に注意するクマ!』

 

「わかってるよクマウサでも、私を殺すことなんてあまりメリットにならないんじゃないかな?各国のエージェントを使って国家戦略にしようとしている理由(わけ)だし。それに皆んなと一緒にいるから大丈夫だよ。」

 

『だといいクマ。』

 

 

 

 

 

──五人目は、ラスベガスの夜景を一望できるレストランで美女と会食する少年──

 

「ケリー。全米が夢中になっている君の微笑みを独占できるなんて、ボクは幸せ者だよ」

 

「本当にそう思ってる?」

 

「もちろんさ。君の美しさに嘘なんてつけないよ。ハニー」

 

「……そう思うなら電話はやめてもらえないかしら」

 

ジロリと、今全米の男性を魅了している若手女優が不機嫌さを隠さずに少年を(にら)む。

 

それもそのはず、もうオードブルが運ばれてきているというのに、少年は幾つものスマートフォンを魔の前の机の上に並べられ、耳に付けたインカムで話しているのだから。

 

「オゥ、ソーリー。許しておくれよケリー。今ちょうど日本の市場が勝負所でさ。目を離すことが出来ないんだ、っと失礼。……あぁ、そうだ。東レゾは買いだ。心配すんな。荒巻頭取は東レゾを見捨てられねえのさ。

義理と人情ってやつだ。稟議(りんぎ)は必ず通る──っと、

ちょっとまて。猿飛(さるとび)からだ。ああ切らなくていい。つないだまま少し待ってろ。……なんだ?あ?融資が決定した!?追加百億円?ハハッ!オーケーオーケー!何もかもこっちのヨミ通りでつまらねぇくらいだ!ん?ああわかってる。この礼はちゃんと例の企画で返す。予定もちゃんと組んでるから安心しろって。じゃあな。──よう聞こえたか?な?言った通りだろ?あたりまえだ。俺を誰だと思ってる。ああとりあえず二千までは吊り上げろ。そっからは……ああ、頼りにしてるぜ。せいぜい()らしてやるこった」

 

そこで少年は長い会話を終わらし、インカムを外して彼女に白く輝く歯を見せて微笑む。

 

「ハニーいい知らせだ。たった今キリバスの別荘が転がり込んできたんだが、どうだろう。昨年の日の出を誰よりも早く迎えてみないかい?世界の先端を行くボク達二人には相応しいシチュエーションだと思うんだが……あれ?」

 

そこで少年は、先程まで目の前にいた女性がいなくなっていたことに気付いた。

 

「おーいウェイター。ここに女神がいたと思うんだが、どこに行ったか知らないか?」

 

「ケリー様なら『彼は私の笑顔より電話先のユキチフクザワに夢中な尻穴野郎なのよ』と、泣きながらお帰りになられましたよ」

 

「……そりゃひどい話だ。今日無理矢理予定を入れたのは彼女のほうなのに」

 

「失礼ながらケリー様はお試しになったのでは?」

 

「試す?」

 

「ええ。わがままを言うことで真田(さなだ)様が、自分をどれだけ愛してくれているかを」

 

なるほど。そうかもしれないと少年は納得する。

 

「なるほど。それはそうかもしれないな。お互い仕事が忙しい者同士分かり合えると思ったんだが、そうもいかねぇか」

 

「ところで真田様」

 

「なんだ?」

 

「お食事は二人分お持ちしましょうか?」

 

「……面白い冗談だ。大阪(ほんば)仕込みの

ツッコミ(鉄拳)が飛ぶ前に失せろ」

 

彼の名は真田(さなだ) 勝人(まさと)

 

高校生にして世界最高の実業家である。

 

 

実父の死後、未曾有(みぞう)世界恐慌(せかいきょうこう)の中、悪魔じみた先見の明で投資企業や建設業を初め数多(あまた)の事業を(ことごと)く成功させ、わずか数年で死に体だった真田グループを立て直した天才。今や地球上に流れる財の約三割に、彼の息がかかっているとすら言われている財界の魔王(エコノミックエンペラー)である。

 

 

「そういや、猿飛から聞いていた

()()()……俺の財界に手を出している様子はないな。だが、用心しておくか。」

 

 

 

 

 

──六人目は、車を降りた途端、銃を向けられた少年政治家──

 

「愛と慈しみのある日本の為にィ!」

 

直後、乾いた音が大通りに響き、アスファルトに血と脳漿(のうしょう)がぶちまけられる。

 

だが、ぶちまけたのは少年ではなく、少年に銃を向けた男のものだった。

 

襲撃者を撃退したのは、少年の(かたわ)らに立つ長身の男性。

 

所謂SPという彼は銃を懐にしまうと、淡々と周りの者に命令する。

 

衆目(しゅうもく)がある。早急に片付けてくれ」

 

「は、はい!」

 

「迅速な対応ご苦労。(チャン)首席秘書官」

 

往来の通行人たちが悲鳴を上げる中、守られた少年は長身の男に(ねぎら)いの言葉をかけた。

 

