いつもの事になってますが、遅くなってしまい申し訳ありません。
本当にペース上げたいとは常々思ってはいるんです。
思っては…………
想像しただけで文章出来上がる機械とかないですかね……
吸血鬼
「まずい事なった」
『窓のないビル』の赤い液体の入った円筒の筒の中でどこまで本気なのかも分からない調子でアレイスターは言っていた。
そのアレイスターの向いで立ち話をしているのは魔術師であるステイルだった。
「【
「いるかどうかも分からない『ある生き物』を殺す能力の有する少女が監禁されている。能力だけなら問題ない。この街で起きたこの住人の事件ならいくらでも解決・隠蔽出来る。厄介なのはこの事件に魔術師が関わった事だ」
「魔術師ですか・・・」
「その気になれば魔術師の一人や二人潰すのは容易い。問題はそういう所ではなく、
学園都市にしても
仮に『超能力』を統べる学園都市が『魔術師』を倒すと言い張れば良い顔はしないだろう。
それぞれの技術が漏れていく可能性があるからだ。
「君を英国から呼び戻したのもつまりはそういうことだ」
「・・・なるほど。魔術師の僕が魔術側に人間を潰す分には何も問題がない、という訳ですか」
ステイルの発言にてこちらの要件確認は終わったのか、アレイスターは返事をせずに次の話を続ける。
「それで、問題となる『戦場』の縮図だが・・・」
アレイスターがそう言うと暗闇に直接映像が浮かび上がった。
ステイルにはどんな技術なのかは全く理解出来なかった。
故に独占された技術なのである。
なので、ステイルは深く考える事はせずに浮かび上がった見取り図に意識を向けた。
「建設時の設計図と、衛星の各種映像から内部を分析した。魔術的な仕組みは不明。
「・・・」
「『三沢塾』というものに対しては少々特殊な環境にある」
アレイスターが言うには『三沢塾』は学園都市の特有の学習法を盗むための企業スパイ色が強い進学塾との事だった。
ところが半端に能力開発をかじり、科学崇拝とういべき新興宗教じみた考えに囚われ、結果として【吸血殺し】と呼ばれる少女を監禁するに至ったのだ。
「しかし、なんで『三沢塾』は【吸血殺し】を監禁なんてしたのでしょう?」
「特に【吸血殺し】自体には執着しているわけではなく、単に『この世に一つしかない、再現不可能な能力者』であれば誰でも良かったようだ」
「?」
「
その説明も聞きステイルはそれはそれでおかしな話だと思った。
レアな能力がステータスである。それについては学園都市のルールとしても、こんな科学まみれの街でオカルトまみれな『ある生き物』など信じられないだろう。
「とにかく希少価値がある、というのが重要なのだろう」
ステイルの考えが顔に出ていたのかアレイスターはそう付け足した。
「・・・」
ステイルは改めて見取り図を眺めた。
建物の中が『魔術的に』どこまで大改装されているか窺えない。
つまりはどんな危険がどの程度あるかが分からないということだ。
今回の仕事は生きるか死ぬかの事だろう。
手慣れたものではあったか、ステイルに緊張が走っていると・・・
「心配しなくともこちらからも手を貸そう」
アレイスターは相も変わらず感情が読めない声で淡々と告げていた。
「
それを聞きステイルは一人の少年が思い浮かんでいた。
「【
「問題ない」
アレイスターは即答した。
「あれは
ステイルは内心毒づいていた。
あの【幻想殺し】が
確かにステイルに直ぐに見て分かる仕組みではないだろう。
ましては量産などの類も無理だろう。
しかし、それは学園都市も同じであって欲しい。
そう思わざる得ないほど稀有な能力なのだ。
その【幻想殺し】を目の前の人間はぞんざいに扱う。
まるで
「・・・【吸血殺し】」
ステイルは相手に考えが悟られないよう話を続けた。
「そんなものが、本当に存在するのですか?もし本当に存在するのであれば・・・」
「この世界に『ある生き物』の存在証明してしまう」
「吸血鬼・・・」
『吸血鬼』
絵本などでは良く見られる存在であるが、『十字架』や『陽の光』があれば大丈夫という易しいものではなく、それ単体が核爆弾に匹敵すると言われている。
「ふむ・・・
「・・・失礼しました。それでは私はここで」
そう言いステイルはこの場を後にした。
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ステイルがいなくなった『窓のないビル』の中・・・
「さて、これで状況は理解出来たか」
「・・・一応は・・・」
そう言い、結弦が姿を現した。
「しかし、隠れて聞いていて良かったんですか?」
「問題ない。お互いの核心に迫るような事は言っていない」
「・・・それで自分に今の話を聞かせて何をしろと?」
結弦はアレイスターからの呼び出しがあったため、来てみれば姿を隠してしばらく見ているように言われたのだ。
いまいち状況が掴めなかったが言われた通り能力で姿を隠して少しするとステイルがやって来て先程の会話を繰り広げられたと言う訳である。
「仕事を依頼したい」
「自分にも魔術師退治をしろとでも?」
「いや、それは先程の魔術師と【幻想殺し】が行うだろう。そもそもそれでは魔術師に依頼した意味がない」
「そうでしたね。では何を?又、
「それもないとは言わないが、今回はこの一件自体の観測だ」
「この一件自体ですか?」
「ああ、先程も言ったが今回の一件はこの街において魔術師が事を起こしたのが問題だ」
「みたいですね」
「ならば、その事の顛末は把握しておかないといけない」
「その観測という名の見届け人をやって欲しいと?」
「そういうことだ」
結弦は目の前の人間の本心は分からない。
今回学園都市で魔術師がを起こしたのが問題だというが、そもそも事前に防ぐことは出来なかったのか。
学園都市内部の事を知るだけであればそもそも
結弦はそう考えているし、以前聞いた際も否定はされなかった。
ならば、ここまでの事になる前に何かしらの手は打てたのではないか。
打てたならばどうして今まで放置し、このタイミングで解決を図ったのか。
疑問はいくつもある。
しかし、その疑問を解決するにはまだ情報が圧倒的に足りない。
目の前の人間に対抗するだけ情報が・・・
ならば・・・
「分かりました、今回の依頼もお受けします」
「そうか、今回はこちら側の貴重の能力者が現場には多くいる。そちらとしても無視できない状況にもなるかもしれないが、くれぐれも自身の立場を忘れない事だ」
「上条当麻もいるし大丈夫ですよ」
「間違っても魔術師自身と戦うような事はしない事だ」
「・・・肝に銘じておきます。しかし、魔術師の次は吸血鬼ですか。本当にいるんですか?」
「私に聞かれた所で答えられないが、【吸血殺し】は実在している」
「故に存在するか・・・」
「さて、【吸血殺し】が吸血鬼の存在を証明するのであれば、【幻想殺し】は一体何を証明してくれるのだかね」
この吸血殺し編ですが、とあるを書く以上避けては通れない要素に挑戦する予定です。
うまく書けるとは思えませんが、無事伏線も張れたので頑張ります。
前々から言っていた作品自体について活動報告にて書きました。
興味があればご覧ください。
正直理想まで書ける自信はありませんが、何かしらの形で完結まではいきたいとは考えてます。
とは言え、可能であれば理想まで書きたいので、そのためにもペース上げたいのですが、隔週更新になってますね。
これ以上は遅くならないようには頑張ります。