主題歌とかは別の方が歌うであろう事は予想してたので、そこは全然気にしてなかったのですが、一点だけ思った感想がありました。
テッラどうした?ww
この感想を持ったのは自分だけではないのではないでしょうか。
「良くくっついたもんだね。君の身体って実は以外とファンタジーだったりする?」
カエル顔の医者が心の底からの感想を述べていた。
「って言うか、くっつけたのは先生でしょ?」
アウレオルスの
幸いと言うべきかあまりに綺麗に切断されたため、細胞等は傷ついていなかったらしい。
故に現在固定のためにキプスこそ付けているが、問題なくくっついたらしい。
それを成し遂げる辺りは流石【
「しかし・・・」
その医者が今度は少し呆れ気味の調子で・・・
「一〇日の内に二度も入院して来るなんて、看護師さんの間でも流石に噂になっているみたいだね・・・もしかして君ナース属性の人?」
「何ですかそれ?そんなもんのためにわざわざ腕を切る訳ないでしょ」
「なんだ、同好の士じゃないのか」
そんな事を言い残し、医者は病室を出て行った。
「・・・まさかナース目当てで医者になったとかじゃないよな」
「う~ん、見かけよらず名医なんだな。あの医者」
「らしいな・・・って普通に入ってきたな、お前は」
そんな
「日和るつもりも馴れ合うつもりもないが、事の顛末くらいは伝えておこうというついでに形だけもお見舞い来てあげた人間に対しての反応ではないな」
そう言うステイルの手には見舞いの果物が握られていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(何とも言えない光景だな)
結弦は依然と同じように隠れて
別にそれ自体は至って普通の光景だが、二人の関係上から見れば、何とも言えない所だろう。
「・・・」
「どうした?・・・あの竜の事か?」
竜とはアウレオルスが気を失う際に
「あれが、アウレオルスが最後に感じた絶望の形だったんだろうね」
アウレオルスの
あの最後に出現したドラゴンはその
「・・・アウレオルスはどうなったんだ?」
「・・・アウレオルスは
「・・・そうか・・・」
「三沢塾も閉鎖される事になったそうだ」
「・・・」
ステイルから事の顛末を聞いた
そんな中、口を開いたのはステイルだった。
「一応今回の件は礼を言うつもりではあったが、よくよく考えるとなんか馬鹿らしいんだよね。君がやった事って結局はアウレオルスを自滅させただけなんだから」
「ふん。この
「激痛で感覚が麻痺していただけだろう。アウレオルスが鍼を使って自身をハイににしていたのと同じようなものさ。そもそもあれが君だけの力だと思っているなら大間違いだよ」
「・・・どういう意味だよ?」
「いくら君が演技したからってそんなすぐに効果が出ると思っているのかい?」
「は?」
「理解が追いついてないようだから分かりやすく結論を伝えようか。僕が魔術を用いてアウレオルスの目測をずらしたんだよ」
それを聞き結弦は納得がいった。
ステイルの言う通り、
その答えがこれだった訳だ。
「えっ!?って事はお前が何もしなければ・・・」
「今頃君は死んでいただろうね」
そう言いながら、皮がむけ終わり、一口サイズに切り終わったリンゴをステイルは
それを見て、
「・・・それでもあんな奴とは一緒にするな!女の子一人救うためにおかしな魔術を身に付けて、居るかどうかもわからない吸血鬼なんかに・・・」
「・・・三年前のパートナーか・・・」
(やっぱり複雑だろうな)
「とうま~~~」
病院の外から
(この声はインデックスさんか・・・)
結弦がそう思った次の瞬間、病室の窓が開き、ステイルがいなくなっていた。
(やっぱり顔は合わせづらいのか)
結弦がそんな事を考えながら、ふと笑みを浮かべているとインデックスが病室へ入って来て
「とうま!」
「な、何?」
「今回はあいさのために戦ったんだって?」
「あ、あいさ?」
「あ、ああ。あの電波系エセ魔法使いね。ってお前それ誰に聞いたんだよ!」
「決まってるんだよ」
「電波・・・じゃない」
「姫神!?」
先程の
「あ~いや~何でお前がインデックスとここに?」
「一緒にお見舞いに来たかった訳じゃないんだよ。ただあいさがどうしてもお礼がしたいって言うから」
「どうして・・・」
「どうして、たった一度ファーストフード店で知り合っただけの私のために・・」