「総理がすぐに私の後ろに避難し、射線を開けてくれたおかげです」

 

「優秀な教官殿の指導の賜[たまもの]さ」

 

「ご謙遜を。この程度の襲撃者、総理一人で撃退できたはず。……私に仕事を与えてくださったのでしょう」

 

「さあ。どうだろうね」

 

薄く笑うと、総理と呼ばれた少年は長身の男を引き連れて、車を止めたビルに入る。

 

「あの者は友愛党の者でしょうか?」

 

「だろうね。おそらく国防予算増額への抗議だろう。彼らの主張、平和憲法に基づく自衛隊の即時解体と真逆の方向に私は舵を切ったからね。これから二年前の就任時以上に、こういうことが多発するだろう」

 

(おろ)かしい話です。自分が悪意ある者に利用されている自覚はないのでしょうか」

 

「別に平和の為に武力を放棄しようという発想自体はそこまで的を外したものではないさ。それを我が国だけでなく、全世界全国家に対して主張するならね。だが彼らは日本にだけそれを要求している。それでは私としても彼らの熱意に応じようがない。……私たちは国民の生命に対して責任を負っている。有事の際に彼らを守る用意がありません、では話にならない」

 

(おっしゃ)る通りです」

 

「……まぁ、私が彼らに言えることは、当たり前のような今日という日の平和の値段は、彼らが考えているよりもずっと高いということだけだ。ましてや彼らが望む恒久的な平和ならなおのこと。少なくとも、ベレッタ一丁と私の命一つで買えるような代物ではないよ」

 

そう言うと少年は一度、自分たちが入ってきた入り口を振り返り、“氷炎魔眼(ヘテロクロミア)”と称される左右で色の違うオッドアイの瞳を細めた。

 

そんな時、少年のプライベート用の携帯電話が鳴る。着信相手は彼の数少ない友人と呼べる者だった。

 

「もしもし。どうしたのかねシノブ…例の()()()についての報告か?」

 

少年の名は御子神(みこがみ) (つかさ)

 

高校生にして総理大臣を務める天才である。

 

 

公職選挙法改正後、日本初の首相公選制選挙にて九十二パーセントという圧倒的な支持率で総理大臣に就任。未曾有の世界恐慌の中、前政権の悪政により極端に悪化した日本の福祉(ふくし)治安(ちあん)

そして経済を僅か二年で立て直した。もっともそのめざましい実績の代償として多くの憎しみを買い、

今世界で一番暗殺者の標的にされている人間である。

 

 

「(それにしても、シノブが少ししか掴めない噂の()()()が私を殺しに来ないのは、解せない。もし依頼されているなら、スグにでも殺しに来る筈なのに。)」

 

 

 

 

 

──七人目は、東京スカイツリーの頭上に居る報道腕章をつけた少女

 

少女は人間離れした視力でスカイツリーの頭上から先ほどの襲撃現場を見下ろし、手にしたスマートフォンに語りかける。

 

「いやーなんか今また襲撃されてたから、大丈夫かなーって思って、それと、例の()()()については全く掴めてないの。」

 

『風の音が強いな……。また勝手に登っているのかね。それにしても、シノブが掴めない噂があるなんてな。』

 

「ここからだと東京全部が丸見えだからねぇ。スクープを探すには便利な訳さ、今みたいに……掴めない噂は、

私としてはジャーナリストとしてのプライドが許さないんだけどね!」

 

『仕方のないやつだ。まぁ……優秀な秘書官のおかげで無傷だよ。君の企画に支障は出ないさ……引き続き、()()()の情報を頼むよ』

 

「にゃはは。そりゃーよかったよかった。うんそれが聞きたかったのさ。うん!引き続き、()()()についての情報を調べておくよ。」

 

『あぁ、頼むよ。』

 

「お安い御用さ♪」

 

『君も気おつけておけ、得体の知れない()()()だ充分に注意しておけ。………もう会議場に着く。そろそろ切るぞ』

 

「うん!わかってる!じゃあ明後日、成田空港に集合。忘れないでよね?」

 

『心得ている』

 

その一言を最後に司との通話を終え、少女は立ち上がるや否や、まるでプールに飛び込むような気安さで六三四メートル上空から地面に向かって飛び降りた。

 

「ニンニン♪集まるのは中学以来だよねー。楽しみ♪」

 

だが、少女は首に巻いたストールをパラシュートのように広げ、それで風を掴み、空を飛んだからだ。

 

彼女の名は猿飛(さるとび) (しのぶ)

 

猿飛佐助を先祖に持つ忍者の末裔にして、世界最高のジャーナリストである。

日本はもちろん世界中の政財界からご近所の噂に至るまで、彼女の諜報力(ちょうほうりょく)に察知できぬスキャンダルはなく、暴けぬ犯罪もまた一つもない。

()()()()()()()を除いては・・・・・・

 

 

「本当に・・・・気になってなんだけどな〜。裏世界に世界最高最凶の『殺し屋』がいるって噂……

私が掴めない噂があるなんて悔しい!だけど、皆が狙われなきゃいいけど、まぁ帰って来てから調べてみようか♪」

 

