東方異血姉   作:エンゼ

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 訳が分からない部分があるかと思いますが、許してください。
 それではどうぞ。


第一章 幻想入り前
第一話 養子の長女


 Side:???

 爽やかな風、豊かな森林。その自然豊かな環境に私は倒れていた。その時私が感じていたのは空腹、ずっと飛び回っていたことによる疲れ、全身の痛みだった。もう死ぬのかと思っていた時、私は私以外の声が聞こえてきた。

 

「この子は...まだ子供だな」

「えぇ、この子、吸血鬼です。羽も普通ですし、魔力が大量にあります。一族の跡取りになるには相応しいんじゃないかしら」

 

 正直何を言ってるのか分からなかったが、私のことを気遣ってくれているっぽかった。...まぁあり得ないんだけど。すると突然、先ほどの疲れがピークに達して、私は意識を落とした。

 

 

 

 

 Side:エレナ・スカーレット

 

「今日からお前は私達の娘だ。エレナ・スカーレットと名乗りなさい」

 

 意識を取り戻した私のそばにいた男の人が言った。この見た目豪華そうな部屋、ふかふかなベッド...詰まるところ、私はこの人に拾われたってところかな?

 

「あの...貴方は?それとここは...」

「私はヴラド・スカーレットという者だ。今日からの父親となる。『お父様』と呼びなさい。そしてここは我がスカーレット家の家、紅魔館だ。これからお前の家でもある」

 

 父親、そう言われた私は理解が追いつかなかった。何せ私は今の今まで迫害され続けて来たからだ。いきなり優しくされても混乱するだけだった。困惑していると部屋の扉から女の人が入ってきた。

 

「あらあら、起きたのですね」

「あぁ、今さっき自己紹介をしたところだ」

「では私もしなきゃですね。初めまして、私はエリザ・スカーレットといいます。エレナ、今日から貴女の母となる者ですよ」

 

 今度は母親まで出てきた。...はぁ、あまり深く考えないで流れに従ってたほうがいいかもしれない。

 というかお腹空いてきたな...そういえばここ2年くらいまともな食事をしてきてないような...

 

「む、そろそろ食事の時間だな。エレナ、ついてきなさい」

 

 それを察したのかヴラドさん...いや、お父様が私に手を差し出す。よし、まずは食事だ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 お父様、お母様に拾ってもらって3年ぐらいは経った。私はスカーレット家の養子という存在だが、お父様とお母様はそんなの気にしないと言わんばかりに可愛がってくれた。その環境のせいか私の中にあった人を信じられない心みたいなのが少し薄れた気がする。お父様、お母様には感謝してもしきれない。

 でも、スカーレット家には先天的にあるとされる『能力』に関してはどうにもならなかった。お父様は『蝙蝠を操る程度の能力』で、お母様は『あらゆるものの年齢を明らかにする程度の能力』らしい。程度ってなんだよ。因みにお母様の能力のお陰で私は現在8歳ということを知れた。私は正統なスカーレット家の子供ではないので、『能力』は無い。なので私は『能力』に関しては諦め、『魔法』に手をつけた。幸い私には魔法を使うのに必要な魔力って言われるのが大量にあるらしい。私は片っ端から紅魔館の図書館にある魔法の本を読んだ。その様子をお父様に見られた時に

 

「エレナ...よくそんなのを読めるな...私には理解出来ん本ばかりだよ」

 

 と、苦笑いで言われた。あれ、私がおかしいの?これくらい普通だと思ってたんだけどな...

 因みに私が習得したなかで最も使いやすいのは『幻術魔法』と『身体強化魔法』だった。他にも使えるのはかなりあるが、ここでは省略する。多すぎてめんどくさいからね、しょうがないね。

 

 お父様は私に訓練をしてくれる。飛行訓練だったり、戦闘訓練だったりだ。まぁ飛行に関してはここに来る前に飛びまくっていたから結構出来るが、戦闘に関してはきつかった。お父様がいつも相手になるのだが、経験の差が大きくて未だに勝ててない。魔法とかも多様してるんだけどまだまだだ。

 

「...やはりお父様は強いですね。まだまだ修行しなきゃですね」

「いや、エレナも最初と比べ、かなり強くなったぞ。これではいつか追い付かれてしまうな」

 

 ハハハと豪快に笑うお父様。あぁ早く強くなりたい。お父様やお母様を守れるようになりたい。それだけを目標に私は今日も鍛える。

 ...まぁ、お父様を越えるにはかなりの時間が必要になるだろうけど。

 

 

 




 短いやつを定期的にポンポン出す形になると思います。何か疑問点などありましたら感想等に記載していただけると助かります。
 次回もよろしくお願いいたします。
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