「助けるのに理由なんていらねぇだろ」
即答だった。
まるで人として当たり前の事をした。
そこに疑問の余地もないかのように・・・
(理由は要らないか・・・それは同感だけど、即答とは・・・)
結弦は素直に関心していた。
結弦も基本的なそう言った部分での価値観自体は似ている。
しかし、結弦の場合少なからず計算が入るが、
行う行動は同じであってもその本質が大きく異なる。
だからこそ、羨ましくもあった。
自分もそんな風に出来たらどんなに良いことかと・・・
「そうだ、とうま!」
「うん?」
「二人で話し合った結果あいさは教会で預かる事になったんだよ」
「教会?・・・おい、ちょっと待て。それって『歩く教会』の教会ってオチじゃないだろうな?」
「あっ!ちょっとスフィンクス」
「痛っ!つうか病院に猫連れ込むな!」
そんな光景を見て静かに微笑む結弦と
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「やっぱりいないか」
結弦は
先程インデックスから逃げるように病室を出て行ったステイルを追ってきたのだが、もう既にすぐ見つかる場所にはいなかった。
以前と同じように探す事も可能であるが・・・
「一先ずはクロウリーさんの所かな」
今回結弦は
故に会ったところで大した話は出来ない。
あくまで様子を見に来ただけだった、あわよくば
「・・・」
結弦はふと周りを見渡した後、踵を返した。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「どう感じた?」
窓のないビルに到着し、今回の件をアレイスターに報告を終えた後のアレイスターの第一声がそれだった。
「それは何に対しての質問ですか?」
「そちらが感じた感想を聞いているだけだ。捉え方は任せよう」
「・・・実力不足は感じましたね。今回はどうにかなりましたが、運が良かったのもありましたしね」
結弦は今回アウレオルス=ダミーと戦った。
結果的には無事どうにかなったが、相手が冷静さを欠いていたことや戦闘場所など、結弦にとって有利と言える条件が重なった事が大きい。
例えば相手が冷静であれば、結弦の戦略に対応されていたかもしれない。
例えばコインの表裏もない場所で戦っていれば、壁や地面を純金に変換され逃げ場を失っていたかもしれない。
いや、そもそも戦う相手がアウレオルス本人や以前出会った神裂だったらその時点で終わっていた可能も十分にあったのだ。
「・・・クロウリーさん」
「どうした?」
「
「試練とはどうも誤解がありそうではあるが、『観測者』の話を出した際に成長の促進も伝えたはずだが?」
「・・・そうでしたね」
結弦が聞きたい本質は違ったが、これ以上は時間の無駄だと考え話を切り替えた。
「しかし、
「そうだな。
「・・・」
結弦は何かを考えているようであった。
「どうかしたのか?」
「いえ、何でもないですよ」
結弦はアレイスターに聞かれ、頭を切り替えた。
「そういえば今回の追加報酬でお願いしたい物があるんですが・・・」
アレイスターには現時点で敵わない上、こちらの考えがばれているのかも知れない。
しかし、だからどうしたと思う。
それならば、それを考慮した上で動くだけである。
アレイスターは様々な事を駒として利用するつもりのようだ。
確かに手の上で踊らされるだけのつもりはない、しかしだからといってアレイスターを悪いように利用するつもりはないのだから・・・
吸血殺し編終了です。
以前書いた毎日500字はなかなか難しいですが、地道に書くようにしてから結構楽になったので、この調子で頑張っていきたいと思ってます。
実はこの吸血殺し編の終わり方は変える構想もあったのですが、変えた場合と変えなかった場合のメリットとデメリットを天秤にかけたら変えない場合が良いと結論に至りました。
何を変える構想があったのかはお伝えする機会があればお話しますというか、話の中で触れそうな気もしますが・・・
このSSは原作既読推奨ではないので本編で触れない所は必要に応じて補足していくつもりなのですが、補足を忘れていた所があったので、『偽物』と『黄金錬金』のあとがきに補足を追記していますが、原作既読済みの方は読まなくても全く問題ありません。
また次もよろしければよろしくお願い致します。