 

──以上、いずれも高校生レベルに止まらない才覚を持つ()()の少年少女。人々はその卓越(たくえつ)した能力への敬意(けいい)畏怖(いふ)を込めて、

彼らを《超人高校生》と呼んだ。

 

 

 

 

 

しかし、この七人はあくまで、()()()()()()()()()()()()()で……実は、()()()()()()()()()()()()()()がいた。

 

 

 

 

 

 

──裏側の最後の一人は、脚まであるフード付き黒のロングコートを着ていて、その姿は『死神(しにがみ)』を

想わせる姿をしている者──

 

 

地下通路で逃げている任務対象(殺す相手)を追っていた。

 

 

「はぁ~…はぁ〜…こっ此処なら()()追ってわ来られないだろう。俺様はどんな犠牲をはらってもこんな所で死ねn・・・・・」

 

 

追われていた男の言葉は続かなかった何故なら、首が胴体から斬り飛ばされたからである。

 

 

「抹殺……完了。任務は果した。行くか・・・・」

 

 

彼の通った道には先程殺した男の手下と思われる沢山の者達が、斬り殺されて無惨(むざん)な姿となり、道は血の池となり、

それまるで……黄泉へと(いざな)う血の川のようである。

 

 

彼の名は鬼灯(ほおずき) (あきら)

 

高校生にして()()()では()()()()()()()()()()である。

 

 

彼は、幼い頃から自身は殺す才能があると自覚し、ある事を信じていた。それは……『殺せば皆死(みなし)ぬ』そこからは、彼の天職であった。あらゆる職業に潜り込む為に知識や技術身や身のこなしや仕草をあらゆる術を取り込み、全てを殺す事に注いだ。

彼が殺す相手は、人の人生を弄び食い物にする様な人を人と思っていない人の皮をかぶった奴等を殺す対象にしている。

例え、未踏の地でも難攻不落の場所に隠れた人間の皮をかぶったクズ共を必ず殺す。

彼には特殊な……異質とも言える体質があった。それは・・・・

殺す際に、感情が高ぶると瞳孔が縦に鋭く瞳が深く(あか)い瞳の禍々しくも美しさを持つ“龍の目”という名に相応しい目になる事である。

裏の世界からは、様々な異名を持つ。『毒龍』『毒蟲』『悪魔』『死神』『滅ぼす者』中には『冥府の門(タルタロス)』『地獄の番犬(ケルベロス)』『終焉の獄狼(フェンリル)』『天災(タナトス)』『混沌(カオス)

暗黒の闇(ダークネス)』と呼ばれている。

 

 

「そう言えば、表側の世界最高の超人高校生等は…中学の同窓会で大星発明家の造った自作飛行機でどっか行くんだな・・・・まぁ、その飛行機で全員抹殺もアリだけど、奴らは表側の世界の人間達の未来・希望・願いそのものだからな。出来れば殺したくは無いし、出会いたくも無いし

……そもそも俺には関係無いしな。」

 

 

 

そしてある日──、表側の七人の超人高校生が乗り合わせた飛行機が、太平洋上で消息を絶った。

 

必死の捜索も(むな)しく、飛行機の残骸一つ見つからない。彼らは……海の水底深くへ消えてしまったのか。

否。そうではなかった。

この時すでに、一つの物語が動き出していたのだ。遠く、

太平洋の水底よりも遠く離れた場所で─────

 

 

そして、乗り合わせた飛行機が消息を絶った同時刻。

裏側の一人の超人高校生の殺し屋に突如と光り輝く物からの声により、とある依頼がきた。

『世界を救って欲しいと・・・・』

最初は、自身にメリットもないため断ったが、

とある光り輝く物に、前払いとして渡された魔術的チカラ……殺しの武装を空間にしまえるという。便利な能力(チカラ)

その名は、『換装(かんそう)

もう一つは、自身の細胞単位で変化でき……男にも女にも変身し、自身の体を武器と出来る能力(チカラ)

その名は『変身(トランス)

 

それを受け取った殺し屋は、依頼を受けた。

そして光り輝く物は突如と強い光を放ち、()()()は・・・・異世界の遥[はる]か上空へと飛ばされてしまった。

 

 

 

そして、裏側の超人高校生である()()()は異世界でも、人の皮をかぶったクズどもを殺しまくる。




本当は、フリガナがルビを振りたいのですが、
携帯投稿なので、やり方がわからないんですが、
この間調べて、何とかわかりました!!!

深く紅く禍々しくも美しさを持つ瞳は、『HUNTER×HUNTERの』“緋の目”の瞳孔が縦に鋭い感じである。名前を“龍の目”に変えただけである。

換装(かんそう)はFAIRY TAILのキャラのエルザ・スカーレットの魔法です。

変身(トランス)はToLOVEるのヤミの能力で、次第に能力の制度上げて行きます。精神の中へ入る事もね。
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